デキる男のスーツの生地:あなたをよりエレガントに演出してくれるスーツの生地にこだわりを
ビジネスマンの必需品と言えば、スーツ。会社に行く前から、家まで一番人に会う機会が多い時に、あなたが身にまとっているのは、スーツです。女性社員にも部下にも好感度を与え、尊敬される存在になるように身だしなみにも気を使いましょう。デキる男は、あなたの身体にジャストヒットした上質の生地にこだわったスーツを身にまといましょう。
デキる男のスーツの生地:上質なスーツ生地の見分け方
世界の高級ブランドの本家があるのは、イタリアやイギリス、フランスなどを思い浮かべる方も多いと思います。欧米人の男性がビシッと決めたスーツで風を切って、颯爽と歩いている姿はかっこよく映りますよね。世界中で支持されている生地の多くは、イタリア製やイギリス製、そしてきめ細かい職人気質の方が多い日本製です。
デキる男のスーツの生地:イタリア製、イギリス製、日本製のそれぞれの生地の特徴
デキる男性は、良い生地かそうでないか見分けることができるはず
仕事もバリバリにこなすデキる男性なら、一流の物を見極める審美眼を持っているはずです。でも、全く関心のない分野なら基礎知識が必要ですよね。これさえ知っていれば、スーツ選びに失敗しない、生地の見分け方を解説させていただきます。
デキる男のスーツの生地:軽くて着心地が良い仕上がりになるイタリア製スーツ生地
イタリア製の生地の人気の秘密は、柄のバリエーションが豊富なため、あなたの好みにあったデザインの生地が見つかりやすいからです。さらに、滑らかな肌触りの良い生地でスーツをオーダーすれば、それだけ着心地がよくなりますよね。
実際に、私の知り合いのスイス人服飾デザイナーの女性も、イタリアの工場に製品の製作を依頼しています。彼女曰く、生地の質が全然違うから、他では納得できないとのことです。プロもおすすめの上質な生地を使って、あなたにピッタリのスーツを作ってみませんか?
イタリア製生地でおすすめの、Ermenegildo Zegna (エルメネジルド ゼニア)
世界の高級生地の1/3を占め、「エルメス」を始め、「アルマー二」や、「グッチ」も、ゼニアの生地を用いています。
Ermenegildo Zegna (エルメネジルド ゼニア)は、「世界で最も美しい生地を作る」という理念のもと、1910年創業しました。豊富なデザイン・カラーバリエーションーの中から、あなたの身体にジャストフィットしたスーツをオーダーすることができます。
最初のフィッティングから、最終調整まで21日間で、あなたの身体にジャストフィットしたスーツーが仕上がります。
デキる男のスーツの生地:耐久性に優れ、ハリがあるイギリス製スーツ生地
ジャントルマンの英国紳士と言えば、ツイード素材のカチッとしたスーツに、やはりツイード素材のハンチング帽をあわせているイメージを持つ人もいるのではないでしょうか?イタリア製の生地と比べて、硬く耐久性に優れているので、「長持ちする」というメリットがあります。
20年代ファッションが好みなので最近「ピーキー・ブラインダーズ」を見ている。主役のトーマス。ハンチングに三揃いスーツ、デタッチャブルの丸襟シャツ、基本ノータイ、短めのトラウザーズの足元からはブーツがのぞく。真似しようと思うけどハンチングにカミソリを仕込むのだけは遠慮します。 pic.twitter.com/Sji6k3QFg8
— 江津匡士 (@japagajp) September 3, 2017
イギリス製スーツ生地でおすすめの、John Foster(ジョン・フォスター)
John Foster(ジョン・フォスター)は、約200年近くにもなる歴史がある、1879年に創立された生地メーカーです。このメーカーの特徴は、柔らかすぎず、硬すぎず、程よい質感の生地です。
乗馬用スーツの様に、カチッとしたあなたの身体にジャストフィットして、エレガントな男性の魅力をアップするスーツをオーダーしてみてはいかがでしょうか?
