ディズニーの大ヒット映画「アナと雪の女王」とは
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アナと雪の女王は、2013年に公開されたディズニー映画です。日本では「アナ雪」の略称で親しまれ、公開後は一大ブームを巻き起こしました。主題歌である「レット・イット・ゴー ~ありのままで~」は日本全国で親しまれるだけでなく、多くのファンが歌う様子をYouTubeに投稿するなど世界的なブームを巻き起こしていました。
魅力的なキャラクター
続いてアナと雪の女王に登場するキャラクターたちを紹介します。どのキャラクターも個性があってとても特徴的です。
アナ
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アナは本作の主人公で、18歳の少女です。赤い髪の毛をしていますが、一房だけ白く染まっています。瞳の色はエメラルドで、顔にはそばかすがあるのが特徴です。実は彼女はアレンデールという王国の第二王女で、エルサの妹でもあります。とある事件によって、一時期お城の中では大好きな姉のエルサにも関わることができず、一人寂しく過ごしたせいで、素敵な出会いを夢見るようになります。アナ自身は明るい性格で、いざというときは男勝りな一面も見せるヒロインです。
エルサ
本当に好きな人とは
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何処に居ても幸せなもの
一緒に居れるだけで
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エルサはこの作品のもう一人の主人公です。アナ雪の「雪の女王」とはもちろんエルサのことを示します。アレンデール王国の第一王女で、次期王位継承者です。性格は真面目でクールですが、心優しい温かな一面も持っています。
生まれながらに雪と氷を操る魔法の力を持っていて、成長するにつれてその力はどんどん大きくなり、制御が難しくなっていきました。8歳のある夜、アナと一緒に部屋を抜け出し、魔法の力を使って遊んでいました。その時にアナを助けるために魔法を使ったところ、誤ってアナの顔に当ててしまいます。それ以来、エルサは手袋をして、魔法で誰かを傷つけないように、人と会うことを止めました。
映画を見る前までは気難しい女王なのかと思っていましたが、実際は心の優しい女性です。それからオラフの製作者であったりもします。なかなか独特なセンスを持っているようです。
クリストフ
引用: http://www.disney.co.jp/fc/anayuki/character/kristoff.html
山男の青年でサーミ人と呼ばれる人間です。大柄で屈強な21歳です。トロールたちとは幼いころに採氷していた時に遭遇し、それ以降、友人あるいは家族のような関係を築いています。トナカイのスヴェンと暮らしていて、これまでずっと一緒に過ごしています。
山小屋でアナと出会い、エルサを探す旅に同行することになります。トロールたちによればトナカイへの愛情は異常だけど、優しいいい男という話です。
オラフ
『雪だるまつくろう』 アナと雪の女王
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アナ雪の中でもかなりの人気を誇るのが、雪だるまのオラフです。オラフはエルサの魔法によって作られた雪だるまで、夏にあこがれているとても陽気な雪だるまです。曲げても折れない枝の手と三本の毛、出っ歯が特徴で、鼻はなんと食用の人参だそうです。
見た目通り、非常にコミカルなキャラクターで人気もあります。夏にあこがれるという雪だるまらしからぬ一面もオラフの陽気さを引き立てているでしょう。それだけでなく、アナを温めるために暖炉へと近づきます。自分が溶けてしまうのも構わずにオラフは「アナのためなら溶けてもいいよ」言いながらアナを温めます。
ただのコミカルなキャラクターではなく、こうした優しい一面があるのも、オラフが人気である理由の一つなのでしょう。グッズの売れ行きもかなり好評だとか。
