ウッドキャンドルってナニ?
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「ウッドキャンドル」は、ひとことでいえば「薪をくべる必要がない焚き火」のこと。それ自体を燃やして暖を取ったり、ナベやフライパンを直接乗せればコンロに早変わり。そんな使い勝手の良さが、ウッドキャンドルの魅力です。「スウェーデントーチ」や「ログキャンドル」などとも呼ばれ、キャンパーの間でも注目されているアイテムです。
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キャンプで火といえば、薪をくべたキャンプファイヤーを思い浮かべる方も多いでしょうが、初心者には今回紹介するウッドキャンドルのほうが扱いやすいかもしれません。風が強いと、薪の場合は飛んで行ってしまったり、火が消えてしまったりしますが、このウッドキャンドルならそんな心配は無用。キャンプファイヤーよりもスペースが少なくて済むのも、最近のキャンプ場を考えればうれしいポイントかも。
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……ほら、ここまで聞いて、ウッドキャンドルを作ってみたくなった方のために、簡単にできる作り方をお教えしましょう。
ウッドキャンドルの作り方講座 手順①『丸太を切り出す』
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まずはウッドキャンドルに使う丸太を、30センチくらいの長さに切り出します。丸太の太さは、直径20センチくらいがベストですね。丸太は、ホームセンターなどで、いい感じのサイズに切ってもらうのもアリですね。また、キャンプ場周辺に材木店があれば、扱っているかもしれませんよ。
ウッドキャンドルの作り方講座 手順②『丸太を固定する』
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この後の作業のためにも、ここで丸太が動かないよう、固定しましょう。角材をビスなどで留めて、作業をしやすくしましょう。
ウッドキャンドルの作り方講座 手順③『切り込みを入れる』
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次は、丸太に切り込みを入れていきます。この切り込みには、後述するように着火剤などをはさむ必要があるため、のこぎりのような狭い切り込みでは使い勝手が良くありません。
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そこで必要なのが「チェーンソー」です。切り込みを入れる深さは、丸太の長さの“4分の3”が理想です。そして、丸太の太さに応じて、十字=4等分から6等分、あるいは8等分しましょう。切り込みが多いと、それだけ空気が入り、火が大きくなります。コンロとして使うなら、切り込みの入れすぎは避けましょう。
ウッドキャンドルの作り方講座 手順④『芯材として着火剤を入れる』
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切り込みのスキマには、着火のための芯材をセットする必要があります。灯油をしみこませた新聞紙を刺したり、ワラを置くなど、芯材となるモノはたくさんありますが、手軽に火が着いて、初心者でも扱いやすい着火剤を、芯材として埋め込むのがおすすめです。スキマにはおがくずも入れておくと、より燃えやすくなりますよ。
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さあ、ここまでくれば、あとは固定していた角材を外して、ウッドキャンドルのできあがりです。さっそく着火してみましょう!
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ウッドキャンドルの作り方講座 応用編①『空気穴をあける』
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ちなみに、側面に穴をあけておくと、空気を取り込みやすくなり、着火やその後の火の勢いが弱まりにくくなります。道具があれば、お試しあれ。
ウッドキャンドルの作り方講座 応用編②『薪を束ねて即席キャンドルに』
「チェーンソーで切り込みとか、怖いし、面倒そう…」そんな方には、長さをそろえた薪を、針金などで固定してしまえば、スキマも適度に開いた、簡易ウッドキャンドルが出来上がり!途中でバラバラになってしまわないよう、薪同士をしっかりと固定する必要はありますが、工具がなくてもウッドキャンドルらしさを味わうことができますよ。
ウッドキャンドルの使い方 ①『芯材に着火する』
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さっそく、芯材として設置した着火剤に、実際に火をつけてみましょう。芯材から丸太へ火が燃え移ってきたら、もう安心ですね。初めて見る人は、ちょっとびっくりするくらい、勢いよく燃えますよ。
ウッドキャンドルの使い方 ②『暖を取る』
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アウトドアでは貴重な「火」。まずはその火の暖かさを体感しましょう。周りが暗くなってきたら、まさにウッド“キャンドル”として、その火のありがたみと、幻想的ともいえる光景に、心が洗われるかもしれませんね。
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こんな風に、切り込みの隙間から漏れる明かりが、邪悪なココロを清めてくれるかもしれませんね。
ウッドキャンドルの使い方 ③『調理に使う』
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ウッドキャンドルがあるなら、ぜひおすすめの使い方が、コンロにすること。ナベやフライパンはもちろん、はやりのスキレットなら、あっという間に調理も完成。丸太の上に直置きでも、平らな切り口のおかげで安定性もあり、想像以上に調理がはかどりますよ。
ウッドキャンドルの使い方 ④『キャンプの後でも有効活用』
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火を消した後のウッドキャンドルは、オブジェとしても使えるほか、プランターとして使うのもおしゃれですね。あなたのセンスで、おしゃれなインテリアとして再利用するのも、エコですね。
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ウッドキャンドルは買ってもOK!
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使い方を見るだけでも楽しそうなウッドキャンドルですが、やっぱり手間はかけたくない……。そんな方には、既製品を使うのもアリ。キャンプ初心者はもちろん、子供が多くいると、チェーンソーなどは危なくて使えないですよね。
燃えやすい加工もしっかりされているので、失敗もなく、安心して使えるのも便利なところ。着火剤などセットされたものもあるので、技量や使用場面に応じて、チョイスしてみてはいかがでしょうか。
ウッドキャンドルでキャンプを楽しく!
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「火」すなわちファイヤーは、キャンプの際の醍醐味ですよね。その火をどうやって作るか。そして魅せるか。キャンプマスターなら考えておきたいところです。そんな時に、薪をくべた焚き火もいいですが、丸太一本が主役になれるウッドキャンドルなら、周囲からも注目されること間違いなしですね。今度のキャンプでは、ウッドキャンドルで楽しいキャンプにしませんか。