世界的な観光地、京都では、観光スポットだけではなく、お土産のレベルも超一流。日本のみならず世界的に大人気の抹茶のお菓子も充実しています。甘いものに目がない人なら、どれもこれも欲しくなるようなものばかりですよね。老舗の名店が集まる駅構内や駅ビル、駅地下なら、効率よく人気のお土産を選ぶことができます。新幹線に乗り遅れないよう注意して、お買い物を楽しんでください。京都最後のお買い物は、「京都駅構内・アスティ京都」、駅隣接の「The CUBE」と「京都伊勢丹」、地下街の「ポルタ」、目の前にそびえ立つ「京都タワー」などで楽しめます。
今回は、「The CUBE・1階・地下1階」から5店舗、「京都タワー1階」から3店舗、「京都駅前地下街ポルタ」から4店舗、「ジェイアール京都伊勢丹・地下1階」から5店舗、それぞれのお店を代表するお菓子をご紹介します。京都駅構内、および京都駅近くで購入できる選りすぐりの19商品+αを紹介します。
京都駅構内でお土産の買える場所は「アスティ京都」。東海道新幹線京都駅八条口にあります。抹茶の香りをそのまま活かしたお菓子が人気の「祇園辻利」、カラフルな新感覚の八つ橋を提供する「nikiniki à la gare」、京都太鼓あんぱんの「志津屋」、抹茶ろうるが人気の「京ぽんと 伏水菓蔵」をはじめ、日持ちのする箱入りの京菓子などの、さまざまなお菓子が揃っています。
「The CUBE」は京都駅に隣接する駅ビルです。観光客のお土産は1階の京銘菓と、地下1階の「おみやげ小路・京小町」にあります。1階にはJR京都駅中央改札口を出て左側から、地下1階には中央コンコース地下横から入れます。営業時間は8:30~20:00、年中無休です。
「京名菓 匠味(たくみ)」は、京都を代表する老舗50店の京菓子・特選品を約150品揃え、一つ単位で買える和菓子のセレクトショップです。ギフト用に竹籠や巾着袋なども取りそろえているので、プレゼントにおすすめ。「The Cube地下1階」。
「本家八ツ橋西尾」は、創業三百年。八つ橋発祥のお店です。定番のニッキや抹茶のほかに、お子さんにも喜ばれるチョコバナナやイチゴもあり、小袋で買いやすいのも特徴。「The Cube1階」。
「京煎堂」は、創業80余年。京都らしさにこだわったお菓子を作り続けています。おせんべいが充実。とくに「茶の葉煎餅」は着色料、香料無添加、宇治の抹茶をふんだんに使用し、表面には玉露をふりかけた抹茶好きにはとくにおすすめのお煎餅です。日持ちがしますので、離れて暮らす友だちへのお土産にもおすすめです。
おせんべい以外にも、季節のお菓子や、生菓子も販売。本わらび使用の抹茶わらび餅は、誰に渡しても喜んでもらえそう。「京煎堂」は、「The Cube1階」
「京菓子司・よし廣」は、創業55年。本店は二条城の近く。上の写真の「京抹茶ポテト」は、抹茶とスイートポテトのコラボ商品。京都らしいお土産になりますね。賞味期限は製造日より30日間。日持ちがするので安心ですね。「The Cube地下1階」。
手焼きどら焼きも人気商品。京都らしい「抹茶クリームどら焼き」も、喜ばれること間違いなし。
「京都フランス屋」は、創業60年の洋菓子店。チョコレートと京都らしい抹茶などをミックスさせたお菓子が中心。見た目の美しさもおすすめのポイント。チョコレートは日持ちがするのでお土産にもおすすめです。「The Cube地下1階」。
フランス屋製菓
品質・素材にこだわった手作り洋菓子。フランス屋製菓のオンラインショップです。
