まずは花御（はなみ）が呪術廻戦に登場するまでのあらすじを紹介します。紹介する中で呪術廻戦のネタバレ要素を含むため、注意してください。呪術廻戦は、一般人だった虎杖悠仁が主人公の大人気漫画です。虎杖は、高校で両面宿儺の指を発見します。しかし、一般人には指がどのような存在なのか知るはずもなく、虎杖はオカルト好きな先輩に指を渡してしまいます。

そして、両面宿儺の指の行方を追っていた呪術師の伏黒恵と出会い、危険なものであると知りました。その後、2人で高校へ乗り込みます。しかし、既に先輩は両面宿儺の指の封印を解いており、学校で呪霊に襲われていたのです。呪いは呪いでしか祓えず、伏黒は一般人を守りながら戦闘を行いますが、負傷しました。負傷する伏黒を見た虎杖は、自ら宿儺の指を食べ、宿儺の器になったのです。

その後、呪霊を祓うことに成功します。しかし、両面宿儺という強力な呪霊の器になった虎杖が、一般的な高校に通い続けることは不可能で、呪術師が通う呪術高専に編入しました。その後、呪術高専1年生として伏黒恵、釘崎野薔薇と共に任務を行います。そんな中、呪術師になって間もない1年生に特級呪霊を倒す任務が入りました。しかし、虎杖はおとりになり1度死亡します。

その後、両面宿儺の策略で虎杖は生き返りました。そんな中、花御は呪霊達が集まり、話し合いをしている最中に呪術廻戦に初登場します。花御の初登場は、アニメ呪術廻戦第5話でした。

続いて、呪術廻戦に登場する花御のプロフィールを紹介します。紹介する中で、呪術廻戦のネタバレ要素を含むため、注意してください。

花御は、呪術師界に登録されていない特級呪霊の1人です。呪術廻戦初期から登場しますが、誕生日や年齢、身長、体重といった基本情報が公開されていません。また、呪霊に性別という概念が存在するのか不明です。

花御の性別ももちろん公開されていません。しかし、読者の間では声優が女性であることや、一人称が私であることから女性ではないかという意見が多くあります。

呪術廻戦の花御は、白い肌に黒い模様が特徴の大柄なキャラです。作者からも「呪いの中で1番優しい」と言われるほど、温厚で心優しい性格をしています。花御の発する言葉は、人間はもちろん呪霊でさえも理解できません。しかし、頭の中には意味が伝わるという不思議な呪霊です。

呪術廻戦に登場する呪霊達は、それぞれ人間の負の感情から誕生した存在です。その中でも花御はどのような感情から生まれたのでしょうか。花御の誕生理由について紹介する中で、呪術廻戦のネタバレ要素を含むため、注意してください。

花御は人が大地を恐れる感情から生まれた呪霊です。呪いであるため、人間とは敵対する運命にあります。しかし「優しい人間がいることは植物達も知っている」と発言するなど、全人類に敵対心を持っているのではないようです。

続いて、花御が呪術廻戦の作中で使用した術式や能力を紹介します。紹介する中で、呪術廻戦のネタバレを含むため、注意してください。花御の術式や能力には不明な点が多く、名称が公開されていないものも多いです。名称が公開されていないものは、読者の間で呼ばれている名前で紹介します。

木の鞠は、鞠状の木を生成する能力です。球状にした木の塊からさらに尖った木を出現させ周囲の人間を攻撃します。さらに、浮遊しているため、木の鞠に乗って移動することも可能です。

相手の周囲に花畑を出現させる能力です。直接攻撃する力はありません。その代わりに、花畑の周りにいる人物の戦意を削ぐ術式です。戦意を削ぐ催眠効果は弱いものの、不意打ちに長けている能力で、五条悟にも効果を発揮していました。

植え付けた相手の呪力を元に成長する種子を放つ能力です。呪力を使えば使うほど、種子は成長するため、呪力による防御が不可能になります。

花御の左肩にある眼が付いた花からレーザーのような技を放つ能力です。両手で地面を触れることにより、周囲の植物から生命力を奪い呪力に変える仕組みです。しかし、生成した呪力はレーザーにしか使用できず、花御本人の呪力にすることはできません。

続いて、花御の目的を紹介します。紹介する中で、呪術廻戦のネタバレ要素を含むため、注意してください。花御が一緒に行動している特級呪霊達は、全員目的を持って行動しています。その中で、花御の目的は「地球を守る」ことです。森や空、海などの大地を守るために、人間のいない世界を目指しています。

呪術高専東京校と京都校の交流戦の最中に、花御を含む呪霊達が攻めてきました。そのため、交流戦は中止になり、呪霊達と戦闘が開始します。次は、花御と東堂、虎杖の戦闘シーンを紹介します。紹介する中で、呪術廻戦のネタバレを含むため、注意してください。

特級呪霊である花御に対して東堂と虎杖の2人で戦闘を開始するかと思われましたが、東堂は虎杖1人に任せます。というのも、東堂は虎杖が黒閃（こくせん）を花御相手に決めるまで手を出さないと決めていたのです。そのため、花御と虎杖の戦闘が開始しました。虎杖は、花御の仲間に真人がいるのか確認し、花御が質問に答えた瞬間、花御に突っ込んでいきます。

