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地元民もおすすめ!四国の観光名所12選

2024.02.25

四国には道後温泉や讃岐うどん以外にも美しい観光名所が数多くあることをご存知でしょうか。長い年月で造られた美しい渓谷や清流、美しい夕陽が見られるパワースポット、歴史深い場所、そしてアート溢れる島など、地元の人もお勧めする四国の観光名所を厳選してご紹介します。

  1. 四国のお勧め観光名所① 祖谷渓(徳島県)
  2. 四国のお勧め観光名所② 小豆島(香川県)
  3. 四国のお勧め観光名所③ 道後温泉本館(愛媛県)
  4. 四国のお勧め観光名所④ 金刀比羅宮(香川県)
  5. 四国のお勧め観光名所⑤ 鳴門の渦潮(徳島県)
  6. 四国のお勧め観光名所⑥ 栗林公園(香川県)
  7. 四国のお勧め観光名所⑦ 四万十川(高知県)
  8. 四国のお勧め観光名所⑧ 室戸岬(高知県)
  9. 四国のお勧め観光名所⑨ 松山城(愛媛県)
  10. 四国のお勧め観光名所⑩ 下灘駅(愛媛県)
  11. 四国のお勧め観光名所⑪ 直島(香川県)
  12. 四国のお勧め観光名所⑫ 大塚国際美術館(徳島県)
  13. まとめ
四国の美しい観光スポットと言えば、徳島県西部に位置する「祖谷渓」(いやだに・いやけい)です。深く切り込んだ険しい渓谷には、美しいエメラルドグリーンの祖谷川が流れ、日本三大秘境の一つに選ばれる、その吸い込まれそうな自然美に感動します。
そんな雄大な「祖谷渓」は、一年を通じて様々な風景が楽しめます。初夏は青々とした新緑が目にまぶしく、秋には祖谷渓全体が色鮮やかな赤や黄金色の紅葉に包まれ、冬には真っ白な雪に覆われ、祖谷川も凍てつきます。

日本一危険な橋? 祖谷のかずら橋は体験必須!

「祖谷渓」に行ったら「祖谷のかずら橋」は必ず行っておきたい名所です。シラクチカズラで造られた長さ45m、幅2m、水面からの高さ14mのつり橋で、足元を覗くと、エメラルドグリーンの美しい渓谷が見えますが、高所恐怖症の方には足がすくむ高さですので、前だけを向いて渡ることをお勧めします。

もう少し足を伸ばして奥祖谷へ!モノレールで自然を満喫

時間があれば、奥祖谷にも足を伸ばしてみましょう。いやしの温泉郷から出発する「奥祖谷観光周遊モノレール」は、全長4600m、高低差590m、最大傾斜度40度、最頂標高1380mの祖谷の自然の中を約70分かけて周遊します。2人乗りのモノレールでゆっくりのんびり森林浴を楽しみながらハイキング気分を満喫しまししょう。
「エンジェルロード」のある小豆島は、香川県の約20km北東沖に位置し、美しいビーチや温暖な気候を利用したオリーブの生産で有名な島です。見どころも多く、日本三大渓谷美に選ばれた寒霞渓(かんかけい)や、青い海とギリシャ風車が美しい「道の駅・オリーブ公園」もぜひ立ち寄りたい観光スポットです。

恋人たちの聖地「エンジェルロード」

小豆島の観光スポットの中でも特に注目を浴びているのが、1日2回の引き潮のときだけに現れる「エンジェルロード」です。500mの砂の道を大切な人と手をつないで渡ると将来結ばれると言われている、縁結びのパワースポットとして恋人たちの聖地となっています。夕刻の景色も美しいのでぜひ見ておきましょう。
夏目漱石の小説「坊ちゃん」で有名な「道後温泉」は、日本三大古湯(有馬・白浜・道後)の一つで、日本書紀にもその名前が記されるほど歴史があり、歴代の皇族や聖徳太子も訪れたと言われる由緒ある温泉です。アニメ映画の雰囲気が味わえるということでも人気があり、多くの観光客が訪れます。
道後温泉と言えばシンボル的存在の道後温泉本館です。平成6年(1994)に日本の公衆浴場として初めて国の重要文化財に指定されたにもかかわらず、現在も公衆浴場として営業しています。その美しい佇まいに写真を撮る人の姿が絶えません。朝6時になると太鼓の音で開館を知らせる、大変歴史情緒が感じられます。

