大津市のおすすめ観光スポットランキング第10位:安養寺(立木観音)
平安前期、弘法大師空海が厄年42歳の時に、1本の立木に等身大の観音像を刻み建立したと言われている寺院。厄除け観音として広く信仰されています。
急流のため瀬田川を渡れずにいた空海を白い鹿が背に乗せて岩を跳んで渡り、鹿は観世音菩薩に姿を変えたと言われています。境内には鹿に乗った空海像があり、付近には鹿跳橋と呼ばれる橋が架かっています。
まるで登山!800段の参道
境内までは800段余りの石段が続いていて、中腹から瀬田川の景色が楽しめます。まるで登山のような石段は急な場所も多いのでかなりの厳しさですが、その分登り切った時の達成感は格別。
長い石段の先にはゆず茶やこぶ茶、ほうじ茶をいただける御茶所があり、疲れを癒しながら境内の自然を愛でる事ができます。長い石段を登ってでも訪れる価値のある立木観音、歩きやすい靴を履いて厄除け祈願をしましょう。
詳細情報
【住所】滋賀県大津市石山南郷町奥山1231 【電話番号】077-537-0008 【アクセス方法】JR石山駅からバスで30分「立木観音前」下車徒歩すぐ
大津市のおすすめ観光スポットランキング第9位:琵琶湖疏水運河
京阪電鉄三井寺駅のすぐ側を流れる疏水運河。京都への飲料水の供給と灌漑、水運、発電を目的として作られた人口の水路で、約5年の歳月をかけて明治23年に完成しました。琵琶湖から取り入れられた水がいくつものトンネルを抜けて京都まで続き、鴨川、宇治川へと流れていきます。
明治の歴史を感じる散歩道
琵琶湖疏水運河は、国指定文化財に史跡名勝記念物として登録されています。日本人のみで行われた最初の近代的土木事業として歴史に刻まれていて、明治の人々が残してくれた偉大なる遺産。疏水の突き当たりに見える第1トンネル東口洞門は、クラシックなデザインで明治の歴史を感じる事でしょう。
大津港から第1トンネルまで流れる疏水運河沿いは大津市屈指の桜の名所で、毎年ライトアップもされています。また、桜だけではなく新緑や紅葉など四季を通して抜群の景観を誇り、長い歳月をかけ今もなお人々に親しまれています。
詳細情報
【住所】滋賀県大津市三井寺町 【電話番号】077-522-3830 (大津駅観光案内所) 【アクセス方法】京阪電鉄三井寺駅から徒歩5分
大津市のおすすめ観光スポットランキング第8位:大津湖岸なぎさ公園
琵琶湖岸に沿って、大津港の東から石山駅の近くを流れる盛越川までの約4.8kmにわたって整備された公園。6つのエリアに分かれた園内は、芝生を敷きつめた「おまつり広場」や白い砂浜が続く「サンシャインビーチ」など、目的によって使い分ける事ができます。
園内には琵琶湖文化会館などの文化スポットが点在するほか、休日には散歩やジョギング、釣りなどを楽しむ人の姿も多く見られます。気持ち良い琵琶湖の風を感じながらゆっくり過ごすのにも最適です。
琵琶湖で蜃気楼を観察
まるで海のような広大な琵琶湖。おまつり広場からはそんな琵琶湖に出現する蜃気楼を観察する事ができます。4〜6月に多く現れ、琵琶湖大橋が宙に浮いたりジグザグに折れ曲がったり、さらには反転したりといろいろな形に変化して見えます。広い琵琶湖ならではの現象をぜひその目で確かめてみてください。
詳細情報
【住所】滋賀県大津市島の関地先〜晴嵐1地先 【電話番号】077-527-1555 【アクセス方法】おまつり広場:京阪電鉄浜大津駅から徒歩5分 / サンシャインビーチ:JR膳所駅からタクシーで5分
大津市のおすすめ観光スポットランキング第7位:浮御堂(海門山満月寺)
平安時代、恵心僧都が湖上安全と衆生済度を祈願して建立した寺院。境内の観音堂には、重要文化財である聖観音座像が安置されています。そのほか境内には俳人たちの句碑が5つもあり、古来から俳人の心を捉えていた事がうかがえます。
芭蕉も愛した琵琶湖の絶景
琵琶湖に突き出したように立つ浮御堂(うきみどう)は、国登録の有形文化財に指定されています。近江八景のひとつ「堅田の落雁」としても名高く、松尾芭蕉をはじめとする多くの俳人に愛された代表的な景勝地です。
数々の名作の題材となったその絶景は、昔と変わらず今もなお人々の心を打っています。
詳細情報
【住所】滋賀県大津市本堅田1-16-18 【電話番号】077-572-0455 【アクセス方法】JR堅田駅からバスで「出町」下車徒歩7分 (土日は浮御堂までのバス有り)
