この記事を監修頂いた九段下スターデンタルクリニック院長が務めるクリニックはコチラになります。
今では、毎日歯磨き行うことが習慣化されている日本ですが、この歯磨きという行為はいつから始まったのでしょうか。1498年、中国の皇帝が歯ブラシを使い始めたのは、歯ブラシの起源と言われています。当時は、骨や竹に豚の固い毛を植え付けたものだったそうです。ギリシア時代やローマ時代には、人々が爪楊枝を使って歯を掃除していたそうです。江戸時代では、房楊枝と歯磨き粉とを使用し、歯磨きを行なっていたそうです。房楊枝とは、小枝の先端を煮て叩き、繊維を柔らかい房状にしたものです。歯磨き効果は今よりも劣っていたとはいえ、こんな大昔から歯磨きする習慣があったのです。
引用: https://blog.imazeki-ryoga.com/2016/01/15/post-115/
引用: https://paragy.com/今最も新しく、最も原始的な歯ブラシ/
最近は需要が高まってきた電動歯ブラシです。この電動歯ブラシ、いつからどこで始まったのでしょうか。電動歯ブラシは1961年にアメリカで販売され始まりました。そもそもは障害者の器具として発明さえたそうです。手をうまくうごかせない障害を持った方が、どのように歯ブラシをできるか考えたときに、自動で動かすことができる電動歯ブラシが発明されたそうです。日本では1990年代より普及し始めました。近年は忙しい人が増えたこともあり、電動歯ブラシの手軽さと歯磨きする時間を短縮できるということで、人気を集めています。
引用: https://yolonyc-cpa.com/2017/12/20/moved-to-usa/
引用: http://www.new-gadgets-reviews.info/gadget/2017/03/22/post-5293/
電動歯ブラシというのは歯ブラシのヘッドが動くことにより、歯垢を落とします。手用歯ブラシとの違いは、単純に手を動かして磨かなくて良いということが大きな違いです。動かしすぎると逆に隙間が磨けないこともあります。手用歯ブラシのメリットとしては、電動歯ブラシと比較すると価格がとても安いことです。しかしその反面きちんと磨けているのか、不明なところがあります。
また、磨き方の差が大きく影響するので個人差が出やすく磨き方次第では歯垢がまったく取れない部位もでてきます。では、電動歯ブラシはどれだけ効果的なのかというと、 手では磨きにくいところまで歯垢を落とすことができ、歯の全体を磨くことができます。また歯磨きする時間が短くて済みます。細かな振動で磨くので、歯垢は落ちやすいと考えられますよね。
引用: https://news.mynavi.jp/article/20161209-home_purchase/
引用: http://01.gatag.net/0006370-free-illustraition/
最近とても需要が高まってきた電動歯ブラシですが、今ではさまざまな種類が販売されています。ヘッドも、四角であったり丸型であったりします。形が異なる歯ブラシは、それぞれ比較すると、どのようにメリットがあり違うのでしょうか。ひとつひとつ比較しながら一緒に見ていきましょう。
引用: http://www.houmonshika.org/oralcare/c99/
一般的な電動歯ブラシは、あくまでもモーターの働きによるものです。手では、磨き残しがあったりする可能性もありますが、普通の歯ブラシと比較すると、電動歯ブラシのメリットとしては全体を磨くことが可能で、歯垢もよく落とします。
引用: http://img1.kakaku.k-img.com/images/article/pr/13/03_oralb5000/img02l.jpg
電動歯ブラシの種類に中には、音波の振動を発生させて歯垢を除去するタイプのものがあります。1分間3万〜5万回も振動し、細かな振動で歯垢を落とします。一般的な電動歯ブラシと比較すると、この音波歯ブラシのメリットとしては、音波振動による高速の水流や細かい泡で、毛先の触れていない所まで清掃が可能です。もうひとつのメリットとして歯ブラシをゴシゴシ動かす必要がありません。手がうまく動かすことのできない、年配の方や障害者の方にも向いているアイテムです。販売価格として1万円〜2万円くらいです。ヘッドを変えれば、ずっと使えるので、比較的にお手頃価格と言えます。
引用: https://search.rakuten.co.jp/search/mall/超音波電動歯ブラシ/
