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肩のしこりの正体とは?その原因と対処法をわかりやすく解説!

2024.02.25

ある日肩を触ると、しこりのような感触が。一体何だろうと不安になったことはありませんか?これは「筋硬結」と呼ばれるもので、放っておくと痛みを発することも。今回は肩のしこりの原因とその対処法について、詳しく解説していきます。

  1. 肩のしこりの原因と対処法は?
  2. 肩のしこりは「筋硬結」が原因
  3. 筋硬結が起きる原因とは
  4. 肩のしこりを放置すると…
  5. 肩のしこりはどこにできやすい?
  6. 肩のしこりの対処法①:しこりをほぐす
  7. 肩のしこりの対処法②:体の歪みを直す
  8. 肩のしこりの対処法③:血行を良くする
  9. 肩のしこりは病気のサインかも
  10. まとめ
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ある日自分の肩を触っていると、固いしこりのようなものが。しかも押すと痛い…。そんな経験はありませんか?「ひょっとしてガンかも」と不安になる人もいるかもしれませんが、一体この正体は何なのでしょう。緊急に対処すべきなのか、それとも放っておいても良いものなのでしょうか?どうすればいいか全く分からないという人も多いはずです。
そこで今回は、肩にできたしこりの正体と原因、その対処法について詳しく解説していきます。最近肩のしこりに気付いたという方は、ぜひ参考にしてみてください。
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肩にしこりを感じた場合、ほとんどは「筋硬結(きんこうけつ)」というものが原因となっています。筋硬結とは分かりやすく言うと、傷ついた筋肉の組織が塊り状になったものを言います。
筋硬結は帯状や紐状、結節状のものがあり、強く押すと違和感があります。筋硬結が慢性化すると「トリガーポイント」というものになり、その部分が痛いだけでなく他の部分にも痛みをもたらします。
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肩のしこり=筋硬結が起きる原因は、以下のようなものとなっています。
筋肉は繊維状の構造をしていますが、この繊維は運動などの負荷によって、細かく傷ついたり切れるなどのダメージを負います。多くのダメージは時間が経つと自然に回復するのですが、中には傷がスムーズに修復されず、回復途中で中途半端に止まってしまうものも。こうした組織が硬くなったのが、筋硬結と呼ばれるものです。
肩の筋肉は頭を支えるために毎日酷使されています。特に長時間のデスクワークなどで同じ姿勢を続けると、筋肉に負荷がかかって硬くなり、やがて筋硬結になることが多くなっています。
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筋硬結は時間と共に解消されることが多いのですが、場合によっては「筋筋膜痛症候群」と呼ばれる症状に発展することもあります。これは画像検査や血液検査では異常が見つからないものの、トリガーポイントと呼ばれるしこりを指で押すと、痛いと感じる症状です。
さらに筋硬結を放置すると、何もしなくても痛みを感じるまで症状が進むことも。こうなると体を温めるなどの対処をしても、容易には筋硬結を解消できなくなります。また、しこりができることで周囲の筋肉の負荷が高まり、全身に悪影響が及ぶ恐れもあります。ですので、ここまで悪化する前に早めの対処をすることが重要です。
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筋硬結ができやすい部位には、次のようなところがあります。1つ目は首の付け根と肩の先端の真ん中あたりで、肩井というツボのある部分です。また首の付け根や肩甲骨の内側のくぼみ、腕の付け根と大胸筋の間のくぼみといった部分も、しこりができやすくなっています。
筋硬結によるしこりは、さわった感じでビー玉ほどの大きさとなっています。また指で押すと、ツボを押したとき同様痛いような気持ちいいような独特の感覚があります。
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肩のしこりの対処法としてはまず、しこりをしっかりほぐすということがあります。しこりの原因は疲れがたまって血行が悪化していることにありますから、しこりの部位をほぐしてやることで血流を良くすることができます。
しこりの部分を上から垂直に押すようにすると、かなりほぐしやすくなるでしょう。この時もし痛いと感じたら、痛みのない程度の力加減で行ってください。具体的には以下のような方法によって、しこりの部分の血流を改善しやすくなります。

