ディアウォールとは
ディアウォールとは、ホームセンターで売られている木材(2×4材)を床と天井に突っ張って使う時に使用するパッドとスペーサーのセットの事です。
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床や天井に傷がつきにくい素材でできているこのパーツを木材の両端にそれぞれセットしてバネの力で突っ張ります。柱のない場所に柱を立てるイメージです。床や天井に傷がつきにくいだけでなく、柱を立てる事によって壁に穴を開ける事無くクギを打ったり狭いスペースを利用して収納棚を作ったりする事も可能になります。
引用: https://www.wakaisangyo.co.jp/diawall/recipe/img/img_01.jpg
ディアウォールのメリット
ディアウォールは、賃貸など壁に穴が開けられない場合に特に役立ちます。2×4材を柱として設置する事で、元々の壁に穴を開ける事無く好きな場所に棚などを作る事ができます。壁を傷つける事無く収納として使える事で空間の利用法が広がります。
リーズナブルな値段で購入でき、見た目がおしゃれになるのも人気の理由です。
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ディアウォールで作ってみよう|DIAWALL公式サイト
ディアウォールで作ってみようのページです。ディアウォールを使って基本の棚を作るレシピをご紹介いたします。
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ディアウォールはこう使う!
壁を傷つける事無く好きな収納場所を増やせるディアウォール。強度もしっかりとしているので、場所だけでなく収納する物も選びません。どんな風に活用する事ができるのか、ディアウォールを使った収納やディスプレイ例を見てみましょう。
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ディアウォールの使い方例①本棚として
床から天井まで柱を突っ張って好きな位置に好きなだけ棚を付ける事ができるディアウォール。机と組み合わせて本をディスプレイしながら収納したり、本好きな人には嬉しい、壁一面を本棚にする事も可能です。
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ディアウォールの使い方例②壁掛けテレビに
強度もしっかりしているので普通のテレビを壁掛けにしたい場合に使用する方法も人気です。大掛かりな工事をしなくても手軽に壁掛けテレビが実現します。
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ディアウォールの使い方例③クローゼット代わりに
クローゼット代わりにしてよく着る服やコートなどを見せる収納にするのも便利な使い方です。お気に入りをディスプレイするのもおしゃれですね。
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ディアウォールの使い方例④狭い場所の収納に
好きな幅で作れ、床から天井までを収納としてたっぷり使えるので洗面所や玄関などの狭い場所の収納としても活躍します。
ディアウォールの使い方例⑤パーテーションとして
収納や壁にテレビを掛けるために使えるだけじゃありません。部屋の中央に設置すればパーテーションとして空間を区切る事もできます。
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ディアウォールの使い方例⑥壁をディスプレイ
ローボードのテレビ台など背の低い家具の場合、テレビの上のスペースがガランと開いてて寂しい印象になる事があります。そんな時にもディアウォールを使って壁をディスプレイする事で壁を傷つけずにおしゃれなインテリアにする事ができます。
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ディアウォールが倒れた?原因と設置の際の注意点
バネの力で床と天井を突っ張るディアウォールは、壁掛けテレビなどに利用している人も多いくらい強度はしっかりとしていますが、中にはディアウォールが倒れてきたと言う失敗談を目にする事もあります。普段使用する分には大丈夫でも地震などの際に耐えられないと言う事もあるようです。
ディアウォールが倒れてくる原因にはどのようなものがあるのでしょう。倒れる原因を探って対策を練る事で、地震などにも耐えられるだけの強度を手に入れましょう。
ディアウォールが倒れた原因①寸法があっていない
ディアウォールの柱として使う2×4材は、床から天井までの高さマイナス4.5㎝の物を使用します。短すぎると突っ張りが弱くなりそうだからと長めにとってしまうと今度は天井が抜けてしまう原因にもなりますので、採寸はしっかりとしましょう。
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ディアウォールが倒れた原因②微調整をしない
本来の長さよりも短くなってしまった誤差が4㎜までなら付属のスペーサー(厚さ2㎜)を使って微調整する事もできます。長さが合わないと突っ張りが弱くなってしまいますので地震などの際に耐えられなくなってしまいます。微調整もしっかりとしましょう。
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ディアウォールが倒れた原因③床素材が柔らかい
床にカーペットを敷いていたりクッションフロアなどの柔らかい素材の場合、設置直後はしっかりと固定されていても時間とともに緩んでくる場合もあります。設置場所は床が固い所を選ぶか補強材などを上手く活用させましょう。
引用: https://www.instagram.com/p/Bc6CIkYlXD6/?utm_source=ig_web_copy_link
ディアウォールが倒れた原因④まっすぐ突っ張れていない
床や天井が平らでなかったりまっすぐに突っ張ったつもりでも歪んでいたりすると強度が落ちます。特に間仕切りとして仕様する場合など、壁に沿ってつけるわけではない時は注意が必要です。
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ディアウォールが倒れた原因⑤耐加重オーバー?
