アンテナ取り付けをDIYするメリットとは?
アンテナの取り付けをDIYするメリットは、ずばり「費用が安く済む!」ということです。作業も自分で行うわけですから、当然ですが人工代も出張料金もかかりませんよね。掛かる費用は、材料費のみになりますので、選ぶものによっては、かなりコストが削減できます。必要な材料は、インターネットでも購入できるので、自宅の近くに材料を購入できる店舗がないという人も、その点を心配する必要はないと思います。ではこれから、アンテナ取り付けをDIYする手順、必要な部材や器具について、順番に説明していきましょう!
費用が安く済むのはやっぱり一番の魅力!
アンテナ取り付けをする前に確認しておくことは?
きれいな映像を楽しむためにも、まずはしっかり準備しよう!
アンテナ取り付けをDIYしようと決めたら、まず最初に確認しておくことが3点あります。「電波の測定が自分でできるか?」「配線はどのようにとりまわすのか?」「屋根や壁への施工はできるのか?」これらを実際にDIYする前に、しっかり確認しておきましょう!なかでも、BS・CS放送用のアンテナを取り付ける場合は、視聴できる角度をとれるかどうかというのも、重要なポイントになってきます。
一般的なテレビはアンテナが電波を受信して視聴できる
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周辺にビルなどがあると電波が遮断される恐れもある
自分で電波測定する方法とアンテナ選びのコツ
自分でアンテナ取り付けをするうえで、難しいのは電波測定です。確実なのは、業者さんに見積もりをしてもらう方法ですが、実際は工事を依頼する気がないのですから、あまりおすすめはできません。しかし、見積もり時には、必ず電波測定をするので、DIYしたい場所の電波測定をしてもらえば、正確でかつ余計な機材の費用も不要です!その際、アンテナの型式名もわかるので、アンテナ選びの手間も省けます。自分で電波測定を行う場合は、アンテナレベルを測るチューナーや、サテライトファインダーなどの測定器が必要です。ちなみに、スマホを持っている場合は、設置したい場所でワンセグがきれいに映れば、電波状況に問題がない可能性が高いですが、チャンネルによっては電波が弱いということも考えられるため、確実性がやや劣ります。
アンテナレベル計測チューナー
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サテライトファインダー レベルチェッカー
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アンテナ取り付け時の配線とりまわし方とポイント
さて、アンテナの取り付け場所が決まったら、次に考えなくてはならないのは配線です。どこに取り付けるにしても、配線は必ず必要です。そのほかに、ブースターや分配器、それぞれにケーブルが必要になります。これらをすべて用意できるかどうか、アンテナの設置場所から室内へ配線を引っ張る方法などを、DIYにとりかかる前にイメージして、しっかり確認しておきましょう。ちなみに、ほとんどのブースターには、電波強度調整用のスイッチがついています。設置後に、受信感度の微調整をすることを考慮すると、手の届く場所に設置しておくのがベターだと思います。
アンテナ分配器
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BS/CS/UHF用ブースター
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ケーブル付きBS/CS/地デジ対応アンテナ分波器
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アンテナ取り付けをDIYするデメリットは?
ここまでメリット中心にお話ししてきましたが、自分でアンテナを取り付る場合、もちろんデメリットもあります。例えば「穴あけや器具固定の経験があったほうがベター」「台風などでのアンテナ落下時などの補償は一切ない」「高所での作業になるため怪我をする可能性がる」というようなことが、挙げられるかと思います。このようなリスクも知ったうえで、DIYされることをおすすめします。もし、少しでも不安があるようなら、プロである工事業者さんにお任せするという選択も、考えたほうがいいかもしれません。くれぐれも慎重に検討してから、行うようにしてくださいね!
アンテナ取り付け例その1、ベランダに設置する
今回ご紹介する3つの取り付け例の中で、一番簡単で安全な方法です。マンションなど集合住宅の場合は、ほぼこの方法で、取り付けることになると思います。ベランダに取り付けるためには、専用の取付金具が必要となりますのでDIYを考えている人は、この費用も忘れずに!この方法は、BC・CSアンテナの取り付けは簡単ですが、地デジアンテナの取り付けに、少し困るかもしれません。この場合、地デジアンテナは外観もきれいな平面アンテナを選ぶ、というのもいいかも思います。
マンションのベランダ取り付け例
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一戸建てのベランダ取り付け例
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ベランダ用の取り付け金具が必要
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アンテナ取り付け例その2、壁面に設置する
2つめは、壁面に取り付ける方法です。設置場所が比較的自由に選べるので、外観の美しさにこだわりたい人にはおすすめです。壁面に取り付ける場合も、専用の取付金具が必要となるため、こちらの費用も忘れずに!壁面金具を選ぶ時に重要なポイントは、屋根の形状を把握しておくことです。真四角で屋根のないような家なら、特に気にすることはありませんが、ほとんどの家は、壁よりも屋根が突き出ていると思います。壁面用金具には、商品により、突き出る部分の長さが異なるため、自宅に合わせたものを選ばなくてはなりません。購入する前は、必ずサイズを測るようにしてください。
取り付け場所が自由に選べる
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壁面用の取り付け金具が必要
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アンテナ取り付け例その3、屋根に設置する
今回紹介した取り付け例の中で、一番難しく、危険度も高いです。アンテナを屋根に取り付けるためには、アンテナ以外に、多くの部材が必要になうえ、取り付け技術も重要になります。さらに、取り付け後のメンテナンス時には、屋根に上らなくてはならないので、怪我をする可能性も決して少なくありません。DIYでこの設置方法を選択するリットは、正直あまりないと思います。ですが、高い場所へ設置するため、障害物が少ないので、一番いい状態の電波を受信することができます。
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いよいよ取り付けて完成!
さて、いよいよアンテナの取り付けです!多分一番難しいのは、アンテナの方向調整だと思います。ちなみに、BS放送の公式HPによると「BS放送は東経110度、CS放送は東経124/128度・東経110度の人工衛星を利用して、地上配信しています」と書いてあります。もはや理解不能なレベルですが、BSアンテナに付属している簡易レベルチェッカーがあれば、大丈夫!理解できなくても、説明書とおりにやれば、問題なく取り付けることができます。UHFアンテナも取り付ける場合は、そちらも合わせて設置しましょう。UHFアンテナは、多少向きがずれても視聴可能ですが、全チャンネル視聴できるかどうかは意外と難しく、ウデ次第という感じです。ここまでできたら、あとはテレビの映り具合を確認して作業終了です。お疲れさまでした!
アンテナ方向が重要なポイント
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アンテナ取り付けをDIYした結果いくら得をしたのか?
さて、アンテナ取り付けをDIYをした結果、一体どれくらいお得になったのでしょうか?選ぶものによって差がでますが、大体こんな感じになります。「業者に依頼した場合は約65,000円」「自分で取り付けた場合の合計金額は約25,000円」となり、差額はなんと約40,000円!けっこう大きな節約になりますね!節約効果は大きいですが、DIYはあくまで「すべて自己責任」。リスクがあることも、きちんと頭に入れたうえで、チャレンジしてみてくださいね!
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