8Kテレビ情報まとめ【2018最新】4Kから8Kへ？徹底解説！
最近では大画面、主に40型を超えるテレビは4Kが主流になってきました。そもそも4Kとは3,840×2,160で約829万画素のことで、簡単に言えば画面解像度が高く細かい部分にまで精細に表示できるということです。画素というのはドットのことなので、テレビの画面に約829万個のドットが敷き詰められていることになりますね。
これによって色彩が細かく、フルハイビジョンの4倍の美しさが表示されるということになります。しかし、4Kの時代は早くも終わりを告げ、2018年の初めごろから8Kの時代へと移り変わっています。今回は、4K・8Kテレビについて詳しく解説していきます。
8Kテレビ情報まとめ【2018最新】①：そもそも8Kって？
そもそも8Kとは何なのかよく分からないですよね。そこで、4Kと比較してみましょう。4Kは3,840×2,160で約829万画素ということでしたが、8Kは解像度が7,680×4,320で画素数は約3,318万画素。とにかく高画質ということができます。この画質に対応する放送を8K放送、テレビを8Kテレビと呼びます。
フルハイビジョン（フルHD）とよばれる2Kの16倍、先ほど解説した4Kの4倍にあたります。同じ画素密度であれば、8KはフルHDの2Kの16倍も広い面積の映像を表現でき、また同じ面積であれば16倍緻密な表現ができるということになります。
8Kテレビ情報まとめ【2018最新】②：すごいのは画面だけじゃない！
8Kテレビの特徴はその精細な表現だけでなく、音響システムにもあります。今までは5.1チャンネルだったのに対し、それをはるかに上回る22.2マルチチャンネル対応となり、まるでその場にいるかのような高臨場感を体感できる音響になっています。
8Kテレビ情報まとめ【2018最新】③：8Kテレビはいつ発売される？
8Kテレビがいつ発売されるのか気になりますよね。結果から言いますと、8K対応テレビはもう発売されています。総務省の計画発表では、2016年にすでに8K放送の試験を始めており、正式に8K放送されるのが2018年だといわれています。
また、2020年の東京オリンピックには8K放送を実際に行う計画なので、すでに8Kテレビの普及ははじまっていると言えます。ただ、まだ研究・開発途中のものもあったりするので、これからさらに進化した高機能8Kテレビが出ることが予想されます。
8Kテレビ情報まとめ【2018最新】④：8Kテレビの買い時はいつ？
8Kコンテンツを楽しむには8Kに対応した高機能なテレビなどが必要なのはもちろんですが、現段階ではそもそも8Kコンテンツが少ないのが現状です。8Kテレビで受信できる8K放送もまだ始まっていません。
つまり、たとえ8Kテレビを持っていたとしても、8K放送が始まっていないので8Kコンテンツを楽しむことができないということです。そのため、急いで8Kテレビを購入する必要はない、と言うことができるでしょう。
8Kテレビ情報まとめ【2018最新】⑤：8Kテレビの価格はいくら？
8Kテレビの価格は現段階ではかなり高く設定されています。例をあげると、家電メーカーのシャープから発売されている8Kテレビの「AQUOS LC-70X500」という製品は定価716,000円と、一般家庭で購入できるような価格ではありません。
先ほど解説した通り、8K放送は2020年の東京オリンピックに放送される予定なので、まだまだ開発段階と言うことができます。東京オリンピックが終わった後かインチ数が下がってくれば、高機能で安価な8Kテレビがさまざまなメーカーから発売されるかもしれません。
8Kテレビ情報まとめ【2018最新】⑥：8K放送を見るには？
8K放送を見るためには、8Kテレビと専用のアンテナ、専用のチューナーが必要になります。ですが、このチューナーに関しては未だどのメーカーからも発売していません。おそらく、8K放送が開始されるといわれている2018年の12月ころから続々と発売されるものと予想されます。
8Kテレビ情報まとめ【2018最新】⑦：8Kはテレビの最終形態？
2K（フルHD）から4K、4Kから8Kへ。そうしたら次は16K？と疑問の声が上がってきますよね。ですが、現時点では8Kがテレビの最終形態だと考えられています。それは何故なのでしょうか。
8Kの根本的な考えは「一般家庭における究極の映像、また臨場感」を実現することですが、映像サイズが水平100°を超えると人間が映像から得る臨場感は激減してしまいます。仮に16Kが出たとすると、画面の高さや適正距離から推測して水平視野が100°を上回ってしまうので、8Kよりすごい！とはならないということですね。
16Kがどんなに高機能・高画質だとしても、人間の方の能力が追い付かず、差を感じられなくなってしまいます。そのため、一般家庭で8K以上の機能は不必要だということになり、現時点では8Kが最終形態だと考えられています。
8Kテレビ情報まとめ【2018最新】⑧：発売されている8Kテレビは？
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/910croRKdBL._SL1500_.jpg
2018年現在、製品化されている8Kテレビは家電メーカーのシャープから発売されている「AQUOS LC-70X500」のみです。70型で7,680×4,320画素の液晶パネルを搭載しており、開発・研究途中とはいえ正真正銘の8Kテレビといえるものになっています。
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71FivHbPaLL._SL1000_.jpg
価格は定価716,000円で決して安価ではないですが、先行発表した業務用のものが約800万円だったので、それと比較するとかなり価格が抑えられているということが分かりますね。
シャープ 8K対応液晶テレビ AQUOS LC-70X500
価格
8Kテレビ情報まとめ【2018最新】⑨：8Kテレビを開発しているメーカーは？
今後、さまざまなメーカーから8Kテレビが発売されることが予想されます。現に、家電メーカーのパナソニック（Panasonic）が8Kテレビを開発、12月には発売予定であることを公表しており、シャープに次いで2番目に8Kテレビ発売となるのではないかと言われています。
実際に発売されるときの価格はまだ未定でありインチ数や機能によっても異なると予想されますが、発売例がシャープしかないので、おそらくシャープの8Kテレビ「AQUOS LC-70X500」と近い価格帯になるのではないかと予想されています。
8Kテレビ情報まとめ【2018最新】⑩：8Kはいつ一般家庭に普及する？
テレビの高解像度は明確な進化といえますが、放送する側のテレビ局やメディアは撮影カメラや編集機材、送出・伝送に関わる機材をすべて入れ替えなくてはいけません。また受信者側も、テレビはもちろん専用チューナーやアンテナも新しく用意する必要があるので、決して簡単に乗り換えられるとは言えませんよね。
機転になるのは2020年の東京オリンピックだと言われていますが、未だに4Kも一般的でない中、8Kがどの程度普及するかは不明です。急速に技術開発が進めば、4Kを通り越して8Kが普及するという未来もあり得るのかもしれません。
まとめ
8Kテレビについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。4Kテレビが発売されて話題になったのは記憶に新しいですが、時代はすでに8Kへと向かっています。2020年の東京オリンピックは4Kではなく8K放送で楽しめる可能性もあるでしょう。8Kが一般的になるのはまだまだ先かもしれませんが、家庭で臨場感ある映像や音響を楽しめると思うと夢がありますね。
