カジノだけじゃないマカオの魅力
かつてはポルトガルの植民地だったマカオ。現在では、カジノや観光スポットなどにより世界的にも有名な観光地として大変人気を誇る街です。日本からは直行便で約5時間半ほどの距離に位置し、比較的治安も良いため女子旅でも気軽に行きやすい国でもあります。マカオは中国の特別行政地区でありながらヨーロッパ風の街並みが特徴的で、カジノやショッピングといったきらびやかで派手なイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
特に、マカオに訪れたことのない人たちにとってはマカオ=カジノのイメージが強いかと思いますが、マカオには世界遺産が点在しており、アジアとヨーロッパの文化が融合した大変表情豊かな街とも言えます。今回は、そんな魅力たっぷりのマカオの観光スポットを20個ご紹介いたします。
マカオ女子旅におすすめの観光スポット1:聖ポール天主堂跡
「聖ポール天主堂跡」は、マカオ観光のモデルコースの定番スポットです。イエズス会によって建てられた17世紀遺跡で、今やマカオを代表する歴史的建造物として名を馳せており、マカオ歴史地区のうちの一つとして世界遺産に登録されています。かつては「聖ポール大学」というアジア初と言われる大学が隣接しておりました。1835年に起こった火事により、現在は教会の前壁と68段に及ぶ階段のみが残っています。
素晴らしい彫刻が残るファサードの裏に階段があり、そこから見る美しいマカオの景色が評判です。また、地下部分には天主教芸術博物館が併設されており、宗教的美術品が展示されています。日本からマカオへの旅行ツアーなどでもよく組み込まれている定番の観光スポットですし、マカオを訪れた際には絶対に立ち寄りたい場所です。
マカオ女子旅におすすめの観光スポット2:マカオタワー
ポルトガルから中国へマカオが返還された2年後の2001年に建てられた「マカオタワー」。こちらもマカオ観光のモデルコースに組み込まれる定番スポットの一つです。全長338メートルを誇るこのタワーは、マカオ半島最南端に位置しているためマカオを一望できるスポットとして有名です。夜にはタワーがライトアップされ、カジノのネオンとは一風違った美しい夜の景色を楽しむことができます。
合わせて、このタワーの名物として有名なのが、地上233メートルの高さから飛ぶバンジージャンプです。挑戦してみたいというチャレンジャーな方、マカオ旅行の思い出や話のネタにぜひこのアトラクションに参加してみてはいかがでしょうか。
マカオ女子旅におすすめの観光スポット3:セナド広場
「セナド広場」もマカオ歴史地区のうちの一つとして世界遺産に登録されており、マカオ観光のモデルコースに組み込まれる定番スポットです。パステルカラーで欧風の建物と欧風石畳が美しいこの広場の周辺には、いくつもの世界遺産や観光スポットが点在しているため、マカオ観光の拠点として連日多くの旅行客で賑わっています
ここではイベントや催事なども定期的に行われており、近郊には地元の若者が集うショッピングエリアなどが充実しているため、旅行客だけでなく現地の人たちもよく訪れています。こちらも、マカオ観光には外せないスポットです。
マカオ女子旅におすすめの観光スポット4:仁慈堂大楼
「仁慈堂大楼」は、セナド広場の一角に建てられている仁慈堂施設です。白を基調とした美しいデザインが印象的なこの施設は、現在は公証役場として利用されていますが、かつては大航海時代に家族などを失った人たちを救済するのを目的として建てられたと言われています。
仁慈堂の向かって右側にある階段を上がった2階部分は博物館となっており、カトリックにまつわる宗教絵画などの展示品が公開されています。こちらもマカオ観光モデルコースの拠点として定番なので、ぜひ訪れてみてください。
マカオ女子旅におすすめの観光スポット5:モンテの砦
「モンテの砦」は、400年ほど前にイエズス会の修道士により建設された軍事要塞です。約8,000平方メートルを誇る面積をもつこの砦には、なんと20台を超える大砲が展示されておりマカオの歴史を感じずにはいられません。
この頂上にはマカオ博物館が併設されているため、マカオの歴史についてより深く理解をしたい方はぜひ訪れてみてください。マカオ観光モデルコースに組み込みたい定番スポットで、日本からのツアーでもよく組み込まれています。
マカオ女子旅におすすめの観光スポット6:媽閣廟(マーコッミウ)
「媽閣廟(マーコッミウ)」も、マカオ歴史地区のうちの一つとして世界遺産に登録されているマカオ観光モデルコースの定番スポットです。ここはマカオの世界遺産群の中でも最南端に位置するため、徒歩での観光を希望の場合はここを起点として北へ進むのがおすすめの観光モデルコースです。
パワースポットとして知られているため、旅行客だけでなく現地の地元民も多く訪れるスポットです。マカオの観光スポットや世界遺産は欧風のものが多い中で、ここは中華の雰囲気あふれるスポットです。
