自分の状態に合わせて入浴剤を選びましょう
入浴剤には様々な効果があります
寒い冬には特にお風呂に入って芯から温まりたくなりますよね。疲れが溜まっているときやなんとなく気分がスッキリしない時は、入浴剤を入れたお風呂で癒やされるのが効果的です。肩こりや腰痛、肌荒れに悩んでいる時。それぞれに合わせた入浴剤を選べば、バスタイムが癒やしの時間になります。
本記事では、入浴剤の種類と、それぞれの効果に注目してご紹介していきます。選び方の参考になれば幸いです。
入浴剤を香りで選ぶ
好きな香りに包まれてリラックス効果
入浴剤を選ぶ時、香りをポイントにして選んでいる方は多いと思います。自分の好きな香りだとそれだけでバスタイムが楽しみになりますよね。逆に苦手な香りを選んでしまうと、イライラしたり頭痛がしてきて、せっかくのバスタイムが拷問のよう。リラックスや疲労回復において、香りのアロマ効果は重要な要素です。
柑橘系の入浴剤
グレープフルーツ、レモン、ミカンなどの柑橘系の香り。そのさっぱりとした匂いは、気分がスッキリしないときに嗅ぐととても爽やかで落ち着いた気持ちになれます。夏場のお風呂にも相性がいいです。
アース製薬 バスロマン 入浴剤 濃縮レモン仕立て 850g [医薬部外品]
価格
¥ 341
天然レモンエキス(保湿剤)を配合したお肌にやさしい濃縮レモン仕立てのバスロマンです。
入浴剤にも柑橘系のものが沢山あります。特にバスロマンの「濃縮レモン仕立て」はおすすめです。濃縮というところがポイントで、レモンの匂いがきちんと香りますし、お値段もお手頃。バスロマンは薬局やスーパーなどで気軽に購入できるので嬉しいですね。
森林系の入浴剤
まるで森の木に囲まれているような、深くリラックスできる香りが森林系です。実際に森林浴をする時に森に放出されている成分を入れた入浴剤もあるので、入浴と森林浴をいっぺんに体験するような濃い効能に包まれたい時はそちらをおすすめします。
森林浴気分 パインハイセンス 小パック 50g×18袋 高陽社 松葉油 パインニードル 薬用入浴剤 弱アルカリ 医薬部外品
価格
¥ 1,400
フローラル系の入浴剤
ローズ、ユーカリ、ブロッサム、デイジーなどのフローラル系入浴剤は人気で、種類も豊富です。小分けに色々な香りが入っているセットタイプも沢山出ているので、そちらでお試し購入して好きな香りを探してみて下さい。
バブ 入浴剤セット お風呂が楽しみ9種類の香り 72錠(9種類x8錠)
価格
¥ 2,401
その日の気分に合わせてお好きな入浴剤が選べます。
疲れ・肩こり・冷え性に炭酸ガスが温浴効果を高め血行を促進。
入浴剤を効果で選ぶ
疲労回復やリラックス等の癒し効果のある入浴剤
疲れている時や肩こりなどに悩まされている時。お風呂に入って少しでも改善したいですよね。より体を温めて体の悩みを解消したり、薬草の効能でリラックスできるものなど、入浴剤にはそれぞれ違う効果があります。
温浴効果なら無機塩類が入った入浴剤
塩化ナトリウムや硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウムなどがこれにあたり、ほぼ全ての入浴剤に含まれている成分です。温めた体を保温する効果があります。トウガラシやカプサイシンなどの発汗作用がある成分が入っているものを選ぶと、更なる温浴効果が期待できます。
半身浴でダイエット・美肌効果
半身浴のお供にもどうぞ。40度以下のお風呂に30分ほどゆっくり浸かり、ダイエットや美肌効果を狙う半身浴。ぬるめなので、お湯につかっていない上半身の冷えが気になる場合は、タオルをかけながら行いましょう。また、かなりの水分を失うので、半身浴中やお風呂を上がった後の水分補給は忘れずに行いましょう。
自律神経を整えてくれる薬用植物系の入浴剤
古くから様々な場面で活躍してきたハーブ。薬草に含まれる成分が、肉体的・精神的な疲労を癒してくれます。また香りには鎮静効果(アロマ効果)がありますので、自律神経のバランスを整える作用があります。
