~はじめに~ ヘアリキッドとは?
ヘアリキッドとは、液体のスタイリング剤のこと。ワックスと同じように髪になじませて使いますが、よりナチュラルでウェットな感じに仕上がるのが特徴です。
ヘアリキッドが生まれた背景
ヘアリキッドが生まれたのは、1960年代頃。 明治時代に、ちょんまげを落とした後の髪を撫でつけるのに登場した「ポマード」よりも、さらに数十年後のことでした。 さわやかな香りと、ポマードよりも自然なスタイルをつくれるところが評判で、特にライオンの「バイタリス」という商品が人気だったとか。
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~はじめに~ ヘアトニックとは?
ヘアトニックとは、髪・頭皮に使う化粧水のこと。
頭皮のべたつきをスッキリさせたいときに、スカルプケアとして使います。
ヘアトニックが生まれた背景
ヘアトニックはヘアリキッドよりも歴史が深く、その中でも老舗なのが柳屋本店です。
1651年に創業して以来、大奥におしろいなどを納めていたとされるブランドで、江戸時代から植物由来のヘアトニックの原型を作っていたのだそう。
また、あの資生堂も1915年にヘアトニック「フローリン」を発売して、ヒット商品になっています。
ヘアリキッドの上手な使い方と効果
ヘアリキッドの上手な使い方
1)手のひらに、心もち少なめのヘアリキッドを出します。
2)濡れた状態の髪に、ヘアリキッドを軽くなじませます。(頭皮に付くとべたつくので注意!)
3)髪をドライヤーで乾かします。
4)乾かした後、ブラシやクシで毛流れを整えます。
5)ヘアリキッドが乾いた後、さらにほんの少しだけ、ヘアリキッドを全体になじませます。そうすることで、よりおさまりが良くなります。
ヘアリキッドに向いているヘアスタイルは?
ヘアリキッドは、無造作に毛先を遊ばせたりするヘアスタイルよりも、撫でつけるクラシカルなヘアスタイルをつくりたいときに効果を発揮します。
オールバック
男らしくてセクシーな、最近トレンドのオールバック。
ウェットかつ軽く仕上がるヘアリキッドは、そんなクラシックでおしゃれなのオールバックにもぴったりです。
「ネオ」七三分け、ツーブロック
きっちりしたイメージのオールバックを、よりラフにしたい男性に人気のツーブロック。
ジェルでも整いますが、さらっとソフトな付け心地のヘアリキッドでスタイリングするのも、クラシカルな仕上がりになってオススメです。
ヘアトニックの上手な使い方と効果
アルコールが含まれているヘアトニックは、頭皮に付けてマッサージをすることで、ふけ、におい・かゆみ、蒸れなどを防いでくれる効果があります。
皮脂の分泌を抑える効果や殺菌効果があるので、べたつきが気になるときのケアに最適。
サロンで受けるヘッドスパのような、スーッとした爽快感をお手軽に得られます。
ヘアトニックの使い方
1)お風呂やシャワーの後、タオルで軽く髪を乾かします。
2)適量のヘアトニックを手のひらに取ります。(商品によっては、直接頭皮にふりかけます。)
3)頭皮にヘアトニックを揉みこむように、手のひらでマッサージをします。(爪でひっかかないように注意!)
