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3月のライオン

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島田開の名言やモデルとなった人物を紹介!【3月のライオン】

2021.06.15

熱いプロ将棋界をリアルに描く大人気コミック・アニメ・映画である「3月のライオン」。今回は数多くの人気キャラクターの中から「島田開」をクローズアップします!3月のライオンでは良き兄貴、師匠キャラである島田の名言やモデルとなった人物について徹底解説いたします!

  1. 3月のライオンとは?
  2. 島田開について【3月のライオン】
  3. 島田開の面白エピソード【3月のライオン】
  4. 島田開のかっこいいエピソード【3月のライオン】
  5. 島田開の人望がわかるエピソード【3月のライオン】
  6. 島田のモデルは?【3月のライオン】
  7. 島朗について【3月のライオン】
  8. 島田八段の名言 対局中
  9. 島田八段の名言 対局外
  10. 島田八段の名言 面白編
  11. 島田のお相手は?【3月のライオン】
  12. 島田の今後を予想【3月のライオン】
  13. アニメ版の島田【3月のライオン】
  14. 実写版の島田【3月のライオン】
  15. まとめ【3月のライオン】
プロ将棋界を舞台に、高校生プロ棋士である桐山零の成長を描くヒューマンストーリーです!ヤングアニマルに掲載されるやいなや大きな話題を呼び、実写化・アニメ化もされ共に大ヒットした作品です。

とにかく厳しいプロ将棋界

3月のライオンにで描かれるプロ将棋界は、本物のプロ棋士が監修しているだけあってとにかくリアルです。一般的には馴染みのないプロ棋士のタイトル戦や順位戦に関してのシビアさが色濃く描かれています。
そんなプロ棋士の世界を生き抜く高校生の桐山零。彼の周囲には様々な個性を持った棋士たちがいて、その多様なキャラクターが3月のライオンの魅力の一つです。そして、今回はその中でも人気の高い「島田八段」にスポットを当てます!
穏やかで痩身痩躯の30代の島田は3月のライオンの作中では決して目立つ個性ではありませんが、それでもトップクラスの人気キャラです!その理由を紐解いていきたいと思います。

主人公を圧倒 

実は島田は3月のライオンのストーリーの中で、初めて主人公を負かした人物です。実際に桐山と対峙するまで全くその存在が示唆されたシーンは無く、モブキャラのような登場でした。
そして、実際に桐山も島田のことを低く見積もっておりかなり舐めきっていたところに、島田は圧倒的な力を見せつけ勝利します。桐山本人はもちろん読者や視聴者でさへも予想できなかったインパクトの強い登場でした!

若手を導く良き兄者

存在感は薄めですが、島田はプロ棋士トップ10人しか入れないA級棋士。そして桐山のライバルである二階堂の兄弟子でもあります。島田を兄者と呼び慕う二階堂と他の若手棋士を交えて独自の研究会を開いたりと若手の育成にも熱心です。
島田はみんなから3月のライオンで尊敬されるキャラクターであると同時に、弄られキャラでもあります。それは主に外見的な特徴から来るようで…

島田が見た目より老けてるその理由は…

島田はまだ30代半ばですが40代の後藤から「俺より老けてる」と称され、周囲からも同じように言われています。そのわけは、島田の早くも薄くなった頭皮にあるようで、前髪を下ろしていますが隠しきれない模様。
本人は素直に認めていないようで、育毛で有名な企業からのCMのオファーも断ってしまうほど頑なです。若手たちは遠慮して触れられない話題のようですが、先輩や同期からは遠慮なく突っ込まれています。

胃痛持ち故

3月のライオンで描かれる将棋界は現実と同じくシビアで「鬼の住処」と言えるほどです。そんな環境で地道に努力を積み重ねて這い上がってきた島田はさぞ屈強なメンタルを持っているのかと思えばそうでもないようです。
神経性胃炎持ちで、ことあるごろに胃がキリキリしてしまうという弱点を持っている島田。かなり繊細な質らしく、研究会で桐山たちが白熱して論戦が勃発したさい、その空気に耐えきれず島田の胃が悲鳴をあげ研修かはおひらきになってしまいました。
前章にもあるとおり、およそトップ棋士には見えない島田。そんな飾らないところが魅力でもありますが、それだけでは3月のライオンで人気キャラクターにはなれません、当然かっこいいエピソードもあります!

自分を過小評価している若手にも優しい

因縁のある後藤との対局で頭がいっぱいとなり、目の前の島田の研究をおろそかにしていた桐山。その舐めっぷりは島田本人にも簡単に伝わるほどでした。
本来なら島田は激昂してもおかしくないところですが、あくまでも冷静にしかし確実に桐山を追い詰めていきます。しかも、対局中に自分の浅はかさに気づき恥じらいと情けなさでどん底になってしまった桐山が、立ち直るのを静かに見守ってあげるという度量の大きさも見せました!