温泉情緒を体感する

本館には4つの入浴コースがあり、坊ちゃん団子とお茶で寛いだり、日本唯一の皇室専用浴室「又新殿」を観覧したりなど、温泉情緒を体感することができます。また本館3階には坊ちゃんの間があり、入浴料を支払った入館者は、無料で見学することができます。
「さぬきのこんぴらさん」で知られる「金刀比羅宮」は、香川県仲多度郡琴平町の象頭山の中腹にあり、古くから海の神様として親しまれ、そして五穀豊穣、商売繁盛などのご利益があるとして多くの信仰を集めています。
こんぴらさんで何と言っても有名なのは、参道の長い石段で、本宮まで785段、奥社までの合計は1368段にもなる長い階段が続きます。参道の両側には讃岐うどん店や土産物屋が並び、大変賑やかです。本宮や、奥社からの眺望が美しく、今までの疲れを忘れさせてくれます。

重要文化財に出合う

参道から奥社までの石段沿いには国の重要文化財「書院」があります。 そして境内には国の重要文化財「旭社」など、由緒ある建物が点在し、宝物館には価値の高い美術品や宝物が所蔵されています。

籠に乗ってでも奥社まで行きましょう!

こんぴらさんは先に言いましたが、石段が多いことで有名です。本宮まで785段、奥社までの合計は1368段あります。表参道から大門までの365段へは籠で行くことができます。時代劇に出てくるような籠に乗って行くのですが、思いのほか乗り心地はいいそうなので、ぜひ体験してみましょう。

幸せになれるソフトクリーム?

お参りの帰りに香川のご当地ソフトクリームはいかがですか?「おいりソフト」と言って、パステルカラーのつぶつぶがトッピングされたとてもキュートなソフトクリームなのでSNSでも話題に。おいりというのは香川の伝統菓子で軽い舌ざわりのほのかに甘い味です。嫁入り道具として古くから親しまれてきたおいりソフトクリームを食べると幸せになれるのだとか。
徳島県鳴門市と兵庫県南あわじ市の間の鳴門海峡では、潮の干満によって渦潮が発生します。独特な地形と激流と言えるほどの潮の流れにより、春と秋の大潮のときには最大で直径20m、潮流時速20kmにまでなる渦の大きさは世界の中でも最大級だそうです。

大迫力の渦潮を見に行こう!

その渦潮を見る方法は、「徳島県立渦の道」もしくは遊覧船があります。徳島県立渦の道は、大鳴門橋の橋桁スペースに遊歩道と渦潮見学施設があり、海上45mのガラスの床から渦潮を見ることができます。遊覧船は渦潮の近くまで接近し、しぶきで衣服を濡らすほどの迫力が体感できます。
香川県高松市にある「栗林公園」は、江戸初期の回遊式大名庭園で約400年の歴史を持ち、国の特別名勝に指定されています。「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」では、わざわざ旅行する価値がある場所として三ツ星の称号を得ており、その美しさは国内外からも高い評価を受けています。

お舟遊びで大名気分を満喫!

栗林公園内には、6つの池と13の築山があり、四季折々の美しさを楽しむことができます。園内を徒歩でゆっくり散策するのもええですが、南湖周遊和船に乗って、湖上から景色を眺めるのもおすすめです。船頭さんが話す庭園の見どころや解説付きで、30分の舟遊びは格別です。

秋の栗林公園はおすすめ!

四季を通して美しい自然を見ることができますが、特に秋の紅葉の頃は特に美しいことで知られています。カエデが色鮮やかな紅葉のトンネルや、湖面に映る紅葉は息をのむほどの美しさです。またライトアップも開催され、和船からの庭園のライトアップされた紅葉は、きっと感動することでしょう。
四国を代表する川「四万十川」は、「日本最後の清流」とも呼ばれ、日本三大清流の一つに数えられています。またほかにも名水百選や日本の秘境100選にも選ばれるほど美しい風景と、その風景が鏡のように映る美しい川の水がまるで別世界にいるように感じられます。

四万十川を思い切り楽しむ

四万十川では様々なアクティビティを楽しむことができます。沈下橋を自転車で渡ったり、夏には橋から川へ飛び込む子供や大人が多く見られます。カヌーに乗り美しい四万十川の澄んだ水と自然をたっぷり楽しむラフティングは手軽に楽しめるアクティビティです。
四国の最西端に位置する「室戸岬」は、国の名勝・室戸阿南海岸国定公園、ユネスコ世界ジオパークにも指定されています。シンボルは青い海と白い灯台、数えきれないほどの奇岩でしょう。見どころが数多く存在し、弘法大師・空海にまつわる歴史深い足跡が多く残されているなど、パワースポットとしても知られています。

