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クズの本懐

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【クズの本懐】あらすじまとめ!アニメ・ドラマ情報【ネタバレ注意】

2021.08.07

『クズの本懐』のアニメは非常に秀逸なグラフィックと描写でファンの心を掴みましたが、より同時期に放送されたドラマもリアリティーを感じさせて良かったです。あらすじをサラッと読むだけで鬱展開を感じる物語ですが、ここでは『クズの本懐』のあらすじを紹介していきます。

  1. 『クズの本懐』とはどんな作品?
  2. 【クズの本懐】大まかなあらすじは?
  3. 【クズの本懐】本作の見所は?
  4. 【クズの本懐】皆川茜がとにかく目立つ
  5. 【クズの本懐】簡易キャラクター紹介
  6. 【クズの本懐 序盤あらすじ】主に花火の視点中心
  7. 【クズの本懐 中盤あらすじ】ドロドロな六角関係?
  8. 【クズの本懐 後半あらすじ】茜と鳴海が結婚エンド
  9. 【クズの本懐 ドラマ情報】ドラマでよりリアルな世界観を
  10. 【クズの本懐あらすじネタバレ】まとめ

恋愛で悩む高校生の複雑な心の闇を描いた作品

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71UwhfCktzL._SY679_.jpg
『クズの本懐』を一言で表すなら、高校生の深くドロドロした恋愛感情を堕落的に、かつ少しでも綺麗に描こうとした微妙な心理描写がみられる作品です。
かなりエロティックな描写もあり、行き当たりばったりで本能的すぎる登場人物たちにショックを受ける視聴者もいるかもしれませんが、逆にそこが人間的で、登場人物たちの深い感情が視聴者に訴えかけてくる情緒的な作品ですね。

あらすじから言って重い

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81rJsOsYEKL._SL1500_.jpg
主人公は「安楽岡花火(やすらおかはなび)」という黒髪ショートカットの美少女で、ややクールというか物事を引いてみている高校二年生の女の子です。
そんな花火は、幼い頃からの付き合いで自分の高校の教師となった「鐘井鳴海(かないなるみ)」に恋をしていますが、鳴海は同じ教師で同僚の「皆川茜(みながわあかね)」に恋をしていて、花火の想いには全然気づく様子がありませんでした。
鳴海に対する想いが全然叶わないことに嫌気がさしていた花火でしたが、そんな時に同じ学校の同じ高校二年生「粟屋麦(あわやむぎ)」と関わるようになり、麦の方は茜に恋をしていることを知ります。
互いに叶わぬ恋をしている二人は同調し合う所があり、異性としての興味は無くともお互いを「好きな人の身代わり」として、緩い肉体関係を持つようになっていくのです。

タイトル通りキャラクターがクズっぽい

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71ZkE0R1EEL._SL1280_.jpg
まず、主人公の花火と麦にしろ、お互いを好きな人の身代わりとして緩く肉体関係を持つ時点で、かなりのクズです。
別に対して好きでもないお互いを求め合い、花火は自分を好きになってくれる男を遠ざけ、麦は幼少期から好いてくれている美少女「鴎端(かもめばた)のり子」を面倒に思い敬遠するなど、心理的に破綻している所があります。
さらに、もともとは純粋だった花火も徐々に心が汚れていき、好きでもない男の誘いに乗ろうとしたり、麦も意志を強く持てないで茜のペースに流されていったり、非常に堕落的な描写が目立っていきますね。
しかし、最終的に思わぬ展開になり、その展開がリアリティーが高く現実の厳しさを突き付けてくるような所が記憶に残る作品です。

中盤は花火そっちのけで茜回が続く

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/91e-E3xLW3L._SL1500_.jpg
見た目は綺麗で清純派な印象を受ける茜ですが、実際は男好きで誰からも好意を受けたい自分大好き女で、自分の美しさを利用して男を弄ぶのが大好きな性悪女でした。
花火は茜の本性に気づき、真面目で誠実でやさしい鳴海を茜にだけは奪われたくないと思いますが、鳴海の方はどんどん茜に惹かれていき親交を深めていきます。
茜は鳴海に興味はありませんでしたが、花火の苦しむ姿をみるのが快感で、鳴海をますます虜にしていくという苦しい展開になっていくのが辛いですね。
それによって花火はより麦を求めるようになり、さらに友達の「絵鳩早苗(えばとさなえ)」の好意も利用して、寂しさを紛らわすようになったり、かなり闇落ち寸前の展開になっていきます。
それもこれも全て茜のせいなのですが、茜の性悪さがあまりにもストーリーの核心に迫っていて、まるで茜が本当の主人公なのではないかと錯覚させる程の展開が続いていきますね。
早い話が、茜は主人公の座すら花火から奪ってしまったような所があります。

「安楽岡花火(やすらおかはなび)」声:安済知佳

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51sOGeKJ5ML.jpg
黒髪ショートカットの美少女で、全体的に優秀そうでちょっとクール目な高校二年生。
昔馴染みで自分の通っている高校の国語教師となった鳴海に恋をしていますが、叶わぬ恋から同級生の麦を鳴海の身代わりとして扱うようになります。