大津市のおすすめ観光スポットランキング第6位:びわ湖バレイスキー場
山頂から見える琵琶湖の絶景を眺めながら滑るホーライパノラマゲレンデや林間コースなど、初心者から上級者まで楽しめるコースレイアウトが魅力のスキー場。
施設がある標高1,100mの山頂にはロープウェイで向かい、絶景を楽しめます。春には桜、5月にはスイセン、秋には山一面を染める紅葉が見事で、冬はスキー場として賑わいます。
天空の特等席で味わう大人の山岳リゾート
びわ湖バレイの山頂にある、カフェ併設の展望テラス「びわ湖テラス」。琵琶湖を南北一望できる山岳リゾートとして人気が高く、まるで外国のリゾート地のような壮大な景色が広がります。
空をすぐそばに感じる事ができる天空の特等席は、非日常の大人の空間。オリジナルジェラートを食べながら、空に溶け込むようなラグジュアリーな気分を味わってみましょう。
詳細情報
【住所】滋賀県大津市木戸1547-1 【電話番号】077-592-1155 【アクセス方法】JR志賀駅からバスで10分「びわ湖バレイ」下車 【注意事項】スキー営業終了以降、グリーンシーズンまでは全施設メンテナンス休業なので要確認
びわ湖バレイ/びわ湖テラス
京都東ICから約40分、標高1,100mの打見山と蓬莱山の山頂に広がる山岳リゾート。琵琶湖を南北一望できる大人の山岳リゾート「びわ湖テラス」や、桜・スイセン・紅葉などが観光名所として有名。また迫力の天空アトラクション「ジップライン」や「スカイウオーカー」などのアクティビティを楽しむこともできる。冬は関西屈指の大型スキー場として賑わう。
大津市のおすすめ観光スポットランキング第5位:石山寺
奈良時代創建の安産、福徳、厄除、縁結に霊験あらかたな観音霊場として信仰を集める寺院。京都府の清水寺や奈良県の長谷寺と並ぶ、日本でも有数の観音霊場です。西国三十三所観音霊場第13番札所となっていて、紫式部が源氏物語を起筆した寺としても知られています。
境内は天然記念物である巨大な硅灰石の上に建てられていて、寺名の由来となっています。国宝の本堂・多宝塔をはじめ経典、聖教類、仏像、絵巻など多くの国宝や重要文化財があります。
「花の寺」で春を満喫
石山寺は「花の寺」としても有名。1年を通して四季の花々が楽しめます。特に春には約600本の桜が咲き誇り、境内に3つある梅園には約50種400本の梅やさらにはスイセンも。春の訪れを実感できます。
また、紅葉の名所としても有名で、秋にはライトアップもされて2015年に日本夜景遺産にも認定されました。
詳細情報
【住所】滋賀県大津市石山寺1-1-1 【電話番号】077-537-0013 【アクセス方法】JR石山駅からバスで10分「石山寺山門前」下車徒歩すぐ
大津市のおすすめ観光スポットランキング第4位:近江神宮
古都大津京を開かれた第38代天智天皇を祀る神社。社殿は近江造り・昭和造りと言われ、近代神社建築の代表として登録文化財となっています。
天智天皇は日本で最初の時計・漏刻(水時計)を採用した事から、時の守護神とも言われています。境内には古今東西の時計を展示する時計館宝物館があり、6月10日の時の記念日には「漏刻祭」が行われています。
かるたの聖地で和歌の歴史を感じよう
小倉百人一首巻頭歌が天智天皇のものである事からかるたの殿堂とされ、お正月に行われる「かるた祭」でも有名です。映画化もされた人気漫画「ちはやふる」の舞台のひとつとなっています。
境内には百人一首の札や歌碑がたくさんあり、日本が誇る和歌の歴史を感じる事ができます。
詳細情報
【住所】滋賀県大津市神宮町1-1 【電話番号】077-522-3725 【アクセス方法】京阪電鉄近江神宮前駅から徒歩10分
大津市のおすすめ観光スポットランキング第3位:日吉大社
全国各地にある3,800余りの「山王さん」の総本宮で、古事記にも登場する古社。境内には国宝の東本宮・西本宮の本殿をはじめ21社が祀られていて、日本最古の石橋と言われる日吉三橋など重要文化財も多くあります。湖国屈指の紅葉の名所でもあります。
まさるさんを見つけよう
日吉大社では神様の使い・神猿(まさる)が有名で、「魔が去る」という事で縁起物になっています。西本宮楼門軒下の四隅をそれぞれ違ったポーズの木像の猿・棟持猿(むなもちざる)が守っているので、ぜひ見上げてよく見てください。
