四国八十八箇所完全ガイド!服装や難所から御朱印まで①四国八十八箇所の意味は?お遍路って何?
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一言でいうと、八十八箇所の寺院をすべて巡るという事です。すると願ことが叶うと言われています。このお遍路は「四国八十八箇所」とも呼ばれています。それで遍路を行っている人の事を「お遍路さん」と呼ぶこともあります。これなら聞いたことがあるかと思います。
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なぜ四国にあるのかというと、平安時代(794~1185年くらい)に、修験者(山の中で修業を行う人)の修業をする場所でした。後の弘法大師になる“空海”もここで修業したと言われており、人々の災難を払うための霊場を開いたのがきっかけで、のちに修行僧たちが各地を巡り歩いたのが現在の四国お遍路になったと言われています。このお遍路を行った人はこの四国八十八箇所を巡る事で煩悩を払いのけ、祈りが叶うと言われています。
四国八十八箇所完全ガイド!服装や難所から御朱印まで②順番や距離・費用など
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「順打ち」と「逆打ち」がある
八十八箇所の寺院の事を“札所(ふだしょ)”と呼び、それぞれしっかりと順番がついています。寺院を巡る順番という決まりごとは一切ありませんが、一番札所から普通に番号順に巡るのが一般的です。これを“順打ち”と言います。あた最後の八十八番の札所から巡る事を“逆打ち”と呼ぶそうです。ちなみに、逆打ちから巡ると、順打ちから巡ること3回分のご利益がいただけると言われています。
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その他の呼び方
八十八箇所を一遍に巡る事を「通し打ちと呼び、その場で適当に区切って巡る事を「区切り打ち」と呼びます。また一つの県を“国”とし巡る事を「一国参り」と呼ぶそうです。いろいろ呼び方があって凄いですね!
距離は?
八十八箇所を徒歩で巡る(歩き遍路)、観光バスで巡ることもできるので「ツアーバス遍路」、そしてマイカーへ巡る事を「車遍路」と言います。距離にすれば1,400kmです。バスやマイカーを利用する分には楽ですが、徒歩だとかなりの距離と思われます。
費用について
全部の八十八箇所を巡るとすれば、だいたい26,400円かかります。何にかかっているのかと言えば、歩き遍路だと約50日、車は約10日くらいかかりあす。その間の宿泊費や食事代がかかってしまいます。さらにマイカーであれば、駐車場代やガソリン代などと言った出費も避ける事ができません。
三か所の札所の場合はロープウェイやケーブルカーを利用すること
強風などの荒れ天候の場合は運休することもありますが、基本的にロープウェイやケーブルカーを利用することが原則です。その時にかかる費用はご覧の通りです。
◎二十一番札所→ロープウェイ:往復2,400円
◎六十六番札所→ロープウェイ:往復2,000円
◎八十五番札所→ケーブルカー:往復900円
四国八十八箇所完全ガイド!服装や難所から御朱印まで③服装・道具は何が必要?
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お遍路さんの服装について
お遍路さんは心こそ大切なので、特に決まった服装はありません。昔のお遍路さんとは違い、スニーカー履いてリュックを背負って歩いているお遍路さんはザラです。ですが、昔ながらのお遍路さんのように白衣をまとうと、すれ違ったお遍路さんや地元の人たちとの交流がしやすく気持ちもさらに引き締ま利とても気持ちがいい物です。また白衣と杖を持つだけでも大丈夫ですよ!
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お遍路さんの用具一覧
■菅笠(すげがさ)
■金剛杖
■白衣(びゃくえ・はくえ)
■半袈裟・輪袈裟
■念珠
■納札
■納経帳
■経本
■ろうそく・線香
■御影帳
■持鈴
■札挟・巡拝パック
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四国八十八箇所完全ガイド!服装や難所から御朱印まで④さあ服装や持ち物はどうする?
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初心者編
■菅笠(すげがさ)
■輪袈裟(わげさ)
■白衣(びゃくえ、はくい)
■頭陀袋(ずだぶくろ)
■金剛杖(こんごうつえ)
初心者でも色々あるようですが、先にも言いましたが服装は特に規定はありませんが、せっかくなのでお遍路さんらしい格好をしてみたいですよね!ならば、白衣(びゃくえ)と言われるものと笈摺(負摺:おいづる)と言われる白い服に身を包みましょう。さらに金剛杖と、雨具や陽射し除けに役立つ菅笠を用意しましょう。それなりに雰囲気が一気に変わりますよ!
