大津は琵琶湖の南西部から南に位置し、日本一の広さを有する琵琶湖の水上交通の拠点として発展してきました。古くから比叡山を挟んで京都市と接しており、京都市との関係は密接です。また大津は東海道の宿場町でもあり、比叡山の門前町である坂本など歴史ある町が多くあります。世界的企業である東レの創業地でもあります。そんな大津の魅力ある観光コースにある観光スポットとグルメを紹介します。
延暦寺は標高848mの比叡山全体を境内とする寺院です。平安時代初期に最澄によって開かれた天台宗の総本山です。延暦寺は世界平和を祈る寺院としても有名であります。また修行の場として多くの高僧を輩出しています。そんなことから延暦寺は「日本仏教の母山」と称されています。
1994年には世界文化遺産に登録されています。延暦寺は京都市と大津市の境にある比叡山にあることから西は古都京都市を眺めることができ、東は日本一の湖琵琶湖を一望できる絶好の景勝地でもあるます。延暦寺は大津を訪れたなら、観光コースに入れていただきたい観光スポットです。
びわ湖バレイは標高1100mの打見山と蓬莱山にある山岳リゾート地です。目の前に広がるびわ湖が一望できるびわ湖テラスに、びわ湖に飛び込むような感じで楽しめるジップラインをはじめとするアクテビティなどを楽しむことができます。
山麓から山頂まで眼下のびわ湖が一望できるロープウェイで標高差約800mを約4分の速さで到着することができます。また冬はスキー場として賑わうスポットでもあります。びわ湖バレイは大津を訪れたなら、観光コースに入れていただきたい観光スポットです。
びわ湖バレイ/びわ湖テラス
京都東ICから約40分、標高1,100mの打見山と蓬莱山の山頂に広がる山岳リゾート。琵琶湖を南北一望できる大人の山岳リゾート「びわ湖テラス」や、桜・スイセン・紅葉などが観光名所として有名。また迫力の天空アトラクション「ジップライン」や「スカイウオーカー」などのアクティビティを楽しむこともできる。冬は関西屈指の大型スキー場として賑わう。
三井寺は天台門宗の総本山であり、別名園城寺と呼ばれています。三井寺は672年に大友皇子と大海人皇子との皇位継承の争い(壬申の乱)が勃発し、敗れた大友皇子の皇子の大友与多王は父の霊を弔うために寺を建立したのが、三井寺の始まりとされています。
天智・天武・持統天皇の三帝の誕生の際して利用されたとされるお産湯の霊泉があったことから三井寺と呼ばれているとされています。三井寺は広大な敷地を有しており、近江八景の一つ「三井の晩鐘」としても知られています。三井寺は大津を訪れたなら、観光コースに入れていただきたい観光スポットです。
引用: http://ogotoonsen.sakura.ne.jp/wpadm/wp-content/uploads/2014/07/Ishiyamadera02s5s3200.jpg
石山寺が琵琶湖から流れ出る瀬田川の西側にある真言宗の大本山です。石山寺は747年聖武天皇の勅願により東大寺の別棟であった良弁僧正によって創建されました。平安時代には真言宗の寺院として、多くの貴族や女流文学者が訪れる「石山詣」が有名になり、多くの参拝者で賑わいました。
石山寺は日本でも有数な観音霊場であり、秘仏である木造如意輪観音半跏像がおられ、安産や福徳・縁結びに厄除けにご利益があるとされています。石山寺は源氏物語の着想を得たとされる寺院としても知られています。石山寺は大津を訪れたなら、観光コースに入れていただきたい観光スポットです。
比叡山は京都市と大津市にまたがる標高848mの山です。古くから山岳信仰の山として崇められてきました。比叡山の山頂からは琵琶湖に京都市内に比良連峰や京都北山の山々を眺めることもできます。また天台宗の総本山である延暦寺などあります。比叡山の山頂の北側「奥比叡」は古くから殺生禁断とされており、多くの貴重な動植物や野鳥などが観察できます。
山頂へはドライブウェイが整備されており、マイカーで比叡山山頂へは訪れることが可能です。比叡山は登山でも有名です。山頂へはケーブルカーやロープウェイなどの交通機関も充実しています。比叡山は大津を訪れたなら、観光コースに入れていただきたい観光スポットです
日吉神社は今から2100年前に創祀しされたとされる全国に約2000社ある日吉・日枝・山王神社の総本社です。猿を神の使いとし西本宮と東本宮からなる境内は国の史跡に登録されています。平安京遷都の際に日吉大社の方角が鬼門に当たることから鬼門除け・災難除けの社として崇拝されるようになりました。
日吉大社は方除け・厄除け・縁結び・家内安全・夫婦和合・商売繁盛などのご利益があるとされており、多くに参拝者で賑わっています。また秋の紅葉の名所としても知られており、境内には3000本もの紅葉があり、紅葉時には見事に彩ます。日吉大社は大津を訪れたなら、観光コースに入れていただきたい観光スポットです。
