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【ブリーチ】アニメの最終回に込められた想いとは?真相に迫る

2021.07.31

大人気漫画ブリーチをアニメ化した、アニメブリーチ。非常に人気も高く、アニメオリジナルまで人気だった本作は、2012年に漫画最終回を待たずして、アニメが最終回を迎えてしまいました。そんなアニメ・漫画ブリーチの最終回について、隠された想いや真相を紐解いて行きます。

  1. 【ブリーチ】ブリーチとは
  2. 【ブリーチ】ブリーチアニメは計何話?【アニメ最終回ネタバレ】
  3. 【ブリーチ】アニメ最終回のあらすじ【アニメ最終回ネタバレ】
  4. 【ブリーチ】漫画との相違点【アニメ最終回ネタバレ】
  5. 【ブリーチ】アニメ最終回に込められた想い【アニメ最終回ネタバレ】
  6. 【ブリーチ】声優さんからのコメントも【アニメ最終回ネタバレ】
  7. 【ブリーチ】アニメ最終回の感想や評価【アニメ最終回ネタバレ】
  8. 【ブリーチ】アニメの続編は放送するのか【アニメ最終回ネタバレ】
  9. 【ブリーチ】アニメ最終回と原作をつなぐ流れ【アニメ最終回ネタバレ】
  10. 【ブリーチ】漫画の最終回に込められた想い
  11. 【ブリーチ】ブリーチアニメ最終回についてまとめ
ブリーチとは、普通の人間と同じように幽霊が見えてしまう高校生・黒崎一護が、とある霊的事件に巻き込まれ、悪霊を退治しにやってきた死神・朽木ルキアから死神の能力を譲り受けることで死神代行となり、現世の友人や家族、死神世界の仲間たちとともに成長していくバトル漫画です。
約15年にもわたり、週刊少年ジャンプで連載を続けたブリーチは、アニメ化やミュージカル化、オリジナルノベライズ化、ゲーム化など様々なメディア展開を見せました。漫画は連載を終え、アニメも最終回を迎えたブリーチですが、オリジナルの小説が連載中であったり、実写映画が上映されたりと、まだまだその人気は消えていません。
かっこいいキャラクターに、かっこいい世界観、かっこいいストーリーが人気と話題を呼んだブリーチについて、アニメ最終回や漫画最終回の感想や真相などを紹介していきます。
ブリーチのアニメは8年にわたり放送され、その話数は全366話。長期連載、長期アニメ化が多いジャンプ作品らしい、長い期間をかけてのアニメ化となりました。ただ、アニメ内容は原作ストーリーだけでなく、オリジナルストーリーも多かったですね。
アニメでは漫画の最終章突入前の話までを放送し、そこで最終回を迎えることになりました。残念ながら原作ストーリーすべてをアニメ化、とはなりませんでしたが、アニメオリジナルストーリーや、アニメ最終回におけるオリジナル展開などもファンに受け入れられ、人気を博していました。
アニメ1話が収録されている「死神代行篇」のDVD1巻と、アニメ最終回が収録されている「死神代行消失篇」のDVD6巻のジャケット構図が同じで、姿が違うところを見ると、一護の長い戦いの歴史を感じることができますね。
初代死神代行・銀城空吾との死闘を勝ち抜いた一護。銀城の仲間である「XCUTION」のメンバーは、この戦いのあとそれぞれが姿を消しました。現世に来ていた死神たちも尸魂界と戻り、銀城との因縁にすべての終止符が打たれたように思ったころ、一護が尸魂界へとやって来ます。赴いた理由は尸魂界へと持ち帰られた銀城の死体を現世に持ち帰るためです。
一護は、銀城の行い、尸魂界が密かに一護を監視していたこと、すべてを受け入れたうえで、銀城を現世で葬い、また死神代行として存在することを決めたのです。現世に戻る一護とそれを見送るルキア。そんなルキアに一護が放った言葉は「またな」でした。
漫画で「死神代行消失篇」が収録されているのは54巻までで、55巻からは最終章の千年血戦篇に突入してしまいます。ちなみにアニメで「死神代行消失篇」の前に放送していた「護廷十三隊侵軍篇」はアニメオリジナルの話となるので、原作を探してもありません。
漫画とアニメ最終回の違うところで注目したいのは、やはりラストの部分ではないでしょうか。漫画では、浮竹や京楽が一護の成長を感じ、リルカが一護たちの前から姿を消すという終わり方をしていました。この場面はアニメでも方法されましたが、そのあと一護とルキアの別れの場面が追加されることに。
アニメ最終回で追加された一護とルキアの別れのシーン。漫画のように続きがあるとわかっていないと、リルカで終わるのは少々消化不良のようになってしまうため、「終わりだ」とわかりやすくするために追加された場面だと思いますが、これは前回の護廷十三隊侵軍篇ラストを見ると、心にグッとくるものがあります。
一護は霊力も死神も力も全シリーズで失ってしまいました。霊力を失うということは、幽霊はおろか霊体であるルキアたちや死神たちを見ることも話すこともできないのです。そうして別れを告げた2人が、今度は別れではなく「次」を思わせる言葉を交わして終わるというのは、感慨深いものがありますよね。
「また必ず会える」と確信した一護とルキアの場面は、彼らの絆の強さや変わらない友情を感じるとともに、視聴者に対しても、「いずれまた」という想いが込められているように感じます。
8年のも間、変わらず主人公を演じられた声優の森田さん。初期から登場するキャラクターというのはたくさんいますが、やはり主人公声優は別格ですよね。いつかまた森田さんの演じる一護がみたいですね。
他にも人気キャラクター朽木白哉の声優を担当した置鮎龍太郎さんや、日番谷冬獅郎の声優を担当した朴璐美さんなど、多くの声優陣からアニメ終了を惜しむ声と、再びアニメでキャラクターを演じることを願う声がありました。
当時はそれほど有名でなくても、現在は人気声優と呼ばれる方が多数活躍したアニメブリーチ。すでに亡くなってしまわれた方などもいますが、ぜひまた、今までと同じ声優さんたちでアニメを観たいですね。
アニメ最終回の感想はどれも高評価なものばかり。ほとんど原作を踏襲していたから、というのもあるのでしょうか、やはり最後に「またな」で終わったのがポイント高かったよう。原作読者も未読者も、このセリフを感想で取り上げることが非常に多かったですね。
感想のなかにはアニメ続編を望む声も非常に多かったです。やはりここまでアニメ化したなら最後までしてほしいという思いも強いのでしょう。アニメはオリジナルを挟んでも原作に差し障りないようにしてくれていたので、最終的に高評価な感想が多くなったのではと考えられます。
アニメ続編を望む感想が多いなか、当時は原作のストックもあまりなかったため、アニメ化が終了してしまったブリーチ。普段であればアニメオリジナルを挟むところですが、もう以前のようにそういったものを挟んでアニメを作る時代では無くなってしまったのでしょう。
様々な理由によりアニメが終わってしまったブリーチですが、現在はすでに原作の終了しているため、ストックという点で言えば続編を作ることも可能です。
実写映画の上映や画集の発売、オリジナル小説の発売、スマホアプリの配信など、まだまだ人気のあるブリーチなら、続編製作もできそうな気もしてしまいますが、Blu-rayやDVDの売り上げが芳しくなければなかなか厳しいというのが実際問題あります。
材料があれば続編を作ることは可能だが費用面で厳しい、というのが現状かもしれませんね。
アニメでは、原作の最終章冒頭で触れられる、現世に派遣される死神に対する死神代行の周知についての場面が追加されていました。これは続編を放送したときに、スムーズに話の展開が進むためのフォローだと考えられます。

