1最初に
2018年サウジアラビア観光旅行に朗報!?
冒頭に記載した通り、サウジアラビアへは一部の例外を除いて外国人には観光ビザが発給されていないので観光に訪れることができません。サウジアラビアに日本人が行くことができる条件は大きく2つあります。1つ目はイスラム教に改宗することです。改宗をすればイスラム教徒の聖地であるメッカに行くことができますが、現実的ではないですね。2つ目はかなり条件が限定されますが、サウジアラビアとスポーツで対戦する時に日本の応援団として入国することです。サッカーの国対国の対決の場合、相手チームのサポーターを一定数入国させなければいけないという決まりがあるので、これに便乗して入国することできます。実際、2017年は2018年ロシアワールドカップ予選 サウジアラビア対日本がサウジアラビアで開催され、日本人がサウジアラビアに入国しました。このような状況なので簡単にサウジアラビアにいけないことはお分かり頂けと思いますが、2018年は朗報があるかもしれません。それはサウジアラビアの観光行政当局の責任者が2018年に外国人観光客へのビザ発給を計画していると発表があったからです。
2 サウジアラビアの基本情報について
サウジアラビア観光旅行の準備をしよう!①サウジアラビアってどんな国?
サウジアラビアは中東にある、絶対君主制の国です。絶対君主制とは君主が統治の全権能を持ち、自由に権力を行使する政体ことで簡単に言えば王様がすべての権限を持っており日本のように政党なく、王様のもとで国家が運営されている国のことです。サウジアラビアの首都はリヤドで人口は約3300万人です。世界2位の石油埋蔵量を保有しており潤沢な資金がある裕福な国家に位置付けられています。宗教は表向きは100%イスラム教徒とされていますが、異教徒もいます。中東のイスラム教というとシーア派、スンニ派といった宗派を聞いたことがある方もいると思いますがサウジアラビアはスンニ派が約85%を占めています。
サウジアラビア観光旅行の準備をしよう!②サウジアラビアの言語は?通貨は?
サウジアラビアの言語はアラビア語です。アルファベット表記ではないので馴染みのない方には読めない文字です。通貨はサウジアラビア・リアルというもので1SARと表します。1SARは約30円です。
サウジアラビア観光旅行の準備をしよう!③サウジアラビアへの行き方は?
サウジアラビアの首都リヤドへの行き方はエティハド航空を利用してドバイの首都であるアブダビを経由してリヤドに行く方法が乗り継ぎ1回で約15時間です。他には、パキスタン航空を利用して成田からパキスタンの首都であるイスラマバードを経由してリヤドに行くことができますが。乗り継ぎは2回あり、乗り継ぎ時間も含めると20時間近くかかります。
3世界遺産を巡ってみよう
もし2018年に観光ビザが解禁になり、サウジアラビア旅行が可能になったら真っ先にいってみたいのは世界遺産ですね。そもそもサウジアラビアという国が閉ざされた国なのでどうゆうふうに観光すればいいのか分からないことだらけなので無難に旅行する意味でも世界遺産を巡れば間違いないと思います。
4世界遺産:アル=ヒジャルの考古遺跡
サウジアラビア旅行観光名所 その1 アル=ヒジャル考古遺跡とは
引用: https://www.w-heritage.info/img/article/52_Asia3/alhijr.jpg
2008年にサウジアラビアで初めて世界遺産に登録された場所で別名マダイン・サーレハです。マダイン・サーレハは古代の都市で岩で作られた要塞のような街が残っています。マダイン・サーレハは2つの世界遺産登録基準を満たしているため登録されている場所です。
サウジアラビア観光旅行→アル=ヒジャル考古遺跡への行き方
首都リヤドから飛行機を使ってウラーまで行き、車で目指します。所要時間は約2時間です。首都リヤドからは1000km以上離れているので飛行機で行くことをおススメします
5世界遺産:ディルイーヤのツライフ地区
サウジアラビア旅行観光名所 その2 ディルイーヤのツライフ地区とは?
ディルイーヤのツライフ地区は2010年に2番目に世界遺産に登録された場所です。ディルイーヤ旧市街の遺跡は、ワーディー・ハニーファと呼ばれる狭い谷の両側に残っており首都リヤドの郊外に位置する場所にあります。サウジアラビアのかつての王族サワード家の本拠地でツライフ地区にはサルワ宮殿、サアド・ビン・サウード宮殿、迎賓館など歴史的建造物が多数残っています。
サウジアラビア観光旅行→ディルイーヤのツライフ地区への行き方
首都リヤドの郊外にあり車で30分の場所にあります。
6世界遺産:メッカの玄関にあたる歴史都市ジッダ
サウジアラビア旅行観光名所その3 メッカの玄関にあたる歴史都市ジッダとは?
ジッタはサウジアラビアの首都リヤドに次ぐ第2の都市で昨年、サッカー日本代表戦が行われた場所で、2014年度にサウジアラビア3番目の世界遺産として登録されました。ジッダはイスラム教徒の聖地メッカに行くための中継地点として栄えているため世界遺産に登録されました。サウジアラビアの経済都市でもあるため国の中心地をみることができます。
サウジアラビア観光旅行→メッカの玄関にあたる歴史都市ジッダへの行き方
首都リヤドから飛行機で約90分の場所にあります。
7世界遺産:サウジアラビアのハーイル地方の岩絵
サウジアラビア旅行観光名所 その4 サウジアラビアのハーイル地方の岩絵とは?
サウジアラビアのハーイル地方の岩絵は2015年にサウジアラビア4番目の世界遺産として登録された場所です。サウジアラビアのハーイル州の2遺跡に残る岩絵(岩の表面や洞窟内の壁面などに描かれた絵)群は、中東で最大規模と評価されているだけでなく、アラビア半島が砂漠化していった1万年におよぶ生活様式の変遷を伝えているという点でも価値を有しています。
サウジアラビア観光旅行→サウジアラビアのハーイル地方の岩絵への行き方
首都リヤドから飛行機で1時間15分の場所にあります。リヤドから約650kmの場所にあるので飛行機で行くことをおススメします。
8リヤド観光スポット:ナショナルミュージアム
世界遺産の他にも、首都リヤドにはいろいろな観光名所があるので一部だけ紹介させて頂きます。まず最初はナショナルミュージアムです。ここではサウジアラビアの歴史を学ぶことができます。国がどうやってできたか、人種はどのような人種がいるのか、言語はどうして呪文のような文字になったかなど様々なことが学ぶことができるので、最初にいってみるのもいいかもしれませんね。
9リヤド観光スポット:キングダムセンタータワー
キングダムセンタータワーはサウジアラビア最大級のショッピングモールです。約160の店舗の他にホテルや飲食店が入っており一日見てまわっても時間が足らないくらいの大きなショッピングモールです。高さは全高300mあるので外からみると圧巻です。
10まとめ
ここまでサウジアラビアのおすすめ旅行プランについて説明させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?冒頭にも記載した通り2018年現在、簡単にサウジアラビアに旅行に行くことはできませんが、早ければ2018年度中に観光ビザの発給が始まり、サウジアラビアに行くことができるようになるかもしれません。旅行に行けることになった際はぜひリヤドを起点に4か所の世界遺産を巡って見てください。日本の世界遺産とは違った風景、建物に感動すると思います。