下痢止めはコンビニに売ってる?
2009年に改正薬事法が施工された事により、コンビニでも条件を満たせば薬の販売ができるようになりました。24時間営業のコンビニで薬を売ってると言うのは嬉しいですよね。
でも、その割にはいざという時駆け込んでみたら必要な薬を売ってるところに当たる事が少ないと思いませんか。風邪薬や下痢止めなど、急を要して必要なものほど売ってるコンビニを見た事がない。それはなぜなのでしょう。
下痢止めを売ってるコンビニの割合
薬の販売に先行するローソンでは、ドラッグ商材のコーナーを設けた「ヘルスケアローソン」や調剤薬局を併設した店舗の開設などを行っていますが、その割合は全店舗中のわずか1.2%ほどなのだとか。
コンビニ大手のセブンイレブンやファミリーマートでも、医薬品を取り扱う店舗は全店舗中の1%にも満たないのだそうです。たまたま見かけたコンビニがそのわずか1%ほどに当たると言う確率の低さを考えれば薬を売ってるコンビニを見かけないのも納得できる気がしますね。
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下痢止めを売ってるコンビニが少ない理由
置けば売れそうなものなのになぜすべての店舗で薬の取り扱いをしないのでしょう。どうやら「条件を満たせば」薬の販売はできますが、その「条件を満たす」事が難しいようですよ。
下痢止めを売ってるコンビニが少ない理由を見てみましょう。
下痢止めがコンビニがない理由①第2類医薬品だから
市販されている一般用医薬品は「第1類医薬品」「第2類医薬品」「第3類医薬品」の3つに分類されています。これらは、効能の強さや副作用の有無などによって分類されているのですが、このうち、薬剤師や販売者からの説明なしに購入できるものは「第3類医薬品」のみです。
「第3類医薬品」は、登録販売者による説明も不要でネットなどでも購入できるものです。販売の方法としては「医薬部外品」と同じように販売できます。市販の下痢止めは第2類に分類されていますので、登録販売者による説明の努力が義務付けられているのです。
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下痢止めがコンビニがない理由②登録販売者の確保が難しい
「第2類医薬品」である下痢止めを販売するには「登録販売者」の資格が必要なのですが、この「登録販売者」の資格を取るには都道府県が実施する筆記試験に合格する必要があります。さらに、1人で医薬品を販売するには2年間の実務経験がなければいけないのです。
店舗の従業員が資格を取得する方法を取る場合も、2年間の実務経験を積む必要がありますし、外部から採用する方法の場合は、給与面などを考慮しないとドラッグストアとの獲得競争に負けてしまうなどの問題が出てきます。どちらの方法を取るにしろ、登録販売者を確保するのは難しい問題なのです。
下痢止めがコンビニがない理由③デメリットが多い
コンビニで薬を扱うからには24時間販売が理想ですが、そのためにはただでさえ確保が難しい登録販売者も24時間確保しなければなりません。
また、24時間の確保が難しく決まった時間しか勤務できない場合、販売者不在の時間帯は医薬品専用のコーナーが全く可動しない状態となってしまうので、スペースにロスが生じてしまいます。
フランチャイズ契約によるドラッグストア一体型の方法の場合、運営はドラッグストア側になるため薬剤師や登録販売者は比較的揃えやすいのですが、最近ではドラッグストア自体がコンビニのように生鮮品などをとり扱う事が多くなっているので、あまり開設に積極的になる必要性がないと言うのもなかなか普及しない原因かも知れません。
とは言え、平成26年に「薬事法及び薬剤師法の一部を改正する法律」では、第1・第2類の医薬品であっても一部を除いてインターネットでの販売が可能になるなど、販売のルールも変わってきています。
コンビニに本格的に医薬品が置かれるのはこれからかも知れませんね。
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下痢止めが買えるコンビニ以外の場所
下痢止めを買おうと思うのなら、コンビニに駆け込むよりドラッグストアや薬局に駆け込む方が確実です。最近では、コンビニほどではないですが、徒歩圏内にいくつものドラッグストアが固まっている事も珍しくないくらいドラッグストアの数が増えています。
また、店によって値段が違うとは言え、小さな個人店のような薬局でも何千円もするような値段で売っている事はありません。大きなドラッグストアが近くに無くても、コンビニに駆け込むよりは薬を扱う小さな商店に駆け込む方が良いでしょう。
【下痢止め】おすすめ
下痢止めを求めに薬局やドラッグストアに入っても、扱っている数が多いとどれを選んで良いのか迷いますね。急を要するものだとは言え、やっぱり値段も気になります。