マカオ女子旅におすすめの観光スポット7:聖ヨセフ修道院
「聖ヨセフ修道院」も、マカオ歴史地区のうちの一つとして世界遺産に登録されています。1700年代中頃にイエズス会によって建設された教会で、建物の様式はバロック建築という中国では代表的な様式の建造物が特徴です。ここでは、フランシスコ・ザビエルの腕部の遺骨が保存されており、ガラス越しにですが見学することも可能です。
ドーム型の天井を見上げると、「IHS」といったイエズス会を示すシンボルが描かれています。こちらも、マカオ観光のモデルコースによく組み込まれている定番観光スポットなので、マカオ旅行の際はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
マカオ女子旅におすすめの観光スポット8:民政総署大楼
「民政総署大楼」は、マカオ観光のモデルコースに欠かせないセナド広場真向かいに位置する建物です。世界遺産として登録されており、それと同時にマカオの現在の政府機関でもあります。
ここもマカオ観光において大変人気で定番のスポットである上に現役で市政が行われている場所でもあるため、連日かなりの人でごった返します。マカオ観光のモデルコースとして組み込まれていますが、観光の際は日程調整を慎重に行ってツアーを組むようにしましょう。
マカオ女子旅におすすめの観光スポット9:マーガレット・カフェ・エ・ナタ
マカオ観光の合間に、「マーガレット・カフェ・エ・ナタ」に立ち寄ってエッグタルトを買ってみてはいかがですか。エッグタルトは、マカオを代表するスイーツです。このお店のエッグタルトは地元の人たちにも根強い人気を誇っているため、根強い人気を誇ります。
もちろん旅行客にも大人気のスイーツでありセドナ広場から徒歩10分程度に位置しているため、観光の合間に立ち寄ってエッグタルトを楽しむ旅行客も多くいます。濃厚なコクが美味しいカスタードクリームと、サクサクとしたパイ生地が絶品の必食スイーツです。
マカオ女子旅におすすめの観光スポット10:聖ドミニコ教会
「聖ドミニコ教会」は、1587年にメキシコから来た3人のスペイン人のドミニコ会修道士によって建てられました。クリーム色と緑色のドアが美しいこの建物は、建設当時は木造だったものの、1826年頃にコロニアル・バロック様式に改修されて、現在ではオーケストラコンサートなどを行っています。
繁華街に位置する教会ながらも内部はとても静かで、祈りを捧げる人々は静粛な雰囲気を醸し出しています。こちらも、マカオ観光モデルコースに組み込まれる定番スポットです。
マカオ女子旅におすすめの観光スポット11:聖フランシスコ・ザビエル教会
「聖フランシスコ・ザビエル教会」は、マカオ観光のモデルコースには組み込まれていない穴場スポットの一つです。カジノなどが多く立ち並ぶ地区から車で約10分ほど走ったコロアン島に位置する教会で、1928年に建てられました。
名前のとおりですが、1978年から約20年もの間、フランシスコ・ザビエルの遺骨を大切に保管してきた教会です。世界遺産には登録されていませんが、マカオ旅行の際にはぜひ足を伸ばして立ち寄ってみてはいかがですか。
マカオ女子旅におすすめの観光スポット12:聖ローレンス教会
「聖ローレンス教会」は、1500年代後半から1600年にかけてイエズス会によって建てられた教会です。内部はステンドグラス・シャンデリアなどの装飾品で飾られていて、白を基調としたきらびやかな雰囲気が漂っています。
このようなゴージャスなデザインにより、現地ではカトリック信者の結婚式会場として大変有名で人気の高い教会です。マカオに訪れた際に、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
マカオ女子旅におすすめの観光スポット13:タイパ・ハウス・ミュージアム
「タイパ・ハウス・ミュージアム」は1921年に建設された博物館で、かつてのポルトガル人の生活が再現されている施設です。ポルトガルの官僚の邸宅だったこの建物を、政府が1999年に博物館としてリニューアルさせたそうです。コロニアル調の可愛らしい建物は、ミントグリーンの色合いがとても映えますね。ポルトガル人の生活様式だけでなく、マカオの文化や歴史も同時に知ることができますよ。
マカオ女子旅におすすめの観光スポット14:ギア要塞
「ギア要塞」は、マカオ半島で最も高い場所(海抜91メートル)に位置する要塞です。1622年にポルトガル人によって建設されたと言われており、敷地内にはギア教会を併設しています。その後1865年にはギア灯台が建設され、台風警告のシグナルがここから発信されています。見晴らしが良く街全体が見渡せる絶景スポットなので、マカオ観光のモデルコースに組み込んでみてはいかがですか。
マカオ女子旅におすすめの観光スポット15:ザ・パリジャン・マカオ