「粟屋麦(あわやむぎ)」声:島崎信長

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51LJFGtR1gL.jpg
花火の同級生で、家庭教師時代から茜のことが好きだった美少年。
色々あって女慣れしている麦でしたが、特にタイプではない花火ととりあえず付き合って茜の身代わりとして扱うようになります。

「鐘井鳴海(かないなるみ)声:野島健児

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/518WCu1IxLL.jpg
花火の昔馴染みのお兄さんで、花火の高校の国語教師になった真面目でやさしい青年です。
茜に一目惚れし、それからというものは茜に鳴海なりのアプローチをして彼女と徐々に親密になっていきました。

「皆川茜(みながわあかね)」声:豊崎愛生

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/514OnOnK9zL.jpg
麦の元家庭教師で、今は花火たちの通っている高校の音楽教師。
全ての男性に好意を持たれることに快感を感じ、表面では清純を装っているものの、実際は自分の美貌と魅力を絶対的に信じている性悪女です。

「絵鳩早苗(えばとさなえ)」声:戸松遥

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/515r0RQa3ZL.jpg
花火の数少ない友人で、美少女というよりは美人という感じのサバサバした女の子です。
実は花火に好意を寄せており、花火の心の空白を埋めるために距離を縮めていこうとします。

「鴎端(かもめばた)のり子」声:井澤詩織

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/512uSlUbWcL.jpg
金髪ツインテールの王道美少女という、この作品で唯一の萌えキャラかもしれません。
最も可愛いと書いて「最可(もか)」と自称していますが、その自信の通り昔から可愛さだけで乗り切ってきた女の子です。
しかし、好きな相手である麦からは鬱陶しく思われています。

【あらすじネタバレ】序盤は無難に花火の視点が多い

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/910Uv7JNshL._SL1500_.jpg
序盤は花火の報われない恋の苦しみや葛藤、そして、軽い接触とはいえ毎日のように麦とエロティックな時間を過ごして鳴海への想いを紛らわすという、退廃的なストーリー展開が中心となります。
不純な異性関係をしている花火と麦が黒く、そこにラスボス的な存在である茜が介入してくるという泥沼の関係の中、茜は花火の想い人である鳴海をターゲットとし、花火はモカに目の敵にされたり、全体的に作品の人間関係が4話~5話くらいまでで見えてきます。

【あらすじネタバレ】メインキャラのボロボロな関係

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/815gkjKe3eL._SY679_.jpg
花火は麦に興味は無かったものの、肉体的接触が増えるにつれ、ほのかに好意的な感情が生まれてきました。
麦の方も例外ではありませんでしたが、そこに麦のことが好きなモカが絡んできたり、花火のことが好きな早苗が絡んできたり、茜と鳴海は良い感じになってしまったり、全体的にドロドロしていきます。
さらに、茜は花火を追い詰めるために花火から麦すらも奪ってしまい、花火は一人になってしまった所に早苗が入ってくるなど、人間関係がよくわからないことになってきて、茜の一人勝ちな構図が生まれ始めた中盤戦でしたね。
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61sVuFpPnLL._SX522_.jpg

【あらすじネタバレ】まさかの茜と鳴海の結婚エンドで花火が不憫

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/91GnycjIMdL._SL1500_.jpg
花火は結局、鳴海にフラれ、麦も茜に想いが届かず、茜は鳴海に惹かれ結婚してしまうという衝撃のエンディングとなってしまいました。
最初から最後まで茜の一人勝ちでしたが、花火は最初から分の悪い恋をしていたわけなので、ある意味で仕方のない結末でしたね。
今回は茜の一人勝ちでしたが、普通にしていたら花火も麦もモカもモテモテなので、今後、彼女たちの恋愛の行方はなんの心配もいらないでしょう。

ドラマが合う作品だった『クズの本懐』

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71jAdz6zfXL._SY679_.jpg
アニメ放送時期と同じ時にドラマも放送された『クズの本懐』。
もともとリアリティー高めの作品だったので、ドラマではまた違う生々しさがあって良かった面があったのではないでしょうか。
アニメのドラマ化は殆どの作品で劣化してしまいますが、本作の場合はアニメとドラマを別々の作品としてそのもので観れば、アニメにはアニメの良さ、ドラマにはドラマの良さがあることがわかる、個々にそれぞれ完成度があった作品だったと思います。
まぁ、それでもやはりアニメの方が好き……という原作ファンは多そうですね。

ネタバレなしで観た方が絶対に面白い作品

引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/91cjYjHfo5L._SY679_.jpg
ネタバレ記事を書いていてなんですが、本作は絶対にネタバレを見ないで最終回まで視聴した方が楽しめる作品です。
哀愁漂う『クズの本懐』ですが、ちょっと退廃的でエロティックな世界観が好きな方にはピッタリの作品なので、おすすめですよ。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71UwhfCktzL._SY679_.jpg