冬にこそ行きたい長野の観光スポット① 善光寺
日本最古の仏像と伝えられている一光三尊阿弥陀如来を本尊とし、本堂が国宝に指定されている無宗派の単立寺院。1度お参りすれば極楽往生できると言われています。
冬の夜を美しく彩る、長野灯明まつり
1998年に開催された長野冬季オリンピックを記念し、メモリアルイベントが発展した形で2004年から善光寺門前で開催されている「長野灯明まつり」。オリンピックの平和を願う精神を後世に残していくため、世界に向けて平和の灯りを発信する目的で始まりました。
善光寺をオリンピックカラーの赤・緑・青・黄と、黒の代わりに紫の5色の光で照らす「善光寺・五色のライトアップ」は、開始以来多くの人々を魅了しています。平和の象徴である善光寺の本堂が暗闇に浮かび上がる様子は圧巻です。
また、善光寺の宿坊が並ぶ法然通り・釈迦堂通りには道の両脇に竹かごの灯篭が灯されます。各宿坊ではさまざまなイベントやライトアップも行われ、町全体が盛り上がります。
詳細情報
【住所】長野県長野市大字長野元善町491 【電話番号】026-234-3591 【アクセス方法】JR長野駅からバスで15分「善光寺大門」下車徒歩5分
長野灯明まつり公式ホームページ|2018年第十五回長野灯明まつり
長野灯明まつり
冬にこそ行きたい長野の観光スポット② 松本城
戦国時代の永正年間に造られた深志城が始まりで、現存する五重六階の天守の中で日本最古の国宝の城。黒と白とのコントラストが美しい天守閣の後ろには雪を被ったアルプスの山々が広がり、重厚な景観に感動します。
氷彫刻家の職人が腕を競う、松本城氷彫フェスティバル
国宝松本城と芸術的な氷の彫刻が一緒に楽しめる「松本城氷彫フェスティバル」。県内外から集まった氷彫刻家が氷点下10度前後の極寒の中、夜を徹して製作します。クリスタルのように美しく、細部まで精巧に彫られた氷彫に目を奪われます。
詳細情報
【住所】長野県松本市丸の内4-1 【電話番号】0263-32-2902 【アクセス方法】JR松本駅から徒歩15分
国宝 松本城 - 松本城をより楽しむ公式ホームページ
国宝松本城管理事務所作成の公式ホームページ。観覧案内、城内ストリートビュー、年間のイベント情報、天守の歴史や価値、建物の内部の説明や動画、手軽に歩ける城下町の歴史探訪、城にまつわる伝説、各種収蔵品などを掲載しています
冬にこそ行きたい長野の観光スポット③ 軽井沢高原教会
日本有数のリゾート地として知られる軽井沢に佇む、大正時代より多くの文化人が集う由緒ある教会。毎週日曜には誰でも参加できるゴスペル礼拝が行われ、開かれた教会として親しまれています。
聖なる森が光に包まれる、クリスマスキャンドルナイト
教会で毎年12月に開催されるのが「クリスマスキャンドルナイト」です。無数のランタンキャンドルと満天の星に包まれながら、森の中央に浮かび上がる光の十字路。その幻想的な道を通り抜けた先には高さ6mのもみの木ツリーが森をあたたかく照らします。
牧師の講話とクリスマスキャロルを組み合わせた音楽礼拝や、澄んだ音色が響き渡るハンドベル、ハープの演奏も開催されます。音楽を通じて祈り、歌う感動を分かち合えるひとときです。
詳細情報
【住所】長野県北佐久郡軽井沢町長倉星野2144 【電話番号】0267-45-3333 【アクセス方法】JR軽井沢駅から無料シャトルバスで15分
冬にこそ行きたい長野の観光スポット④ 国営アルプスあづみの公園
2つの地区から成る広大な国営公園。大町・松川地区と堀金・穂高地区に分かれています。森に位置する大町・松川地区では四季を通じて森遊びが楽しめ、里に位置する堀金・穂高地区では北アルプスの雄大な山岳景観を見る事ができます。
森を彩るファンタジックな光の空間、光の森のページェント
公園の両地区で行われるのが、冬の風物詩となっている光の祭典「光の森のページェント」。11月中旬から1月初旬まで開催されています。
夜の森を鮮やかな光が照らし、自然の中で幻想的な世界が広がります。トンネルや星、ハートの形をしたイルミネーションもあり、大人から子供まで楽しめます。
詳細情報
大町・松川地区 【住所】長野県大町市常盤7791-4 【電話番号】0261-21-1212 【アクセス方法】JR信濃大町駅から周遊バスぐるりん号で15分 / 堀金・穂高地区 【住所】 長野県安曇野市堀金烏川33-4 【電話番号】0263-71-5511 【アクセス方法】JR穂高駅からあづみ野周遊バスで13分