ミシガンは琵琶湖の南湖を遊覧する外輪船です。船内では楽しい音楽からイベントに軽食からブッフェまで楽しめるようになっています。ミシガンの最上階の屋外デッキから眺める景色は雄大で、ミシガンに乗った観光客しか楽しめない光景です。
雄大な琵琶湖の自然を楽しめるミシガンクルーズのコースは多彩で、それぞれの目的に応じて琵琶湖の景色を満喫できます。ミシガンクルーズは大津を訪れたなら、観光コースに入れていただきたい観光スポットです。
おごと温泉は滋賀県大津市の琵琶湖西岸にある温泉です。おごと温泉は約1200年前に最澄によって開かれたとされる歴史ある由緒ある温泉です。滋賀県下最大の温泉として知られています。泉質はアルカリ性単純泉で、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、などの効能があるとされています。
おごと温泉は比叡山山麓の丘陵地にあることから琵琶湖の眺望にも優れています。また近辺には歴史豊かな文化財が多くあり、観光拠点でもあります。おごと温泉では大津の代表的なグルメである冬の味覚である鴨鍋なども味わうこともできます。おごと温泉は大津を訪れたなら、観光コースに入れていただきたい観光スポットです。
浮御堂は寺名を海門山満月寺と言われ、湖上に突き出た仏堂で、近江八景「堅田の落雁」で名高い琵琶湖を代表する景勝地です。浮御堂は平安時代、恵心僧都が湖上安全と衆生済度祈願して建立されたとされています。現在の建物は昭和12年に再建されてもので、昭和57年に修理されました。
浮御堂内部には重要文化財である聖観音座像が鎮座しています。また浮御堂の光景は俳人である松尾芭蕉にも愛された光景でもあります。浮御堂は大津を訪れたなら、観光コースに入れていただきたい観光スポットです。
比叡山延暦寺・日吉神社の門前町で栄えた坂本は里坊の町、穴太衆石積みの石垣の町としても知られています。里坊は坂本に約50もあります。里坊は延暦寺の高僧の隠居所で、借景や自然石を利用した見事な庭園があり、社寺や庭園めぐりが観光名所になっています。
穴太衆石積みの石垣は穴大衆と呼ばれる石工集団の手による「穴大衆積み」の石垣が有名です。穴太衆石積みの石垣は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。坂本は大津を訪れたなら、観光コースに入れていただきたい観光スポットです。
大津湖岸なぎさ公園は滋賀県大津市の大津港から琵琶湖畔にかけて4.8kmの細長い公園です。大津湖岸なぎさ公園はスポーツ施設や文化施設など6つのエリアからなっています。2009年には琵琶湖の景観を楽しみながら、カフェを楽しめる「なぎさのテラス」がオープンしました。
大津湖岸なぎさ公園は琵琶湖の景観を楽しみながら散策やサイクリングなどが楽しめる公園として市民から観光客にまで人気があります。また1995年には関西自然に親しむ風景100選に選ばれています。大津湖岸なぎさ公園は大津を訪れたなら、観光コースに入れていただきたい観光スポットです。
瀬田の唐橋は、滋賀県大津市瀬田と唐橋町の瀬田川にかかる全長223.7mの橋です。現在は滋賀県道2号線がこの橋の上を走っています。瀬田の唐橋は京都の宇治橋、山崎橋と並んで日本三大橋の一つとされています。また瀬田の唐橋は近江八景のひとつである「瀬田の夕照」としても知られています。
瀬田の唐橋は、東海道・中山道を利用して京都に向かうには、どうしても瀬田の唐橋を渡る必要があり、1889年まで瀬田川にかかる瀬田の唐橋は交通の要所とされ、「唐橋を制するものは天下を制する」と言われたほど多くの歴史舞台に登場する場所でもあります。瀬田の唐橋は大津を訪れたなら、観光コースに入れていただきたい観光スポットです
琵琶湖疎水は京都への飲料水の供給と灌漑用水・水運・発電を目的に1885年に着工し、1890年の完成しました。全長11.1kmで日本人だけの技術で作られた日本の当時の土木技術を示すものになっています。資金難などを克服し、当時では画期的な事業とされています。
琵琶湖から取水された水はいくつかのトンネルを経由し、鴨川、宇治川に注がれて行きます。琵琶湖疎水は現在では大津を代表する春の桜の名所になっています。琵琶湖疎水は大津を訪れたなら、観光コースに入れていただきたい観光スポットです
