万年筆用ノートおすすめまとめ【2018】はじめに
あなたは普段万年筆を愛用していますか。もしそうであるならば、一緒に使うノートにもこだわってみませんか。万年筆に相性の良いノートは、紙質が良い上にとても書きやすいのが特徴です。同じ字を書くのであれば、綺麗に字を書けた方が気持ちも良いでしょう。
そこで今回は、万年筆におすすめのノートをご紹介します。万年筆だけでなく、一緒に万年筆に相性の良いノートも普段の生活にも取り入れてみましょう。
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万年筆用ノートおすすめまとめ【2018】万年筆との相性が悪いノートとは?
果たして、万年筆と相性が悪いノートを使うと、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
文字がにじむ
万年筆で書いた文字がにじむ経験をしたことがありませんか。それは万年筆のインクが水性であることにより、そのようなことが起こる場合があります。綺麗な文字が書けたとしても、書いた直後から字がにじみ出せば書く気持ちが失せてしまいます。
文字が裏抜けする
ノートに文字を書いた後、ページをめくって今書いたページの裏に文字を書こうとすると、先に書いた文字が逆さににじみ出してしまうことがあります。あえて片面だけに文字を書くなら問題ありませんが、両面に文字を書きたい人にとっては、裏抜けは決して気分の良いものではありません。
ペン先が引っかかる
万年筆と相性が悪い紙を使うとペンが舐めらかに進まずに、万年筆の細いペン先が紙に引っかかって書きにくくなります。さらさらと流れるようにペン先が動けば、気持ち良く文字を書くことができます。しかし、ザラザラとした引っかかるように感触では、思うような文字が書けずにストレスが溜まる一方です。
万年筆用ノートおすすめまとめ【2018】万年筆と相性の良いノートの条件とは?
それでは、どのようなノートが万年筆には相性が良いのでしょうか。
紙に厚みがある
一般的な紙の厚みのノートは、鉛筆やボールペンでも「にじみ」や「裏抜け」などの不具合が発生しません。しかし、前述したように、万年筆のインクは水性でしみ出しやすいため、それらのような一般的な用紙では紙の厚みが足りないために、万年筆特有の不具合が発生します。
従って、万年筆による「にじみ」「裏抜け」などの不具合を避けるためには、万年筆に合った厚さのある紙を使う必要があります。その厚さを見極める紙の単語を「坪量」といいます。単位では「g/m2」と書き、1平方メートルあたりの紙の重さを示しています。
この値が大きければ大きいほど紙の重さがあるということで、つまりは、値が大きければ紙に厚みがあることを表しています。ノートの裏面などを見るとこの値が記載されているので、誰でも簡単に確認することができます。
万年筆と相性が良いノートの値は、少なくとも80g/m2以上必要といわれています。しかし、一般的に販売されているノートは70g/m2から80g/m2ほどなので、決して万年筆には向いているとは言い難いのです。ちなみに、コピー用紙は65~70g/m2、厚みのある年賀はがきは210g/m2です。
紙質が良い
単に紙に厚さがあるだけでは、万年筆で書きやすい良い紙とはいえません。たとえ厚みがある紙でも、画用紙が万年筆で書きやすい紙だと感じる人はあまりいないでしょう。つまり、適度な厚みのある紙にに加えて、万年筆で書きやすい紙の条件として、紙質も無視することができない条件に加わります。
紙の質が悪いと、ペン先に紙が引っかかって文字が書きにくくなります。その中でも万年筆で書きやすいとされるのが「フールス紙」です。坪量は80から85g/m2なので、水性のインクを使う万年筆でも「にじみ」や「裏抜け」がありません。
また、一般的な上質紙よりも作る上での工程が多く、紙質もザラザラと引っかかりがなく、なおかつサラサラし過ぎてペン先が滑ってしまうことがないので、とても書きやすい紙といえます。
万年筆用ノートおすすめまとめ【2018】ライフ ノート ノーブルノート 方眼 A5 N33
国産メーカーである「ライフ社」のノートです。いちど使えばまた使いたくなると、リピーターが多いノートです。厚手のあるしっかりした紙質なので、にじみや裏抜けがありません。薄黄色の紙が見るものに優しさを与えます。サイズもA4、B5、A5、B6と取り揃えられています。上質の紙質やしっかりした作りでコスパに優れたノートです。
この商品の口コミ
2万年筆、鉛筆、なんでも滑らかに書けます。紙質がいいと字が綺麗に書けるようになります。
万年筆用ノートおすすめまとめ【2018】アピカ プレミアムCD ノート 横罫 B5 CDS120Y
見るからにこだわりが感じられるB5サイズのノートです。髪質は上質で表面がサラサラしてるので、万年筆ではとても書きやすいノートです。ただし、インクの吸い込みが良い分、万年筆によってはにじみや裏抜けがするの場合があります。
この商品の口コミ
LIFEノートと比べて良いところは ノートの表紙の丈夫さ、コストパフォーマンスですね。 こっちのほうが表紙がかなり丈夫でぼろぼろになりにくいですね。 LIFEノートのほうが良いと思う事は 鉛筆で書く事においては、物凄く描きやすい。 こちらは少し描きにくい印象がありました。 万年筆やボールペンで書く方はこっちがオススメです。こっちのノートはインクがにじみません。以上の事を考慮して☆四つとさしていただきました。