国営アルプスあづみの公園
国営アルプスあづみの公園
冬にこそ行きたい長野の観光スポット⑤ かまくらの里
長野県北部の飯山市内に位置し、豊富な積雪量を誇る地域。毎年1月下旬から2月下旬までの約1ヶ月間、雪で作られた15〜20基ほどのかまくらが登場します。地元の人々により丁寧に作られたかまくらは週末には明かりがが灯され、あたたかなオレンジ色の光が幻想的です。
かまくらの中で名物鍋を食べる贅沢体験
期間限定、要予約で「レストランかまくら村」として、かまくらの中で名物「のろし鍋」と飯山で収穫されたコシヒカリの塩むすびを食べる事ができます。
飯山ブランド豚「みゆきポーク」やきのこ、白菜などの地元産野菜をふんだんに使った信州味噌仕立ての鍋で、冷えた体が芯から温まります。
誰もが子供の頃に一度は憧れたかまくら体験。海外から訪れる人も多く、かなり人気がありますので早めの予約をおすすめします。
詳細情報
【住所】長野県飯山市寿807-2 【電話番号】0269-62-3133 【アクセス方法】JR飯山駅からバスで20分
信州いいやま観光局
信州いいやま観光局は、飯山観光のご案内や、飯山を訪れて下さるお客様が「心癒される日本のふるさと」を体感できる旅を創出します。
冬にこそ行きたい長野の観光スポット⑥ 地獄谷野猿公苑
野生のニホンザルの保護および観察を行っている野猿公苑。冬場に温泉に猿が浸かる国際的な観光地で、多くの研究者や写真家も訪れています。
施設の人によって餌付けされてるとはいえ、自然に近い状態で間近に猿を観察できるのがここの魅力。柵がないので、園内のいたる所で猿の姿を見る事ができます。
温泉でほっこり癒されている猿に会おう
寒さが厳しい極寒の冬季は多くの猿が温泉に集まり、湯に浸かって脱力した表情を浮かべます。まるで「極楽、極楽」と言っているかのようです。
天然記念物、渋の地獄谷噴泉
合わせて訪れたいのが野猿公苑すぐそばで観察できる国の天然記念物「渋の地獄谷噴泉」です。地中から音を立てて熱泉が噴き上がり、高い時には20mにも達する光景は迫力満点です。
猿は基本的に濡れるのが嫌なので、寒くても晴れている日はあまり温泉に入らないとの事。可能性が高いのは雨や雪の日です。バス停からは山道を歩くので、積雪時はスノーブーツ必須です。
詳細情報
【住所】長野県下高井郡山ノ内町大字平穏6845 【電話番号】0269-33-4379 【アクセス方法】長野電鉄特急湯田中駅からバスで15分「上林温泉」下車徒歩35分
地獄谷野猿公苑|ようこそ、ニホンザルの世界へ
地獄谷野猿公苑は、1964年開苑以来、ニホンザルの興味深い生態を間近で観察できる場所として、温泉に入るサルとして、広く世界中の人々に愛されています。また、多くの研究者や写真家も訪れ、数々の成果を上げています。
冬にこそ行きたい長野の観光スポット⑦ 鹿教湯温泉
内村川に沿って広がる山あいの静かな温泉地。その昔鹿に化けた文殊菩薩が、信仰深い漁師に丸子の山中に湧く温泉の存在を教えた事から、「かけゆ」という名前になったと言われています。昭和31年には環境庁選定国民保養地になりました。
温泉内を巡る1周12キロの“二十一番名所めぐり”がおすすめ。屋根付きの五台橋や天井絵が見事な文殊堂、月見堂、薬師堂などを時間をかけてゆっくりまわってみましょう。
湯けむりの中で灯篭が灯る、氷灯ろう夢祈願
12月下旬から約1ヶ月間開催されるイベント「氷灯ろう夢祈願」。温泉街から湯端通りを抜け、五台橋の屋根の下をくぐり文殊堂への46段の階段から薬師堂周辺まで、氷で作られた氷灯ろうにろうそくの灯が灯ります。
もうひとつの屋根付きの橋・寺沢橋から湯坂を望むと、立ちのぼる湯気とろうそくの灯りが幻想的な雰囲気を一層盛り上げてくれます。
詳細情報
【住所】長野県上田市鹿教湯温泉 【電話番号】0268-44-2331 【アクセス方法】JR松本駅から松電アルピコバスで50分、終点「鹿教湯温泉」下車 (土日祝運休 信州観光の直通送迎バス要予約)
信州 鹿教湯温泉
信州 鹿教湯温泉
冬にこそ行きたい長野の観光スポット⑧ 野沢温泉村
長野県北東部に位置し、広大なブナ原生林にいだかれた村。ブナの森から生まれる野沢の湯は、自然に湧き出ているため鮮度が高く良質で湯量も豊富な事から、日本屈指の名湯と言われています。
昔ながらの温泉街の風情と古き良き伝統が今もなお色濃く残り、訪れる人々を魅了しています。温泉街に点在する13の外湯は管理がきちんとなされ常に清潔感があります。ゆっくり温泉に浸かって村の人々と語り合うのも外湯利用の醍醐味のひとつです。
