香港の周辺には日帰りできる観光都市がいろいろあります。そのうちの1つが深センです。中国広東省の深センは経済特区として中国内でも非常に豊かな都市とされています。香港に隣接していますので電車やフェリー、バスなどを使えば簡単に移動が可能。香港からの日帰り旅行もOKです。ここでは香港【深セン】アクセス方法&おすすめスポット7選をご紹介します。香港旅行の際は、是非深センにも行ってみましょう。
香港から深センへのアクセス方法は主に3つあります。1つ目は電車(香港MTR)で移動する方法です。電車を使えば、深センへのアクセス方法の中で最も安く短時間で行くことができます。ただ徒歩で中国に入境しなければならない他、入国審査の長い列にも並ばなければなりません。そのため荷物が少なく、体力がある人向けの方法でしょう。
電車で移動するには、まずMTR東鐵線に乗り、終着駅の羅湖あるいは楽馬州まで行きます。駅に着いたら入国手続きを行い、その後は徒歩で中国に入境して深セン到着です。電車を使って香港国際空港から深センへ移動する場合は、まず空港からMTR東鐵線の上水駅へ行くリムジンバスに乗ります。上水駅に到着後は電車で羅湖駅あるいは楽馬州駅まで行き、入国手続きを済ませたら徒歩で中国へ入りましょう。
2つ目はSkylimoというバスや乗り合いハイヤーで移動する方法です。この方法は体力のない人や、香港国際空港から真っすぐ深センへ移動したい人におすすめです。バスや車に乗ったまま出入国できますので、とにかく楽。深セン市内まで行きますので徒歩移動もほぼありません。交渉次第では滞在先のホテルまで行くことも可能。深夜まで運行しているのも高ポイントです。ただ渋滞にはまりやすいという難点があります。
車内や荷物スペースが狭いのもデメリットでしょう。なお、Skylimoには深セン湾経由と皇崗経由があり、おすすめは深セン湾経由です。ただ深セン湾経由は23時空港発が最終ですので、23時以降は皇崗経由を使いましょう。皇崗経由のSkilimoは24時間営業ですが皇崗イミグレまでしか行きません。イミグレ到着後は各自タクシーやバスなどで移動しましょう。
3つ目はスカイピアというフェリーで移動する方法です。フェリーは荷物が多い人や空港から真っすぐ深センへ移動したい人に最もおすすめ方法です。フェリーを利用する場合、空港で荷物を受け取る必要はありません。そのまま空港内のフェリー乗り場まで行きましょう。また中国への入国手続きが省略されますので入国審査の必要なし。でも乗船料金は高めで、乗り継ぎできる航空会社が決まっています。
便数も限られていますので、香港到着時刻とタイミングが合わないこともしばしば。またフェリーの到着港から深セン市内までかなり離れているというデメリットもあります。それでも空港から楽に深センに入れますし、ゆっくりと船の旅も楽しめます。費用や時間に余裕がある人には是非おすすめのアクセス方法です。
ここから深センのおすすめスポットをご紹介します。最初にご紹介するのは、錦繍中華です。錦繍中華は、中国全土にある代表的な旧跡、名所などのミニチュアを集めたテーマパークです。万里の長城や兵馬俑、西湖、ポタラ宮など70を超える歴史的な旧跡、名所が実物の15分の1サイズで再現されています。
ミニチュアですが、見ごたえは十分!広い園内を歩くのが大変ならば、バスやカートも利用OKです。また錦繍中華に併設されている中国民族文化村では、いろいろな中国の民族文化を知ることができます。日帰り旅行にもピッタリのスポットですよ。
次にご紹介するスポットは、華強北です。華強北は深センだけではなく世界で最大の電脳街とされる有名なエリアです。最先端の家電やパソコン周辺機器、電子部品、ドローン、スマートホンなど、ありとあらゆる電化製品を扱っています。ディープでマニアックなデジタル製品をコレクションしている人にはとくにたまらないエリアでしょう。
深セン万象天地や小米深セン旗艦店など新しいショッピングモールも誕生して、ますます勢いを増しています。電化製品に興味あるなら、このエリアの電気屋巡りをするのもきっと面白いですよ。ただ日帰りでは回り切れないかもしれませんので、時間に余裕があれば深センに宿泊することをおすすめします。