足元にあった水を叩き、目隠しにすることで花御の攻撃を掻い潜りながら蹴りを入れました。しかし、虎杖は本気をだしておらず、花御に油断させることが目的だったのです。虎杖の思惑通り油断した花御に対して、黒閃を放ちますが、怒りに捉われた虎杖の黒閃は不発に終わりました。

黒閃が不発に終わった虎杖は、一旦花御から距離を取ります。そして、東堂に落ち着くように言われ、怒りを抑えました。その結果、再び黒閃を花御に放ち、花御に当てることに成功します。

東堂は、黒閃を成功させた虎杖を褒め戦闘に参加します。一方、黒閃に当たった花御は、東堂と虎杖に対して「多少本気を出した方が良さそう」と考えていました。そして、隠していた左肩を開放し、2人に向かって広範囲に巨大な木の根を出現させます。2人は、空中に逃げ攻撃を回避しました。その後、広範囲にあった木の根の上にいた東堂と虎杖は、花御が術式を解除したため、空中から地面まで投げ出されます。

2人は空中でお互いの足をくっつけ反発し合う形で、追ってきた花御の攻撃を回避しました。その後東堂は花御に向かって走り出そうとします。しかし、足に木の根が巻き付き動けません。さらに、巻き付いてきた木から槍のようなものが出現し、絶対絶命になります。しかし、そこで東堂の術式により花御と東堂の位置が入れ替わりました。

東堂と虎杖はお互いに位置を入れ替えたり、花御と位置を入れ替えたりすることで連続で花御に攻撃を仕掛けます。そして、花御は合計で4回の黒閃を受けました。しかし、花御は倒れることはなく、東堂は事前に伏黒から聞いていた花御の頭から生えている木を攻撃します。間一髪生き残った花御は領域展開を発動しようとしたところで戦闘は終了しました。

続いて、五条悟と花御が戦闘したシーンの紹介をします。紹介する中で、呪術廻戦のネタバレを含むため、注意してください。

交流戦の最中に呪術師を襲った呪霊達は、最強の呪術師である五条悟の介入を防ぐために、帳（とばり）という結界を張っていました。しかし、虎杖と東堂が花御戦っている間に帳が解除され、五条悟が参戦します。

花御が領域展開を発動しようと「領域展」まで言いかけた所に五条悟が現れ、少し離れた位置から花御に向け、大地をえぐるような攻撃を仕掛けます。その後、花御の生死は不明でしたが、呪術廻戦の物語が進む中でこの時は死亡せずに生きていることが判明しました。

タイミングにより花御が使用できなかった領域展開については、以下の記事で詳しく紹介しています。領域展開について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

ハロウィンの日に渋谷を襲った呪霊達の中に、もちろん花御も登場します。五条悟は、特級呪霊である花御と漏瑚の2人を相手に戦っていました。それでも五条悟の強さは圧倒的で、花御は弱点である顔の角を2本同時に引き抜かれます。その後、漏瑚も抵抗しますが、五条には敵わず無下限呪術で花御は押しつぶされ、死亡しました。

最強の呪術師と呼ばれている五条悟については、以下の記事で詳しく紹介しています。なぜ五条が最強と呼ばれる強さを持っているのか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

呪霊の強さを示す階級の中で最上位の特級呪霊に位置している花御よりもさらに強い呪霊が存在します。特級呪霊の中でも特に強いと言われているのは「両面宿儺」です。両面宿儺は呪いの王と呼ばれるほど強い呪霊で、同じ特級呪霊の花御はもちろん、その他の呪霊よりも規格外の強さを持っています。

特級呪霊の中で1番強いキャラは両面宿儺だと紹介しました。以下の記事では、呪術廻戦に登場するキャラの能力や強さを比較しています。それぞれのキャラの強さが気になる方は、ぜひ参考にしてください。

最後にアニメ呪術廻戦で花御の声優を務めている人物を紹介します。領域展開を発動することなく死亡した花御の声優は誰が務めているのでしょうか。声優に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

アニメ呪術廻戦で花御の声優を務めているのは、田中敦子です。群馬県出身で、マウスプロモーションに所属しています。中学校時代からダンスと演劇活動を行っており、社会人として働きながらも、舞台に出演していました。その後、舞台で知り合った人物の紹介で声優の道を志した人物です。

田中敦子がアニメ呪術廻戦以外で声優として出演している作品は、サラリーマン金太郎の「末永美鈴」やジョジョの奇妙な冒険の「リサリサ」などです。その他にも1992年からテレビアニメなどで活躍しています。

アニメ呪術廻戦で花御以外のキャラの声優を務めている人物については、以下の記事で詳しく紹介しています。声優に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

呪術廻戦の特級呪霊に分類されるほど強い花御は、領域展開を発動する前に五条悟との戦いに負け死亡しました。呪霊の中でも、地球の環境のことを考え、人間と闘っていた心優しいキャラです。花御が死亡してしまった今、使おうとしていた領域展開の詳細は不明です。今後の呪術廻戦で呪霊と呪術師の戦いがどうなっていくのか楽しみにしておきましょう。