『君の名は。』とはどんな作品?
興行収入250億円超えの大ヒット作品
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『君の名は。』は「新海誠」監督のアニメーション作品で、興行収入250億円を超えた大ヒット作として有名です。
地上波でも放送されたことがあるので、視聴した方は多いと思います。
美麗なグラフィックに壮大な音楽、さらにリアリティーとファンタジーの絶妙なバランスが多くの人達を感動の渦に巻き込み、名作となったアニメですね。
現代日本を舞台にしているため視聴者たちも受け入れやすく、聖地には多くのファンが詰め寄るようになりました。
【君の名は。】新海誠監督はどんな人?
かなり多彩な経歴
大ヒット映画「#君の名は。」の #新海誠監督 が #東日本大震災 発生の4ヵ月後に被災地を歩き、描いた1枚の絵とは。#膳場貴子 キャスターが絵に込めた思いを聞きました。#tbs pic.twitter.com/Y8zVsl4dqG
— 3.11 7年目の真実 (@311_7th_tbs) March 6, 2017
監督の名前は「新海誠(しんかいまこと)」監督で、子供時代からSFや宇宙関係の書籍に興味を持ち、当時は珍しかったパソコンを買い与えられ遊んだようです。
生年月日は1973年2月9日で、2018年秋で年齢は45歳ですね。
小学校時代はスピードスケート部に所属し、中学校時代はバレーボール部、高校時代は弓道部と、意外と体育会系の経歴を持っていることがわかります。
大学在学中からアルバイトしていた立川市のゲーム会社「日本ファルコム」に正式に入社した後、ゲーム開発部門への配属を希望しましたが叶わず、ロールプレイングゲームのパッケージ制作する傍ら、自主アニメーションの制作をしていたといいます。
会社員時代は帰宅した後、深夜3時頃までアニメーション制作をし6時に起床するという生活を送っていたようですが、その努力が報われ自主アニメが評価されるようになっていきました。
【君の名は。】ストーリーはどんな?
東京の男子高生と糸守の女子高生の精神が入れ替わる
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『君の名は。』は、東京に住んでいる男子高生「立花瀧(たちばなたき)」と、糸守という架空の田舎町に住んでいる女子高生「宮水三葉(みやみずみつは)」の精神が入れ替わり、様々なドラマを繰り広げていく青春アニメです。
性別も生活スタイルも何もかもが違う二人が、原因不明の入れ替わりを体験し、苦労しつつも互いに惹かれ合っていくというストーリーが魅力的ですね。
違い過ぎてお互いの環境を乱しまくる瀧と三葉なのですが、そこで憎み合いながらも愛情を深めていく経過が楽しめ、後半の超展開で一気に物語に引き込まれていきます。
【君の名は。】後半の超展開が凄まじい
『君の名は。』が盛り上がるのは後半から
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序盤から美しい作画と引き込まれる設定で魅力的な『君の名は。』ですが、本作は中盤から後半にかけての超展開が凄まじく、そこで視聴者の心をガッツリ掴んでいきます。
本作のキーワードである「ティアマト彗星」の落下から逃れるために、登場人物たちが極限状態で奮闘していく姿が心を打ち、瀧と三葉の精神の入れ替わりの意味がわかってくる所が熱い超展開ですね。
プロローグとエピローグのつながりもとても良く、細部まで見ていけば納得できない所もある作品かもしれませんが、エンターテイメントとして完成度が高い安定した作品となっています。
【君の名は。】登場人物を簡単に紹介
東京に住んでいる普通の少年:立花瀧
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本作の主人公は「立花瀧(たちばなたき)」という高校二年生で、特筆すべき点はない東京に住んでいるごく普通の少年です。
性格はちょっと気が強いだけで他は真面目な少年で、アルバイトも多く入れているなど頑張り屋な所がありますね。
三葉と身体が入れ替わってからは徐々に三葉に惹かれるようになり、中盤は三葉を探すために岐阜まで行く行動力を見せました。
糸守に住んでいる糸守神社の巫女:宮水三葉
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本作のヒロインは「宮水三葉(みやみずみつは)」という高校二年生ですが、実は時空を超えて瀧と精神が入れ替わっていたため、実際は三葉の方が瀧より三歳年上です。
普通の少女なのですが、やや恥じらいが強く細かいことを気にする性格なので、宮水神社の巫女として生きることに苦痛を感じていました。
瀧と入れ替わってからは余計に東京での暮らしに憧れを抱くようになり、エピローグでは東京で暮らしていましたね。
三葉の妹で印象に残る少女:宮水四葉
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三葉の妹として所々で存在感を放っているのが、こちらも宮水神社の巫女「宮水四葉(みやみずよつは)」です。
姉と違って細かいことを気にしない性格ですが、良い意味で狭量な所があり、三葉にドン引きする姿が可愛い女の子でした。
四葉は妙に印象に残るキャラクターだったので、なんとなく今後の新海誠監督作品にもモブとして出てきそうな予感がします。
三葉に片思いだけどそれ以上に良き友:勅使河原克彦
