『名探偵コナン』とは
『名探偵コナン』について
『名探偵コナン』とは、1994年から週刊少年サンデーで連載が始まった青山剛昌さん原作の推理漫画作品です。単行本は現在97巻まで発行され、週刊少年サンデーでも大人気連載中の長編作品となっています。1996年にテレビアニメ版の『名探偵コナン』の放送が始まり現在もテレビアニメは放送中、さらに1997年から毎年劇場版『名探偵コナン』が公開され、新作が出る度にその人気を高め続けています。
『名探偵コナン』のあらすじ
高校生探偵の工藤新一は、幼馴染の毛利蘭と訪れていた遊園地で黒ずくめの男の怪しげな取引現場を目撃します。取引を見ることに夢中になっていた新一は、もう一人の仲間に背後から殴られ毒薬を飲まされてしまい、目が覚めたとき、小学1年生ほどに身体が縮んでしまっていました。工藤新一が生きていることがバレれてはいけないと、「江戸川コナン」という少年として生活し、黒の組織を追うこととなったのです。
【名探偵コナン】鈴木園子とは
鈴木園子は『名探偵コナン』に登場している茶髪のボブカットにカチューシャが特徴の女性キャラクターです。作品のヒロインである毛利蘭とは大親友であり工藤新一とも同級生で帝丹高校の2年B組に在籍しています。新一や蘭とは保育園のころからずっと一緒の幼馴染で2人の仲をからかったりすることもありますが、関係の進展を真剣に考えるなど友人想いなところも魅力です。
日本屈指の大財閥である鈴木財閥の令嬢で普段から優雅な暮らしをしていますが、鈴木園子当人はそんなことを感じさせない気さくな性格をしています。美人でスタイルが良い容姿なのですが、気が強い性格でさっぱりしていておしゃべりな面のせいなのか男性受けはあまり良いとはいえません。
彼女の周りには物理的に強い人物が多く存在しています。親友の蘭や恋人である京極、新しい友人の世良真純など一見すると鈴木園子がヒロインのようなポジションに見えなくもないですよね。「園子の赤いハンカチ」では蘭や京極に守られる場面もあり、ごく普通の一般的な女子高生として描かれています。
【名探偵コナン】鈴木園子の家族について
庶民口調のお嬢様ならば
— いんてる@フリーペーパーブログ📚️ (@pZu4cRwmKeo7gjn) December 20, 2019
名探偵コナンの
鈴木園子
一択でした( ゚ε゚;)#お嬢様口調庶民#庶民口調お嬢様#名探偵コナン pic.twitter.com/suWgVqiHGe
鈴木財閥の令嬢である鈴木園子は蘭の親友なので必然的にコナンとも一緒に行動をしているため事件に遭遇することは多々あります。さらには財閥である鈴木家の人たちも何かしら事件に巻き込まれる展開もみられています。
父・鈴木史郎
鈴木園子の父親である鈴木史郎は鈴木財閥の会長にあたります。恰幅がよく優しげで人柄が良さそうな雰囲気がとても印象的ですね。家族に対してもとても思いやりがあって、財閥の人間だからと身内に何かの制約をつけることもなく妻や子供たちと共にのびのびとした生活を送っているようです。
母・鈴木朋子
ショートヘアが似合う鈴木朋子は園子の母親です。夫の史郎が寛大な分どこか厳しさを感じる人物ですね。園子の姉が嫁いでいったため「園子には鈴木家にふさわしい婿を」と思っていた朋子は、園子の恋人である京極真との交際を当初は反対していました。しかし、その後京極真の素直で一途な行動を見て「いじめがいがある」と楽しげに言う彼女は少々遊び心やいたずら心のある人物かもしれません。
姉・鈴木綾子
鈴木家は財閥故に様々なお宝を所持しているため怪盗キッドに狙われることが作中では多いです。しかし園子の姉である鈴木綾子が登場したのは怪盗キッド関連以外で殺人事件に巻き込まれてという形ででした。綾子の登場はそれほどありませんが、コナンと園子が初めて会ったのは綾子とその友人に別荘に誘われたからですね。綾子は妹の園子や母朋子とは違って穏やかで優しく、父親に似ているという印象が強い人物でもあります。
伯父・鈴木次郎吉
鈴木次郎吉は園子の伯父にあたり、怪盗キッドの登場以降は漫画やTVアニメ、映画でも活躍する場面がとても増えてきた人物です。怪盗キッドがおこした事件のせいで本来なら新聞に大々的に載るはずだった自分の記事が隅に追いやられたことを根に持ち、珍しい宝石を手に入れてはそのたびに挑戦状を出してキッド確保のために様々な策を講じています。
【名探偵コナン】鈴木園子の魅力って?
