南アフリカの物価水準は?日本と比較してみました!安い?高い? 【食費】
南アフリカの物価を知るのに、食費で考えてみるとわかりやすいでしょう。例えば、コカ・コーラ2リットルが4本で55ランド程度とすると、1本あたり14ランドの計算になります。2019年7月現在のレートは、南アフリカの通貨1ランドが7.6円なので、14ランドを日本円に直すと106円程度となります。これを見ると、日本よりも少し安い程度なのがわかります。
他にも…
ポテトチップスが16ランド≒122円程度
ミネラルウォーター5リットル入りが1ランド≒122円程度
ヨーグルト2個(1kg)が50ランド≒380円程度
卵6個パック14ランドで≒106円程度
チーズ400g50ランド≒380円程度
トマト1,5kgで17ランド≒130円程度
大玉スイカ1個40ランド≒304円程度
レタス1個15ランド≒114円程度
キャベツ半分9ランド≒68円程度
白菜1玉15ランド≒114円程度
大きなキュウリ1本10ランド≒76円程度
ジャガイモ3,5kg40ランド≒304円程度
ピーマン2個20ランド≒152円程度
ワインやコーヒー豆1kgは良いもので260ランド=2000円程度となっています。
他にも、瓶ビール1本10ランド≒76円程度、嗜好品のたばこは25ランド前後≒190円程度となります。また、お土産に人気のルイボスティーは40パック入りで26ランド≒200円程度からあります。
このように、野菜やチーズなどの食料品は、日本よりも安く感じられるのではないでしょうか。特に現地の人が行くようなスーパーマーケットや市場では、日本の半分くらいの価格で購入することができます。しかし、日本の調味料などは、高級スーパーマーケットなど取扱店も限られており、料金も割高になります。
南アフリカの消費税は14%ですが、野菜などの生鮮食品は課税対象から外されています。観光客におすすめなのが、スーパーマーケットなどで売られているお惣菜です。レストランで食べるよりも安くクオリティも良いので、節約旅行を目指している人には強い味方になるでしょう。
南アフリカ物価水準は?日本と比較してみました!安い?高い? 【外食費】
気になる外食費ですが、例えば、スーパーマーケットなどのDELIを利用してサンドイッチをテイクアウトすると4ランド程度なので30円程度となります。マクドナルドのセットは40ランドからあります。304円程度からなので、日本よりも若干安いのではないでしょうか。
ただし、観光客や白人が利用するレストランの場合は、日本の外食費とほぼ同程度の費用が掛かると考えておいた方が良いでしょう。例えば、観光客や白人に人気のレストランのコースは1000ランド程度かかる場合もあります。日本円で7600円程度になりますが、現地の人が行くようなローカルレストランでは30~50ランド程度(228円~380円程度)です。南アフリカのレストランは、味に比例して金額が高くなると覚えておくと良いでしょう。日本のように「安くて美味しい」料理を食べることは難しいと言われています。
南アフリカは、高級レストランやシーフード専門店、ステーキハウス、ローカルなアフリカン料理の店など多様なレストランが揃っています。予算にもメリハリをつけていろいろな味を楽しんでみてはいかがでしょうか。
南アフリカの物価水準は?日本と比較してみました!安い?高い? 【宿泊費】
南アフリカは、アフリカの中でも比較的治安が良いと言われていますが、安全で快適に過ごそうと思えば、それなりのランクのホテルに宿泊することが大切です。ホテルのランクにもよりますが、1泊500ランド以上(3,800円程度)を目安にすると良いでしょう。
海外資本のホテルであれば、セキュリティや快適度も高くなりますが、金額は1,000ランド以上を見ておく必要があります。宿泊費は、ランクによって違いますが、日本とあまり変わらない場合もあることを覚えておきましょう。
南アフリカの物価水準は?日本と比較してみました!安い?高い? 【交通費】
