黒い毛穴には2種類のタイプがある
「毛穴の黒ずみを除去しようと色々試してみたけれど、全く効果がない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。実は黒い毛穴の正体には、黒角栓毛穴とメラニン毛穴の2種類のタイプがあります。それぞれケア方法が違うため、まずはどちらの黒ずみなのかを見極めることが大切です。
黒角栓毛穴の特徴
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黒角栓毛穴は、主に「毛穴汚れの酸化」が原因でできる黒ずみです。皮脂や角質、雑菌によって大きくなった角栓が、皮ふの表面に飛び出して酸化することで、毛穴が黒くなります。
メラニン毛穴の特徴
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メラニン毛穴は、主に「紫外線」が原因でできる黒ずみです。毛穴周りの皮ふが色素沈着を起こすことで、毛穴が黒くなります。
黒角栓毛穴の原因
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黒角栓毛穴の原因は、毛穴汚れの酸化はもちろん、メイクで毛穴を塞ぐことや、過度な洗顔も原因につながります。それぞれの原因を詳しくチェックしてみましょう。
毛穴が黒い原因①毛穴汚れの酸化
引用: http://www2.tamabi.ac.jp/cgi-bin/cmtel/wp-content/uploads/2014/04/041114901-1024x739.jpg
黒角栓毛穴の主な原因は、毛穴汚れの酸化です。古い皮脂や角質、ほこりや老廃物などの汚れが大きくなると、毛穴に詰まることがあります。この詰まった汚れが酸化を起こすことで、毛穴が黒く変色し、黒ずみの原因になります。また、毛穴に汚れが詰まることで毛穴が大きくなり、影ができることがあります。この毛穴の影が、黒ずみの原因になることもあります。
毛穴が黒い原因②メイクによる毛穴の塞ぎ
皮脂が多く分泌されるTゾーンが黒ずんでいる方は、メイクが原因になっている可能性があります。メイクをすると毛穴が塞がれてしまい、皮脂が上手く排出されません。排出されなかった皮脂がそのまま黒く変色することで、黒ずみの原因になることがあります。
毛穴が黒い原因③過度な洗顔
洗顔を何度も行うと、必要な皮脂まで洗い流してしまい、肌全体が乾燥してしまいます。肌の乾燥を防ぐために、過剰に皮脂が分泌されると、余分な皮脂が黒ずみの原因になることがあります。
メラニン毛穴の原因
メラニン毛穴の原因は、紫外線はもちろん、ターンオーバーの乱れや、ニキビによる色素沈着も原因につながります。それぞれの原因を詳しくチェックしてみましょう。
毛穴が黒い原因①紫外線
メラニン毛穴の主な原因は、紫外線です。紫外線を大量に浴びると、メラニンが生成されます。このメラニンが毛穴の周りに蓄積することで、色素沈着を起こし黒ずみの原因になります。
毛穴が黒い原因②ターンオーバーの乱れ
肌のターンオーバーが正常であれば、紫外線により生成されたメラニンは、肌の外に排出されます。しかし、ターンオーバーが乱れていると、メラニンが上手く排出できずに蓄積され、黒ずみの原因になることがあります。
毛穴が黒い原因③ニキビによる色素沈着
ニキビが炎症を起こすと、メラニン色素の生成が活発化され、黒ずみの原因になることがあります。また、ニキビができているときは、ターンオーバーが乱れがちなため、古くなった肌細胞を排出できず、黒ずみの原因になることがあります。
黒い毛穴に効く洗顔方法
どちらの黒ずみにも共通するケア方法は、洗顔です。正しい洗顔方法で、やさしく肌の汚れを落としましょう。