300年以上伝わる日本有数の奇祭、道祖神祭り
村の名物のひとつといえば、日本屈指の奇祭「野沢温泉村道祖神祭り」。毎年開催日である1月15日には国内外から多くの観光客が押し寄せます。村の平安や子供たちの健やかな成長、村人の良縁、厄祓いなどを祈念して行われる祭りは、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
小正月に全国各地で行われるどんど焼き。道祖神祭りもそのひとつで、日本三大火祭りのひとつに数えられています。高さ10数m、広さ8mにも及ぶ巨大な社殿を舞台に、火をつけようとする村人とそれを防ごうとする厄年の男衆が、激しい攻防戦を繰り広げます。
度肝を抜かれる、男たちのぶつかり合い
火がついたたいまつや松の枝で互いにバシバシと叩き合い、飛び交う火の粉の中で命がけの戦いが目の前で展開されます。手加減無しの本気のぶつかり合いは、毎年怪我人が出るほどの迫力です。
雪に包まれた周囲を明るく照らしながら燃え盛る社殿の姿は圧巻!離れた場所で見ていても炎の熱が伝わってきます。
攻防戦に参加できるのは村人のみ。祭りには独自のルールがあるので、観光客の参加は厳禁です。昔から受け継がれてきた熱気と迫力を、ぜひ現地で体感してみてください。
詳細情報
【住所】長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷9817 【電話番号】0269-85-3155 【アクセス方法】JR飯山駅から路線バスまたは直通の野沢温泉ライナーで25分、「野沢温泉」下車
野沢温泉の道祖神祭り : 北信州野沢温泉 観光協会オフィシャルウェブサイト
野沢温泉村 道祖神祭り
冬にこそ行きたい長野の観光スポット⑨ 木曽路妻籠宿
中山道と飯田街道の分岐点に位置し、古くから交通の要所として栄えた宿場町。昭和51年に国の重要伝統建造物保存地区に選定されました。
全長約500mの町並みはまるで江戸時代にタイムスリップしたようで、当時の面影を残して懐かしさと郷愁を感じる情緒たっぷりの宿場町です。
古き良き町並みに幻想的な明かりが灯る、木曽路氷雪の灯祭り
中山道の宿場町の他、木曽路内の会場に手作りのアイスキャンドルや雪像、氷彫が飾られ、訪れる人々をあたたかく迎えてくれます。古い町並みにオレンジ色の優しい明かりが灯され、風情ある散策が楽しめます。
8市町村にまたがる12カ所で開催され、地域によって開催日が異なります。詳しくはホームページでご確認ください。
詳細情報
【住所】長野県木曽郡南木曽町吾妻 【電話番号】0264-57-3123 【アクセス方法】JR南木曽駅からおんたけバスで7分、「妻籠」下車
妻籠観光協会 -木曽・中山道 妻籠宿-
中山道妻籠宿へようこそ
氷雪の灯祭り
氷雪の灯祭りとは手作りのアイスキャンドルや雪像などを使い木曽路内にある宿場を灯す幻想的なイベント。
冬にこそ行きたい長野の観光スポット⑩ 諏訪湖
長野県岡谷市、諏訪市、諏訪郡下諏訪町にまたがる湖。湖上ではボートや遊覧船、わかさぎ釣りなど四季を通して楽しめます。
数年に一度の御神渡り(おみわたり)
厳寒期、諏訪湖が全面結氷後に夜間冷え込むと轟音と共に氷が裂け、その裂け目が山のようにせり上がります。何年かに一度、最高50cm〜1mもの高さで湖岸から湖岸まで数kmに渡ってできる氷の道、御神渡り。諏訪大社上社の男神が下社の女神のもとへと渡る恋の道であるという、ロマンチックな言い伝えがあります。
湖があたたかい光に包まれる、アイスキャンドル
諏訪湖の浄化の願いを込めて、諏訪湖の水で作った数千個のアイスキャンドルが上諏訪駅前から国道20号線沿いに灯る「ふれアイスin上諏訪」と、諏訪湖周辺市町村の団体や個人の参加により数万個もの手作りアイスキャンドルが約16kmの諏訪湖の周囲に灯る「アイスキャンドル」の2つのイベントが、例年2月初旬に行われています。
氷に反鏡する炎の優しい光が作り出す、幻想的な風景に心が癒されます。
詳細情報
【住所】長野県諏訪市諏訪湖畔 【電話番号】0266-52-4141 【アクセス方法】JR諏訪駅から徒歩8分
アイスキャンドル-甦れ諏訪湖ふれアイスin諏訪-
諏訪湖アイスキャンドル
まとめ
長野には古き良き町並みもそこかしこに残っていて、この地でしか味わう事のできない旅情を楽しめます。防寒対策をしっかりして、厳しい寒さも忘れてしまうほど魅力たっぷりの長野を満喫してください。