トロール
引用: http://www.disney.co.jp/fc/anayuki/character/trolls.html
トロールは岩の姿をした種族で、心を開かない限りは岩の姿に擬態して本当の姿を見せません。しかし、幼いころからの友人であるクリストフには本当の姿を見せています。トロールとの気の置けないやり取りを見ていると、クリストフとトロールの絆がよくわかります。彼らは恋愛のスペシャリストとも呼ばれていて、アナ雪本編ではアナとクリストフの恋を全力で後押ししています。
ハンス
引用: http://www.disney.co.jp/fc/anayuki/character/hans.html
エルサの戴冠式に招待されたサザンアイルズ王国の第13王子です。戴冠式ではアナと出会い意気投合します。
ハンスは第13王子であり、父も母も兄弟も自分を相手にしてくれず孤独を味わっていました。アナも幼いころにエルサの魔法によりエルサと遊べなくなり(しかもアナはその時の記憶がないので、エルサと遊べない理由がわからなかった)孤独を味わっていました。互いに胸に秘めた孤独に共感しあい、アナにプロポーズをします。
アナと雪の女王を彩る素敵な楽曲たち
アナ雪は感動的なストーリーを引き立て、視聴者へと伝えるミュージカルシーンがあります。そこで歌われている歌はどれも素敵なモノばかりです。
【アナ雪】オープニングテーマ。氷の心【曲】
アナ雪で最初に聞くことになるのがこの「氷の心」という曲です。力強い男たちが氷の力について、「美しく、力強く、でも危険」だと歌っています。一見すると美しい光景ですが、歌の内容は特別な力を持つ誰かや、それに関わる人間たちに警告しているような印象を受けます。その人物は、なんとなく予想がつきますよね?
引用: https://youtu.be/cTa4KbjnxbE
実は既にこの場面でクリストフとスヴェンが出ています。二人とも小っちゃくて可愛らしいですよね!二人は大人に混じって一生懸命、氷を取っています。この歌のラストで見せる、ソリに氷を乗せてスヴェンとともに運んで行く姿は、見ていてとても微笑ましいです。
【アナ雪】雪だるま作ろう【曲】
「レット・イット・ゴー」に次いで有名となっているのが、この「雪だるま作ろう」だと思われます。事の始まりはエルサが誤って、アナに魔法を当ててしまったことから始まります。アナは何とか助かったものの、その時の治療の代償で記憶は書き換えられてしまい、エルサの魔法のことを忘れてしまいます。
引用: https://youtu.be/NiIshNE4lJ4
自分の強い力を恐れたエルサは自分の部屋に閉じこもり、アナも城から出られない生活を送ることになりました。記憶がなくなっているアナには、エルサが遊んでくれない理由が分かりません。外で雪が降っていることを知ったアナは「雪だるま作ろう?」とエルサに呼びかけます。
しかし、エルサはアナの声に応えることはできません。また、アナが酷い目に合ってしまう、自分のせいで傷つけてしまうのが恐いからです。アナは記憶をなくして思い出せない、エルサは傷つけることが恐くて会えない。そんな繰り返しが続いて、二人はどんどんすれ違っていきます。そしてある日、両親が事故によってなくなるという事件が起きました。
【アナ雪】すれ違ったままの二人【雪だるま作ろう】
引用: https://youtu.be/_Gk-VrYteBI
両親が亡くなった後も、アナはエルサの部屋を尋ねます。相変わらずエルサは扉を開けてはくれません。「そばにいれば支えあえる」とアナはエルサに伝えます。しかし、エルサの答えは返ってこない。途方に暮れたアナは扉にもたれかかり、座り込んでしまいます。それは扉の向こうのエルサも同じでした。アナと同じように落ち込み、部屋の中は魔法の影響で半分ほど凍っていて、雪まで降っていました。
