蜂蜜レモンにはうれしい効能がいっぱい!
その名の通り蜂蜜とレモンで作る「蜂蜜レモン」は、昔から親しまれている組み合わせの1つです。学生時代、部活動やスポーツをやっていた人は特になじみがあるかも知れませんね。そんな蜂蜜レモンには体やお肌にうれしい効能がたくさんありますが、まずは蜂蜜とレモン、それぞれの特徴から見て行きましょう。
蜂蜜の効能・効果はコレ!
「完全栄養食」とも呼ばれている蜂蜜にはビタミンやミネラル、アミノ酸、酵素など、150種類もの栄養素が含まれていて、その効能・効果は多岐にわたります。主な効能・効果としては「高い殺菌作用」「ピーリング効果」「整腸作用」「ダイエット効果」などが挙げられます。
また、蜂蜜の主成分となるブドウ糖は胃腸に負担をかけることなく速やかにエネルギーへと変換されるため、仕事や勉強などで疲れた時に摂取すると効率良く疲労を回復することができます。しかも砂糖よりも甘いのに低カロリーですから、体重を気にしている人はお菓子の代わりに蜂蜜を摂ると良いかも知れません。
レモンの効能・効果はコレ!
レモンにはビタミンCと食物繊維、カルシウム、ビタミンEなどの栄養素が含まれています。中でも豊富なビタミンCにはメラニン色素を抑制する作用や抗酸化作用、免疫力を高める働きなどがあり、体にもお肌にも嬉しい効果が期待できます。
また、レモンには脂肪や乳酸を分解しエネルギーを生成する「クエン酸」が豊富に含まれているため、疲労回復に高い効果があると言われています。蜂蜜にも同じように疲労回復効果がある訳ですから、部活動の時などに蜂蜜レモンが食されていたのも納得だと言えるでしょう。
蜂蜜レモンでお悩み解決!美容に役立つ7つの効能
それぞれが豊富な栄養素を含み、たくさんの効能・効果を持つ「蜂蜜」と「レモン」。そんな2つの食品が一緒になれば体にもお肌にもうれしい効果があるのは最早当然です。今回は数ある蜂蜜レモンの効能の中から、美容に役立つものを7つ選んでご紹介します。
【効能その1】便秘の解消
蜂蜜には腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整える「グルコン酸」と善玉菌のエサとなる「オリゴ糖」が含まれていて、これらが腸の動きを活発にして便通をスムーズにしてくれます。そしてレモンに含まれている水溶性食物繊維の「ペクチン」にも腸の動きを刺激し、固くなった便をやわらかくする効能があるため、頑固な便秘も解消すること間違いありません。
【効能その2】感染症の予防
高い殺菌・抗菌作用があることで知られる蜂蜜には、細菌の増殖を抑え気管支系の症状を緩和してくれる効能があり、レモンにも同じように殺菌・抗菌作用と免疫力を高める働きがあります。一緒に摂ることで風邪や感染症などを予防する効果が期待できるので、インフルエンザが流行する時期にも最適な一品です。
【効能その3】口内環境を整える
【効能その2】でも触れましたが、蜂蜜とレモンにはそれぞれ殺菌・抗菌作用があるため、口臭や口内炎、虫歯、歯槽膿漏を予防することができます。特に気になる口臭は唾液でも抑えられるので、レモンの酸味により唾液の分泌量が増えるだけで口臭予防につながります。
【効能その4】有害物質のデトックス
蜂蜜とレモンには、食べ物に含まれている炭水化物や脂肪などを分解し、栄養素として消化・吸収してくれる「酵素」が豊富に含まれています。「酵素」は体内に残った有害物質を排出し浄化を促してくれる働きがあるため、基礎代謝が高まりお肌の調子が良くなります。
【効能その5】脂肪の燃焼
蜂蜜は砂糖よりも低カロリーの糖質を含み、胃腸に負担をかけずにエネルギーへと即座に変換するブドウ糖を主成分としています。就寝する1時間くらい前に摂るとほど良く肝臓に糖質が貯蔵され、睡眠時に分泌される成長ホルモンの増加を促し、高い脂肪燃焼効果が得られるようになります。
