パーマをかけても朝のセットが大変…。楽にするならどうすればいい？
美容院でパーマをかけてもらい、これで可愛くもなり更に寝癖などに対しても非常に楽になる、と考えた女性は少なくありません。パーマは毛先がふわりとカールしていることから、カバーするのも楽になるだろうと思っていたところに綺麗にパーマをセットすることができないという問題に直面する人も多く存在しています。
そんなパーマスタイルによる朝のセットを楽にするためにはどんなスタイリング剤を使うと良いのでしょうか？水やワックスなど、使うものはさまざまですがおすすめについて知りたい人に、おすすめのスタイリング剤とそれを使ってのセット方法についてを今回は色々と解説していこうと思います。
朝のセットのために、まずは自分のパーマの種類を把握しておこう
パーマのセットというのは実は自分があてたパーマの種類によってそれぞれ変わってきます。現在主流のパーマは主に2種類あり、薬と熱を加えてカールさせる「デジタルパーマ」と薬のみを使い、熱を加えることなくカールさせる「コールドパーマ」の2種類です。デジタルパーマは形状記憶パーマとも言われているほど、その後の再現率が高く、スタイリングするのも比較的楽なパーマです。
逆に熱を加えずにカールさせるコールドパーマは熱を加えずに薬のみでカールさせるため、デジタルパーマなどよりも柔らかいカールの仕方になり、印象的にも非常に優しいふんわりとしたものになります。またコールドパーマはストレート系のアイロンを使って伸ばすこともできるので気分次第では色んなアレンジや髪型にすることもできるのが特徴です。こうしたパーマの特徴ごとにセットする時のに使うスタイリング剤やワックスなどが変わってきます。
朝のセットを楽にするための夜のスタイリング デジタルパーマの場合
朝のセットを楽にするために、なるべく寝癖などを抑えるためには夜のお風呂上りのスタイリングなども非常に重要になってきます。デジタルパーマの場合は入浴時のケアとしてトリートメントはまめに行い、それとは別に洗い流さないトリートメントなどでのケアもしておきましょう。デジタルパーマの場合は薬品と熱とのダメージを髪が受けていますから、そのダメージを修復させるためとその後のドライヤーの熱から髪を守るためにも必要です。
洗い流さないトリートメントなどで髪をケアした後は、ドライヤーでしっかりと乾かします。まずは根元から乾かして、その後毛先を指に巻き付けて持ち上げるような感じで乾かしていきます。こうすることで翌朝の髪のカールやウェーブがはっきりと出てくれるので、朝のスタイリングが楽になります。
朝のセットを楽にするための夜のスタイリング コールドパーマの場合
パーマというのは基本的に乾くとウェーブが伸びてしまうものが多いため、半乾きの状態などでそのまま寝てしまう人もいますが、きちんと乾かしていないと寝癖の原因になりますし、何より髪に非常にダメージを与えてしまうためパーマを取れやすくしてしまうようにもなってしまうのです。コールドパーマが伸びてしまうのでは、と心配な人もいるかもしれませんが、きちんと乾かして取れにくくすることが長くパーマを楽しむことにも繋がります。
コールドパーマの場合、薬品のみでカールさせているためデジタルパーマよりもダメージが少ないのでは、と思われがちですが薬品を使っていることで発生するダメージは蓄積していますし、ドライヤーなどでの熱ダメージも徐々に蓄積されています。そうしたダメージの補修や髪の保護のためにも洗い流さないトリートメントなどをきちんと使ってケアをしてから、しっかりと乾かしましょう。
デジタルパーマの朝のセットを楽にするスタイリング
デジタルパーマは濡れている時に強くウェーブやカールが出現します。そのためスタイリング剤として水やスプレーを使って髪を湿らせたら、パーマ部分にオイル系のトリートメントをなじませて指にくるくると巻き付けてからドライヤーの弱風でゆっくりと乾かします。この時強風だと綺麗にスタイリングできないので、弱風で行うのがポイントです。