また、ラストのルキアと一護の場面もそうですね。漫画では死神代行消失篇終了後、文字で最終章突入と書かれていましたが、アニメでまさかそういったことをするわけにも行きません。このラストのオリジナル展開は、今後続編などにの作るにしても作らないにしても、原作ストーリーへと繋がる良い場面だったのではないかと考えられます。

掲載当時、漫画の終わり方に「打ち切り」という声も非常に多かったのですが、どうやら作者の久保帯人先生は、もともと「15年」という数字にこだわりを持っていたよう。一護の名前である「15」から、もともと「15年」で終わらせるという気持ちがあったのだとか。漫画は打ち切りではなく、作者の望んだ通り一度結末を迎えたというのが真相です。
また、漫画最終回では、藍染が「勇気」について語るのですが、なぜ勇気について語ったのか、その真相は久保先生のもとに届いた一通の手紙が要因でした。その手紙というのは病気を患った少年からのもので、先生はツイッターで送り主を捜索していました。
そしてようやく見つけた送り主は、すでに亡くなっていたそう。手紙は、同じ病院にいた友人が書いて、自分の死後送ってほしいと言われて実際に送ったという真相が明かされました。その真相、そして手紙を受けて、先生が最終回載せた言葉が「勇気」。
「人間の勇気」について述べることは、自分の漫画を愛し応援してくれた少年を想った言葉でもあったのです。「打ち切り」という感想も非常に多かったですが、あの最終回の真相は、先生の信念とファンへのメッセージ。望んで描いたラストだったのです。
かっこいいキャラクターにかっこいいストーリー、独特なかっこいい世界観で男女ともに人気となったブリーチ。原作漫画はもちろん、アニメオリジナルストーリーやOP・EDにいたるまで、「かっこいいブリーチ」を演出していました。
アニメ最終回はスマートでスタイリッシュな、ブリーチらしいかっこいい終わり方だったのではないでしょうか。ただ、できれば漫画最終章までアニメで放送してほしいですね。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61vqsx5I%2B%2BL._SL1350_.jpg