電動歯ブラシの中には超音波歯ブラシというものがあります。これは、磨くのではなく歯垢を破壊するというメリットがあります。音波歯ブラシと比較すると、超音波というのは、とても速く振動します。1分間に100万〜150万回です。そのため、普通の歯ブラシのように左右にゴシゴシ磨く必要があります。しかし、歯垢除去率は最高にメリットがあると言われています。少し高い値段で、1万5千円〜2万円くらいです。しかし、長く使うものだと考えれば、案外そんなに高くないのかもしれません。
引用: http://www.thd-web.jp/shopdetail/000000000978/
電動歯ブラシの中には、充電式のものがあります。モーターで動くので、充電がないと動きません。いつでも充電できるので、自分が充電を忘れない限り充電切れになる心配はありません。電気代もそんなに高くはかからないでしょう。
引用: http://スマートソニック.seesaa.net/article/364866153.html
充電式の他に乾電池式もあります。充電器と比較すると乾電池の場合は、バッテリーがなくなった場合で予備の乾電池がないとき、動かないことが欠点かもしれません。ただし、旅行に行った際は持っていくことができるので、その点は乾電池きのメリットと言えます。
引用: https://syouzyou.com/?p=883
一般的に普及率が多い角型です。この角型の方が、昔から磨き慣れている人が多いので、人によっては磨きやすいと感じる人は多いようです。角型は歯にフィットするように作られているので、歯の全体を磨くことが可能です。
引用: https://store.life-rhythm.net/item/SB_072_RHYTHM.html
丸型ヘッドは、小さいので奥まで洗うことができ、また細かな所も磨くことができるので、歯垢除去率が高いといわれています。四角型ヘッドと比較するとメリットとして、小さいな丸型ヘッドでも細かなところまで磨けるというところです。
引用: https://ha-shiritai.com/electric-toothburush-ranking/
歯ブラシはどれくらいたったら、交換していますか?歯ブラシにも、もちろん寿命があります。永久ではありません。ブラシを後ろから見て、毛先がはみ出しているようなら、交換時期です。目安としてだいたい1ヶ月が交換時期です。毛先が少々開いただけで、洗浄力はかなり落ちます。また、口の中は意外に汚く雑菌も多いので、歯ブラシを長く使っていると雑菌が増えていきます。雑菌が増えた歯ブラシで歯を磨いても、意味がありませんよね。余計に虫歯などになりそうです。歯ブラシは、清潔なものを使用しましょう。
引用: https://musee-white.com/column/list/voice/04/
引用: https://panasonic.jp/teeth/howto/doltz.html
歯ブラシ正しい持ち方知っていますか?歯磨きには、持ち方は重要なポイントです。なぜなら、持ち方できちんと磨けるか磨けないかが決まってくるからです。人によって虫歯になりやすい人もいます。この虫歯はプラーク除去が関係しています。まずは写真のように「ペングリップ」の持ち方をしましょう。要は鉛筆の持ち方です。この持ち方は「動き」や「力加減」の調整できます。子どもでよくこの「パームグリップ」をしている子がいます。この持ち方は力が入りやすく、強く磨くと歯や歯茎を傷める可能性があるので、おすすめできません。また、どちらの持ち方もグリップエンド(柄の先端)を持ってしまうと余計な力が逃げなくなってしまうので気を付けてください。
動画を見て、きちんと直しましょう。今、あなたはどのような歯ブラシの持ち方をしていますか?
引用: https://ha-shiritai.com/gums-ache-brushing-tooth/2/
いかがでしたでしょうか?歯ブラシは、これまで手で磨くものが多かったですが、時代の流れとともに、電動歯ブラシが普及し、種類も豊富になってきました。自分に合ったものを選ぶことが一番ですが、まずは基本的な歯ブラシの持ち方を正しくし、口の中を洗うものなので、形が変わったものは歯ブラシのヘッドを頻繁に買い替え、衛生的な歯ブラシを使いましょう。ただし、子どもはまだ歯茎も成長途中であったしするので、電動歯ブラシは刺激が強すぎる可能性があります。電動歯ブラシは、便利に綺麗に歯垢を落としてくれるといっても、刺激が強いものです。なので、使い方には十分注意し、粘膜を傷つけないようにすることが必要です。
引用: http://kids.wanpug.com/illust130.html