柳が崎湖畔公園は琵琶湖畔にある親水公園で、2002年びわ湖大津館を中核の施設として2002年にオープンしました。柳が崎湖畔公園は大きく分けて2つの施設からなっています。びわ湖大津館とびわ湖大津館イングリッシュガーデンの2つの施設です。びわ湖大津館は1934年に琵琶湖ホテルとして開業した近代建築で「湖国の迎賓館」と呼ばれ、昭和天皇を始め多くの著名人が宿泊しました。1998年に大津市が買い取り、琵琶湖の眺められるレストランやカフェなどを整備し、2002年にオープンしました。
びわ湖大津館イングリッシュガーデンはびわ湖大津館に隣接してある敷地面積5900㎡の英国式庭園です。2万本もの草花で覆われた庭園は、冬季はライトアップされ、琵琶湖の美しい景色とあいまって、庭園を楽しむことができます。柳が崎湖畔公園は大津を訪れたなら、観光コースに入れていただきたい観光スポットです
びわ湖大津館
きらめく琵琶湖とイングリッシュガーデンに囲まれた、歴史ある旧琵琶湖ホテル本館のびわ湖大津館です。
比叡山ドライブウェイは京都市と大津市にまたがる比叡山を大津市田ノ谷峠から比叡山山頂までを8.1kmの有料一般道路です。途中には琵琶湖を一望できる展望台である「夢見が丘」を始め、「ロテル・ド・比叡」などのホテルなどがあります。
陶板に再現された絵画と季節ごとの花々が楽しめる「ガーデンミュージアム比叡」などがあり、ドライブだけでなく、また眺望だけでない比叡山の自然や観光も楽しめるスポットにもなっています。夜景の楽しめるスポットとしても知られており、夜でも多くのドライバーで賑わうスポットになっています。比叡山ドライブウェイは大津を訪れたなら、観光コースに入れていただきたい観光スポットです
鮒寿司は古代の近江国で多くの人々に食べ続けられている滋賀の郷土料理であり、大津を代表するグルメのひとつです。鮒寿司は琵琶湖産の二ゴロブナを飯と塩で作られた発酵食品です。独特の香りが特徴です。また独特の香りを抑えるために、飯を付け直した後に、酒粕で付け直すと、独特の香りが抑えられることがわかっています。
食べ方は漬け込んだ鮒を輪切りにして食べられ、そのまま食べたり、お茶漬けに入れたりして食べられます。最近は原料になるニゴロブナの不漁により、近年鮒寿司は高騰しており、現在は高級な大津のグルメとして認知されつつあります。
近江牛は滋賀県で多く飼育されており、長く肥育されている牛です。近江牛は日本での肉用牛としては歴史があり、三大和牛のひとつとされており、大津を代表するグルメのひとつです。
近江牛の歴史は古く、1590年秀吉が小田原出生の際に、高山右近が蒲生氏郷と細川忠興に振る舞ったとされています。蒲生氏郷は近江蒲生日野の地で食肉牛を飼育し、肉牛普及のための貢献すたとされています。明治時代になると西洋文化の影響で肉牛の需要は増え、いまでは近江牛は日本を代表するグルメになっています。
「近江牛」生産・流通推進協議会
「近江牛」生産・流通推進協議会は、近江牛の生産から流通に至る関係団体が連携を図り、安全・安心で高品質な近江牛の安定的な供給を推進するとともに、近江牛の銘柄の高揚、PRに取り組むことを目的としています。
三井力餅は比叡山に弁慶いう荒法師がいて、とても力持ちで多くの人々に恐れられていました。当時延暦寺と三井寺は仲が悪く、争いばかり行っていました。延暦寺の先頭になった弁慶は三井寺を焼き払い、戦勝品として三井寺の鐘を比叡山まで持ち帰ろうとしたところ「帰りたいのう」を意味する鐘を鳴らし続けたそうです。そんなことから弁慶は三井寺に鐘を返したそうです。
そんな話にあやかり、百年あまり経ち、三井力餅が販売されました。そんな三井力餅は上品でまろやかな味が多くに人々に愛され、いまでは大津を代表するグルメになっています。
大津名物 三井寺力餅 銘菓/名物
創業明治2年。三井の晩鐘を弁慶が比叡山までひきずった怪力にちなんで造られた由緒ある”三井寺力餅”。添加物は一切使用せず、小餅に当店独自のみつときな粉で味付けした優雅な風味をお楽しみいただけます。
鴨鍋は滋賀県・大津の冬に風物詩であるグルメです。琵琶湖に冬になると越冬するために春先までいるマガモ。鴨鍋は冬の代表的なグルメで、大津の鴨鍋は身が引き締まり、甘みも格別です。
シーズンとしては、11月から3月までで、店によってはマガモの肝焼きや刺身などを提供してくれるお店もあります。鴨鍋は大津の冬の代表的な味覚であり、大津を代表するグルメのひとつです。
いかがだったでしょうか?大津をグルメとおすすめのコースにある観光スポットで紹介させていただきました。大津といえば滋賀県の県庁所在地です。そんなことから大津といえば琵琶湖のイメージが強いと思います。確かに大津は琵琶湖とは生活と一帯になっていて切っても切り離さない関係にはなっています。今回は琵琶湖だけじゃない大津の観光スポットを紹介させていただきました。そんな大津に訪れてみて琵琶湖だけじゃない大津の魅力を発見してみてはどうでしょうか?