松川一静はハイキューの主人公・日向翔陽が通う烏野高校のライバル校の1つ、青葉城西高校に通うバレーボール部所属の3年生です。ちなみにクラスは1組。
誕生日は3月1日。背番号は2番。身長187.9cm、体重73.8kg。ハイキューに出てくる登場人物の中でも上位クラスの身長の持ち主で、青葉城西高校男子バレーボール部の中では、金田一に次いで2番目に身長が高いのです。ちなみにジャンプ最高到達地点は331㎝らしいです。
くせ毛の黒髪で尖った口が特徴的な老け顔で、外見は男子高校生とは思えません。しかし、好物がチーズinハンバーグだったり、制服が似合わないと言われることに悩んでいたりと、中身は意外と可愛らしい男の子です。
青葉城西高校男子バレーボール部の主将である3年の及川には、「まっつん」と呼ばれています。及川以外がそう呼んでいるシーンはハイキューの作中では出てこないため、及川が付けたニックネームであると推測されています。
松川一静のポジション(厳密には役割)はMB(ミドルブロッカー)で、主人公の日向と一緒のポジションです。
MBは主にブロックをする役割を担うため、日向のような選手は例外として基本的には高身長の選手がこのポジションつくことが多いです。
ブロックが主な役割ですが、相手にプレッシャーをかける存在でいることもMBの欠かせない役目です。また攻めているときは速攻攻撃をしたり囮になったりすることが求められます。
松川一静は試合中、前衛にいるときはフェイントをよく行っています。また相手が思わずボールの軌道を変えてしまうほどの圧力を感じさせる選手でもあります。身長の高さもさることながら、その老け顔と内側から溢れ出る闘志により相手に相当のプレッシャーを与えられる点でも、松川一静はMBに適していると言えます。
試合中に喜びや悔しさを表情に出す選手が多い中、松川の表情にはほとんど変化がありません。ブロックを破られても悔しがって声を出したり顔を歪ませたりすることはないのです。
しかし、決して無感情なわけでも真剣でないわけではありません。表情にはないものの心の中で闘志を燃やしているのです。また真剣な顔のまま口がアヒル口になっていることが多いのも、それだけ集中しているからなのでしょう。
太い下がり眉や彫りの深さ、見透かされそうな目つきは余裕がある大人の男性のような印象を与えます。くせ毛によって抜け感やミステリアスさもプラスするため、男子高校生とは思えない色気を醸し出しているのです。
尖った口元やアヒル口になるところも可愛さを感じさせる一方で、老け顔の松川だからこそ薄く開きがち口元にエロさを感じるファンも多いようです。
松川一静はその大人びている風貌や表情があまり変わらないところから一見クールそうに見えますが、実は男子高校生らしく素直で単純なところもある男の子です。
チームを引っ張る力と分析力に長けている及川から言われたことを素直に鵜呑みにし、惑わされている様子からも、その素直さや単純さが伝わってきます。そんなギャップも松川一静の魅力の1つなのです。
鼻水を流して泣く仲間に声を掛けたり、悔しがる及川が何度も発する言葉を数えていたりと、仲間に目を配り気にかけていることがちょっとしたシーンからでも伝わってきます。信頼している仲間の前だからこそ見せる熱さや無邪気さや優しさから、仲間との絆の深さが人一倍伝わってくるのも松川一静の魅力なのです。
また試合中であっても感情が顔に出ない松川ですが、引退時に及川が「3年間ありがとう」と絶叫した後には、シャツで顔を覆って号泣しています。普段泣いている姿を想像できない松川だからこそ、なおさら心の中では本当にバレーボールと仲間を愛し本気で向き合っていたのだと、号泣する姿が多くのファンの心に響いているのです。
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祐仙勇さんは1月10日生まれで大阪府出身の男性声優さんで、声優だけでなくナレーションも多く勤めています。名前が特徴的で芸名のように感じますが、本名だそうです。
趣味・特技は料理とバイクで、なんと身長は190cmもあって松川一静よりも高いのです。顔が小さく手足も長いまさにモデルさんのような体型をしています。
猫好きでTwitterでは猫に関するツイートが多く、マメに更新されています。
松川一静以外のキャラクターを演じている際も、特に雰囲気があるシーンでなくとも色気を感じるという意見がネット上でも上がっています。祐仙勇さんの甘く色気のある声が、松川一静の色気をさらに際立てているのです。
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なんとハイキューでは、松川一静だけでなく伊達工業高校男子バレーボール部の2年生・小原豊の声も担当しています。
松川一静は、ハイキューの作中で発言数が言うほど多いキャラではありません。しかし、そこそこインパクトの強く人柄がわかりやすく出ている発言をしています。そこで松川一静をより深く知ることができるセリフを紹介します。
圧力によって裏でゲームを牛耳っている松川一静の姿がよく表れたセリフです。とは言っても口にしているわけではありません。圧力で語りかけているのです(笑)このあと狙い通り相手はひるみ、スパイクのコースを絞ることに成功します。
そしてこのセリフがまさにその直後に放った松川の一言です。意図的に圧力をかけて相手のメンタルを崩し攻撃の邪魔をする松川の怖さがよく表れています。
相手チームを的確に分析する及川に言ったセリフです。だいぶ手厳しい一言ですよね。本心で思ったことなのかもしれませんが、本人を目の前にして、しかも大事な試合の最中にこんなにはっきり言えるのは、仲間としての信頼や深い絆があるからなのでしょう。
松川一静に魅了されるファンは後を絶ちませんが、ほとんどグッズが出ていません。ネットでは松川一静のグッズの少なさを嘆く声が多く上がっています。
グッズがなかなか出ないようなキャラなのにここまで需要があるのは、それだけ魅力的だということなんですけどね…。やっぱり松川一静ファンの人からしたらとても辛い現実です(泣)
松川一静の魅力はギャップによって増大します。色気も高校生らしい好みも単体でもその人の魅力になりますが、色気があって高校生に見えないのに、男子高校生らしい食べ物を好んでいるギャップが、松川一静の魅力を底上げしているのです。
その風貌や雰囲気、性格だけでなくMBとしての松川の活躍にも多くの人が心を打たれています。冷静さと熱さを兼ね備え、仲間思いで選手としても能力の高い松川一静の存在は、仲間たちにとっても安心感を与えているはずです。そんな縁の下の力持ちな選手であるところも、松川一静の魅力なのでしょう。
松川一静は万人からイケメンと言われるキャラクターではないかもしれません。しかし、その外見と声から醸し出される色気に多くのファンが魅了されています。また外見と好みや性格にギャップもあれば、まさにそのまんま性格が現れている発言もする松川は、良い意味でギャップもあり期待も裏切らないキャラクターなのです。