縄跳びにはどんな効果があるの?
小学生の時などに経験する縄跳び。大人になってから縄跳びを使うということはあまりないですよね。しかし、最近ではダイエットなどにおすすめとして、縄跳びブームがやってきているんです。
縄跳びダイエットで実際に痩せた!という方は多いようです。また、縄跳びをするだけで、さまざまな体へのいい影響を与えることができます。ここからは、縄跳びがどういったことにいい影響を与えていくのかということを紹介していきます。
縄跳びの効果的な時間と脳について①:ダイエット
先ほどもチラッと話しましたが、縄跳びはダイエットに効果的です。その理由というのも、【縄跳びを10分することで、ジョギング30分のカロリー消費と同じ】という効果があるからです。
縄跳びは脂肪燃焼に効果的で、実際に縄跳びダイエットで4ヶ月マイナス15キロも痩せたという方もいました。回数は10回程度という生ぬるいものではなく、1日1000回を目標としていたようです。なので、ダイエットとして縄跳びを取り入れる場合には回数も重要になってきます。
また、縄跳びでマイナス10キロ痩せた!という声や5日間縄跳びを行っただけなのに周りから「痩せた?」と言われるほど縄跳びは効果的のようです。
縄跳びの効果的な時間と脳について②:脳が活性化
縄跳びは縄を回し、それを跳び越えるという簡単なようで複雑な動きを行うので脳の活性化にもなります。この動きにより、【運動皮脳】【小脳】が活性化されます。
また、この脳の活性化と関係があるのが、子どもの学力向上のために縄跳びを行うと「算数が得意な子どもに育つ」とも言われています。これはアメリカの研究チームが行って実証されています。なので、子どもを算数の得意な子にしたい!と考えているのであれば縄跳びがおすすめかもしれませんね。
縄跳びの効果的な時間と脳について③:効果的な時間
縄跳びダイエットを実践するとなれば、やはりどれくらいの時間やれば効果的なのか?ということが気になりますよね。まず回数と時間は1分間に60回跳ぶことを目安にしてください。それを3分間続けてから5分休憩して3分跳んでを3セット繰り返し縄跳びの時間が合計で10分になれば大丈夫です。
1分間に60回跳ぶという回数は行ってみると結構大変なので、始めはきついと思うかもしれませんが、慣れていくうちに簡単になってくるので、毎日挑戦していきましょう。
痩せたい!と思っている方であれば、少しきついくらいの回数をこなすことで痩せた!という効果を感じられるでしょう。また、痩せたいからといって、自分にはかなりきついという回数をこなすのではなく、少しきついくらいというのがポイントですよ。
縄跳びの効果的な時間と脳について④:腹筋や全身の筋トレにいい
縄跳びは跳ぶだけで、腹筋や全身の筋肉に効果的とされています。全身の筋肉が縄跳びによって刺激されれば、基礎代謝も上がって、脂肪も燃焼しやすくなります。
また、縄跳びを跳ぶことにより、自然と腹筋を使っていて、知らないうちに負荷がかかっているので、ダイエットに適しています。特に腹筋のなかでも、お腹を綺麗に見せるための、「インナーマッスル」が鍛えられるようです。
筋トレで行う腹筋は、男性らしい腹筋を作り出すのですが、縄跳びだと女性らしいくびれのある腹筋を作ることが可能です。最近は筋の入った腹筋にするのが女性の間では流行していますが、やはり女性らしい腹筋の方が男性にも人気です。
また、普通に行う筋トレの腹筋を行うと、腰痛になったり、きつかったりと辛いことばかりです。しかし、縄跳びは自然に腹筋を行うことができるのであの辛い筋トレの腹筋を行わなくてもいいということになりますね。
縄跳びの効果的な時間と脳について⑤:有酸素運動
縄跳びはただ跳ぶだけで、有酸素運動として効果が得られます。有酸素運動は脂肪を燃焼するので痩せたいと思っている方には挑戦していただきたいダイエット方法です。
有酸素運動だから跳んでいれば勝手に痩せるだろう!と思い、ゆっくりと跳ぶだけでは有酸素運動の効果も少ないので、回数は1回で10分~20分程度を跳ぶようにしましょう。そうすることで、適度な有酸素運動になり、痩せたい!という願いを叶えられますよ。
縄跳びの効果的な時間と脳について⑥:太ももに効果的
縄跳びで太ももが太くなる!と言われがちですが、実はその反対で、縄跳びで太ももはスッキリと痩せられるんです。ただし、太もも痩せするように正しい方法で跳ぶことが必要となってきます。
しかし、太ももに効果があるからといって、「痩せたい!もっと激しく跳ぶぞ!」と行っては逆効果になってしまいます。その理由というのもあまりにも息が上がってしまうと酸素が取り入られなくなり、有酸素運動ではなくなってしまいます。
なので、少しでも太ももの脂肪を減らすためには有酸素運動を行わなければなりません。また、太ももに老廃物が溜まり、むくんでいたりすると太ももが太くなる原因にもなります。しかし、縄跳びで太ももを刺激することにより、太ももやふくらはぎの老廃物が流れて太もものむくみ解消にも役立ちます。
ちなみに、縄跳び後にはしっかりと太ももをマッサージしてあげることも痩せるためのケアなので、マッサージはおこたらないようにしましょう。
縄跳びの効果的な時間と脳について⑦:短時間で済む
