引用: https://pixabay.com/ja/%E5%8C%85%E8%A3%85-%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%9F%E7%AE%94-%E6%95%91%E6%B8%88-%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88-%E3%83%91%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3-%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E8%AA%9E-79992/
はじめに、なぜアルミホイルを使用するのかを説明していきたいと思います。アルミホイルには電磁波や光を反射させる性質があります。アルミホイル以外でも金属にはこの性質があり、アルミニウム以外でも金、銀、銅といった電気抵抗率の低い金属はこの性質が強く現れます。
この性質をWifiの電波に応用すると、無線ルーターが発したWifiの電波を反射させ意図した方向の電波強度を上げることができます。そもそも無線ルーターは一般的に各家庭からのインターネット回線を経由しWifiの電波を飛ばします。
その無線ルーターから360°方向にWifi電波を発するのが一般的なのですが、ほとんどが家の壁にインターネット回線が引かれているため家屋の中心に無線ルーターを設置することは難しいと思います。そこでアルミホイルを使用し、インターネット回線を通り無線ルーターから発せられるWifiの電波を家全体に増強させるのが目的となります。
引用: https://pixabay.com/ja/wifi-wi-fi-wifi%E6%8E%A5%E7%B6%9A-%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88-%E6%8E%A5%E7%B6%9A-1818304/
アルミホイルを設置する前にまずは現在のWifiの電波強度を測定してみましょう。使用している機器によって測定方法は様々なのですが、今回は iPhoneとAndroidの測定の仕方を紹介していきます。この方法なら回線速度に左右されない電波強度を表す数値が表示されます。いずれの機器でもこの数字を参考に電波強度を測定していきましょう。
iPhoneは、最初からインストールされている電話アプリで「*3001#12345#*」とダイヤルしてみてください。通話料はかかりません。すると、Field testの画面に切り替わると思います。iOS10までの方は画面左上のWifiのマークが数字に変わっているはずです。iOS11以降の方は、Serving Cell Measurementsを選択し、Average RSRPを確認してください。この数字が電波強度を表しており、数字が0に近いほど電波が強いということになります。
引用: http://maxpixel.freegreatpicture.com/Android-Phone-Mobile-Asus-Phone-Smart-Phone-Android-1814600
Androidでも電話アプリで「*#*#4636#*#*」をダイヤルするとテスト中の画面に切り替わります。その中の携帯電話情報から電波強度をみると数字が出てきます。こちらも数字が小さいほど電波強度が高いことを表しています。
ダイヤルを入力してみたけどできない方でも簡単に見える方法も紹介しておきます。アイ・オー・データ機器よりAndroidとiOS向けに「Wi-Fiミレル」というアプリが配信されています。こちらは煩わしいことは抜きにWifiに接続してアプリを起動するだけ。0~100の数字で電波強度を表してくれる優れものです。
引用: https://pxhere.com/en/photo/594348
アルミホイルを設置するにあたり、まずは自宅の間取りと無線ルーターの場所を確認してみてください。だいたいの家庭は部屋の壁面に合わせて無線ルーターを設置されていると思います。壁面側へのWifiの電波は必要ないと思いますので、壁面に沿ってアルミホイルを設置していきましょう。壁面へ直接アルミホイルを貼るのに抵抗がある方は、段ボールなど自立させられる板状のものにアルミホイルを巻いて設置するとよいでしょう。その際の大きさですが、あまり小さすぎると効果が薄くなってしまうので目安としては一辺30㎝以上を確保するようにしましょう。そして無線ルーターから発せられた電波がアルミホイルを反射して飛んでいく方向をイメージしながら目的の場所へ向けて設置すると、Wifiの電波強度の弱いところにピンポイントで飛ばすことができると思います。
といっても、そんなに大きなアルミホイルを部屋に飾るのは・・・という方もいらっしゃると思います。そこでTwitterにこんな方法が紹介されていたので載せておきます。これなら、そこまで見た目も損なわず、かつ無駄な方向に飛んでいるWifiの電波を活用することができます。この方法以外でも電波を反射させる素材さえあればスペースチック(!?)な見た目で見た目を損なうことなく設置することができます。
引用: https://pxhere.com/ja/photo/778461
どうしてもWifiの電波強度は部屋数や間取りによって左右されるものです。この方法を使えば家にあるアルミホイルを使うだけで、機器環境を大きく変えることなく手軽に低予算で電波状況の改善を図ることも不可能ではないはず。無線ルーターを買い足したり、最新の無線ルーターに買い替えたりする前に、ぜひこの方法を試してみてください!あなたの無線環境も改善できるかもしれません!