春が来るとワクワクしますね!
寒い冬が過ぎて暖かい日差しが感じられる春が近づくと、なんだか自然に気持ちもワクワクとしてきますよね。寒い冬の間は外に出るのも少し億劫で、引きこもりがちだった方も春になると少し活動的になってお花見やピクニックなどに出掛ける方も多いですよね。
寒い冬の間は寒さに耐えるように冬の間眠っていた自然の植物や動物たちも春が訪れると活発になり、エネルギーが満ち溢れてきます。そんな春に、エネルギーに満ち溢れた食材を食べることは私達の健康にとっても、とても重要なことって知っていましたか?春に旬を迎える食材を今回はレシピとともに紹介していきますね。
旬の食材は栄養価が高い
なぜ旬の食材を食べるといいの?
旬の食材を食べるおすすめの理由その1は、やっぱり美味しい!ということです。食事をすることは生きていく上でもちろん重要ですが、やっぱり美味しいと思えるものを食べたいですよね。なぜ、旬のものは美味しいかというと、植物や、魚介類にとっての生育条件が整っており、最も成熟している時期で栄養価が高くなっています。
また、旬の食材は、私達の体にとって必要な栄養素を蓄えており私たちの健康づくりのお手伝いをしてくれます。例えば、夏などの熱くて蒸し暑い時期、熱により体が火照ってしまい食欲が落ちてしまうといったことがよくありますよね。そのときに旬の食材には体を冷やす作用のある食材や、酸味のある食物を美味しいと感じ食欲を増進させる食べ物が多く存在します。冬には、体を暖める作用のある根菜などが旬を迎えます。
旬の食材は市場に出回る数も多く値段も安い
最近は、ハウス栽培などで一年中植物が育てられていますが、旬のものは、植物の生育条件が整っているため市場に多く出回ります。そのため、旬の時期には、旬ではない時期と比べ安く手に入れることができるのです。安くて美味しい、栄養価の高い旬の食材、とっても魅力的ですよね。
春が旬の食材をご紹介!
春に旬を迎える食材は、皆さんご存知の通り、多く存在します。春キャベツや新ジャガ、新たまねぎなどが頭に浮かんだ方も多いのではないでしょうか?これから、3月から5月の春の間に旬を迎える食物を紹介していきますね。
春が旬で食べごろ! 野菜編
春キャベツや、新ジャガ、新たまねぎなど
キャベツは一年中スーパーなどに出回っていますが、春に旬を迎える春キャベツは、一般のものより水分が多く柔らかく甘みが強いのが特徴です。また、形も一般的なキャベツは楕円形のものが多いですが、春キャベツは、丸い形をしています。またキャベツと同じく新ジャガや新玉ねぎも、一年中出回っていますがこちらも甘みが強いのが特徴です。普段は、辛味を感じる玉ねぎも新玉ねぎならサラダとしていただけるほどです。
春といえば筍(タケノコ)
3月頃から5月初旬ほどに旬を迎える筍は、春を楽しめる味覚の一つではないでしょうか。ほっこりとした特徴的な食感と甘味が美味しい食材です。旬の時期が大変短いタケノコは、水煮として年中販売されていますが、新鮮なものは春だけに楽しめます。特に新鮮な採れたてのタケノコはお刺身としていただけるそうですよ。スーパーなどで出回っているものはアク抜きをしてされてから調理されてみてくださいね。タケノコの調理方法を和食レシピとともご紹介しますね。
グリーンピース(えんどう豆)
グリーンピースも、4月から6月の春に旬を迎える食材です。グリーンピースはちょっと苦手というかたも多いかもしれませんが、旬の時期のグリーンピースの栄養価や美味しさは格別です。旬の時期には和食のグリーンピースご飯としていただく方も多いのではないでしょうか?グリーンピースには食物繊維や、疲労回復に良いとされるビタミンB1などが豊富に含まれています。春からの新生活にちょっと疲れが出てきたかも?なんて方には相性抜群の食材なんですよ。
旬の野菜を使ったおすすめ和食レシピ 1
タケノコのアク抜き方法
タケノコは収穫直後からアクが増してきます。そのためスーパーで出回っているタケノコなどは、家に帰ったらすぐに筍のアク抜きを行いましょう。タケノコのアク抜きに必要なものは、▽ぬか(一握りほど)▽赤唐辛子(1本)▽水(タケノコがかぶるくらい)