縄跳びをダイエットとして行うのであれば、他の有酸素運動より全身を使うので、短時間の運動で済むというメリットがあります。仕事から帰ってきてダイエットする暇がないという方は少ない回数を跳べばいいだけなので、簡単で短時間で済みます。
縄跳びの効果的な時間と脳について⑧:お通じ改善
縄跳びを行うことにより、便秘解消になるということは全く考えてもいない状況でしょう。しかし縄跳びを行うことで便器解消につながるのです。
その理由というのも、縄跳びでジャンプすることにより、内臓が上下に動き腸が適度に刺激されます。そのため便が出やすくなるという効果があるようです。また、便秘気味の方は、運動不足が原因という場合もあります。そのため、縄跳びを行うことにより運動不足が解消され、便秘も改善するようになるでしょう。
縄跳び後にはしっかりと水分補給を行うことで、より便秘解消にいい効果を与えるでしょう。
縄跳びの効果的な時間と脳について⑨:体幹トレーニングになる
体幹はスポーツ選手にとても必要とされています。では、スポーツ選手以外必要ないのでは?と思われがちですが、体幹を鍛えることにより、【息切れしにくい】【重い荷物も楽にもてる】【腰痛が治る】など日常生活でもメリットが生まれてきます。
そんな体幹を簡単に鍛えられるのが縄跳びです。縄跳びは姿勢をまっすぐにしなければうまく跳べません。そのため姿勢をまっすぐに保とうとするので体幹のトレーニングにもなります。また、姿勢の改善にもつながります。体幹が鍛えられれば、体を引き締めることができるので、一石二鳥です。
縄跳びの効果的な時間と脳について⑩:骨粗しょう症予防
極端なダイエットや運動不足は骨を弱め、「骨粗しょう症」の原因にもなってしまいます。骨粗しょう症になれば、骨がもろくなり、すぐに骨折してしまったりいいことがありません。40歳くらいまでは骨を保つことができますが、50歳になると骨の密度は低下していきます。
その骨密度が低下しないように常に骨を強くしておかなければいけません。それに役立つのが縄跳びです。縄跳びは常にジャンプしなければいけません。そのため骨が刺激を受け強く保てるようになります。
そのため、年齢を重ねて骨粗しょう症になりやすくなりますが、縄跳びを適度な回数毎日行うことで骨粗しょう症の予防になるので骨折を防ぐことになります。
縄跳びの効果的な時間と脳について⑪:子どもにも効果的
先ほど、算数が得意な子どもに育てたければ縄跳びをするといいということを話しましたが、他にも子どもにとって縄跳びが効果的な理由があります。まず、集中力があがります。子どもはさまざまなことに興味を示すので、何かに取り組んでいてもすぐに飽きてしまい違うことを行ったりします。
しかし、何度も多くの回数の縄跳びを跳ぶことにより、集中力が切れてきますが、そこを乗り越えれば集中力は高まってきます。また、子どもの持久力向上としても縄跳びは役立ちます。
一定のペースで何度も多くの回数を跳び続けることにより、持久力アップにつながります。他にも子どもの筋力アップとしても縄跳びは有効です。最近では家でゲームをしたりスマホを触ったりと外で遊ぶ子どもが少なくなってきています。
そうなると、筋肉を使わないので筋力が少なくなってきます。しかし、縄跳びをすることにより全身の筋肉が鍛えられるので、子どもの筋力アップにおすすめです。このように子どもが縄跳びを行ってもとても効果的なメリットが得られます。
【メリット】縄跳びの効果的な時間と脳について
縄跳びは全身運動が可能なので、全身の脂肪燃焼につながります。家でダイエットを行うために数万円の器具を購入しなくても、数百円で購入できるので、縄跳びで全身痩せたい!という方にはおすすめの方法です。
ダイエット器具は場所を取るため邪魔になり処分してしまいがちですが、縄跳びであれば低コストで購入できて場所も取らないというメリットがあります。また、ある程度の回数を行えばダイエット効果もあるのでおすすめです。
【デメリット】縄跳びの効果的な時間と脳について
先ほどからメリットばかりお伝えしていますが、縄跳びにはデメリットもあります。それは、室内で簡単に跳ぶことができないということ。例えば天井が高い家であれば家で縄跳びは可能ですが、天井が低ければ縄跳びが上に当たってしまいます。
また、一軒家だと家で行っても問題ありませんが、マンション住まいだとジャンプした時に床に振動が伝わり下の人や横の人に迷惑をかけてしまうという可能性があります。なので、外で行うことをおすすめします。
他にも、デメリットはあります。それはひざや足首を痛めやすいということ。体重が軽い方であればそこまで負担はかかりませんが、体重がかなり重いかたであれば、ひざや足首に相当の負担がかかってしまいます。
それでも無理をして縄跳びを続けてしまうと、治るまでに時間がかかってしまいダイエットをすることができなくなってしまいます。なので少しでも痛みを感じた場合には中止をしましょう。
縄跳びの効果を知ってダイエットに活かそう!
縄跳びはただ跳ぶだけではあまり効果を感じられない可能性があります。なので効果を感じたいという方は多めの回数をこなしましょう。多めの回数をこなすことで、実際に痩せたという方もいるので挑戦してみましょう。
また、ダイエット以外にもむくみ解消や便秘解消、子どもの集中力向上、骨粗しょう症予防、体幹トレーニングなどさまざまな健康面で役立つというメリットがあるので、ダイエットだけでなく健康のためにも縄跳びに挑戦してみましょう。