あなたは、彼にスーツ姿で勝負して勝てる自信はありますか?
ただでさえ、エレガントな馬も、こんな風に着飾ったら、さらに魅力がアップしますよね。あなたも生地にしっかりとこだわりを持ち、あなたの魅力を更にアップする一着を身に着けてくださいね。
デキる男のスーツの生地:季節に合わせて生地の配合率を変える職人技 日本製のスーツ生地
オーダースーツとポケットチーフの会社/フィックスポン・ジャパン株式会社 代表取締役/阿部 汰伽春さんの撮影をいたしました。
— 藍子 Aiko (@CoroAiko) February 2, 2018
流石!スーツの着こなしがとても素敵でした✨ pic.twitter.com/pCNQr8fR5u
日本の春夏秋冬にあわせて、その時期に最適に着こなせるように生地の配合を調整する、まさに日本人ならではのきめの細かな配慮から生まれた、あなたの身体にも優しく着心地が良いスーツ生地です。
国産生地でおすすめの、「葛利毛織」
当社は、尾州織物工場としては最も早い時代(大正元年)に創業いたしまして、現在に至っております。 多品種少量生産で国産最高級ウーステッドを製織し、世界に誇り得る商品を目指して、手造りとも言うべき製品を吟味して市場に送り出すことに日々専心いたしております。主にSuper100ウールを中心に、スーツやジャケット向けの生地を生産しております。昭和初期に製造されたスロー織機「ションヘル」を使い、1反づつ丁寧に仕上げていく仕事は、葛利毛織の誇りと、お得意様から寄せられる信頼に応えるものであると信じて止みません
デキる男のスーツの生地:スーツのタグに記載されている SUPER表示 の数値に注目してみましょう
スーツ生地の価格は、生地の元となっている繊維の細さの違いが大きく影響します。 そのため、繊維が細くなればなるほど、高級な生地の高価なスーツとして、市場で取り使われています。この生地の元となっている繊維の細さは、“SUPER表示”というスーツのタグに刻まれており、この数字が高ければ高いほど、細い繊維を使用している高価な生地ということになります。
デキる男のスーツの生地:良いスーツを一目で見分けるには?
あなたが今持っているスーツを、以下に解説する方法で見比べてみてくださいね。以下に留意する点が理解できれば、既成のスーツであっても、より良い物を見分けることができる様になりますよ。
1 良いスーツの見分け方は、「袖」の部分に注目
まずは、ハンガーにスーツを掛けて、袖の部分を見てみましょう。
もし、ジャケットの袖が前方に向け大きくしわが出ている物は、身体の構造を考慮した仕立てになっているので、実際に着た時にシルエットが美しく見えます。
2 良いスーツの見分け方は、「襟の裏側」に注目
ジャケットの襟をめくった時、襟の裏側はどうなっていますか?
① 「毛芯」 生地と生地の間に、毛芯を挟み、手縫いで細やかに縫い留めた物です。後が、ステッチ模様の様に出ていたら、上質なスーツの証拠です。
② 「接着芯」 アイロンなどで簡単貼り付けているので、見た目は奇麗ですが、使う度に接着剤が剥げていき、ヨレヨレの状態になっていきます。
3 良いスーツの見分け方は、「襟の立ち上がり」に注目
まずは、めくった襟を元に戻して、その立ち上がり方に注目してみましょう。
① 「毛芯」を使った襟 第一ボタンの上あたりの襟の立ち上がり部分が、緩やかな曲線を描きます。
② 「接着芯」を使った襟 襟の立ち上がり部分が、直線的になります。
いかがでしたか?もし、あなたがオーダースーツを作るなら、それぞれの生地の特徴を活かして、例えば秋冬物は英国製の生地を使って暖かく過ごせるように、夏は肌触りが柔らかく、デザインも豊富なイタリア製、そして残りの季節を日本製と分けてオーダーしてみるのも、気分をガラリと変えることができるかもしれませんね。