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日本酒のフルーティーな香りはどこから?おすすめ銘柄ランキング

2024.02.25

最近では海外でもその美味しさを認められ、フランス料理店でも飲まれるようになった日本酒。もっと日本酒を知って、そのフルーティーな香りとつるりとした喉ごしを楽しんでみませんか?女性向けのフルーティーな日本酒をランキングにして紹介します。

  1. 日本酒のフルーティーな香りはどこから?
  2. 吟醸酒と純米吟醸酒の違いは?
  3. フルーティーな香りのおすすめ日本酒 6位 七賢 絹の味
  4. フルーティーな香りのおすすめ日本酒 5位 出羽桜 雪漫々
  5. フルーティーな香りのおすすめ日本酒 4位 新政酒造 瑠璃(ラピス)
  6. フルーティーな香りのおすすめ日本酒 3位 白楽星 生詰
  7. フルーティーな香りのおすすめ日本酒 2位 黒龍大吟醸 龍
  8. フルーティーな香りのおすすめ日本酒 1位 雪の茅舎
  9. 番外編フルーティーな低アルコールの日本酒①一ノ蔵ひめぜん
  10. 番外編フルーティーな低アルコールの日本酒②秀よし ラシャンテ
  11. フルーティーな日本酒をもっと飲んでみて!
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日本酒には普通酒、本醸造酒、純米酒、吟醸酒、大吟醸酒とおおまかに分かれていて、普通酒から大吟醸にかけて、日本酒用の米の精米の割合が高くなっています。これを精米歩合と呼び、パーセントで表示される数が少なければ少ないほど、よく磨かれた日本酒米を使って作られたお酒という事になります。フルーティーな香りは吟醸香とよばれ、吟醸酒あたりからこのフルーティーな吟醸香が強くなってきます。ではこの吟醸香はどうやって生まれるのでしょうか?
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よく、りんごやメロンの香りに似たと表現される吟醸香。これは「酢酸イソアミル」と「カプロン酸エチル」という化合物で、リンゴやメロンと同様、吟醸酒にも含まれている化合物なのです。だから吟醸酒はフルーティーな香りなんですね。この化合物は米が発酵する際に、過酷な状態であればあるほどたくさん生成されます。
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先ほど書いた通り本醸造酒よりも吟醸酒の方が精米歩合が低く、つまりしっかりと磨かれているので、米ぬかやでんぷんなどの栄養素が減るため、酵母にとって発酵が厳しくなってきます。この過酷な発酵を耐え抜くと先ほどの化合物が生成され吟醸香が発生するのです。
引用: https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcQn2j670-NHdHkf29tiRC_FDFa0-MBkCT6eZvBD40CX3Q7upXQ8