『名探偵コナン』の中でも世界的に有名なほどの大財閥として知られている鈴木財閥のご令嬢である鈴木園子ですが、時にはその財力やコネを利用して著名人のパーティーに参加したりしています。ここからはそんな鈴木園子の魅力について詳しくご紹介していきます。
なんといってもお金持ち
大財閥のご令嬢ですから国内や海外に別荘をいくつも持っているお金持ちであることは鈴木園子の魅力のひとつです。実際は彼女自身がお金持ちなのではなく家柄自体がお金持ちなわけなのですが、時にはその財力と権力を使って所有している別荘にみんなを招待したり、コネでパーティなどに参加を度々しています。
園子自身お金持ちであることを鼻にかけておらず、割引セールや人気店に並ぶなどの庶民的な行動も見られていますね。普通に暮らしていれば絶対に知り得ないセレブな世界に身をおいているにも関わらず、自分と同い年の普通の女の子たちと変わらずにいられるというのは彼女の性格の良いところなのでしょう。
友情に熱い
保育園時代からの幼馴染みで1番の親友である毛利蘭のこととなるとつい熱くなってしまうのも鈴木園子の魅力のひとつといえます。蘭がピンチの時に現れない工藤新一に感情的になったり、劇場版『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』で蘭が記憶を失くした際に「記憶が戻らなくても友だちだから」と涙するシーンもみられています。
名作『ルパン三世』とコラボした映画『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』では、泊まっているホテルを突き止めるほど熱中していた人気アイドル・エミリオのせいで蘭がベルツリータワーから落ちそうになった際、「あたしの親友をこんな目に合わせて!」、「引っ叩いてやるんだから!」と言うなど蘭に対する熱い想いと友情は彼女の最大の魅力といえるでしょう。
推理クイーン園子
鈴木園子は『名探偵コナン』に初登場したときの事件でコナンに眠らされて以来毛利小五郎が不在の際、推理役に抜擢されるようになってきました。そんな園子はいつしか自分のことを「推理クイーン園子」と自称するようになりますが、園子自身実際そんなことをした記憶はありません。彼女のあまり細かいことは気にしない性格と周りから褒められたことでその自信をどんどんつけていき、小五郎と似たようなタイプの人間といえるでしょう
。
しかし、眠らされていない素の状態の園子も実はかなり推理力のある持ち主といえます。事件現場に居合わせた時にはまれに事件解決の糸口になるようなことを言ったり、普通は誰も気が付かなそうな怪しい部分を指摘したりとかなり高い推理力と洞察力を持っています。彼女自身そのつもりはないようですが、その潜在能力は目を見張るものがありますよね。
【名探偵コナン】鈴木園子と怪盗キッド
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鈴木園子の怪盗キッドへの憧れる熱意は今ではもうお馴染みのものとなっています。鈴木財閥の至宝をことごとく盗もうとする怪盗キッドのことは本来なら憎むべき相手になるはずなのですが、逆に園子は怪盗キッドに対して憧れを抱いてしまいました。そして怪盗キッドからの予告状が来るたびに脳内でいろいろな妄想を繰り広げてしまうほどの大ファンなのです。これは彼女の恋に恋をするという性質も関係しているかもしれません。
キッドへの甘い想いは京極真という遠距離恋愛中の恋人が出来てからも変わらず、キッドのことを「キッド様♡」と嬉しそうに言う様子が見られています。ただ、このことに関して鈴木園子本人は「怪盗キッド様はは別腹」と断言していて、京極真との感情に差があることを公言しています。しかし京極真本人は園子がキッドに夢中な様子を見て、キッドに対しライバル心を持っているようです。
キッドとコナンの因縁は「キッドキラー」という異名を得たことであの世界でも公式なものとなっているみたいです。キッドからしてみれば京極真も自分にとって大変厄介な相手の一人だと感じているのかもしれませんね。
【名探偵コナン】鈴木園子と京極真
『名探偵コナン』の鈴木園子、本気を出したらくっそ可愛い https://t.co/NcaffbZ1YX pic.twitter.com/RJVxVyACh6
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恋に恋する乙女である鈴木園子は『名探偵コナン』の初登場時からいい男探しに奮闘していました。ルックスを最優先に気になる男性を見つけては積極的にアプローチをかけまくるのですが、好きになる男性は何かしら問題を抱えていたり、園子ではなく蘭に言い寄るなどうまくいかないことばかりでした。