「ザ・パリジャン・マカオ」は2016年にオープンした、フランスをテーマにしたホテルです。敷地内には、フランスのシャンゼリゼ通りをイメージしたショッピングモールも併設されており、この施設のシンボルともいえる実物の2分の1のサイズにしたエッフェル塔がそびえ立ちます。
施設内には展望台が2カ所ありますので、夜に開催される音と光のショーやマカオの夜景を楽しむのに最適の場所です。エンターテイメントが有名なマカオらしい夜の楽しみができるこのスポット、マカオ観光のモデルコースに組み込んでみてはいかがでしょうか。
マカオ女子旅におすすめの観光スポット16:ビクトリアピーク
マカオというより香港旅行の夜の観光モデルコースとして定番である「ビクトリアピーク」は、実はマカオからも行くことができます。せっかくマカオへ立ち寄ったなら、ビクトリアピークで百万ドルの夜景を楽しんでみてはいかがですか。マカオから気軽に行ける場所ではないですが、時間に余裕のある方や少し足を伸ばしてみたい方におすすめ。世界各国から夜景を楽しむ旅行客が多く、マカオからのフェリーも大変混雑するため、前もってオプショナルツアーを申し込んでおくことをおすすめします。
マカオ女子旅におすすめの観光スポット17:ザ・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター
シティ・オブ・ドリームズ内の「ザ・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター」は今マカオで最も人気のあるショーです。水をふんだんに使用したダイナミックな夜のショーは、そのスケールの大きさに驚くこと間違いなし。
アメリカ・ラスベガスの「ル・レープ」やパリのディズニーランドなどの多数の芸術作品を手がけた、シルクドゥソレイユ出身であるフランコ・ドラゴーヌ氏によるエンターテイメント施設です。壮大なエンターテイメントを展開するこのショーは、マカオの夜を過ごすのにカジノと並んで外せない観光の定番となっています。
マカオ女子旅におすすめの観光スポット18:シティ・オブ・ドリームズ・カジノ
「シティ・オブ・ドリームズ・カジノ」は、マカオ・オーストラリア出身のカジノ王たちが作り上げたカジノです。きらびやかでド派手なイメージのカジノですが、その中でもとても洗練されたデザインのカジノ施設となっています。
カジノは2フロアに分かれており、フロアごとにカジノのテーマがそれぞれ違ったものとなっており、1階フロアがシティ・オブ・ドリームズ・カジノ、2階フロアがハードロック・カジノとなっています。マカオ旅行の夜を過ごすのに外せない定番スポットですので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがですか。
マカオ女子旅におすすめの観光スポット19:カジノ・ヴェネチアン・マカオ
カジノや高級ホテルが林立するコタイ地区に位置するヴェネチアン・マカオ・リゾートホテルという商業施設内にある「カジノ・ヴェネチアン・マカオ」は、マカオ最大級の規模を誇るカジノです。フロアの広さのみならず、テーブルゲームやスロットマシンの数もマカオ随一と言われており、マカオの夜をめいっぱい楽しむのに最適な施設です。
また、フロア内の飲食コーナーには、飲茶などを中心とした軽食を楽しめるコーナーや、がっつり食事をとれるレストランなども充実しています。夜のマカオを楽しむスポットとして有名なため、空港からの送迎も行なっています。賭け事に興味がない方も、夜にはマカオカジノの雰囲気を見学しに行ってみてはいかがですか。
マカオ女子旅におすすめの観光スポット20:グランドリスボア・カジノ
上記のヴェネチアン・マカオと同様「グランドリスボア」もマカオを代表するカジノの名所の一つで、マカオの夜を過ごすのには欠かせない存在です。特徴的な外観は蓮の花を模したユニークなデザインで、高さ248メートルを誇る高層タワー型のカジノです。マカオ半島中心部に位置している高層の建物ということで、マカオ半島のランドマークとしての地位を確立しています。
連日多くの旅行客やカジノをしにくる人たちで賑わい、1日あたり平均4万人もの人々が訪れる施設だそうです。カジノが大好きな方や予算に余裕のある方はもちろん、賭け事をしたことがない方もぜひ立ち寄ってみてはいかがですか。マカオ滞在の夜には必ず訪れたいスポットです。
おわりに
今回は、マカオ女子旅にぜひ訪れていただきたいおすすめの観光スポットをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。マカオは比較的治安も良く、観光スポットやグルメなどはもちろんのこと、買い物を楽しめるショッピングエリアや夜も遊びつくせるカジノなど、1日中楽しめる街です。色々な顔を持ち魅力たっぷりなマカオでの滞在を楽しんでいただくため、マカオへ旅行の際はぜひ参考にして旅の計画を立ててみてくださいね。