ブリーチに登場したハリベルは圧倒的な強さもありますが、露出度が高い衣装を着用しており、ブリーチに登場する女性キャラクターの中でも１、2を争うほどのグラマラスな体型の人物です。作中ハリベルの最後については不明でしたが、その後どうなったかは意外な形で触れられていました。 そんなハリベルの能力やその後についてたっぷりとご紹介していきます。

ブリーチに出てきたハリベルはティア・ハリベルといい、藍染によって生み出された十刃（エスパーダ）のNo.3という上位の立ち位置で、現役の十刃の中では紅一点の存在です。外見は金髪で褐色の肌をしていて、衣装の露出度は高く普段上着で見えない口元から胸の上部にかけて仮面があった頃の名残があります。

思慮深く冷静沈着な性格ですが、部下思いなところもみられています。 破面の中では藍染に対して高い忠誠心を抱いており、バラガンの不遜な態度を嗜める場面もありました。 しかし藍染に見限られた時にはそこまで動揺する様子は見られていませんでした。

 ハリベルのプロフィールは身長175cmで体重は61kg、誕生日は7月25日と公表されています。 衣装の露出度に関して過激なことがよく話題にあがっていましたが、アニメでは露出が少なくなるように修正がはいりました。所持している斬魄刀はかなり特徴的な形状で、太く短い刀身の内側がくりぬかれたような作りになっています。

ブリーチのハリベルの声優は緒方恵美さんが演じていました。 1965年6月6日生まれで出身は東京の秋葉原です。 声優としてのデビューは1992年に放映の「幽☆遊☆白書」の蔵馬役でした。 元々は子役出身で、所属していた劇団が解散後に声優に転身した経歴の持ち主です。

演じる役柄としては少年役が多いですが、中でも特に有名なのがデビュー作となった蔵馬役と「新世紀エヴァンゲリオン」の碇シンジ役ではないでしょうか。 女性キャラでもボーイッシュな役や百合キャラ、清純派美少女、二面性を持つキャラなど幅広い役柄を演じています。

「緒方恵美の銀河にほえろ！」というラジオ番組を担当していたこともありました。この番組は下ネタが非常に多かったことや、飲酒しながらリスナーの人生相談に答えるコーナーがあったことで知られています。 かつては「電撃大賞」と「久川綾のSHINY NIGHT」の2つと並んで文化放送の外道御三家とまで呼ばれるほどの番組でした。緒方恵美さんの異名として知られる男八段や司令などは、この番組の中で由来してついたと言われています。

他にも逸話として 「るろうに剣心」で緋村剣心を演じるために剣道を習ったり、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序」でシンジの絶叫シーン収録後、気管に軽い火傷を負っていたことなども有名な話です。

ブリーチのハリベルにはエミール・アパッチ、フランチェカ・ミラ・ローズ、シィアン・スンスンという女性の従属官が三人います。 もともと面倒見がよく姉御肌のため、従属官からはよく慕われていました。 従属官と関係が良好な第１十刃スパークとの仲も悪くありません。しかし自身の従属官をないがしろにしていた第２十刃バラガンとは険悪な関係性がみられています。

ブリーチのアニメ版では藍染の配下になる以前からバラガンとは対立していました。バラガンとのいざこざの際に藍染に助けられたことがきっかけで下についたことが作中で描かれています。従属官の3人とは破面になる以前から主従関係だったことも明かされてました。 第五刃のノイトラ・ジルガとはあまり関わりがありませんが、そりは合わなかったようです。

ブリーチのハリベルの得意とする能力は水を操って戦うことです。 大量の水を操るハリベルの能力は攻撃範囲や破壊力共に十刃内でも上位に位置すると思われ、第三刃に相応しい能力と言えるでしょう。 露出度の高い衣装を着ていたのは「濡れてもいいように」と破面大百科で説明されています。

帰刃の名前は「皇鮫后（ティブロン）」といい、解放することで顔の仮面が消えて、ロングブーツでへそ出しミニスカートの格好になり更に露出度の高い恰好になってしまいます。 

日番谷冬獅郎とは特に戦闘する機会が多かったですが、日番谷が出した氷を灼海流（イルビエンド）で溶かして自身の攻撃に利用していました。波蒼砲（オーラ・アズール）を放った時、霊圧を打ち出す攻撃の色はなぜか 虚閃と同じ黄色になっています。

護廷十三隊との決戦でハリベルは藍染側として、スターク、バラガンと共に空座決戦に参戦しています。十番隊隊長の氷を操る日番谷冬獅郎と戦うことになり、当初は戦いを優位に進めていました。 従属官を倒した山本元柳斎重國とも戦おうとしますが、日番谷の氷天百花葬によって氷の中に閉じ込められてしまいます。しばらく動きを封じられていましたが、ワンダーワイスの叫び声で氷が砕けて戦線へ復帰します。

その後に仮面の軍勢の猿柿ひよ里と矢胴丸リサが日番谷に加わり、3対1の状態となりますがそれでも互角以上に戦っていました。戦中に藍染に裏切られ斬られる場面もありましたが、失望した様子は見せずに呼び捨てにしてすぐに反撃をしています。もともと冷静沈着なハリベルですが、裏切られた後の態度を見る限りでは、そこまで忠誠心を持っていたわけではないのでしょう。

ブリーチの漫画やアニメではハリベルのその後の様子は詳しく描かれてはいません。しかし、藍染に斬られても生き延びていたことがキャラクターブックの小説で書かれています。従属官のアパッチ、ミラ・ローズ、スンスンの3人も無事にハリベルと共に虚圏に帰っています。

千年血戦篇でスタークとバラガンがいなくなった虚圏をハリベルが統治しています。しかし「見えざる帝国」が虚圏を襲撃した際にハリベルは囚われの身になってしまったことが、原作でハリベルが登場した最後のシーンとなっていました。その後どうなってしまったのか、生死についても不明のままです。 

ブリーチのハリベルのグッズはアルファオメガからフィギュアが発売されています。 クオリティはとても高く、Amazonなどの通販サイトでのレビューもかなりの高評価となっています。パーツを取り替えることで解放前だけでなく解放後の姿も再現可能です。プレミアがついていて、中古品でも定価の倍近いの値段で販売されています。1/8スケールのフィギュアのはずですが、25mmということで実際は1/7ぐらいの大きさで作られているようです。

ハリベルのコスプレは非常に人気が高くイベントではハリベルのコスプレイヤーは多数見かけています。YouTubeでもコスプレ動画を視聴することができますし、海外のコスプレイヤー達がハリベルコスをしている写真も「Cure WorldCosplay」で紹介されています。 Amazonにはハリベルのブーツやマスクの他にも、白黒2種類のコスプレ衣装なども販売されています。

ブリーチのハリベルについてご紹介してきました。 原作では最後の姿が拘束されているシーンで終わりましたが、小説でその後どうなったのか触れられていて、ハリベルの救出について書かれているので気になった方はぜひ読んでみてください。再度ブリーチを読み返すことでハリベルの魅力を再確認できることでしょう。