東ティモールに観光旅行に行く際の物価と治安について/1・東ティモールの現状
東ティモールは2002に誕生した21世紀初めての独立国家です。以前はポルトガル、日本、インドネシアに支配されていた植民地としての歴史を持ち、独立国家となる前には国家独立前の戦いやゲリラなどの暴動により死者が多数出た時期もあったのは記憶に新しいところです。
ですが、現在東ティモールはポルトガル諸国共同体に参加しており、雇用、貧富の差などの問題は依然として抱えてはいますが首都のディリを中心として平和な国となっていおます。
東ティモールに観光旅行に行く際の物価と治安について/2・東ティモールの行き方
日本人からすると、まだまだ観光地としては知られていない東ティモール。もちろん日本からの直行便はありませんので、インドネシアのバリ島「デンパサール国際空港」でのトランジットが便利です。デンパサールには日本からも直行便が飛んでいますし、なによりデンパサールから飛んでいるシティリンクエアやスリウイジャヤエアなどがLCCで比較的リーズナブルなんです。時期にもよりますが、往復で2万円くらいでデンパサールからディリまでの国際線のエアチケットが手配できます。
このチケットは必ず往復で手配することをおすすめします、片道で購入してしまうと、東ティモールからデンパサールへのチケットの支払いが現金でしか出来ないことがあり、そうするとディリにある航空会社のオフィスまで行って支払いをするなど手続きが煩わしくなります。
東ティモールに観光旅行に行く際の物価と治安について/3・東ティモールの物価
以前は東南アジアでは物価が安いと言われていた東ティモールですが、日本の四国と同じくらいという小さな国の東ティモールですので、既製品に関しては殆どが輸入品に頼っているのが現状です。とすると、首都ディリにあるショッピングモールなどを覗いても、正直なところ物価はあまり日本と変わりません。
ショッピングモールなどではなく、個人でやっているワルン(食堂)のようなお店でランチを食べれば1ドルから3ドル程度で満腹になりますのでこちらはまあまあ安いのかなという感じですね。小さな屋台などの治安も全く問題ありません。
東ティモールの貨幣
東ティモールで使用されているのは米ドルになりますので、日本を出る前に米ドルを準備していく必要があります。また、コインに関しては「センタボ」という現地通貨が使用されています、こちらは日本では準備できませんので米ドルを使って現地で買い物をしてつり銭の小銭をもらうしかありません。
また、現地のワルンなどで食事をすると1ドルから3ドルで食べられるというのは既に記事に書きましたが、このような小さなお店での支払いは小額紙幣しか受け取ってもらえないことも多々あります。日本の銀行で両替するとドルパックのような感じで適当に詰め合わせになったドルと両替できることが多いのですが、日本の国際空港で両替をすると好きな紙幣で組み合わせて両替が可能です。出発当日は少し余裕を持って空港で1ドル紙幣や5ドル紙幣などを多めに両替することをおすすめします。治安の良い東ティモールですが、やはり多額の現金を持ち歩くことはおすすめできませんので、余分な米ドルはホテルの金庫に入れていきましょう。
東ティモールに観光旅行に行く際の物価と治安について/4・東ティモールで気を付けたいこと
透き通った海が美しく、観光客もまだ少なく、国民性もとてもオープンで温かい東ティモール。何十年か前までは悲惨な内紛状態にあったとは思えないほど平和な国になっています。
現在、治安がとてもよく基本的に観光旅行をする際に特に注意しなければならないエリアなどはありません。ですが、軽犯罪はあるにはありますので、後ろポケットに現金を入れてあるかない、女性の夜の一人歩きは避けるなどの基本的なことは守ることが大切です。
まとめ
いかがでしたか?近くて遠い国東ティモールは、バリ島からのアクセスも良く治安も良いので、静かなビーチを楽しむなどのんびりとした滞在が楽しめそうです。次のインドネシア旅行の際に2泊追加して東ティモールに行ってみたら、いつもとは違った楽しみもできそうですね!