ドライヤーの弱風で形を再現することができたら、最後の仕上げとしてワックスを揉みこんで出来上がりです。乾く瞬間にカールの形が固定されますので、指に巻き付けて乾かすことでまるで美容院やサロンでパーマをかけてもらった帰りのようにもすることができます。オイル系のトリートメントと違い、ワックスは少し固めのものを使うとスタイルキープがしやすいのでおすすめですよ。
コールドパーマの朝のセットを楽にするためのスタイリング
コールドパーマは濡れた状態が最もはっきりとしたカールやウェーブが出るタイプのパーマです。そのため、朝スタイリングで使うべきスタイリング剤は水やスプレーなどでミスト状で出てくるスタイリング剤と言ってもいいでしょう。その次にムースやジェルなどの水分を含んだウェットなスタイリング剤を髪に揉みこんでいきます。
ウェーブやカールが完全に戻ってきたらあとは自然乾燥させるだけで出来上がりです。コールドパーマは柔らかくウェーブやカールが大きくないものがほとんどなので、ドライヤーなどを使って乾かしてスタイリングするということはしなくても大丈夫です。実はドライヤーで乾かすことが手間だった女性たちにとっては手間を省くことも可能です。
パーマの朝のセットのためには少し時間に余裕をもって
女性たちの中には朝は使える時間も少なく、きちんとしたセットがままならないことも良くあるという人も存在しています。パーマを加えている髪の場合、どうしても綺麗にパーマを再現しなければならないこともあって手間もかかりますし、中にはドライヤーを使わなければならないことで乾かす時間も必要になる人もいます。
朝の食事の用意や洗濯、子供がいる方はお弁当などの用意と共に起こしたり、食事を食べさせたりして仕度を整えさせて、通勤時には途中まで一緒に車に乗せていく人などもいるかもしれませんね。ここに髪のセットだけでなく、スキンケアにメイク、コーデの確認などを含めると本当に時間が足りない女性が多いと思います。そのため、ヘアセットのための時間をある程度余裕をもって得られるように考えてみることがおすすめされます。
朝のセットの時、パーマには細かい目の櫛は使わない
パーマをスタイリングする時に気を付けたいのが、スタイリング剤ではなく、実は櫛です。水やワックスなどを揉みこんで、寝癖などを直す時櫛を使うこともあるでしょう。この時、櫛は必ず細い、いわゆるコームと呼ばれるような目が細いものを使うとパーマが取れやすくなりますので、使わないことがおすすめされます。
これはコームなどの細い目が並んでいる櫛の特性の一つで、髪を伸ばすようにして梳くのに特化しているため、カールやウェーブなどをまっすぐの状態にしてしまうのです。そのため、使うことでせっかくのパーマのカールやウェーブが取れやすくなるため、パーマの場合は櫛をなるべく目の太いものを選んで使うことがおすすめです。コームでも太いものがありますが心配ならばブラシにするのもおすすめですよ。
自分の髪に適したスタイリング剤を使ってセットしよう
女性の場合、寝癖をなおすだけでなくセットする場合にもスタイリング剤として水やワックスを始め、色んなものが使われます。しかしそうしたスタイリング剤が合わない場合、頭皮がかぶれたり髪にダメージが入ったりと思わぬところでトラブルを引き起こしてしまうこともあります。
せっかく綺麗な髪を維持しているわけですから、スタイリングで痛むのは悲しいことです。使うのにおすすめしたのと同じ使い心地のワックスなどを使うにしても、きちんと自分の髪に合っているものを選んでおきましょう。また、水は霧吹きなどに入れておくと非常に濡らしやすく使いやすくなります。乾かす手間も水を吹きかける量で軽減されますので一行の余地ありです。
最後に
パーマヘアはそのパーマをどのように加えたかによって少しずつスタイリングが変わります。ワックスや水を使うにしても量や使った後の対応も変わりますので、女性の貴重な朝の時間を無駄に浪費しないためにも、ぜひパーマのスタイリングの仕方を覚えて、女性らしいきちんと決まった髪はもちろん、時間の無い朝の寝癖直しとスタイリングを軽々と出来るようにしていきましょう。