しこりのマッサージの仕方

まずは全身の力を抜き、リラックスします。続いてしこりの場所を探し、その部分の真上に人差し指と中指の腹を当てましょう。その2本の指を、しこりに垂直にグッと押し当てます。30秒ほど大きく息を吐きながらしこりを押し、最後に指を離します。これを3回繰り返します。
このマッサージで刺激が足りない時は、指で押しながら首や肩をゆっくり回すとより効果的です。前述のように痛いときには無理に押し込まず、ほどほどの加減で行うようにしましょう。
また体を温めてから行うとより血行がよくなるので、お風呂上りなどがおすすめです。

テニスボールを使う

続いては道具を使って行うマッサージをご紹介しましょう。これはしこりが手でほぐしにくい、背中にある時に効果的な方法です。まず硬式用のテニスボールを2つ用意します。ボールは100円ショップに売られているもので構いません。次に、用意したボールをテープでくっつけます。離れないようしっかりつなぎ合わせましょう。
テニスボールマッサージの方法は、くっつけたボールがしこりの部位に当たるようにして仰向けに寝そべります。そのまま30秒ほどゆっくり体重をかけながら、凝りをほぐしましょう。続いて前後左右に体を動かし、ボールを押し当てながら転がして凝りの周辺もほぐしていきます。
こちらも息をはきながら行いましょう。同じ場所ばかりでなく、なるべく広い範囲をほぐすのもポイントです。やはり痛い時は無理をせず、心地よい力加減で行うよう注意しましょう。
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肩の凝りは体の歪みも関係しています。そのため、歪みを矯正することでしこりを小さくすることができます。体の歪みを改善するには、姿勢を矯正しなくてはなりません。それには以下の様な方法があります。

肩甲骨を動かす

姿勢の矯正で大事なのが、肩甲骨の位置です。猫背の人は肩甲骨が開いていることが多くなっていますが、次のような方法で正しい位置に戻すことができます。
まずお尻のポケットに両手を入れるか、または両手の甲をお尻につけるようにします。そのまま手を動かさず、両方の肩甲骨を内側に動かしましょう。このとき肩の位置を上げず、腰を反らせないよう気をつけます。20秒1セットで、3~5セットほど行いましょう。

首のトレーニングを行う

続いては首の位置を修正するトレーニングです。枕あるいは丸めたタオルを床に置き、そこへ頭を置くように仰向けに寝そべります。
顔はまっすぐ上を向けた状態で、肩に力が入らないようにしつつ、枕を後頭部で押しつぶしましょう。この時歯を食いしばると肩や背中に力が入るので要注意です。こちらも20秒1セットで、3~5セット行います。

ストレッチポールを使う

一方、ストレッチポールという道具を使うことで姿勢を矯正する方法もあります。この方法は余計な部分に力が入らず、より効果的なストレッチができるという利点があります。1人で姿勢矯正を行う上でも便利ですから、活用してみるのも良いでしょう。以下の動画は、ストレッチポールのやり方を示したものです。
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肩のしこりは、肩凝りが原因となって起こることがあります。こうした場合は、凝りの原因である血行不良を改善することでしこりを解消しやすくなります。それにはやはり、適度な運動が効果的です。
運動といってもジョギングや水泳などハードなものではなく、ウォーキングなど比較的軽いもので構いません。1日20~30分ほど意識的に歩くだけでも、血行を促進させることができます。
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肩のしこりはすべて筋硬結とは限りません。他の病気の場合もあるので、注意が必要です。筋硬結は筋肉中にできるものですが、皮膚の上からでも形が分かるようなものは、次の病気の可能性があります。

粉瘤

これは皮膚の下にできた袋に老廃物が溜まり、しこりになる症状です。良性の腫瘍とも言われ、比較的多くの人に見られます。しこりが小さいと痛みはありませんが、内部で炎症が起こると強い痛みを伴うことも。放置しておいてもよいとされますが、炎症を起こした場合は皮膚科で除去してもらった方が良いでしょう。

軟部肉腫

一方こちらは、筋肉や神経など柔らかい部位にできる腫瘍になります。肩だけでなく、全身どこでもできる可能性があります。ガンの中では比較的発生率が低いものの、突然発生して急に大きくなる性質を持つので要注意です。
しこりが直径5cm以上ある場合は悪性腫瘍の疑いがあるため、病院での検査が必要になります。
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いかがでしたか?肩にできたしこりはほとんどの場合、筋硬結という筋肉の塊りになります。放置するとトリガーポイントになり、何もしなくても痛いと感じることも。症状が悪化する前に、マッサージでしこりをほぐすなど早めの対処を行っておきましょう。