彼女はアナを傷つけてしまったことを後悔し、自らの力で人を傷つけることを恐れるようになりました。本当はアナから声を掛けられた時に、そばに行きたかったと思います。姉妹で支えあえることも、アナが自分を心配してくれていることも分かっていたはずです。それでも怖くてできなかった。凍り付いた部屋の様子を見る限り、魔法は感情の影響を受けやすいようです。あの場面で垣間見えたのは、拒絶する冷たい心というよりも、大切だからこそ遠ざけてしまった切なさや辛さが表されていると感じます。
【アナ雪】まさかここまで切ない歌だとは思わなかった【雪だるま作ろう】
アナ雪を見るまで、まさかこの曲でこうした結末が待っているとは思いもよりませんでした。見る前に知っていたのはアナが楽しそうにノックするシーンだけで、完全に最後は楽しく終わると思っていたからです。外から彼女たちを見ていると非常にもどかしく、初めて見た時は、なかなかにショックを受けました。
【アナ雪】外の世界への想いが語られる。生まれてはじめて【曲】
この歌では久しぶりに外へと出ることになったアナのはしゃぎっぷりが光ります。
終始、楽し気に歌っているアナは本当に元気です。寝起きでボサボサの髪の毛を一瞬で整える、階段の手すりを滑り下りる、甲冑の手をもぎ取る、チョコをつまみ食い、石像をぶん投げてデコレーションケーキの頂上にトッピング、ソファーで飛び跳ねる、などなど。お転婆というレベルを遥かに超えた動きで、その喜びを表現しています。
子供のころにエルサが誤って魔法をぶつけてしまったことで城の外に出られなくなってしまったアナには、外の世界というのは、そこに居るだけ胸が躍るような場所であることが伝わってきます。
それとは対照的に、エルサはどこか浮かない様子です。彼女は怖いのです。自分の魔法が誰かを傷つけてしまうかもしれない、この魔法のせいで誰かに恐れられるかもしれない。そんな悲痛な気持ちをエルサから感じます。
【アナ雪】アナとエルサで意味合いが変わっている【生まれてはじめて】
この歌では「開くのだ 門を今」という歌詞がでてきます。そこに含まれている思いは、アナとエルサの間でまるで違うものとなっているのが非常に印象的です。
アナは「この狭い世界を出て、ようやく外の世界を見ることができるわ!なんて自由で素敵な日なんでしょう!運命の人に出会えて、生涯の愛を誓ったりするのかしら?」と希望に満ちた気持ちで門を開きます。
対してエルサは「私の魔法が見られてしまったらどうしよう。きっとこの国にいられなくなるわ。誰も傷つけたくないし、誰にも見られたくない……。一人でいたいのになんでこんな日が来てしまったのかしら。……でも今日一日だけ、一日だけ上手くやればいいの。絶対に隠し通さなきゃ」と不安と恐れに苛まれながら門を開きます。
【アナ雪】同じ歌の中で対照的に描かれた二人【生まれてはじめて】
アナの元気な様子から始まるこの歌は、エルサのパートになると途端に切なくなります。この切り替えがこの歌の見せ所です。二人を対照的に描くことによって、幼いころに起きた事件のあとの様子がある程度伝わってきます。とは言っても、アナは事件のことを忘れているので、未だ過去に捉われているのはエルサだけです。二人の心のすれ違いに、もどかしさを感じずにはいられないと思います。
【アナ雪】心を開くことができた二人。とびら開けて【曲】
エルサの戴冠式でアナとハンスが出会い、ベランダで話をしているシーンからこの曲は始まります。「どこにも出口のない日々が突然に変わりそう」というアナの言葉に対し、ハンスは「僕も同じこと考えてた!」と嬉しそうに答えます。二人とも孤独感を覚え、閉塞的な日々に不満を持っていました。その孤独を共感できたからこそ、二人の距離がグッと縮まっていきます。
どこにも居場所のない日々を過ごしてきた、と歌うハンスにアナは共感せずにはいられません。この時のアナにとってハンスはようやく表れた理解者で、待ち望んでいた素敵な出会いをくれた王子様でした。
【アナ雪】お互いの共通点がどんどん見つかる喜び【とびら開けて】
