日光で出会う動物・花・滝などおすすめの自然観光スポット①華厳の滝
中禅寺湖の水が、高さ97mの岸壁を一気に落下する「華厳の滝」。日光四十八滝の中で最も有名で、日本三大名瀑の一つに数えられています。観爆台まではエレベーターで行けるので、自然が作り出す雄大な景観と、華麗な造形美の両方を満喫することができます。
1月から2月はブルーアイスに彩られ、5月の見事な新緑を堪能し、6月にはたくさんのイワツバメに遭遇することができます。また紅葉に彩られた滝も絶景で見逃すことができません。こうした四季折々の違った景色を見ることができるのも人気のひとつと言えるでしょう。
詳細情報
住所:栃木県日光市中宮祠 アクセス:東武バス中禅寺温泉バス停(JR・東武日光駅より中禅寺温泉行き乗車約40分)下車徒歩約5分 TEL:0288-55-0030 営業時間:3月~11月8:00~17:00 12月~2月9:00~16:30 エレベーター往復:大人550円 小学生330円
日光で出会う動物・花・滝などおすすめの自然観光スポット②戦場ヶ原
男体山の神と赤城山の神が争ったという「戦場ヶ原」、約400ヘクタールもあり、かつての湖が湿原になったといわれています。自然探究路が湿原の周囲を巡り、2時間ほどの散策コースになっています。9月下旬から10月月上旬の草紅葉の美しい時期がおすすめです。
戦場ヶ原は野鳥が多いことでも有名です。全部は網羅しませんが、ホオジロやアオジ、モズ、アカハラ、カッコウなど、冬にはマヒワ、ハギマシコ、キレンジャクなどに出遭うことができます。また植物も約350種類も自生していますので四季折々いろんな楽しみ方ができます。
少し足を延ばして、“小田代ヶ原の貴婦人”と呼ばれるのシラカンバの木に会いに行くのもおすすめです。
詳細情報
住所:栃木県日光市中宮祠 アクセス:東武バス三本松バス停(JR・東武日光駅より湯元温泉行き乗車約50分)下車徒歩1分 TEL:0288-54-2496(日光市観光協会日光支部)
日光で出会う動物・花・滝などおすすめの自然観光スポット③千手ケ原
中禅寺湖の西側に位置し南北2キロにわたる「千手ヶ浜」は、樹齢200年以上のミズナラやハルニレの林があります。6月にはクリンソウがあたり一面に咲きほこり、大勢の人が押しかけるほどです。一般車両は乗り入れできませんので、バスや船、もしくは徒歩で訪れることになります。
クリンソウは、サクラソウ科の多年草で日本原産です。漢字は“九輪草”と書き、奥日光を代表する花になっています。寒さには強いのですが暑さに弱く、山間部の沢が流れる水辺に自生します。ウグイス、コルリ、ヤブサメなどの探鳥もおすすめです。
詳細情報
住所:栃木県日光市 アクセス:東武バス赤沼バス停(JR・東武日光駅より湯元温泉行約1時間)下車 赤沼より低公害バス乗車約30分千手ヶ浜バス停下車すぐ 船:船の駅中禅寺より約40分で千手ヶ浜へ下船すぐ。 TEL:0288-22-1525(日光市観光協会)
日光で出会う動物・花・滝などおすすめの自然観光スポット④霧降高原キスゲ平園地
「霧降高原キスゲ平園地」は、底辺約740m×高さ約240mの直角三角形の斜面に“天空回廊”と呼ばれる1445段の木道の階段が貫き、それを左右から蛇行する散策路が横切って行きます。標高は1300~1600mで、周囲にはニッコウキスゲの絨毯が取り囲み、大迫力の景観を楽しむことができます。
キスゲ平といってもキスゲだけではなく、春のヤシオツツジなど、四季折々の美しい草花と関東平野の展望を楽しむことができるのも、魅力になっています。日光連山、赤薙山の中腹にあり、霧降大橋から県道沿いに車で約20分、ぜひ大自然の四季を感じてください。
詳細情報
住所:栃木県日光市所野1531 アクセス:東武バス霧降高原バス停下車(JR・東武日光駅より霧降高原行約30分) TEL:0288-53-5337
日光で出会う動物・花・滝などおすすめの自然観光スポット⑤湯滝
華厳の滝、竜頭の滝と並んで奥日光三名瀑のひとつ「湯滝」は、湯ノ湖の南岸から斜面を流れ落ちる高さ70m、長さ110mの滝です。ツツジやシャクナゲの名所としても知られ、シーズンにはたくさんの観光客が訪れます。湯滝から流れ落ちた水は湯川となり、途中竜頭の滝を下って中禅寺湖に入ります。ハイキングコースの途中にあるので、人気スポットのひとつになっています。
詳細情報
住所:栃木県日光市湯元 アクセス:JR・東武日光駅より湯元温泉行きバス約60分 湯滝入口バス停下車徒歩5分
日光で出会う動物・花・滝などおすすめの自然観光スポット⑥大笹牧場
毎年約300頭の乳用育成牛を放牧する「大笹牧場」、標高1030~1320mに位置し、ウシ以外にもヒツジやヤギ、ウサギが362ヘクタール(東京ドームの77倍)の豊かな自然の中にのんびりと暮らしています。入場は無料で、動物とのふれあいや乗馬などの体験ができます。また、アイスクリームやバター、生キャラメルソースなどを作る“食”の体験工房も人気です。
詳細情報
住所:栃木県日光市瀬尾大笹原3405 アクセス:東武バス大笹牧場行き終点(JR・東武日光駅より45分) TEL:0288-97-1116 営業時間:4月~12月8:45~16:45 1月~2月9:30~16:15 3月9:00~16:30 (12月~3月は一部の営業を中止)
まとめ
日光のサルは有名ですが、天然記念物のニホンカモシカやニホンヤマネ、その他ツキノワグマなど多くの哺乳動物が生息しています。これらにはめったに遭遇することはありませんが、餌となる生ゴミの処理には配慮が必要です、十分ご注意ください。 植物に関しては、有名な日光街道の杉並木、霧降高原のコナラ、ミズナラの林やヤマツツジの群落、奥日光の天然林など豊かな森林に恵まれています。加えて、四季折々の花々が私たちを魅了してやみません。また日光の大自然を観光するとき、華厳の滝に代表されるさまざまな日光の滝を忘れることができません。
いかがでしたでしょうか。日光の自然の大きさに比べれば、ほんのチョッピリしか紹介できていませんが、訪れる際の参考になれば幸いです。
◦ニホンカモシカとニホンジカ ニホンカモシカは山岳地に、ニホンジカは奥日光の平坦地に生息しています。積雪に弱いニホンジカは冬になると周辺の標高の低い地域に移動して越冬します。 近年の暖冬によりニホンジカはその数が急増し、ミズナラやカラマツなどの樹皮や、湿原の植物などが・・・
日光は紅葉の名所として毎年多くの観光客が訪れています。標高差があることから、9月中旬に白根山で始まった紅葉は11月下旬の日光市街まで、2カ月以上も場所を変えながら見ることができます。紅葉は気象条件により年によって異なりますが、主なエリアの紅葉のベストシ-ズンをご紹介します。
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