バーレーン観光のための基礎情報
バーレーンは国民の7割をアラブ人が占めており、国教はイスラム教。比較的寛容なイスラム教徒ですが、女性は体全体が隠れる服を着ています。公用語はアラビア語ですが、日常的に話されるのはバーレーン方言。イギリス統治下だった名残もあり、英語も広く使用されています。
F1の開催地として有名なバーレーンですが、世界遺産や遺跡なども数多くあり、見所は沢山あります。他の湾岸諸国と比較すると外国人が多く訪れるため、アルコールが自由に飲めるなど規制が緩いです。日本との時差も半日程度。高層ビルが立ち並び、近代化が進んでいます。
観光ポイント① バーレーンのビザを取ろう!
ビザ取得方法は2通り
バーレーンのビザは2通りの方法で取得できます。1つは渡航前にオンラインで取得する方法、もう一つはバーレーン国際空港で取得する方法です。バーレーン空港の場合は5BD(バレーンディナール)、オンラインの場合は取得に72時間を要し、ビザ料金のほかに別途手数料も含めて9BDかかります。また、サウジアラビアからコーズウェイで陸路バーレーンへ入国する方法もありますが、その場合は手数料がかかるとのこと。
在日バーレーン王国大使館では書類の認証のみで、ビザの申請・発給は行っていないので注意しましょう。なお、現地でビザを取得する場合は、現地通貨もしくは米ドルでの支払いのみ可能です。オンラインでは、クレジットカード決済になります。
観光ポイント② バーレーンの物価を知ろう!
バーレーンはお金持ちが多い国
バーレーンの通貨は、1BD(バーレーンディナール)で1000fils(フィスル)、日本円にすると約300円。お金持ちが多く住んでいるため、物価は日本とあまり変わらない所も多いです。日本より安いものは、野菜やフルーツ、軽食など。ただし日用品の物価は高く、シャンプーやリンスも日本の約3倍の値段がかかります。観光であれば買う機会は少ないと思いますが、必要だと思う場合、日本から持っていくことをおすすめします。
中級のホテルでも3600円ほどはかかるので、宿もそこまで安くはありません。安いユースホテルは900円で泊まれる所もありますが、快適とは言いづらいです。日本とあまり物価が変わらないと思って費用を準備する方が無難でしょう。ちなみに、日本円が両替できない場所がほとんどです。日本で米ドルに両替して持っていきましょう。
観光ポイント③ バーレーンの治安を知ろう!
バーレーンの治安は中東の中でも良いです。危険らしい危険はあまり見当たらず、昼間であれば女性一人でも外を歩くことは可能でしょう。ただし、さすがに夜中一人で歩くのは危険なので、注意しましょう。また、強盗や窃盗犯もいるので、日本より治安は良くないことは心得ておいてください。
イスラム教の国なので、国のルールもあります。飲酒が許されているのも一部の場所であったり、どこでも問題がないわけではありません。きちんと調べてから旅行しましょう。また、バーレーンでは2011年以降に反政府デモがあった影響で、シーア派住民地区に近いマナーマからブダイヤにかけて、警官が警備にあたっています。と言っても牽制程度のもので、実際に市民に向かって何かするわけではなく危険はありません。あまり気にせず観光しましょう。
バーレーンを楽しむためのまとめ
いかがでしたか?バーレーンはまだ観光地としてはマイナーで、日本人でも行く人は少ないですが、中東の国の中では欧米人の観光客も多く過ごしやすい国です。近代化が進んでおり、高層ビルが立ち並び美しい夜景などを味わうこともできます。
何より、美しいイスラム教のモスクや世界遺産、遺跡などは一見の価値ありです。ぜひ行く機会の少ない中東文化を味わってみてください。