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吟醸酒も純米吟醸酒も精米歩合は60%以下と決まっています。かなり多く磨かれているため、過酷な発酵下、吟醸香の化合物がたくさん生成され、その上雑味の少ない日本酒になります。ただ、純米吟醸酒は原材料が、米、米麴、水だけでつくられたお酒に対し、吟醸酒はごく少量の醸造用アルコールが添加されているのです。この醸造用アルコールを加えることで日本酒ならではの濃厚さと酸味がプラスされ、スッキリとした味わいになります。どちらもしっかり磨かれたお米で作られているのでフルーティーな香りで、酢酸イソアミルのような化合物が豊富に含まれた吟醸香が楽しめます。
大吟醸と純米大吟醸も同様です。大吟醸の場合は精米歩合が50%以下。半分以上磨かれたお米は雑味が全くなく、すっきりとフルーティーな香りが漂う、至福の味わいに仕上がっています。これが吟醸香のもとである化合物をたっぷり含んだ純米大吟醸です。それに対して、大吟醸酒は発酵で生成された化合物にうまみの元とも言える醸造アルコールを程よい塩梅で配合してあり、極上な日本酒に仕上がっています。どちらも杜氏が発酵を研究してできた、最高に美味しいお酒なのです。ではここから、吟醸酒、大吟醸を中心にフルーティーで女性にぴったりのおすすめ日本酒をランキングで紹介していきます。
引用: http://naniwamasamune.com/hp/img/tukuri/01_kome.jpg
ランキング6位はワインで有名な山梨にある山梨名醸という蔵元で作られている、純米大吟醸です。雑味のないクリアな味わいに、銘柄のごとく絹のような滑らかな口当たり。甘味のある中辛口で吟醸香が豊か。女性向けの日本酒です。純米大吟醸なのに3000円台という低価格です。
こちらは南アルプスの甲斐駒ヶ岳の仙流水を使用して作られているので、すっきりと爽やかな口当たりです。食中酒としておすすめなのは、香りが邪魔しない程度に抑えてあるところ。2017年SAKE COMPETETION大吟醸部門で銀賞を獲得しています。
七賢 絹の味 純米大吟醸 720ml
価格
ランキング5位は酒のメッカ山形の蔵元の大吟醸酒。日本酒といえば出羽桜というほど有名な銘柄です。蔵元から限定品として販売されている雪漫々は入手困難なほど人気です。びっくりするくらいフルーティーで甘い香りなのに飲み口が非常にすっきりしているのが、女性にとって飲みやすい日本酒に仕上がっています。
720ml、5400円です。
出羽桜酒造 雪漫々 五年氷点下熟成酒 大吟醸
価格 ¥ 5,400
ビンの美しい青とラピスというネーミングがおしゃれな瑠璃(ラピス)が4位にランキングされました。ミシュランのレストランでも提供されている銘柄で、レモンのような爽やかな香りの純米吟醸酒です。とにかく飲み口が爽やかで甘ったるい後味がないので、洋食にもぴったり。微炭酸なのも軽く飲めるポイントです。プレゼントにもいいですね。
720mlで2400円。アルコール度数15%。秋田でというより、全国的に有名な銘柄、新政酒造で作られています。美山錦という変わった日本酒米を発酵させて作られた、爽やかな日本酒です。
新政 純米 瑠璃(ラピスラズリ) 美山錦 生もと仕込 720ml
価格 ¥ 2,400
3位にランキングしたのは宮城で作られる純米吟醸酒です。究極の食中酒を目指して作られ、お酒自体はインパクトを与えない控えめな香りとなめらかでひっかかりのないのどごしが、どんな料理にもマッチします。飽きのこない味わいなのでくいくいと飲んでしまいますが、飲むほどに旨味が増して、リピーターの多い日本酒です。2016年の日本最大の効き酒審査会SAKE COMPETETIONで、この銘柄が1位になっています。
伯楽星 純米吟醸 宮城県産 1800ml
価格 ¥ 2,992
精米歩合40%という極限にまで磨き上げられた山田錦という有名な日本酒米を、低温長期熟成・発酵させて作られた大吟醸です。りんごやパインなどを思わせるフルーティーな香りに感動するはず。後味が良すぎてひとりで一本開けてしまうという話もよく聞くほどです。
黒龍 大吟醸 龍 720ml
価格 ¥ 4,500
ランキング1位は秋田の蔵元で杜氏らが自ら栽培した日本酒米こまちを使った純米吟醸酒です。通常は山田錦という米を使うことがおおいのですが、違う種類の米を使うのがこだわりであり、雪の茅舎の洗練された味わいになっています。吟醸香がフルーティーなのはもちろん、清々しいハーブの香りがするのが特徴です。この上品ですっきりした美味しさでこの値段、コスパのいい日本酒です。プレゼントにしても喜ばれます。
雪の茅舎 純米吟醸 (秋田) 720ML 1本
価格 ¥ 2,026
日本酒のアルコール度は約12~15度と高めです。割って飲むお酒ではないので、口当たりがいいからとこのままスイスイ飲むとちょっと危険ですね。ウイークデーにリラックスしたい時などは低アルコールの日本酒はいかがでしょうか。アルコール度数も8~10度なのでほろ酔い気分がちょうどいいですね。
一ノ蔵ひめぜんは口当たりやわらかで、お米から作られたとは思えないほど果実味を感じる日本酒です。程よい酸味と甘みがとてもフルーティー。日本酒初心者にも是非飲んでいただきたいお酒です。
一ノ蔵 ひめぜん 720ml [宮城県]
価格 ¥ 1,028
鳥さんのかわいいラベルがとても日本酒とは思えない、発砲清酒です。シャンパンのように炭酸が甘ったるくなりがちな日本酒の印象をがらりと変えてくれます。ラシャンテは米から生まれたやさしい甘味と、グレープフルーツやレモンなどの柑橘系の酸味が絶妙なバランスで仕上がっています。アルコール度数8度。さわやかな甘味が洋食によく合います。
秀よし 発泡清酒 ラシャンテ 280ml
価格 ¥ 512

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引用: https://cookbiz.jp/soken/core/wp-content/uploads/2017/09/Fotolia_99256698_S.jpg
吟醸酒、大吟醸酒を中心に、飲みやすくて吟醸香ふくよかな日本酒を紹介しました。どの銘柄も杜氏さん達の、美味しさへの追求心とその努力が実を結んだ結果の美味しさなんですね。2020年は東京オリンピック。日本酒の美味しさを世界の人たちに伝えるいいチャンスですね。その前に我々日本人こそ、ソウルアルコールともいえる日本酒についてよく知って、その美味しさを味わいませんか?
引用: http://shukiya.com/wp-content/uploads/2014/02/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%81003.jpg
今回はとくに吟醸香のいい銘柄を集めましたが、ほかにも水のようなさっぱりとしたのどごしの日本酒や、熱燗にして初めてその香りが活きる日本酒など様々な日本酒が全国各地で作られています。フルーティーな日本酒を始めの一歩にして、日本酒の扉を開いてみましょう。