「京菓子司・金谷正廣」は、1856年(安政3年)創業の老舗。本店は京都西陣です。写真の「真盛豆」は、千利休が北野大茶会に使われた由緒正しき銘菓。天台真盛宗の開祖・真盛上人がご考案になられた逸品。大粒の栗を特選の粒あんで包み、落雁で固めた最高級のお菓子です。日持ちは二週間ほど。「The Cube1階」。
写真は鮎の塩焼きを模した菓子、「香魚」。「かすかに磯の香りのする特製のこし餡を、和三盆糖をふんだんに使用した落雁でつつみ、焦がした卵白と砂糖で塩焼きを表現」しているとのこと。どう見ても鮎の塩焼きにしか見えませんね。夏季限定のお菓子です。こちらも二週間程度日持ちがします。
金谷正廣 真盛豆
登録商標「真盛豆」安政三年創業 金谷正廣菓舗。京都市上京区にて真盛豆をはじめとする和菓子、京菓子を販売する老舗。
「双鳩堂(そうきゅうどう)」は、鯖街道で有名な大原道沿いに面した山端の道で明治の中ごろ創業。京都の生菓子を販売するお店。抹茶やニッキ味の「鳩もち」は有名ですね。日持ちは6日程度です。「The Cube1階」
水無月(みなづき)は、ういろうの上面に甘く煮た小豆をのせ、三角形に切り分けたもので、京都では夏越の祓が行われる6月30日に、1年の残り半分の無病息災を祈念してこれを食べる風習があります。平安時代からの伝統行事です。賞味期限は2日程度とあまり日持ちはしません。ご注意ください。
「京都タワー」は、JR京都駅の目の前にそびえる地上131メートルのタワー。京都を訪れた人ならば、どなたも目にする京都市一、のっぽのタワーです。新幹線中央口からなら徒歩4分程度で到着します。京都のお土産は1階にあり、営業時間は9:00~21:00となります。
「七條甘春堂(しちじょうかんしゅんどう)」は、1865年(慶応元)年創業の和菓子の老舗。現在七代目となります。こちらの和菓子はとにかく、芸術的で美しいのが特徴。貰って嬉しい、見て嬉しい、食べて嬉しい遊び心のあるお土産になります。
「京あめ・クロッシェ」は、創業140年以上。京都で最も古い歴史を持つ飴の老舗が提案する新たな時代の京あめのお店。母体は老舗の「今西製菓」です。京あめでありながら、ヨーロッパ的な色遣いがおしゃれ。絵画や服飾、工芸品をモチーフにした色の組み合わせが斬新です。あめは、日持ちのするお菓子の代表となりますので、離れて住んでいる友だちへのお土産にもおすすめです。
「吉祥菓寮(きっしょうかりょう)」は、創業80年。京都祇園・知恩院前に本店を構える、きな粉スイーツ専門店。抹茶同様、きな粉も和菓子にはなくてはならない存在ですよね。自家焙煎したきな粉を使う「本わらび餅」や写真の深煎りのきな粉を使うビスケット生地に、濃厚なキャラメルバタークリームと梅酒漬けをしたクランベリーをサンドした「きな粉キャラメルサンド」が人気。
写真は「ストロベリーチョコレート大福」。老舗和菓子店が手掛ける和洋折衷の斬新なお菓子です。
「京都駅前地下街ポルタ」は、JR「京都駅」烏丸東改札口出てすぐの場所にある地下商店街。営業時間は10:00から21:00となります。基本的に年中無休です。
「京せれくと」は、全国初の京都スイーツを集めたセレクトショップ。 地元京都の厳選スイーツが並び、京都駅ではここでしか購入できない限定品も多数販売されています。東エリアにあります。
「京銘菓」は、宮中や大名、寺社へ納める献上菓子として洗練されてきた伝統的な京都の和菓子や、四季の移り行く変化に合わせたお菓子を豊富に揃えた京菓子専門店です。生菓子から、日持ちのする五色豆なども販売。東エリアにあります。
「キョウト・フィナンシェ・ギオン・サカイ」は、京都・祇園で店を構える洋菓子「ぎをんさかい」のフィナンシェ専門店。舞妓さんにも大人気です。こちらでは生フィナンシェも絶賛発売中。東エリアにあります。
