ファーバッグの簡単な作り方は?
もこもこの手触りや見た目が可愛いファーバッグは、自分好みのボアやファー生地を使って、トレンドのかわいいトートや巾着、小物入れなどを作る事ができます。
そこで今回は、お裁縫初心者の方にもおすすめのファーバッグの簡単な作り方をまとめてご紹介していきたいと思います。
ファーバッグに使う生地も色々!
一口にファーと言っても、ラムやラビット、キャット、フォックス、ミンク、シープなどの種類があり、毛足の長いフェイクファーやボア、ベルベット素材なども、ハンドメイドする際には使いやすく、値段も安価なのでおすすめです。
ハンドメイドする際は、自分の好みのファーバッグをアレンジしながら作る事が出来るので、まずは作りたいバッグにあった生地を選ぶが大切です。
初心者さんおすすめ「ファーバッグキット」
初めてファーバッグを作る初心者さんにおすすめ「ファーバッグキット。大人気のファーバッグはもちろん選び放題。素材もふんわりで、型紙から何まで無駄がなく、しかもレシピ入り。このキットさえあれば、初心者さんでも安全安心で作れちゃいますよ!
ファー生地を買うならどこがおすすめ?
まず作ってみたい!というだけなら、ダイソーやセリアでもOK。ただし、種類や大きさに限りがあります。本格的に作りたいのであれば、専門ショップや手芸店でたくさん取り扱いしていますよ。その他の道具類もたくさん売っているのでチェックしてくださいね。
ファーの素材について触れてみよう!
一口に「ファー」といっても、「リアルファー」と「フェイクファー」があります。リアルの方は本物の毛皮のことで、フェイクファーはパイル素材のもの。
リアルファー(毛皮)
<メリット>
耐水性、保温性に優れ、光沢があって心地よい手触り。
<デメリット>
部位によっては長さや色が異なる。摩擦により劣化しやすい。熱カビなどに弱いなど、デリケート素材であること。
フェイクファー(パイル素材)
<メリット>
アクリル系でできているため、耐久性があり、天然素材デメリットのカバーができる。いろんな模様ができたり手入れがしやすい。
<デメリット>
熱や湿気に弱いこと。
お手軽に作るなら、フェイクファーがいいのでは?素材や模様や色、それぞれ天然のリアルファーよりもメリットが大きいと感じるはず。お値段もお手頃なので、ファーバッグを作るならフェイクファーがおすすすめです!
手軽にファーバッグを作ってみよう!
使い勝手も良いファートートバッグは、小物もすっぽりと入るようなサイズ感が魅力で、ボア生地などを使う事で秋冬のトレンドバッグに仕上げる事ができます。
用意する物
まずは、ボアトート本体生地×2枚、内生地×2、接着芯×2、ボアトート持ち手生地×2、ボアトート持ち手内生地×2、とトートバッグの本体部分の33㎝×27㎝型紙、トートバッグの持ち手部分の35㎝×13㎝の型紙を用意します。ボア生地をカットする際に、けばけばが沢山出てくるため、マスクやエプロンも用意する事がおすすめです。
ファーバッグの簡単な作り方をご紹介!【トート編】:①接着芯の貼り付け
始めに、ボアトート本体生地に接着芯をアイロンで貼り付けていきます。次に、持ち手部分を作っていく際に、接着芯と生地からはみ出ているボア部分が邪魔になるので、カットしておくことがおすすめです。端のカットが終わったら、二つ折りにして洗濯ばさみで一次留めて、上部分をミシンで縫っていきます。
ファーバッグの簡単な作り方をご紹介!【トート編】:②持ち手部分の縫いつけ
ミシンで縫い終わったら、生地をひっくり返していきます。ひっくり返しにくい場合は、棒などを使うと便利です。このボアトートの持ち手を2本作ったら、次はボアトート本体部分になる生地に持ち手を縫い付けていきましょう。生地の端5cm程あけた中心に当てて洗濯ばさみで留めたら、その上に内生地をのせてミシンで縫っていきます。
同じ要領で2枚のボアトート本体部分になる生地に持ち手を縫い付けたら、今度は内生地を合わせてミシンで縫いつけていきます。最後に、10cm程のマチをつけて行きます。目印をつけたマチ部分をミシンで縫い、ひっくり返したら、秋冬のトレンドのおしゃれでかわいいファートートバッグの完成です。
ファーバッグの簡単な作り方をご紹介!【巾着編】
コロンとしたデザインがかわいいファー巾着は、ちょっとしたお出掛けの際などにもおすすめで、ファー生地などを使う事で秋冬のトレンドバッグに仕上げる事ができます。