次は深セン世界の窓です。錦繍中華が中国全土にある旧跡、名所のミニチュアを集めたテーマパークだとしたら、深セン世界の窓は世界各地の旧跡、名所のミニチュアを集めたテーマパーク。広大な敷地には50近いミニチュアがあり、アジア、アフリカ、ヨーロッパなど各エリアの代表的な建築物や街並み、はたまたナイアガラの滝のような自然景観まで楽しむことができます。
まるで世界を旅して回っているような気分になるかもしれません。日本の富士山や姫路城などのミニチュアもありますので、是非見てきてくださいね。もちろん日帰りもOK!家族や友人でわいわい楽しめるスポットです。
SNSにUPできるような写真が撮りたいのなら、華僑創意文化園(OCT-LOFT)がおすすめ。華僑創意文化園は今では深センのおしゃれスポットとされていますが、元は工場や倉庫街があったところ。その古い街並みを利用したおしゃれなアートが楽しめます。建物の至るところに素敵な絵が描かれていたりしますので、写真に撮って是非SNSにUPしましょう。
深センで活躍するアーティストの展示会やイベントなどもよく行われていますので、是非参加してみましょう。おしゃれなカフェやレストランもありますので、散策に疲れたら一息入れることもできますよ。1日あれば十分観光できますので、日帰り旅行にもピッタリのスポットです。
华侨城创意文化园 OCT LOFT
深圳华侨城创意园文化发展有限公司 OCT LOFT 华侨城创意园 当代艺术 先锋音乐 创意设计 爵士音乐节 T街创意市集 深圳·香港城市\建筑双城双年展 OCT当代艺术中心 OCAT 华侨城创意文化园北区 B10 A3+
次にご紹介するスポットは、羅湖商業城です。羅湖のイミグレ出ると右手に青色の建物が見えてきます。それが羅湖商業城です。別名「偽物天国」と言われるほど、有名ブランドの偽物がなんでも揃っています。プラダやコーチなど女性向けブランドだけではなく、ポーターやディーゼルなど男性向けブランドも購入可能。ブランドに詳しくない人が見ても、本物か偽物がわからないくらい精巧にできています。
ただ値段は交渉次第。外国人とわかれば、通常価格の2倍で売ろうとする店員もいますので注意が必要です。納得のいかない値段を持ちかけられたら、すぐお店を出ましょう。もし店員が追いかけてきたら安くなる可能性あり。ショッピングしているとあっという間に時間がたってしまいますので、もし時間に余裕があれば日帰りよりも深センに一泊するのをおすすめします。掘り出し物がGETできるかもしれませんよ。
芸術やアートに興味があるのなら大芬油画村を訪れてみませんか?大芬油画村は輸出用の油絵を取り扱う地域。世界で販売されている60%の複製画が作成され、卸されています。また中国全土から芸術を志す若者たちが集まってくる修行の場としても有名。画家や工芸家の卵がゴロゴロしている地域です。
路地を見れば画家の卵たちが習作していたり、工芸家の卵たちの作品が飾られたおしゃれなカフェがあります。気に入った絵や工芸品があれば、是非購入しましょう。いろいろなアートを見ながら何時間でも楽しめるスポットです。日帰りしても良いですが、大芬油画村の雰囲気をもっと感じていたければ深センに宿泊しても良いでしょう。
最後にご紹介するスポットは、深セン野生動物園です。普通の動物園というよりサファリパーク的な要素が強い動物園。とにかくかなり近い距離で動物を見ることができますので、とても楽しいスポットです。鶏肉でのワニ釣りや象に乗って園内散歩など、貴重な体験もすることができます。
日本で大人気のパンダも2匹います。いくら見ていても飽きないほど可愛いでしょう。天気が良ければ、外の檻に出てくることもあるようですね。他にはイルカやアシカのショーも楽しめます。子連れの家族にはとくにおすすめのスポットでしょう。
ここでは香港【深セン】アクセス方法&おすすめスポット7選をご紹介しましたが、いかがでしたか?電車やフェリーなどを使えば、簡単に香港から深センへ行けることがわかりましたね。また深センにも面白そうなスポットがいっぱい!香港旅行の際は、香港だけではなく深センも思いきり満喫しましょう。