まずは、レンジで1分程温めた蒸しタオルを顔全体にのせます。蒸しタオルを使うことで毛穴が開き、汚れが落としやすくなります。次に、十分に泡立てた洗顔料で毛穴の汚れを落としましょう。泡を使って優しく洗うのがポイントです。最後に、洗顔の2~3倍の時間をかけて丁寧に洗い流します。32度ぐらいのぬるま湯がおすすめです。清潔なタオルで拭いて、化粧水で毛穴を引き締めたら終了です。
黒角栓毛穴のケア方法①弱アルカリ性の洗顔料
酸化した汚れは、タンパク質でできています。アルカリ性はタンパク質を落とすに効果的なため、洗顔時には弱アルカリ性の洗顔料を使用しましょう。弱アルカリ性は強い刺激を与えないため、肌にやさしいのもポイントです。ただし、弱アルカリ性の洗顔料であっても、原材料に「ラウリル硫酸～」と記載された洗顔料はなるべく避けましょう。洗浄力が強く必要な皮脂まで洗い落としてしまうため、黒ずみケアには向いていません。また、スクラブ洗顔は肌に強い刺激を与えるため、こちらもなるべく避けましょう。
黒角栓毛穴のケア方法②化粧水
肌が乾燥していると毛穴が開いた状態が続き、毛穴に汚れが詰まりやすくなります。化粧水を使用することで毛穴が引き締められて、汚れが詰まるのを予防することができます。使用する化粧水は、保湿力の高いセラミドやヒアルロン酸などが配合されているものがおすすめです。
おすすめの化粧水
【エトヴォス バイタライジングローション】保湿成分に、ヒト型セラミドが5種類に加え、ヒアルロン酸Naや天然保湿因子も配合されており、とても保湿力が高い化粧水です。乾燥で荒れている肌をキメの整ったみずみずしい肌へ導きます。
黒角栓毛穴のケア方法③食生活
黒ずみケアは身体の外側からだけでなく、内側からもケアすることが大切です。黒角栓毛穴は食生活を改善することで、黒ずみのない美肌をつくることにつながります。おすすめの食品は、動物性タンパク質です。動物性のタンパク質は肌をつくる源といわれています。カロリーが気になる方は、鶏肉や魚介類がおすすめです。また、避けた方がいい食品は油分が多く使われている食品です。スナック菓子や揚げ物などを摂ると、過剰に皮脂が分泌されて肌に負担をかけることがあるため、注意が必要です。
メラニン毛穴のケア方法①美白ケア
メラニン毛穴には、シミと同じように美白化粧品によるケアがおすすめです。ビタミンC誘導体やハイドロキノンが配合されている美白化粧品は、毛穴に蓄積されたメラニンの排出を促進させる効果があります。保湿ケアと一緒に行うと、美白ケアの効果がより発揮されやすいため、いつものスキンケアに美白ケアをプラスするのがおすすめです。また、美白化粧品で黒ずみが気になる部分を、30秒から1分程度パックするのも効果的です。
メラニン毛穴のケア方法②ターンオーバーの促進
ターンオーバーが乱れていると、メラニンを排出する効果が薄れてしまいます。肌のゴワつきを感じたら、拭き取り化粧水やピーリング、酵素洗顔などで肌の古い角質を取り除いてあげましょう。ただし、過度のケアは肌に負担をかけてしまう恐れがあります。肌は負担を感じると、メラニンを生成するはたらきがあるため、注意が必要です。特にピーリングや酵素洗顔は、週末のスペシャルケア程度で行うように心がけましょう。
メラニン毛穴のケア方法③質の高い睡眠
黒ずみケアは身体の外側からだけでなく、内側からもケアすることが大切です。メラニン毛穴は質の高い睡眠をとることで、黒ずみのない美肌をつくることにつながります。睡眠中は、ターンオーバーを整える成長ホルモンが多く分泌されるため、黒ずみ改善に効果的です。成長ホルモンは、睡眠をとってから3時間のうちに分泌されるため、始めの睡眠がとても大切です。質の良い睡眠をとるために、寝る前の飲食やスマホの操作はなるべく控えるように心がけましょう。
まとめ
毛穴の黒ずみは、黒角栓毛穴とメラニン毛穴の2種類があります。自分がどちらに該当するのかを見極めて、正しいケアを行うことが大切です。また、洗顔時には泡でやさしく洗うことを意識して、肌に負担をかけないように注意しましょう。毎日のケアの積み重ねが、黒ずみのない美肌をつくることにつながります。