真っ青な海に映える白亜の灯台

真っ青な海と空とのコントラストが美しい真っ白な灯台が「室戸岬灯台」。明治2年からずっと航海者たちの安全を見守り続けています。レンズの直径は2m60cmと日本最大級の大きさで、室戸岬のシンボル的存在です。

室戸は空海が修行をした場所

「御厨人窟」(みくろど)は、弘法大師・空海が修行をしていた際に住まいとした場所であり、悟りを開いた場所であると言われています。入口の社をくぐり奥に入ると五所神社という社があります。洞窟から見る外の風景は美しく、また洞窟内での波音は環境庁の「日本の音風景100選」に選ばれています。
「松山城」は、数少ない江戸時代以前に建造された天守を持つ城郭の一つになります。「日本100名城」や「美しい日本の歴史的風土100選」に選ばれる名城で、多くのお城ファンを惹きつけます。

天守からの眺めは抜群!

松山城は、松山の中心部標高132mの勝山の高台にあるため、お城へはロープウェイかリフトで行くことにになります。天守からの眺めは、松山市内が一望でき殿様気分が味わえます。春にはピンク色に染まった桜の様子が見て取れます。

重要文化財の宝庫

松山城には天守、三ノ門をはじめ21棟の建造物が重要文化財に指定されています。大天守は江戸時代最後の城郭建築としてその技術の高さが評価されています。内部には松山城に縁が深い人物にまつわる貴重な品々が展示されています。特に加藤嘉明公が着用していた武具には圧倒されます。
愛媛県伊予市双海町の海岸線沿いにある「下灘駅」は、秘境の駅として話題になった駅。青春18きっぷのポスターやドラマなどのロケ地としても有名です。車でも行けますが、やはり電車で行くのがお勧め。下灘駅にはJR予讃線でアクセスでき、電車を降りると周りには何もなく、目の前には瀬戸内海が広がります。

夕陽に染まる瀬戸内海は必見!

目の前には青い海と青い空が広がり、「凄い」と思わず口に出してしまうほどの素晴らしい風景です。そしてさらにお勧めしたいのが、夕陽に染まる下灘駅。夕暮れ時に沈んでいく夕陽は素晴らしく、時とともに変化していく光景は、ただボーッと眺めていたい贅沢な時間です。
小豆島の西にある小さな島「直島」は、周囲約16km、人口3200人ほどの小さな島であるにも関わらず、島のいたるところで芸術作品に出会える「現代アートの島」として注目を浴びています。高松港から60分、もしくは岡山県の宇野港から20分の船旅で直島に到着すると、いきなり赤カボチャのお出迎えです。

島全体がアート

1990年代からベネッセによって現代アートによる町づくりが始められ、ここでしか見ることができない、自然とアートとのコラボレーションを見事に実現させています。それらの有名アーティストの作品は、世界でも注目され、3年に1度国際芸術祭が開かれるほどです。

ベネッセアートサイト直島

ベネッセが行う自然とアートとの融合を行う活動「ベネッセアートサイト直島」は、豊島・犬嶋・直島の3島で行われており、それぞれ個性的なアートが展示されています。島の古い建物自体をアート化した「家プロジェクト」や美術館とホテルとを融合した「ベネッセハウス」など、見どころもいっぱいです。

地中美術館

自然と人間を考えるというテーマで設立され、景観を損なわないように建物の大半が地下に建設されています。地下に入る自然光によって変化する作品は、日本のみならず世界のアーティストや来場者にも注目を集めています。
「大塚国際美術館」は、大塚グループが創立75周年を記念して徳島県鳴門市に設立しました。常設展示スペースが約3万㎡という国内最大級の規模を誇り、展示品すべてがレプリカというユニークな美術館です。世界の美術館が所蔵する西洋絵画約1000点を陶板で原寸大に再現して展示しています。

スティーナ礼拝堂天井画を完全再現したレプリカは見もの!

ミケランジェロが命を受けわずか4年で礼拝堂の天井に大フレスコ画を描きました。そのスティーナ礼拝堂天井画を完全再現したレプリカは、開館10周年を記念し総力をあげて作成されたそうで、本物に負けないくらい迫力があります。

世界の名画をここだけで見て回る

ゴッホの「ヒマワリ」やレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」など、世界の名画を一度にこれだけ観て回れるのは世界中探しても恐らくこちらだけでしょう。陶板の絵画は約2000年たっても経年劣化せず、色あせすることがないので、永年にわたり名画を楽しむことができます。
四国には自然や史跡、そして現代アートに至るまで様々な魅力が詰まっています。今回紹介した以外にもまだまだ観光スポットがたくさんありますので、計画を立ててゆっくり四国を旅してみてください。