そんな凄まじいほど男運が無い園子でしたが、『名探偵コナン』の第22巻「園子のアブない夏物語」では念願のいい男「京極真」とはれて恋人関係になりました。けれどもやっと相思相愛の仲に発展したにも関わらず遠距離恋愛を余儀なくされてしまいます。あれだけ好きな人といつでもラブラブすることを望んでいた園子が遠距離恋愛を許容したことを考えると、それだけ本気で京極真のことを好いているということですね。
鈴木園子と京極真のカップルは作品内でも屈指の相思相愛でそんな2人のファンも非常に多いです。ロマンチストな園子は大ヒットドラマ「冬の紅葉」の主人公のように赤いハンカチを目印に二人が出会えるよう、実際の舞台の場所に赤いハンカチを付けに行きます。その赤いハンカチがぶら下がる木の下で事件に巻き込まれ、助けを求める園子の声に応えるように京極真が登場をするなどかなり少女漫画チックな描き方がされていました。
「園子の赤いハンカチ」以外でも園子がピンチのときはだいたい京極が助けにくるなど、作品が違えば完全に恋愛漫画の主人公になれそうな二人ですよね。園子は時折他の男性に目移りしたりもありますが、京極真という彼氏を一途に想う気持ちはさらに強いものになっていくことでしょう。
【名探偵コナン】鈴木園子と京極真の恋模様はスクリーンでも
2018年に公開された『名探偵コナン ゼロの執行人』の本編・EDが終わった最後に怪盗キッドが登場したことから、2019年『名探偵コナン 紺青の拳』は怪盗キッドがメインの話になるかと思われました。しかしファンからしてみればキッドはもちろんでしたが、鈴木園子と京極真のカップルのストーリーもメインな展開でしたよね。
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鈴木園子と京極真カップルが好きな人にとって「紺青の拳」はまさに名作といえます。新一と蘭が正式に恋人になって初めて公開された映画ということで、新一に扮したキッドと蘭とのドキドキするような展開も見所ではありました。けれど最終的には園子と京極真との二人のお互いに対する深い愛の絆が見られた作品という印象が強く残った一本となったでしょう。
「赤いハンカチ」をはじめ鈴木園子と京極真の話は全体的に恋愛色が強く、普段のコナンとはまた違った雰囲気が感じられます。もちろん『名探偵コナン』の作中内にはたくさんのカップルや恋愛の話もありますが、初期から続いている円満な関係のこの二人はなかなかレアと言えるのではないでしょうか。
【名探偵コナン】鈴木園子の名言大特集
本日4月4日✨#紺青の拳 で大活躍の鈴木園子を演じられた松井菜桜子さんのお誕生日です!
— 劇場版名探偵コナン【公式】 (@conan_movie) April 4, 2019
松井さん、おめでとうございます!
園子と京極の恋人同士としてのやり取りや2人の信頼関係が色濃く描かれている『紺青の拳』、是非ご期待ください! pic.twitter.com/pQP6Jbx2G3
『名探偵コナン』は連載が始まってから20年以上が経ちますが今でも数々の名言が生まれている作品です。友情や恋愛など様々な感情が行き交う『名探偵コナン』の中でも今回は鈴木園子の名言をピックアップしてご紹介します!
【名探偵コナン】鈴木園子の声優情報
函館の皆さん、お世話になりました!また、来ますね✈️ pic.twitter.com/Bu6AEFOK8T
— 松井菜桜子 道産子魂✨ (@42kg) January 13, 2020
気さくで明るく活発なキャラクターである鈴木園子の声優は松井菜桜子さんが担当しています。松井さんはアニメの声優だけではなく、ナレーションや映画の吹き替えもされています。代表作は『ハイスクール!奇面組』の「宇留千絵」や『トリコ』の「ラブ所長」、『ハピネスチャージプリキュア!』の「妖精リボン」などがあります。また『奇跡体験アンビリバボー』のナレーションとしても有名です。
『名探偵コナン』鈴木園子についてまとめ
『名探偵コナン』の鈴木園子の魅力についてご紹介してきました。大財閥の令嬢であるにも関わらず庶民的であったりする鈴木園子は人気キャラクターの一人です。劇場版には全作品に登場していますが、中でも映画「紺青の拳」や原作の「園子の赤いハンカチ」などは園子の恋を描いた物語となっているので、是非そちらもチェックしてみてくださいね。