普及にも熱心なプロ棋士の鑑

プロ棋士には「対局」と「普及」の2種類の仕事があります。対局は文字通りプロ同士が対局することで、普及の方は将棋ファンに指導対局したり、テレビ出演など一言で表現すれば「将棋を広める」仕事のことです。
島田ほどの棋士ともなると、対局だけで十分稼げます。しかし、島田は将棋を世の中に広める普及にも熱心です。子供将棋大会など本来はA級棋士がやらないような仕事も積極的に請け負い、そんな姿勢が若手から慕われる要因となっています。
島田は3月のライオンのキャラクターの中でも、とりわけ人望が厚いキャラクターです。若手からはもちろんですが、ライバルや先輩からもその信頼は絶大です!

桐山すら陥落

島田に敗亡した後、桐山は自分の思い上がりを体調を壊すほど悔やみました。桐山にとって島田はあからさまに過小評価してしまった人間で、本来なら顔を合わせるのも恥ずかしい相手になりました。
しかし、結果的には桐山は島田の研究会に参加することとなります。将棋に特化してしまったゆえ、人間関係にが希薄で研究もずっと一人でやってきた桐山ですら魅了してしまう島田の人間力が伺えます。

ライバルからも絶対的な信頼

3月のライオンのおける島田のライバルといえば同じくA級棋士の後藤です。ヤクザのような風貌と刺々しい態度で、決してみんなで仲良くというタイプではありません。
しかし、島田に1目置いているのは明らかで、名人に敗北し調子を崩した島田の陰口を言っていた棋士達を一喝するシーンがあります。そして「島田なんてほっとけばすぐに勝ちだすさ」と揺るぎないライバルへの信頼を見せました。
3月のライオンの棋士たちには具体的なモデルがいることも多く、現役やあるいは過去の有名プロ棋士をモデルにしていると思われる要素が散見します。では島田のモデルは誰なんでしょうか?

有力なのは島朗

明確にはされていませんが、3月のライオンにおける島田のモデルとして最も有力なのが島朗のようです。島田と同じくA級棋士であり、名前も似ています。さらに最も共通する部分があるのですが、それは後の章でご紹介します。

外見のモデルは佐々木蔵之介

外見上のモデルは棋士ではなく、俳優の佐々木蔵之介です。これは3月のライオン原作者である羽海野チカが公言しています。髪型のせいか最初は気づきませんが、輪郭やパーツなどは確かによく似ています!
島田のモデルとなった島朗九段は、A級棋士で初代「竜王」のタイトルも取得した紛れもないトップ棋士の一人です!そして経歴だけでなく数々の伝説を残しています。

将棋界に新たな風を吹き込む

現代将棋においてコンピューターを用いた研究は今や当然であり、勝ち上がるためには必要不可欠と言えるほどです。そして、そういったテクノロジーを駆使した将棋を取り入れたのが島朗九段なのです!コンピューターが普及していない頃から棋士として活躍していたにも関わらず、現状に満足せずに新しい要素を取り込んだ島朗九段の偉業の一つとして有名な逸話です。

伝説の研究会「島会」の主催者

島朗九段の伝説はもう一つあり、彼の主催していた「島会」にはあの羽生名人や佐藤康光、森内俊介などが参加していたようです!当時はまだ若手であった研究会の参加メンバーが、将棋界のビッグネーム揃いとなり伝説の研究会となりました。そして3月のライオンにおいても、島田は若手と研究会を開き、メンバーは大活躍していることから共通するものを感じます!
3月のライオンの中で最強の棋士である宗谷名人と同期で、その陰に居ながら努力を積み上げトップ棋士に上り詰めた島田八段。そんな彼の対局中の名言をご紹介します!

「やれやれ…やっとこっちを見たな」

完全に島田を舐めてかかっていた桐山が、思わぬ苦戦で形成が悪化し動揺のあまり島田と目を合わせた時に放たれた一言。自分が舐められていることをわかった上で、それを冷静に受け止めたいたことを桐山に伝えます。この一言で桐山は自分の思い上がりに気付かされます。

「生きてるって気がするぜえ」

島田が宗谷名人との対局中に心の中で叫んだ一言。名人の強さに圧倒され、胃も悲鳴をあげている状態にも関わらず、その勝負を心から楽しんでいる島田の強さと情熱を感じさせます!
対局していない状態でも島田節は健在です。島田がなぜここまで信頼されるのかわかる、将棋以外でも通じるような名言です。

「抜けないことが明らかだからといって、それが俺が進まない理由にはならない」

3月のライオンの中でもトップクラスに有名な名言です。宗谷名人は才能だけでなく努力も並じゃないことに対し、天才の上に努力までされたんじゃ差が縮まらないのは当然とし、それでも努力を続けてきた島田の姿勢に頭が下がります。