ヒロインの三葉に片思いしながらも、それ以上に友情を感じている良い奴キャラが「勅使河原克彦(てしがわらかつひこ)」です。
通称「てっしー」と呼ばれる彼は、極度のオカルトマニアで様々な知識を持っているので、三葉の精神が他の誰か(瀧)と入れ替わっている事態も受け止めていた感がありました。
結局てっしーはその後、後述する「サヤちん」と結婚することになったのがエピローグでわかります。
地味だけど良い子:名取早耶香
三葉の友人で地味だけど良い子が「名取早耶香(なとりさやか)」通称「サヤちん」です。
やや気弱で控え目な印象があるサヤちんですが、三葉に対しては普通の友達をやっていて、てっしーに対してはむしろ強気だったりします。
後半、放送部という利点を生かした活躍を見せますが、やはりそれも地味に終わってしまいましたね。
瀧の憧れの先輩:奥寺ミキ
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瀧の憧れの先輩で妙に美人過ぎる上に性格も上々な登場人物が「奥寺(おくでら)ミキ」です。
奥寺先輩は見た目はイケイケでビッチ属性に見えるにも関わらず、性格はむしろ清純派で、他人想いな所があるのが良いキャラ過ぎましたね。
現実にもいそうな、外見はギャルだけど中身は普通街道まっしぐらという感じのキャラクターで、とても良いキャラでした。
瀧の悪友の一人:藤井司
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瀧の高校の同級生で一番の友達でもあるのが「藤井司(ふじいつかさ)」です。
見た目はクールで冷めた奴に見えますが、根は友達想いで常に瀧のことを心配しています。
奥寺先輩もそうですが、東京組は見た目とギャップのある人物が多めでイイ感じですね。
【君の名は。】まずは公式の結末ネタバレ
【ネタバレ】『君の名は。』の公式の結末は須賀神社の階段で二人が5年ぶりに再会する
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まず、公式の『君の名は。』の結末は、ティアマト隕石の落下から大事な記憶をなくしたように感じていた二人が、電車ですれ違った時にお互いに何かを感じ、電車を降りて須賀神社の階段で5年ぶりに再開する……という話でした。
階段で再会するも、一時すれ違いそうになった所を瀧が勇気を振り絞って三葉に声をかけたシーンは泣けましたね。
もしまだ視聴していないでネタバレを読んでしまった方は、どのような経緯でこの結末に至るのかを想像しながら視聴すると良いと思います(笑)
【君の名は。】結末を描いた二次創作が創出されている
ファンによる結末を描いた二次創作がpixiv等で創出されている
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ファンが勝手に描いた二次創作を嫌う方もいるかもしれませんが、確かに公式ではありませんが、中にはかなりクオリティーの高いものも存在します。
やはり『君の名は。』は多くの方が視聴した名作なので、その後が気になり新たな結末を想像した視聴者たちが、自分なりに結末を考えて瀧と三葉の幸せな未来を願ったファンが大勢いたようです。
【君の名は。】瀧と三葉が結婚した結末を描いた人は多い
【ネタバレ】やはり瀧と三葉が結婚した様子を描いたファンは多い
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pixivでファン達が瀧と三葉のその後を描いた作品の中には、二人が結婚して幸せになると想像した方が多いです。
あの結末なので、当然、二人は結婚するのは間違いないでしょうが、具体的にそこに至るまでやその後がどうなったのか、ファン達は気になったようです。
『君の名は。』の本編自体はあのラストだったから感動できた……というのはありますが、そうやってファン達が愛を持って瀧と三葉のその後を描いてあげるのは、とても良いと思います。
【君の名は。】結末を描いた作品にはパターンがある
【ネタバレ】結末によって瀧と三葉の入れ替わりの時の記憶の扱いが違う
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二次創作の結末ですが、瀧と三葉が入れ替わっていた時の記憶の扱いが書き手によって様々な解釈がされていて、再会すると同時に記憶を取り戻すパターン、一緒に過ごしていく内に記憶を取り戻していくパターン、最後まで既視感は持ちつつも記憶は取り戻せなかったパターンの、大きく分けて三パターンの結末があります。
それぞれ個性があって良いと思いますし、記憶を取り戻したパターンは素敵で楽しい感じですが、やはり結局、記憶を取り戻すことは出来なかった……というのが、一番『君の名は。』ぽくて新海監督の作品らしいと思いますね。
【君の名は。】結末の後が気になる方は二次創作へ
ファン達の二次創作で描かれた結末も面白い
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『君の名は。』の二次創作は、あくまで公式ではなくファン達が勝手に描いたものですが、『君の名は。』が好きで好きでどうしようもない……という方は、一度、観てみることをおすすめします。
熱心なファン達が描いたものでもあるので、あくまでも瀧と三葉の可能性の一つとして見れば、かなり楽しめるものがあるでしょう。
ネタバレを含む紹介になってしまいましたが、一度作品を視聴して結末の後が気になったファンは、ぜひpixiv等を見てみてください。