万年筆用ノートおすすめまとめ【2018】マルマン ノート ニーモシネ A4 方眼罫 N180A
サイズはA4、B5、A5の3種類。鉛筆やボールペン、万年筆などあらゆる筆記具に対応するオールマイティタイプのノートです。にじみや裏抜けがなく、表面がスベスベで紙質が良いです。万年筆だと多少引っ掛かりを感じることもあるので、長時間の仕様には疲れを感じることもあります。しかし、リピーターも多く、コスパにも優れています。
この商品の口コミ
紙の質が非常によく、鉛筆だろうが油性ボールペンだろうがゲルボールペンだろうが万年筆だろうがひっかりなく適度な抵抗で書きやすい。インクがすっとなじむのでこすれによる汚れも少ない。また、コシのある紙なので湿気が高い場所で使用しても全然紙がへたらない。 裏表紙にあたる紙が非常に丈夫なボール紙で、立ったまま手持ちで書くときに下敷きやクリップボードがいらないのも大きい。表紙もプラスチック、かな?水に強いので、大事に“荒く”使える。 横長で使用するノートは意外と少ない中で、非常に使いやすいので愛用。もう8冊目、かな。 最近、表紙の文字がなく真っ黒になった。好みの問題だが、個人的には前の金文字がワンポイントで入っているほうが好き。
万年筆用ノートおすすめまとめ【2018】ツバメノートB5 横罫 8mm×28行 40枚 W3003
万年筆とはとても相性の良いフルース紙を採用しているので、にじまず、裏抜けしません。紙の表面もツルツルし過ぎず、ザラザラすることもないので、とても書き易いノートです。サイズはA5とB5の2種類。100年経っても劣化しないといわれる中性紙を使用で、コスパに優れたノートといえます。
この商品の口コミ
毎日、寝る前に今日のまとめ(日記ではありませんが)を万年筆でまとめてます。 仕事の整理と気持ちの整理をして明日に備える。 書き味のいい万年筆とそれにあった紙は意外と気持ちのリフレッシュになります。 最近上質の紙のノートが増えておりますが、装丁も学生のころの「ノート」という感じで このツバメノートは気に入っております。
万年筆用ノートおすすめまとめ【2018】コクヨ キャンパス ルーズリーフ CYO-BO PAPER A4
坪量が100g/m2もあり、万年筆での書き味はもちろんのこと、鉛筆やボールペンでもワンランク上の書き味を実現するノートです。サイズはA4サイズです。価格もそれなりにするので、人によってはコスパ的には優れているとはいえません。しかし、上質な手触りや書き心地を求める人にとっては、他に変わるものがないほどコスパに優れているノートといえるでしょう。
この商品の口コミ
万年筆ユーザーにとってはこれ以上無いほど良い商品。 とにかく書きやすい。滑るように書けて、本来の性能よりも数グレードアップした錯覚すらあります。 強いて欠点をあげるとしたら、罫線の色が濃すぎることと、b4がないことでしょうか。
万年筆用ノートおすすめまとめ【2018】神戸派計画 GRAPHILO paper A5
「ぬらぬら書く」をコンセプトに掲げるように、力を入れることのなくスムーズな書き味を堪能できます。にじみ、裏抜けはほとんどありません。ただしインクの渇きが遅いので、うっかり擦らないように気をつけましょう。こちらのサイズはA5サイズです。他にもメモサイズや、ペーパーサイズもあります。
この商品の口コミ
万年筆でラクガキするのに使っています。他の紙が使えないかも…(笑)
万年筆用ノートおすすめまとめ【2018】マルマン クロッキー 白クロッキー紙 176×155mm SQ
価格がお手頃なコスパに優れたノートです。万年筆によっては多少の裏抜けがありますが、書き心地はとてもなめらかです。気軽に使いたい人におすすめのノートです。
この商品の口コミ
もう20冊ぐらい買ってます。 鉛筆の滑りが気持ちいいのです。 なんかの本で寺田克也氏も利用されてると読みました。 他の紙だと滑りがちがうので絵柄が 変わってきます。 慣れすぎもよくないですよね〜
万年筆用ノートおすすめまとめ【2018】ミドリ ノート MDノート A5 方眼罫 15003006
シンプルかつお洒落なノートです。にじみや裏抜けがしにくく、万年筆愛好家のリピーターが多いのが特徴です。書き味が若干硬めですが、そのような書き味を好む人にはおすすめのノートです。
この商品の口コミ
万年筆用のノートを何種類か購入した結果、このノートを愛用することに決めました。 作りがかっちりしていてへたらず使えそうなのと、紙質が少しだけ硬めで、書いてると「カリカリ」と鳴るのが好みです。 そのカリカリ感が不満、という方がいればアピカのCDノートなどぬめり感のあるノートの方が良いでしょうね! あと、インクフローが普通の万年筆なら裏抜けはほとんど無いです。
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万年筆用ノートおすすめまとめ【2018】まとめ
いかがでしたか。万年筆を愛するあなたにとって、お気に入りのノートは見つかりましたか。気軽にボールペンで文字を書くのが一般的な世の中において、万年筆を愛用することは、むしろとてもお洒落なことです。それならいっそのこと文字を書くノートにもこだわってみましょう。
万年筆に相性の良いノートは、文字を書くことをより楽しいものとします。あなたも早速お気に入りの1冊を見つけて、その書き味を味わってみてはいかがですか。