また、山王鳥居は神仏習合の証として独特の形をしています。
美しい庭園を堪能
日吉大社のすぐ近くにある旧竹林院庭園は国指定の名勝庭園で、苔むした石積みが落ち着いた風情を醸し出しています。1階、2階、庭からとどこから見ても美しく、四季折々の趣を感じる事ができます。
詳細情報
【住所】滋賀県大津市坂本5-1-1 【電話番号】077-578-0009 【アクセス方法】京阪石山坂本線坂本駅から徒歩10分 / 旧竹林院庭園 【住所】滋賀県大津市坂本5-2-13 【電話番号】077-578-0955
大津市のおすすめ観光スポットランキング第2位:園城寺
天台寺門宗の総本山。日本三不動のひとつである黄不動で著名な寺院で、観音堂は西国三十三所観音霊場の第14番札所になっています。
境内には天智・天武・持統の三帝の産湯に用いられたといわれる霊泉があり、「御井の寺」と称された事から「三井寺」と呼ばれるようになりました。
多種多彩!見所だらけの三井寺
まずは国宝の金堂。本尊として天智天皇の念持仏とされる弥勒菩薩(秘仏)を安置しています。靴を脱いで堂内に入る事ができ、静かに座っているだけでも心が落ち着きます。金堂のすぐ目の前には樹齢約千年ともいわれる立派な「天狗杉」がそびえ、堂々とした存在感を放っています。
金堂のすぐ西側に隣接しているのが「閼伽井屋(あかいや)」。内部では今も三井寺の名前の由来となった霊泉がボコボコと不思議な音をさせながら水が湧いています。建物の周囲に配された石組みは、現存する日本最古の石庭とされています。
その他にも除夜の鐘でもお馴染み、近江八景「三井の晩鏡」でも名高い鐘をつるす鐘楼や、大門、三重塔、釈迦堂など、国宝や重要文化財の数は圧巻です。
また桜の名所としても親しまれていて、境内に咲き誇る千本を超える桜はライトアップもされ、幻想的な世界が広がります。
詳細情報
【住所】滋賀県大津市園城寺町246 【電話番号】077-522-2238 【アクセス方法】京阪電鉄三井寺駅から徒歩10分
大津市のおすすめ観光スポットランキング第1位:比叡山延暦寺
標高848m、比叡山全域を境内とする寺院。比叡山は京都と滋賀の県境にあり、東には琵琶湖を眼下に望み、西には古都京都の町並みを一望できる景勝の地でもあります。このような美しい自然環境の中、1,200年の歴史と伝統が世界に高い評価を受け、平成6年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。
伝教大師最澄が開いた天台宗総本山で、日本仏教の母山とされています。東塔(とうどう)、西塔(さいとう)、横川(よかわ)の3つのエリアを合わせて比叡山延暦寺と呼びます。
延暦寺発祥の地、東塔エリア
本堂は国宝にも指定されている「根本中堂」、延暦寺の総本堂でもあります。最澄が自ら刻んだ薬師如来を安置し、消える事無く永遠に世の中を照らすようにと願って供えた不滅の法灯が1,200年以上灯り続けています。
荘厳で澄んだ空気を感じる、西塔エリア
東塔から北へ約1㎞、重要文化財の本堂「釈迦堂」を中心にお堂が点在しているエリア。信長によりほとんどを焼かれてしまった比叡山ですが、この釈迦堂は秀吉によって再建されたと言われています。
聖域の雰囲気が漂う、横川エリア
西塔から北へ約4㎞、「横川中堂」があるエリア。源信や日蓮など名僧たちが修行に入った地でもあり、聖域の雰囲気が漂っています。秋には紅葉まつりも開かれ、色付く木々の美しさを堪能できます。
延暦寺の境内は急な階段や坂道が多く標高も高いので、歩き慣れたスニーカーや羽織りものを準備して行きましょう。歴史や自然を肌で感じながら、1日かけてゆっくりと散策するのがおすすめです。
詳細情報
【住所】滋賀県大津市坂本本町4220 【電話番号】077-578-0001 【アクセス方法】京阪電鉄坂本駅から徒歩10分、ケーブル線乗り換え終点下車
まとめ
滋賀県大津市は京都からもJRで約10分と、利便性の高い地でもあります。四季折々の豊かな自然の美しさや広く静かな琵琶湖の他にも、近江牛や湖魚料理などのグルメもいっぱい。次のお出かけではぜひ大津市に訪れて、雄大な自然の中ゆっくりとした時間を過ごしてみてください。