用意する物
まずは、巾着本体生地30㎝×80㎝が1枚、好きな柄の内生地30㎝×80㎝が1枚、巾着持ち手紐×2を用意します。ボア生地をカットする際に、けばけばが沢山出てくるため、マスクやエプロンも用意する事がおすすめです。
ファーバッグの簡単な作り方をご紹介!【巾着編】:①紐の通し口をあける
まずは、プードルファー生地30㎝×80㎝と好きな柄の内生地を合わせて、返し口部分10cmを1ヵ所、紐の通し口約3cm位を4ヶ所空けていきます。紐の通し口は上から6cm空けた、3cm部分を塗っていきます。縫い代は約1cm程で大丈夫です。
紐の通し口として空ける部分や縫っていく部分を分かりやすくするために、チャコペンなどで書いていく事がおすすめです。
ファーバッグの簡単な作り方をご紹介!【巾着編】:②ひっくり返す
プードルファー生地と好きな柄の内生地をミシンで縫いつけたら、次は返し口から生地をひっくり返していきましょう。返し口は、まつり縫いで閉じたら、紐を通す部分として空けてある部分に目印をつけ、ミシンで直線縫いしていきます。
次に生地を半分に折って、紐の通し口部分を空けて両端をまつり縫いしていきます。
ファーバッグの簡単な作り方をご紹介!【巾着編】:③紐を通す
最後に紐通しに紐を通し、巾着に通していきましょう。片方の紐が通せたら、もう片方も同じ要領で紐を通していきます。
紐の両端をきつく結んだら、秋冬のトレンドのおしゃれでかわいい巾着バッグの完成です。
ファーバッグの簡単な作り方をご紹介!【小物入れ編】
化粧ポーチとしてやちょっとした小物を入れたい時などに便利なかわいいファー小物入れは、ハンドメイドする事で、バッグの中に忍ばせておくだけでは勿体無い、秋冬のトレンド小物入れに仕上げる事ができます。
用意する物
まずは、ファー小物入れ本体生地×2枚、内生地×2、接着芯×2、カット出来るファスナー、トートバッグの本体部分の19㎝×15㎝型紙を用意します。ボア生地をカットする際に、けばけばが沢山出てくるため、マスクやエプロンも用意する事がおすすめです。
ファーバッグの簡単な作り方をご紹介!【小物入れ編】:①接着芯の貼り付け
始めに、ファー小物入れ本体生地に接着芯をアイロンで貼り付けていきます。次に、接着芯と生地からはみ出ているボア部分が邪魔になるので、カットしておくことがおすすめです。
ファーバッグの簡単な作り方をご紹介!【小物入れ編】:②ファスナーの取り付け
ファスナーは、引き手が内側になる様につけていくことがポイントで、内生地を上にのせて、ミシンで縫っていきましょう。
ファスナーの片側をファー小物入れ本体生地にミシンで縫い付けたら、もう片方のファスナーもファー小物入れ本体生地に縫い付けていきます。
ファーバッグの簡単な作り方をご紹介!【小物入れ編】:③返し口を空けて縫う
次は、返し口部分を空けて一周ぐるっとミシンで生地を縫っていきましょう。しっかりと生地を塗ったら、返し口を使って生地をひっくり返し、ファスナーが開閉できるかチェックする事がおすすめです。
最後は、生地の内側に入り込んでしまっているファーをピックなどで馴染ませたら、秋冬のトレンドのおしゃれでかわいい巾着バッグの完成です。
ファーバッグの手作り作品をご紹介!:①レオパード巾着
こちらは、レオパード柄のフェイクファーを使った、秋冬のトレンドのおしゃれでかわいいハンドメイド巾着バッグです。コロンとした可愛らしいデザインと、コーデのアクセントにもなるレオパード柄が目を惹く作品です。
ファーバッグの手作り作品をご紹介!:②グレーファートート
こちらは、シックでラビットファーの様な質感のファーと、持ち手部分にレザー素材が使われた、秋冬のトレンドのおしゃれでかわいいハンドメイド巾着バッグです。大人っぽいデザインなので、幅広い年齢の方にも使う事が出来る作品です。
ファーアイテムについてもっと知りたい方へ
ファーバッグの簡単な作り方!:まとめ
秋冬のトレンドのファー素材を使った、かわいいトートや巾着、小物入れの簡単な作り方をご紹介させて頂きましたが、如何でしたでしょうか。ボア生地やプードルファーなどのふわふわの生地は、生地をカットする際にけばけばが多く出るため、マスクやエプロンを装着して作業する事がおすすめです。慣れてくると、自分なりのアレンジもしやすいので、この秋冬に向けて簡単でおしゃれでかわいい、ハンドメイドファーバッグを作ってみては如何でしょうか。