観光客が多く集まるヨハネスブルクやケープタウンでは、電車やバスなど公共機関の乗り物を利用することもできますが、地方に行くと移動は殆ど乗り合いタクシーやタクシーになります。電車代は、ケープタウンからサイモンズタウンまで40,5kmの距離で10ランド(760円程度)所要時間は約45分程度です。しかし、電車は治安が懸念されるため、ほとんどの場合、タクシーや乗り合いタクシーを利用するようになります。
観光客が利用する場合のタクシー料金は、1㎞ごとに12ランド(91円程度)から25ランド(190円程度)ですが、相場よりも高い料金を請求されることもあります。また、地域によって金額が変動するようです。乗り合いタクシーの場合は、10㎞で15ランド(114円程度)ですが、乗車する前に料金を確認しておくことが大切です。
南アフリカの物価水準は?日本と比較してみました!安い?高い? 【生活必需品】
旅行中でも、生活必需品が必要になる場合もあります。例えば、ウェットティッシュは1個10ランド76円程度、石鹸10ランド76円程度、歯ブラシは8~20ランド58円~152円程度、トイレットペーパー18ロールを特売で購入すると70ランド511円程度となります。
また、旅行中に必要なチップは、ホテルのポーター、ドアマン、ルームサービス、ベッドメイクなどにそれぞれ5ランド程度(38円程度)となります。タクシーのドライバーにも5ランド、駐車場の警備員やガソリンスタンドの店員には、2~5ランド(15~38円程度)高級レストランなどでは、10から15%をチップの目安にすると良いでしょう。チップは、お礼の意味やセキュリティにもつながるので、臨機応変に対応しましょう。
南アフリカの物価水準の推移
南アフリカは、アフリカの中でも経済大国と言われています。そのため、物価は上昇傾向にありますが、インフレなどの変動も少なく比較的安定しています。ただし、観光客や白人の行く場所と現地の人が多く訪れる場所では、物価に差があると言えるでしょう。
南アフリカの物価を知るためにもスーパーマーケットに行ってみよう!
南アフリカには3大スーパーマーケットがあります。実際の物価を肌で感じてみてはいかがでしょうか。
Pick n Pay
南アフリカのどこでも見かけるスーパーマーケットです。一般的なスーパーマーケットなので、南アフリカの平均的な物価を知ることができます。規模は店舗によって違いますが、多くの商品を扱っています。
SPAR
SPARも全国展開しているスーパーマーケットです。スーパーマーケットの中でも高級な部類で輸入食品も扱っているため、日本の食材が入手可能です。また、DELIのクオリティが高く、金額もそれほど高くないので、手ごろな価格で美味しいお惣菜を食べたいときは、SPARを探してみると良いでしょう。
Checkers
3つのスーパーマーケットの中で一番庶民的と言われています。他の店舗よりも5~10%程度、安いスーパーマーケットで特におすすめなのが、フルーツと野菜です。旅行中に美味しいフルーツが食べたくなったらCheckersを探してみると良いでしょう。大型店舗が多いので、扱う商品も電化製品や日用品まで揃っています。
南アフリカの物価は日本と比べて安い?
南アフリカの物価は、東南アジアのような安さは感じられませんが、日本よりも少し安い程度と考えておくと良いでしょう。
南アフリカを賢く旅行するコツは?
南アフリカは、日本と比べてもそれほど物価が安いということはありません。そのため、思いのほか旅行費用が高くつくこともあるので、無計画にお金を使ってしまうと予算オーバーしてしまいます。南アフリカは、都市部と地方で大きな物価差はないので、どのエリアに行っても日本とあまり変わらないと考えて行動すると良いでしょう。
また、南アフリカはATMが普及しています。多額の現金を持ち歩くよりは、必要に応じてクレジットカードやカードのキャッシングを利用することも選択肢の一つです。
物価を意識して旅行をしてみる
南アフリカは、アフリカ大陸の中でも経済的に大きく発展した国です。そのため、経済格差も大きく、旅行者や白人が利用する店と現地の人が利用する店では、金額的にも大きな違いがあり、物価も変わります。大自然に触れるアフリカ旅行でも、少し目先を変えてモノの値段に注目するとその国の姿が垣間見れるかもしれません。物価を意識して旅行してみるのも楽しい体験になるでしょう。