気軽に使えて便利なミストブリーチ
もともと頭頂部のプリン(髪の毛を染めて時間が経った後に、黒い毛が頭頂部に目立ってきた状態)対策に使われていたミストブリーチ。クリームタイプや泡タイプのブリーチ剤と違って効果も刺激も弱い事が特徴です。一回目、二回目と使用回数によって髪の明るさが変わってくるので、少しずつ使って自分の好みの明るさに調節する事ができます。回数と日にちを置く事で効果が得られ、日にちが経つごとに髪色が抜けてきて明るくなっていきます。
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髪の毛の色を抜き透明感を出すブリーチ剤
ブリーチ剤は髪の毛の色素を抜き透明感を出したい時に使います。金髪にしたりミルクティー系の色、グレーカラー、ベージュやホワイトなどの軽い髪色にする事ができます。
ミストブリーチは色素を抜くだけの液剤なのでカラー剤とは違います
ヘアカラー剤は3種類あります
ヘアカラー剤には3種類あります。ファッションカラー剤、ヘアマニキュア剤、ブリーチ剤の3種類です。
ファッションカラー剤
ファッションカラーは髪の毛に色を加えて染めるものです。刺激が強いので髪や地肌へのダメージがあります。鮮やかな色味を出す事ができ、赤味を消した外国人風カラーもできます。
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ヘアマニキュア剤
ヘアマニキュアは髪の毛の表面に色を乗せるだけのものなので髪や地肌へのダメージがありません。なかにはトリートメント効果のあるものも。鮮やかな色を髪に加えたい時などに便利です。人気のアッシュカラーをはじめ、ヘアチョークのように鮮やかな色を楽しめるものやナチュラルカラーに染まるものなど種類も豊富です。透明なヘアマニキュアもあり、こちらは髪の毛のツヤを与える効果があります。
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ブリーチ剤
ブリーチ剤は髪の毛から色を抜くためだけの薬剤です。刺激が強いので髪や地肌へのダメージに注意する必要があります。ミストブリーチは普通のブリーチ剤(クリームタイプ、泡タイプ)と比べて刺激が少なく、使用後のトリートメントなどのケアを念入りにすればダメージを最小限に防ぐ事も期待できます。美容院でカラーリングするよりも軽いダメージですみますし、少量ずつ試せるのでダメージを感じたらその時点ですぐにやめられます。
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短時間で気軽にできるミストブリーチ
ミストブリーチは思い立ったら短時間で気軽にできるのが人気の秘密です。髪の毛の色を抜きたい部分にスプレーで塗布して15~30分ほど放置(髪の毛が乾くまで)その後シャンプーで洗い流します。洗い流さず放置し続けると髪の毛が痛みますので十分注意してください。効き目が弱いからといって一日置いたりするのは絶対にやめてくださいね。
お値段もお手頃なミストブリーチ
ミストブリーチはドラッグストアで数百円で購入できるのも魅力です。お財布に優しいですね。学生さんにも手が届きますし、お試しで数種類購入して試す事もできますね。
少しずつ周りに気づかれずに髪色を変える事ができるミストブリーチ
少しずつ何日もかけてまわりの人に気づかれずに髪色を抜いていく事ができるので、規則の厳しい会社のOLさん達にも重宝されているようです。地毛のような自然な茶髪に仕上がるので不自然さがありません。特に髪の毛が太くて重たく見えてしまうという人はミストブリーチを使うとぐっと見た目が明るく軽く自然な茶髪になるので喜ばれています。
ミストブリーチでもやはり髪の毛は痛みます
効き目の緩やかなミストブリーチですが、やはり使用後には髪の毛のきしみや傷みが発生します。ミストブリーチ使用後にはトリートメントなど髪の毛のケアに特に気を配りましょう。そしてダメージを感じたらすぐに使用を止めて髪の毛をケアしていたわりましょう。アミノ酸系で弱酸性のシャンプーを使ったり、ダメージヘア用のトリートメントを使う事で髪の毛の修復を促します。ドライヤーも使いすぎると髪の毛を傷めてしまうので注意しましょう。洗い流さないトリートメントで髪の毛をコーティングして髪の毛の水分をキープするのもいいですね。洗い流さないトリートメントは塗れた髪にも乾いた髪にも使えるもの、朝夜兼用のもので、頭皮に優しい成分のものを選びましょう。美容院でトリートメントしてもらうのもとてもいいですね。髪や頭皮用のUVプロテクトスプレーを使って紫外線から守る事もオススメです。髪の毛の成分に近い馬油シャンプーやスクワランオイルを髪の毛にもみ込んだりするのも痛んだ髪の回復に有効です。どうしても髪の毛が痛んだままで枝毛や切れ毛がひどい場合はカットするしかありません。
ミストブリーチを使う前には必ずパッチテストを
カラー剤やクリームタイプのブリーチ剤よりも低刺激とはいえ刺激はあります
他のヘアカラー剤よりも刺激が少ないとはいえやはり薬剤です。肌の弱い方は赤みや痒みなどのトラブルを起こすかもしれません。使用前には必ずパッチテストを行うようにしましょう。
パッチテストのやり方
腕の内側などの柔らかい部分にブリーチ剤を少し塗り、絆創膏を貼ります。濡れないように気をつけて一日〜二日置き、赤みや痒みが無いのを確認できたら洗い流します。
ミストブリーチの色の仕上がりは室内光よりも外で確認を
ミストブリーチの使用でどれだけ髪の毛の色が明るくなったか気になりますよね。室内の光での確認だけですと実際の色よりも暗めに見えてしまう事もあります。なるべく自然光のもとで正確な髪色を確認しましょう。室内光の確認のみでミストブリーチを何度も繰り返していると、思っていた以上に色が抜けてしまうかもしれません。
ミストブリーチ使用後はカラー剤やパーマ剤が効きにくくなります
ミストブリーチは髪の毛のメラニン色素を抜いて髪色に透明感を出す反面、髪の毛の中のタンパク質を壊してしまい、切れ毛の原因になったりもします。髪の毛はたんぱく質から形成される繊維質の集合体で、その繊維質の内部にメラニン色素が含まれています。ブリーチ剤はそのメラニン色素を壊す時、繊維質自体やキューティクルもろとも傷つけてしまうのです。色を抜く薬剤なので、その後髪の毛を黒くしたくなってもカラー剤が効かず染まりづらかったり、パーマ液の効果も得られなくなってしまいます。ミストブリーチを使う時には使用時期についてもよく検討する事をおすすめします。ブリーチ剤を使った部分の髪の毛は成分が壊されて戻らなくなっていますので、ブリーチ剤を使っていない部分の髪の毛とは色を重ねた時の発色や色持ちが全く異なり、色落ちも早いのです。
ムラができる可能性も
ミストブリーチを使う場合、自分では見えにくい後ろ部分や髪の毛の内側など薬剤が多い場所と少ない場所ができてしまってムラができる可能性があります。プリンの修正で使う場合も、色味を合わせようとしていた毛先部分よりもミストブリーチをつけた根元部分の方が明るくなってしまうかもしれません。ムラができてしまうと修正するのはかなり難しくなってしまうので十分注意してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ミストブリーチは思い立ったらすぐに試せるお値段と手順の簡易さが魅力ですが、その一方でミストブリーチを塗布した後で放置する時間が長すぎると髪の毛がひどく痛んだり、その後のカラー剤やパーマ液が効かなかったりする部分には注意が必要です。ミストブリーチを使用する際にはその点に注意しながら明るい髪色を楽しみたいですね。