▽1、根本の硬い部分と穂先を5,6センチほどカットします。▽2、タケノコに縦に2~3センチほどの切れ目を入れます(火の通りが早くなり皮が向きやすくなります)。▽3鍋にタケノコを入れタケノコがかぶるくらいの水を入れます。ぬか、赤唐辛子を入れ、落し蓋をし、吹きこぼれに注意しながら40分から1時間ほど煮ます。▽4、タケノコの根元部分に竹串を指し、スッと刺さればOK、そのまま火を止めて冷まします。
旬レシピ タケノコと鶏肉の煮物
アク抜きの終わった茹でたタケノコと鶏もも肉の煮物は和食によく合います。アク抜きが終わったタケノコがあれば簡単にできるので料理初心者の方にもおすすめです。レシピをご紹介していきますね。▼用意するもの
▽タケノコ(茹でたもの)中1本▽鶏もも肉1/2〜1枚▽水250cc▽ほんだし 小1▽酒大3▽みりん 大3▽砂糖大1▽醤油大3
▽1、鶏もも肉、タケノコを食べやすい大きさに切り、鶏もも肉を鍋に入れ両面に焼き目をつける。余分な油はキッチンペーパーなどで吸い取っておく▽2、鍋に水、だし、酒、みりんを入れ沸騰させアクをとる。▽3、砂糖を加え、落し蓋をした上で5分ほど中火で煮る。▽4、醤油を加え、7~8分ほど煮込む。鶏肉に火が通ったら完成です。
お好みにより、鷹の爪などを加えても美味しいですよ。
旬の野菜を使ったおすすめ和食レシピ 2
旬レシピ グリーンピースご飯(4人分)
▼用意するもの ▽水360ml▽米2合▽昆布1枚▽グリーンピース150g▽塩小1▽酒大1 作り方レシピ▽1、通常通り米を研ぎ、炊飯器に入れる▽2、酒、塩、水を加えさっくりと混ぜる▽3、昆布グリーンピースを加え炊飯スイッチを入れ炊き上げる▽4炊きあがったら釜のそこからさっくりと混ぜて器に持って完成です。ほくほくとしたグリーンピースの甘みが美味しく目にも鮮やかです。また昆布から出汁がでるため旨味も十分ですよ。
春が旬で食べごろ! 魚介類
春の旬の食材は野菜類だけでなく、魚介類にも旬のものが存在します。特に代表的なのが、アサリやタコ、サワラやキビナゴが春の旬の食材として有名です。アサリには女性に嬉しい鉄分が豊富に含まれているため、旬の時期には特に食べていただきたい食材です。また、骨ごといただけるキビナゴはカルシウムなどの栄養も豊富ですよ。今回は、アサリとキビナゴの和食レシピを紹介していきますね。
春が旬の魚介類を使ったおすすめ和食レシピ
旬レシピ アサリの酒蒸し
下準備▽アサリを海水程度の塩分の水につけ暗いところに置いておき砂を吐かせて置きましょう。▼用意するもの▽アサリ殻付き600gほど▽赤唐辛子1本▽酒大1▽塩ひとつまみ▼作り方▽1、フライパンにアサリと半分におった唐辛子を入れ酒を降る。▽2、フタをして蒸し煮し殻が開いてくるまで軽くゆすりながら火を通す。▽3、シヲで味を整えて完成です。お酒のおつまみにももちろん合いますよ。アサリが手に入ったら試してみてくださいね。
春が旬の魚介類を使ったおすすめ和食レシピ2
旬レシピ キビナゴの天ぷら
▼用意するもの▽キビナゴ(お好きな量)▽天ぷら粉適量▽酒大さじ1▽水(天ぷら粉に合わせた量)▽小麦粉適量▽塩ひとつまみ▼作り方▽1、キビナゴの水気をキッチンペーパーなどでよく拭き、塩を小麦粉を軽くまぶしておく。▽2、天ぷら粉に規定量の水と酒大さじ1を加えよく混ぜ、キビナゴに衣をつける。▽3、170度の油でキビナゴをさっくりと揚げて完成です。小さいキビナゴは天ぷらにした際は揚げやすく、頭から骨まで食べれるため、カルシウムたっぷりです。ビールのおつまみとしてもおすすめですよ。天ぷらを揚げる際は油がはねたりしてやけどしないように気をつけてくださいね。
春の旬食材を使ったレシピをレパートリーに加えてみて
夏や秋と比べて、旬のイメージが少ない春の旬食材ですが、栄養価はもちろんのこと、やっぱり美味しいものがたくさんありますね。春の旬食材を使った和食レシピは、簡単なものが多いので毎日の献立選びに迷ったらレパートリーに加えてみてくださいね。