知らないうちに痣!痛くないなら病気の可能性も!?腕や足の赤紫のサインを見逃すな!:【その①】赤痣を見つけたら?
赤痣が知らせる病気のサインに考えられるものとして、2つの原因があります。一つは単純性紫斑病というもので、20代の血管が弱い、若い女性に多く見られる症状。ブツブツとした米粒のような、平らな赤い点状になって手足に広がります。自然消滅するケースがほとんどですが、跡に残るのが気になるなら皮膚科の診断を。
もう一つは血管性紫斑病といって、小さな子供に発症しやすいものです。斑点状の赤痣に加え、腹痛や嘔吐の症状、関節痛を伴います。免疫力が弱いので菌感染から主に引き起こされていると言われていますが、すぐに病院へ連れていき、検査の上でしかるべき治療を受ける必要があります。
知らないうちに痣!痛くないなら病気の可能性も!?腕や足の赤紫のサインを見逃すな!:【その②】黒痣を見つけたら?
黒い痣は母斑細胞母斑と呼ばれ、小さなものはいわゆるホクロです。大き目の場合は黒痣と呼びますが、良性のものであっても見た目が気になるならばレーザー治療で消すことが可能。大人になってから手のひらや足裏にホクロができている場合、悪性のものである可能性を考慮して、念のため病院で検査をしてもらったほうが安心です。
知らないうちに痣!痛くないなら病気の可能性も!?腕や足の赤紫のサインを見逃すな!:【その③】青痣を見つけたら?
青痣が病気のサインである可能性の一つは白血病で、日ごとに足に痣が増えていくようならば要注意。痛みはないのですが広範囲にできていき、歯ぐきからの出血や頭痛・吐き気などの症状も伴います。二つ目は血友病で、血液が凝固しにくい体質のため打撲傷の止血がなかなかできず、痣が大きくなってしまうのです。三つ目は青色母斑といって、青いホクロのようなもの。メラニン色素が皮膚の深い部分で増殖することによって起き、痛みはありませんが硬いのが特徴です。1㎝以上のものは悪性である可能性も。いずれも病院で医師の診断・治療を受ける必要があります。
知らないうちに痣!痛くないなら病気の可能性も!?腕や足の赤紫のサインを見逃すな!:【その④】まずは基本対処を取ってみる
痛みを伴う、伴わないに関わらず、その痣が病気による発生かどうかを自己判断してしまうことは危険。まずは通常の痣への対処を取ってみて、それでも改善しないようだったら病院に行き、医師の診断を受けましょう。痣の処置は気づいた時点で24時間、初めは冷やす方法を取ります。通常の打撲痣であれば炎症なので、冷やすことで血管収縮を促し、出血を減らすことが肝要なのです。
氷水などで十分に冷やしたタオルをこまめに替えて当てたり、保冷剤にタオルを巻いて患部に固定するのも良いでしょう。1日それを行なうと出血が止まる段階に入り、メラニン色素が集結してくるので青っぽくなるはずです。次の72時間はこのメラニン色素排出のために主に温め、水分をよく取ってビタミンC摂取に努める方法を取りましょう。半身浴や全身浴は身体全体の血行を促進するのでベストな方法。そして十分な睡眠も新陳代謝には欠かせません。これらによって痣が黄色くなってきたら、治癒に向かっているサインです。
知らないうちに痣!痛くないなら病気の可能性も!?腕や足の赤紫のサインを見逃すな!:【まとめ】
女性や子ども、高齢の方など比較的皮膚が薄くて弱い人は、痛みを感じない程度の接触でも軽く内出血を起こして、知らぬ間に痣となっている場合があるものです。病気のサインである痣ではなく、単なる打撲からの痣でも処置をしないと跡に残ってしまったりするので、そのうち消えるだろうからと放置せずに冷やしたり温めたりのケアを行いましょう。1日の終わりのバスタイム、ちょっとボディチェックの習慣を心掛けてみませんか?