陳皮(みかんの皮)は肌をなめらかにして血行を促す効果。ラベンダーは安眠、センキュウは冷え性の改善に効果的です。 ご自分の症状に合わせてハーブの選び方を変えてみて下さい。手作り入浴剤が多いのも、薬用植物系入浴の特徴です。
全身のこりに効く炭酸ガス系の入浴剤
お湯に入れるとシュワシュワと泡が出て、炭酸ガスが水中に溶け出すのが炭酸ガス入り入浴剤。見た目にも楽しく、人気があります。溶け出した泡を体に当てたくなりますが、炭酸ガスの効果を十分に受けるには、泡が溶け切ってから浴槽に浸かるのがベストです。微細な炭酸ガスの分子が肌に浸透し、血管が広がることで体がリラックスしていきます。成分の表示ある「硫酸マグネシウム」や「硫酸ナトリウム」が炭酸ガスにあたります。硫酸ナトリウムには皮膚の修復作用があり、肌荒れ、アトピーやあせも、ひび割れでお悩みの方にもおすすめです。
また炭酸ガスの溶けたお湯に入る事で血行が促進され、肩こり、腰痛、冷え性にも効果を発揮します。お風呂を出た後の保温効果も高い為、不眠解消や疲労回復にも役立つのが炭酸ガス入り入浴剤の特徴です。
※体に取り込まれた炭酸ガスは、呼吸により自然排出されるので、健康には何も問題無い成分です。安心してご利用下さい。
※炭酸ガス系入浴剤の効果を得られる時間は、溶けてから2時間程度と言われています。ご家族と交代で入る場合は、時間にご注意下さい
美容に効果のある入浴剤
ホホバオイル、スクワランなどの美容系オイルが入った入浴剤もあります。保湿効果が高く、乾燥しがちなお風呂上がりにもうるおいを保ってくれます。
酵素入り入浴剤は、古い角質や皮脂を取り除き、なめらかなで新しい皮膚にしてくれます。折角のバスタイムだから、美容の時間に変えたいという方は多いのではないでしょうか。
美肌効果の高い入浴剤を選ぶポイント
「発泡タイプ」や「無機塩類系」に保湿成分が入った物より、「乾燥肌向け」の表記がある物を選ぶとより美容に効果的です。成分表を見てみて、「水」や「精製水」より先に保湿成分の名前が載っている物は、それだけ保湿成分の割合が高いので、美容系を意識している人はチェックしてみてはいかがでしょうか。
正しい入浴法で入浴の効果をより高める
入浴剤にこだわるのなら、その効果をより高める為に、入浴の方法も見直してみましょう。正しい入浴法についてご紹介します。
時間と温度に気をつける
お風呂熱さのお好みは人によって違いますが、39~40度を目安にするのがおすすめです。冷たすぎるとお風呂の意味が薄れてしまいますし熱すぎてもお肌に悪かったり、のぼせてしまったりします。
また、入浴時間も30を目安にして、あまりの長湯は避けましょう。30分以上つかっていると逆に体への負担が大きくなってしまいます。
秋冬などの冷え込んだ季節には、温度を1,2度上げたほうが丁度良いでしょう。気持ちいいと思う温度に調節してみて下さい。
肩までしっかりお湯に浸かる
まずは肩までお湯に浸かり、全身を温めましょう。その後に半身浴を行うと、体は温まったままで、負担なくお湯に入っていられます。入浴は寝る直前を避け、一時間前までにはお風呂を出ましょう。
忘れずに水分補給を
どんなに入浴剤やバスタイムに時間をかけても、水分を取り忘れる事で脱水症状になってしまっては元も子ありません。冷えが気になる場合は温かい飲み物をチョイスして、体の保温を。
短時間でも湯船に浸かりましょう
忙しく、疲れている時にはシャワーで済ます事がたびたびあるかと思います。そういう時こそ、湯船で短時間だけでも全身を温めると、疲労回復や安眠に繋がります。億劫ではありますが、体の為になるべくお風呂は沸かしましょう!
自分に合った入浴剤で豊かなバスタイムを
以上、入浴剤の効果や種類、入浴方法の注意点についてご紹介いたしました。入浴剤の選び方の参考になりましたでしょうか。入浴剤には値段も効果もさまざまありますので、是非自分に合った入浴剤を見つけてみて下さい。お気に入りの入浴剤があれば毎日の入浴が楽しみになり、健康と美容へと繋がっていくはずです。