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ちゃんとしたい人向け
■手甲(てこう)
■脚絆(きゃはん)
■持鈴(じれい)
■白地下足袋(しろじかたび)
しっかりとお遍路をしたいという人は、服装と持ち物は初心者の人と同じですが、さらに上記の物を追加をしましょう。あとは信仰心が強心ならば真言宗なので御経本やお数珠などもあるといいですね。
四国八十八箇所完全ガイド!服装や難所から御朱印まで⑤お遍路参拝を行うマナー
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お遍路、八十八箇所を巡りは観光旅行のお客さんではありません。寺院を巡り拝させて頂ける神聖な場所でもあります。煩悩に任せて行動すれば他人に迷惑をかけるだけでなく、自分に後から返ってきます。マナーをしっかり守りましょう。
お遍路さん同士のすれ違いあいさつをしよう
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お遍路さんはは地元の人だけでなく、全国各地から訪れてきます。お互い修業の身であり、すれ違った時は軽い会釈をするなどのあいさつをしましょう。
車の譲り合い
マイカーを利用する人ですが、札所にある駐車場は一般客も多く訪れてきます。駐車場が満車だと次に来たお遍路さんが非常に困ります。また行き来する車で渋滞するかもしれません。お互い気持ちよくお参りするためにも譲り合いをしましょう。
ゴミを放置して帰らない
これは当たり前の事ですが、ゴミは自分たちで持ち帰りましょう。
路上駐車で車中泊しない
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これも一般の人と同様、路上で車を停めて寝泊まりをしない事です。周辺の住民に対する迷惑行為は止めましょう。
四国八十八箇所完全ガイド!服装や難所から御朱印まで⑥徒歩で行くお遍路プランの立て方
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四国八十八箇所巡りは徒歩で行く人ほど苦労をして巡るためご利益がいただけます。その際にどのようなお遍路をするか、事前に計画を立てておくと便利です。
プランを一応立てる
徒歩で巡る場合40日確保事が大切です。その間に巡る札所は88箇所です。1日の移動距離を計測できる端末を持っていれば旅工程を組むことができます。
GPSや万歩計を持つ
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例えばGPSを持ち歩き、自分は今どの位置にいるかを計測することも良いアイデアでしょう。
(例)1歩=50cmと仮定→歩数にかけ算をしてみます。(50cm×7万歩=350万cm / 350万cm→35000m→35km)
1日平均35km / 平坦な道が続く場所では1日40km
1時間で4km進む計算として、1日に40km歩くとするならば、1日で10時間歩く計算
になります。納経所(御朱印をもらう場所)は朝7時から夕方17時まで空いています。そのため朝5時にはスタートし、夕方18時までに移動時間にあてる事ができ、途中休憩を入れても40km進むことができます。実質活動時間はだいたい13時間くらいです。
翌々日までの宿を予約しておく
徒歩のお遍路計画があるならば、翌日、翌々日はどのあたりまで進むのかメドがつくと思います。スムーズに進めるためにも最寄りの宿を事前に予約をしておきましょう。もし行き当たりばったりでホテルを探すと、満室だったりホテル探しに時間を費やすことになります。
四国八十八箇所完全ガイド!服装や難所から御朱印まで⑦御朱印はもらえる?
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お遍路さんをしたい人は“納経帖”を購入さえすれば誰でも慣れるのです。お遍路さんであろうと御朱印を頂くことができます。
いろんなタイプの納経帖があるんですが、多く使われているのがこれだと思います。 けっこう大きくて縦25cm×横18cmですね。 表紙にある「線描画入り」っていうのが、次の山門や本堂の線描画が書かれたページのことですね。 見開きで左に線描画、右に御朱印をいただくようになっています。 スタートはどのお寺からでもよくて、順番もランダムでいいらしいんですが、やっぱり1番から回りたくなるので1番の霊山寺から順番に回ってしまいます。。。
引用: http://4.bp.blogspot.com/-p3S6F8lXPVo/VVMwLWvMQDI/AAAAAAAAHZA/A59PnjzKKF4/s1600/2015-05-10%2B18.54.18.jpg
お遍路の白衣に御朱印をもらうこともできる
引用: http://ohenro-88.com/img/%E7%99%BD%E8%A1%A32.png
御朱印を普通にもらう事ができますが、お遍路でまとっている白衣にも御朱印をもらう事ができます。この白衣の意味は死装束の意味もあります。お遍路をし証を背負いあの世へ行きたいと念願する人に、葬儀の際にこれを自身に着けてほしいの遺族に頼む人もいます。
四国八十八箇所完全ガイド!服装や難所から御朱印まで⑧初心者は危険の難所 / 徳島県の第12番札所「焼山寺」
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第11番礼所の“藤井寺”の次に第12番礼所「焼山寺」に向かうための「焼山寺道」が見えてきます。「焼山寺」までの道のりは最難関と言われるお遍路の中で“遍路ころがし”と呼ばれています。その難所の理由ですが、思いリュックなどの荷物を背負いながら山道をずっと歩き続けなければならない場所だからです。
引用: https://liginc.co.jp/wp-content/uploads/2016/07/IMGP3459.jpg
お遍路さんは体と心が強くないといけないそうですが、さすがにこのハードな難所を登りきるのは心が折れそうなくらい大変なことで、ここからは自分との戦いになります。しかしお遍路さんなら通らなくてはならない札所です。時にはお遍路さんへ向けたメッセージが背中を押してくれますよ。
四国八十八箇所完全ガイド!服装や難所から御朱印まで⑨初心者は危険の難所 /愛媛県の第60番札所 「横峰寺」
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伊予最大の難所、そして西日本最高峰と言われる60番札所「横峰寺」です。ここは標高1982mの「石鎚山」の中腹にあります。頂上には“石鎚神社”があり、そこから見渡す壮大な景色が目に飛び込んできます。この聖地がまさに第60番札所の難所「横峰寺」なのです。
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「横峰寺」は中腹なので標高が750mということで少し低いと錯覚をする人もいますが、十分すぎるほど高い場所にあり、まさに登山です。これこそ“遍路ころがし”です。ですが、到着した時の感動はひとしおです。これならご利益がありますですね!
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四国八十八箇所巡りへ行こう!
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四国八十八箇所巡りについてお分かりいただけましたか?お遍路さんは特に資格がなく誰でも参加することができます。この八十八箇所をすべて巡る事で願いがい叶うといわれています。ですが、それなりのプランを立てて行くことが大切です。またご利益をいただくものですからマナーをしっかりと守り行動しましょう。