「パティスリー・タツヒトサトイ」は、京都の北白川に店舗を構える洋菓子店。ケーキには極力アルコールの使用を控え、お子さんにも安心です。日持ちはしませんが、帰り間際にご家族にどうぞ。東エリアにあります。
「ジェイアール京都伊勢丹」は、JR、近鉄、地下鉄京都駅直結のデパート。基本的に年中無休で、営業時間は午前10時~午後8時。季節により多少異なりますので、公式サイトをご確認ください。お土産のお菓子は、地下1階の食料品売り場にあります。
「満月」のおすすめは、「阿闍梨餅(あじゃりもち)」。大将11年に二代目当主が考案したお菓子です。丹波大納言の粒あんを、満月秘伝の餅生地で包んだ半生菓子。満月の超ロングセラーです。消費期限は5日程度とあまり日持ちがしません。ご注意ください。
希少な最上級白あづきのみを使用したコクのあるこし餡を、洋菓子風の生地で包み込んだ焼き菓子。満月の看板商品の一つです。
麩嘉(ふうか)は、京生麩の専門店。創業は江戸後期の老舗です。写真は「麩嘉饅頭」。青のり入りのつやつやと瑞々しいグリーンの和菓子。こし餡は甘さ控えめで、どなたにも喜んでもらえる味。
もちろん、餡の入っていない生麩は、味噌をつけて田楽風にお召し上がりいただけます。生麩の消費期限は、冷蔵保存で「製造日を含んで3日間」となっています。日持ちはしませんので、ご注意ください。
麩嘉 錦店|京生麩の専門店
京生麩の専門店。店頭に20種類以上の生麩や、生麩料理にはかかせない厳選した味噌などの食材もご用意しております。人気の麩まんじゅうは1ヶ売りからあります。
「聖護院八つ橋」の創業は1689年(元禄2年)。老舗ぞろいのお店の中でもとくに長い歴史を誇っています。八ッ橋の原料となる肉桂(ニッキ)、米粉、砂糖、小豆。ヘルシーでお子さんからお年寄りまで安心して食べてもらえるお菓子です。からっと焼いた「八つ橋」は、日持ちのするお土産でおすすめ。クリスマスやハロウィンなど、シーズンによって限定品が出ます。日持ちがするので、お土産にぴったりですね。
写真は、あんを生八つ橋で包んだ「聖(ひじり)」。抹茶味も大人気です。日持ちは10日程度となります。
料亭の味を「おもたせ」として、家庭で楽しめる、和久傳(わくでん)。和久傳は、明治3年、丹後峰山町で和久屋傳衛門が始めた旅館です。「西湖(せいこ)」は、笹の葉で包んだレンコンの生菓子。名前は、蓮の花が浄土のごとく咲き誇る美しい湖、「西湖(せいこ)」に由来します。「希水」は夏限定のりんご味の生菓子。竹の節と節との間に稀に生じる水は、「不老長寿」の妙薬といわれていました。「希水」の名はこの水に由来します。消費期限が製造日を含め4日間となります。
桜ようかんなど、季節のようかんもお土産に人気です。
紫竹庵(しちくあん)は、京都の特産品、大徳寺納豆を活かした上品な和菓子を提供するお店。写真の「雲水」は、こしあんと大徳寺納豆が絶妙なハーモニーとなってお口の中に広がります。賞味期限は2週間もありますので、日持ちがしますね。
たとえ創業80年の老舗和菓子店でも、「新しいお店」と錯覚させてしまうほど、歴史と伝統のある菓子店が競合する地、京都。そんな京都ではお菓子のお土産は絶対に買って帰りたいですよね。ご家族には生菓子もおすすめですが、離れて暮らしているお友だちには、日持ちのする焼き菓子のお土産を選びたいですよね。飴や八つ橋などいろいろと選べます。駅周辺のビルで、最後の最後は駅構内で、思い残すことのないよう、美味しいお菓子を選び、旅の思い出とともに持ち帰ってくださいね。※掲載の情報は2018年5月現在のものとなります。最新情報は公式サイトをご確認ください。