4)頭皮にヘアトニックがなじんだら、髪をドライヤーで乾かします。
ヘアトニック=育毛剤ではない
よく勘違いしてしまいがちですが、全てのヘアトニックに育毛効果があるわけではありません。
頭皮のべたつきをケアすることで、抜け毛・薄毛の予防にもつながる面もありますが、 あくまで頭皮のべたつきをスッキリさせることを目的に使ってください。
乾燥肌の人は、うるおいタイプのヘアトニックを
ヘアトニックの主成分であるエタノールは、殺菌作用がある反面、デリケートな頭皮に使うと、刺激が強すぎる場合も。 乾燥肌の方は、皮脂をガッツリ落とすタイプを使うとカサカサが悪化する場合があるので、うるおいを与えてくれるヘアトニックを使うのがオススメです。
【オススメのヘアリキッド①】バイタリスヘアリキッド
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1960年代に発売されて以来、長年愛されてきた大ロングセラー商品。
当時から「べたつかず、シーツや枕カバーを汚さない」と好評なので、疲れて帰宅した日など、シャワーを浴びずに寝てしまったときも安心です。ヘアリキッド初心者の方も使いやすい、ほのかな香り。
【オススメのヘアリキッド②】ルシード ヘアリキッド(無香料)
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無香料なので、ヘアリキッド独特の匂いが気になる方にもオススメ。べたつかず、シャワーで簡単に流せるのもポイントです。ナチュラルな仕上がりにしたいときにぴったり。
【オススメのヘアリキッド③】4711ポーチュガル ヘアリキッド
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付けたときは優しいスイートオレンジとフレッシュレモン、時間が経つにつれてスパイシーな香りになり、最後はムスクなどの大人らしいフレグランスに。つややかに髪をまとめられます。
【オススメのヘアリキッド④】JPコロニア ヘアリキッド EX
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パサつきが気になる髪に、しっとりとしたツヤを与えてくれるヘアリキッドです。オレンジやシトラスの100%天然香料を使用。香りは比較的すぐ消えるので、外出先であまり香りをさせたくない方にもぴったり。
【オススメのヘアリキッド⑤】資生堂 シセイドウメン ヘアリキッド
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女性も気になりにくい、さっぱりと控えめなフローラルグリーンの香り。べたつき感がなく、さらっとした仕上がりになるヘアリキッドです。湿気に強く、ヘアカラーの色むらを目立たなくする働きも。スモーキーカット香料が配合されているのも特徴。
【オススメのヘアトニック①】ヴェレダ / オーガニック ヘアトニック
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女性にも人気の、ヴェレダのヘアトニック。ローズマリーの爽やかな香りです。適量を手に取って頭皮を優しくマッサージすれば、地肌だけでなく、心もスッキリ癒されるはず。オーガニック製品なので、敏感肌の方にもオススメ。
【オススメのヘアトニック②】柳屋 薬用ヘアトニック フケ・かゆみ用
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フケ・かゆみを防いでくれるヘアトニック。頭皮に直接ふりかけて、スキッとした爽快感を得られます。
【オススメのヘアトニック③】花王 サクセス 薬用育毛トニック エクストラクール 無香料
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強い冷感作用のあるジェットスプレータイプ。奥深くまで有効成分をしっかりと浸透させて、健やかな髪を育ててくれます。
【オススメのヘアトニック④】柳屋 ヘアトニック
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江戸時代から続く柳屋本店の、ロングセラー商品。センブリ抽出エキス・人参抽出エキス・延命草抽出エキスなどの成分を浸透させることで、頭皮の血行を促進させます。スーッとした使い心地が長続きします。
【オススメのヘアトニック⑤】h&s(エイチアンドエス) フォーメン h&s for men ボリュームアップ トニック
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頭皮に直接スプレーできるタイプのヘアトニック。ナイアシンアミド・カフェイン・パンテノールなどの成分が、細く弱った髪を補強してくれます。シャンプーの延長線上で、気軽にヘッドスパ体験ができるヘアケア用品です。
まとめ
今回は、ヘアリキッドとヘアトニックの違いと、それぞれの使い方・効果をご紹介しました。
どちらも40代以降の方にはおなじみですが、それより下の世代になると、「名前は聞くけど、それって何?」となるようです。
少し「オジサンっぽい」という印象があるかもしれませんが、実際に使ってみると、長年に渡って愛されてきた理由がわかると思います。最近はいろいろなタイプのヘアリキッドとヘアトニックが発売されているので、あなたに合ったものを、ぜひ試してみてくださいね。ヘアアレンジの幅が広がると思います。