【効能その6】薄毛の予防
豊富な栄養素を含む蜂蜜は摂取することで血流が良くなり、毛細血管までしっかりと栄養が行き届くようになることから育毛効果が期待できると言われています。また、抜け毛予防に欠かせないビタミンB1・B2・ミネラル・亜鉛なども含まれているため、薄毛や抜け毛のお悩みも解決してくれます。
【効能その7】肌荒れ・老化の予防
蜂蜜レモンには「抗酸化作用」「殺菌作用」「消炎作用」「保湿作用」などがあり、さまざまな美肌効果をもたらしてくれます。特に蜂蜜は活性酸素を取り除き、細胞の酸化を防いでくれるビタミン類を豊富に含んでいるため、アンチエイジングに役立つだけでなく、健やかな美肌へと導きます。
美味しい蜂蜜レモンの作り方
蜂蜜レモンはお湯または水に蜂蜜とレモンを加えるだけで簡単に作れますが、どうせなら保存ができるレモンの蜂蜜漬けを作ってみませんか?ちょっと手間はかかるものの美味しさは格段に上がりますので、レシピを参考にぜひ作ってみてください。
基本レシピ
レモンの蜂蜜漬けの基本的な作り方は「1.レモンの皮を水で良く洗う」「2.レモンは3~5mm程度に皮ごと輪切りにする」「3.清潔な保存容器に輪切りのレモンを入れ、蜂蜜を適量入れる」「4.冷蔵庫に入れて3日程置いておく」という流れです。
3日程置けば完成ですが、さらに2、3週間程漬けると蜂蜜とレモンがなじんで味に深みが生まれます。ちなみにレモンを食べ終えた後の蜂蜜は水やお湯で溶かしたり、炭酸水で割ったりして飲んでも美味しくいただけるので、捨てずに取っておくことをオススメします。
作り方の注意点
レモンは皮ごと使うため、国産で無農薬のものを使用するようにしましょう。レモンは表面にワックスが付いていることもあるので、可能であれば沸騰したお湯で20~30秒程軽く殺菌、または表面をこするようにしてしっかりと洗ってください。もちろん、蜂蜜についても高い栄養価が得られる国産の「純粋はちみつ」または「マヌカハニー」を選ぶことをオススメします。
それと、作り方の「4.冷蔵庫に入れて3日程置いておく」の工程では、レモンから出てくる水分を1日1回はかき混ぜてあげる必要があります。密閉容器であればかき混ぜる代わりにそのままひっくり返して、中身をなじませるのでもOKです。
保存方法
高い抗菌作用を持つ蜂蜜に漬け込んであるため、使いきれなかった分はそのまま保存しておくことができます。ただし、蜂蜜の種類や製造法、気候などによっては保存期間に変化が出るので、冷蔵庫に入れて半年くらいを目安に消費するよう心がけましょう。
バリエーションレシピで蜂蜜レモンを楽しむ
レモンの蜂蜜漬けはそのまま食べるのも良いですが、ひと工夫すればさらに美味しくなります。たとえば、飲むヨーグルトかプレーンヨーグルトを用意して、その中にレモンの蜂蜜漬けをトッピング。ヨーグルトのほのかな酸味に蜂蜜レモンの甘酸っぱさが加わり、さわやかな味わいが広がります。
また、温かい紅茶にレモンの蜂蜜漬けを入れるとやさしい甘みのレモンティーに仕上がります。寝る前に飲めば体が温まる上に蜂蜜の効能もプラスされるので、質の良い睡眠とダイエット効果が得られます。いずれのレシピもレモンの蜂蜜漬けがあれば簡単にできてしまうものですから、いろいろと美味しい食べ方を試してみてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか?蜂蜜レモンは栄養価が高く、体やお肌にうれしい効果がたくさんありますが、砂糖より低いとは言っても糖質なのでそれなりにカロリーがあります。ダイエットや安眠を期待して寝る前に飲む場合には、夕食のご飯を少し減らすなどして糖質を控えるようにしましょう。