ディアウォールの公式サイトにも、強度は使用状況により大きく異なると書かれています。重量が重めの物を収納したり飾ったりする場合には定期的にゆるみがないかチェックした方が良いでしょう。
また、ディアウォールが耐えられないほどの重量の物を大量に収納しておくのは地震で落下の際の危険も考えられます。重い物を収納する場合はもしもの時の事も頭に入れておくと安心です。
引用: https://www.instagram.com/p/BsCD4OOhff9/?utm_source=ig_web_copy_link
使用状況により大きく異なります。 ギャラリーに掲載している施工例を参考に、ご自身で状況を確認しながら設置してください。
ディアウォールが倒れた原因⑥力の加わり方が偏っている
ディアウォールは、上下に突っ張る事でバランスが取れていますので、前後のどちらかに偏った力が加わる事でバランスが崩れてしまう事もあります。重い物を飾ったり収納したりする際には重心が極端に中心からずれないように配慮し、定期的にチェックする方が安心でしょう。
下図のように、柱に使用した木材の表面から40㎜以内に収まるようにしてください。 万が一おさまらない場合は、棚板に脚を取り付け転倒しないようにするか、棚と棚に置くものを合わせた重心が下図の青い箇所の範囲内に収まるようにしてください。
引用: https://www.wakaisangyo.co.jp/diawall/img/home/qa_img12.gif
ディアウォールが倒れた原因⑦違う木材を繋げた
2×4材をホームセンターから持ち帰るのは大変です。そんな時には木材どうしをつなぐ事のできるディアウォール専用の中間ジョイントが便利ですが、元が違う2本の木材を繋ぎ合わせてしまうと微妙に歪んだりして傾きの原因になる事があります。繋げる木材は元々1本の木材だったものにしましょう。
引用: https://www.instagram.com/p/BZfQaSwFh-D/?utm_source=ig_web_copy_link
ディアウォールが倒れた!ラブリコなら大丈夫?
ディアウォールと似た容姿の「ラブリコ」。バネの力だけで突っ張るディアウォールに対し、バネとネジの力で突っ張るのがラブリコですので、強度面ではラブリコの方が強いと聞く事もありますが実際のところはどうなのでしょう。
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ディアウォールとラブリコの違い比較
バネの力だけで突っ張るディアウォールに対してバネとネジの力で突っ張っている分、地震などの際に強いのはラブリコの方だと言えるでしょう。ですが、ディアウォールも基本的には強度は十分で倒れる事もほぼないと言えますので、地震の時の強さ以外でそれぞれのメリットとなるところを見てみましょう。
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・棚受けのバリエーション
ラブリコの棚受けにはディアウォールと同じシングルタイプだけでなくダブルタイプもありますので、両サイドに棚を付けたい場合などにはこちらの形状が便利です。
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最新パーツには棚板を後付けできるものもあるので、ディスプレイ用など、棚の位置を変える事が予測されている時にも便利です。
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・微調整方法
ディアウォールの微調整方法はスペーサーを使うので長さが合わない場合は一度下のパッドを外さなければいけませんが、ラブリコの場合は脚立などを使ってジャッキを回すだけで微調整が可能です。誤差も18㎜まで調整できます。
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・ラブリコのデメリット
ジャッキを回して微調整ができる分ラブリコの方が地震にも耐えれる強度があると言えますが、ジャッキを回さないといけないと言う事は天井付近まで手を伸ばさないと調整ができないと言う事でもあります。
この微調整が上手くいかないと、ラブリコでも倒れてしまうようです。
その点ディアウォールなら下から押し上げるだけで突っ張る事ができますので、設置場所や人によってはディアウォールの方が便利が良いとも言えるでしょう。
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一人で設置しやすいのはディアウォール
強度面でより安心できて棚受けのバリエーションがあるなど魅力的なラブリコですが、天井付近で微調整をしなくてはいけないのは背の低い人や高い脚立が不安な人にとっては大きなデメリットになるのではないでしょうか。
また、この微調整が上手くいかないと、ラブリコであっても倒れてしまいます。
基本的には、設置方法さえきちんとしていればディアウォールでも強度に問題はありません。それぞれのメリットとデメリットを知って扱いやすい方を選んでも大丈夫でしょう。
ディアウォールやラブリコでおしゃれな収納作りにチャレンジしてみましょう。
引用: https://www.instagram.com/p/BrRT_TBHbsq/?utm_source=ig_web_copy_link