「笑えたのは夢の中でも将棋を指してたこと」

島田が自分の夢に対して抱いた感想です。夢の中で島田はプロ棋士になれず、田舎で農業をしながら生活していました。奥さんも子供もいて幸せだったにも関わらず、まだ将棋を捨てきれずプロになれなかったことを悔やんでいた夢の中の自分に対しての自嘲も込めた言葉です。
3月のライオンに登場する棋士全般に言えることですが、島田には少々子供じみた一面もあり、それが垣間見えるおもしろ名言をご紹介します。

「大変すねナルシストは」

3月のライオンの中でも最も熱いライバル関係である島田と後藤の口喧嘩の中での一言。後藤が自分よりも老けて見えると島田の頭頂部を見ながらの指摘に対し、ひっそりジム通いで鍛えているであろう厚い胸板を指し島田が反論。いい大人同士とは思えない子供じみたやり取りにクスリときます!
見た目はともかくまだ30代の島田。未だ独身で、それほど女っ気もない生活を送っているようですが、3月のライオン原作の方でようやく恋愛フラグがたった模様です!

川本あかりに一目惚れ!?

ことの始まりは、三月町の夏祭りです。3月のライオンのマドンナ、川本あかりは例年通り妹二人と桐山と共に白玉の出店を出店。末っ子の桃がお気に入りの二階堂も呼ばれました。そして、二階堂から誘いを受けた島田も途中から合流しました。
生来の雨男である島田のせいか、突然の豪雨が降り注ぐ三月町。慌てて白玉の入った寸胴鍋を抱えて避難させようとする川本あかりでしたが、つまづいて転んでしまいそうになります。そこに島田はとっさにあかりの二の腕を掴んで助けました!そして島田はそれ以来あかりが気になっているようで…
新たな局面を展開していく3月のライオン。島田は今後どうなっていくのか?棋士としての島田とプライベートの島田の両方の面から考察していきます。

タイトルは取れるのか?

プロ棋士として最重要課題と言える「将棋タイトル」3月のライオンにおいても、もちろん重要な要素と言えます。島田はトップ棋士のA級棋士ですが、タイトは未取得です。
原作で島田は「棋匠」というタイトルの奪取に文字通り王手をかけましたが、残念ながら惜しくも敗れてしまいました。他のタイトルに関してはどうかというと、宗谷名人を下しての「名人」の取得は既に失敗しているので、名人にはなりそうもありません。
しかし、島田は既に2回の失敗が描かれているので3度目の正直ということで次こそタイトルの取得が叶う可能性が高いです。「竜王」や「玉将」など3月のライオンでまだ触れられていないタイトルもあるので、期待できます!

川本あかりのお相手最有力候補

先ほど述べたとおり、川本あかりとの恋愛フラグが立っている島田。しかし、そこにはライバルの存在もあります。桐山の担任であり3月のライオンの名言量産キャラである林田先生です。
林田先生は島田よりも早くあかりと出会っていて、島田よりもはっきりとした好意を抱いています。しかし、林田先生はどうやら奥手なようで対あかりに関して良いところなしです。そして、あかり本人は島田に掴まれた跡の残る二の腕を意味深に押さえるようなシーンがあるので、島田に気持ちが動いているともれ、現状においては島田有利と言えるでしょう。
アニメも大人気の3月のライオン。重厚感のあるものが多い島田のシーンも見事に表現しています。そして声優の演技も注目ポイントです。

声優の三木眞一郎の演技

島田を演じる声優は鋼の錬金術師のロイ・マスタングや頭文字Dの藤原拓海役などでお馴染みの三木眞一郎です。どちらかというと正統派イケメン役のイメージが強い声優ですが、3月のライオンの島田のようなキャラクターでもそのベテランの技術が光ります。
過去の回想や、対局シーンなどで重厚な映像と共に、深みのあるセリフを喋ることが多い島田。そんなシーンに溶け込んだアテレコは三木眞一郎のテクニックが感じられます。
実写版「3月のライオン」も大ヒットとなりました。桐山を演じる神木隆之介を始めとする豪華キャストは、原作の3月のライオンファンも納得のハマり具合で話題を呼びました!

モデルとなった佐々木蔵之介が実際に演じる

そして実写版3月のライオンで島田を演じたのは、原作者がモデルとした佐々木蔵之介です。当然ですが、本当に島田八段そのものと言える仕上がりとなっていました。外見はもちろんのこと、その静かながらも深みのある空気も見事に再現しています!
正統派なイケメンキャラでもなく、アクが強い訳でもないにも関わらず3月のライオンで人気キャラとしての地位を得た島田開。その秘密は将棋指しとしてだけでなく、人として学ぶべき「努力」を体現したような生き様にあるのでしょう。
そして3月のライオンの他のキャラクター同様、読者および視聴者を魅了してしまうのかもしれません。今後は一体どのような熱いシーンを魅せてくれるのか待ち遠しいところです!