値段も安くて効果の高い、おすすめの下痢止めにはどのような物があるのか見てみましょう。
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【下痢止め】おすすめ①ストッパ下痢止めEX 12錠
CMでもおなじみストッパ下痢止めEXは、「水なし1錠で効く」と言う、突発性の下痢の強い味方です。値段も12錠で1000円程とお手頃価格。
水なしで飲めるので、買ったその場で飲めるのはもちろん、その後に電車に乗る予定があったりしても安心ですね。
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71ulVa2-y3L._SL1056_.jpg
【下痢止め】おすすめ②セイロガン糖衣A(携帯用) 24錠
100年以上前から使用されている正露丸と言えば強烈な臭いが特徴ですが、臭いが少なく飲みやすいように配慮された糖衣錠なら手軽に飲みやすいですね。形態に便利なピルケース入りなので、サッと取り出せて飲みやすいのも嬉しい。値段も1000円未満で買えます。
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81hRDQ1UikL._SL1500_.jpg
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【下痢止め】おすすめ③ストッパエル下痢止めEX 12錠
水なし1錠で効く突発性の下痢の強い味方「ストッパ下痢止め」から、さらに生理の時など女性特有の下痢の強い味方「ストッパエル下痢止めEX 12錠」もお値段1000円程で購入できます。
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61BxT8fnYEL._SL1000_.jpg
アップル味で飲みやすくなっているなど、女性に嬉しい配慮がされた商品です。
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/619Sw4btm%2BL._SL1000_.jpg
下痢気味の時にコンビニで買える対策はある?
下痢止めを買うならコンビニよりもドラッグストアや薬局を探す方が手っ取り早いですが、薬まではいらないけどちょっと調子が悪いと言う時にはコンビニでも下痢対策の方法として購入するのにおすすめの物があります。どのような物が変えるのか見てみましょう。
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下痢気味の時コンビニで買えるおすすめ品①カイロ
下痢気味の時は、とにかくお腹を温めて、お腹に負担をかけない消化のよい食べ物を食べるのが良いです。
季節にもよりますが、ちょっと調子が悪いと言う時にはコンビニで使い捨てのカイロを買うのもおすすめです。
貼るタイプのカイロを、おへその下辺りにおなか側と背中側両方から貼ると効果的です。女性なら子宮を温める事にもなる場所なので、生理の時の症状も緩和されますよ。
低温火傷にならないように下着に貼るよりもインナーのシャツの上などに貼るのがおすすめです。
下痢気味の時コンビニで買えるおすすめ品②ミルミル
最近よく目にする乳酸菌入りのお菓子やドリンク。乳酸菌が腸に良いと言う情報は知っている人も多いと思いますが、実は、乳酸菌が効力を発揮するのは主に「小腸」で、便秘や下痢などと深く関係している「大腸」の環境を整えるのに効果的なのは「ビフィズス菌」なのです。
ヤクルトの商品を置いているコンビニがあればおすすめなのは「ミルミル」。ヤクルト独自のビフィズス菌BY株が120億個以上も入っているので生きたビフィズス菌が大腸で働いてくれる事で大腸の余分な水分を吸収し、下痢気味のお腹の調子も整えてくれます。
食べ物なので、薬に頼りたくない時にもおすすめの方法ですよ。
引用: https://www.yakult.co.jp/milmil/image/pict_milmil.png
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下痢気味の時コンビニで買えるおすすめ品③スポーツドリンク
下痢の時は排便回数が増えるため、体内の水分や電解質(ナトリウムやカリウムなど)が失われていきます。下痢の時は水を飲まない方が良さそうな気がしますが逆です。失われたものを補給する方法として、常温の水やスポーツドリンクなどを飲む方が効果的です。
まとめ:薬に頼りたくない時にはコンビニもおすすめ
現時点では下痢止めなどの薬を扱っているコンビニが少ないので、突発性の下痢に襲われた時に頼りになるのはドラッグストアですが、何となく調子が悪くて薬に頼らずに調子を整えたいと言う時にはコンビニの商品を利用する事もできますね。状況によって使い分けるのが便利です。