歌が進むにつれて、二人はお互いの共通点をどんどん見つけていきます。サンドイッチが好き、考えていること、孤独に悩んでいたこと、お互いの動きなど、二人は大喜びです。共感しあえる理解者を得た二人が喜びあっている様子は、まさにアナが望んでいた運命の出会いと捉えることができます。きっとそれはハンスにとっても同じだったのでしょう。歌の最後でハンスはアナに結婚を申し込み、アナはとびきりの笑顔でも「もちろん!」と答えます。そんな二人の姿は、これから幸せな将来を築いていくことを予感させます。
【アナ雪】愛の力は偉大!トロールたちが歌う「愛さえあれば」【曲】
アナ雪の物語が進むと、エルサの魔法のことがバレてしまい、彼女は城から山へと逃げ出してしまいます。アナはエルサを追いかけるために城を出て、途中の山小屋で山男のクリストフとトナカイのスヴェン、そして「恋愛のスペシャリスト」トロールたちと出会います。
出会ったばかりのクリストフとアナが、とてもお似合いに見えたトロールたちは歌で二人を後押しします。その時に歌われているのが「愛さえあれば」です。
引用: https://youtu.be/FL9KGyOtz2c
アナもクリストフも完璧じゃない。だからこそ二人の間に愛さえあれば、完璧じゃなくても大丈夫だ!この歌はそんなことを思い起こさせてくれます。好きな人の前だとついついカッコつけてしまうことがあるでしょう。でもそんな必要はないのです。完璧であろうとする必要なんてないのです。
【アナ雪】やはりアナ雪と言えばこの曲!レット・イット・ゴー ~ありのままで~【曲】
アナと雪の女王といえばやはりこの曲でしょう。日本全国で流れ、世界でも愛されているアナと雪の女王を象徴する歌「レット・イット・ゴー ~ありのままで~」です。アレンデール王国から逃げてきたエルサは、これまで抑え込んでいた魔法の力を解放します。
【安堵しているエルサ】
引用: https://youtu.be/AoUxjQOQW7A
「戸惑い、傷つき、誰にも打ち明けずに」の歌詞の通り、エルサは自分の力に戸惑い、他人も自分も傷つけ、一人で苦しんできました。そんな彼女が手袋を投げ捨て「もう止めよう」と歌います。手袋を外して魔法を使う瞬間が、少しだけ不安そうな表情が、これまでエルサが自分の力にどれほど悩んできたかを訴えてきます。その直後に笑って右手から魔法を放つ様子は、コントロールできたことにホッとしているように見えます。
「ありのまま」という歌詞はこの場面で歌われています。自らを抑え込むことを止めて、彼女の望むままに魔法を放つ姿は、まさに「ありのまま」のエルサだと言えます。手から放たれる魔法はキラキラと光り、雪だるまつくろうで見せたような悲しさを感じさせません。過去を振り払い、立ち直ったエルサの心が魔法に表れているようです。ちなみに動画を見てもらえばわかりますが、この時にさり気なくオラフも作っています。
【アナ雪】煌びやかな蒼と白の世界【レット・イット・ゴー】
引用: https://youtu.be/AoUxjQOQW7A
アナ雪本編でこの歌を歌っているのは、エルサ演じる松たか子さんです。その素晴らしい歌声で、エルサの心のうちを表現しています。始めはしっとりと歌い上げ、徐々に抑えられていた心を解放していく、そんな風に歌っているように感じました。
画像の氷の城を作り上げるシーンでは、エルサは既にありのままの自由な心を取り戻しています。両手を振り上げて、巨大な氷の城を築いている様子は、エルサの心が自由であることと魔法の力の強大さを表しています。エルサの魔法は確かに恐ろしいですが、こんな幻想的な世界を見せられたら、もう感動するしかありません。この壮大なシーンは何度見てもゾクゾクします。
まとめ
アナと雪の女王はストーリーだけでなく、所々で見られるミュージカルシーンも魅力の一つです。主題歌である「レット・イット・ゴー」や「雪だるま作ろう」だけでなく、アナ雪の中では多くの素敵な歌を聴くことができます。今回の記事で興味を持っていただけたなら、ぜひ本編と一緒に歌を聞いてみてください。あなたの心に新しい感動が生まれること間違いなしです!
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