// FourM
Bebtiq8yxnt0xlnn6rbu

バケモノの子

CATEGORY | バケモノの子

【バケモノの子】多々良の名言や声優は?熊徹の悪友の一人を紹介!

2021.07.28

バケモノの熊徹と人間の蓮の間に生まれた親子のような絆を描いた物語“バケモノの子”にとって多々良は欠かせないキャラクターで、熊徹の悪友であり蓮の保護者であり2人の仲人でもある存在です。今回はそんなバケモノの子の多々良を声優や名言など徹底紹介していきます。

  1. 多々良が登場する“バケモノの子”とは
  2. 【バケモノの子】多々良はどんなバケモノ?外見編
  3. 【バケモノの子】多々良はどんなバケモノ?内面編
  4. 【バケモノの子】多々良にはモデルがいた!?
  5. 【バケモノの子】多々良の友達“熊徹”と“百秋坊”を紹介
  6. 【バケモノの子】多々良・熊徹・百秋坊の関係性とは
  7. 【バケモノの子】多々良の名言
  8. 【バケモノの子】多々良の声優はあの人気俳優!?
  9. 【バケモノの子】多々良に対するネット上の声
  10. 【バケモノの子】多々良についてのまとめ

概要

多々良が登場する“バケモノの子”は、時をかける少女やサマーウォーズなどで有名な細田守監督の長編オリジナル作品の第4作目であり、スタジオ地図製作のアニメーション映画作品です。
前作と同様に細田守監督が脚本も手掛けており、バケモノの世界を舞台に親子の絆を描いた新冒険活劇となっています。
バケモノの子 期間限定スペシャルプライス版Blu-ray
価格 ¥ 2,300

あらすじ

本作は多々良と百秋坊が人間界の少年・蓮とバケモノの世界の熊獣人・熊徹が送る日々を語る形で物語が進んでいきます。
離婚で父と離れその後母も交通事故で失い親戚の養子となることになった主人公の蓮。しかし引っ越しの最中に逃げ出し渋谷の街を独り彷徨います。すると行く当てもなく街の片隅でうずくまる蓮の目の前に熊徹という獣人が現れました。
そして独りで生きていく強さを切望する蓮は熊徹の後を追い、バケモノの世界“渋天街”に迷い込み元の世界への道が閉ざされてしまったのです。
一方バケモノの世界を治める長老の後継者候補である熊徹は、その条件となる弟子取りに“自分の修行に耐えられる根性のあるバケモノがいない”という理由で苦戦していました。しかし自分を追ってバケモノの世界に飛び込んできた蓮を見込みがあると判断し、「九太」という名を与えて弟子に取ることにしたのです。
“バケモノの子”に登場する多々良は猿の容姿をしたバケモノです。小柄な体格で毛並みは焦げ茶色で逞しい眉と顎髭は薄茶色、頭部の毛はふさふさしていて口ひげもあり、鋭い目つきの老け顔の猿です。
恰好は上裸に白で無地のカンフーパンツに黒や黄色の上着を前開きで着ています。腰巻に首から下げたお財布を挟んでいて、細目の手ぬぐいのような青色の長い布を首に巻いています。足元は草履。

皮肉屋でお調子者

“バケモノの子”の多々良はとにかくひねくれた発言が目立つキャラクターです。手際の悪さを指摘したり、おちょくったりしてよく熊徹を苛立たせています。さらにそれを楽しんでいる様子からかなりのお調子者であることもわかります。

義理堅く仲間思い

多々良は皮肉屋でお調子者である反面、的確なアドバイスをするなどして仲間を目にかける義理堅く仲間思いな一面もあります。さらに揶揄できるのもアドバイスできるのも頭が切れるからです。
また多々良が最初九太に対して最初は冷たく当たったのも、素質を感じて以降は徐々に親しみのある態度に変わっていったことから、バケモノの世界で九太が苦労するのが目に見えていたため受け入れずにいたのだと考えられます。多々良なりの思いやりだったのでしょう。
実は“バケモノの子”の多々良にはモデルがいたと言われています。それは日本を代表する監督・黒澤明監督の“七人の侍”に出演されていた「多々良純さん」です。
“バケモノの子”を手掛けた細田守監督は黒澤明映画の大ファンで、“バケモノの子”の打ち合わせの際もスタッフと共に黒澤明監督の“七人の侍”や“用心棒”、“羅生門”を繰り返し観て参考にしていたそうなのです。
“七人の侍”で多々良純さんが演じたのは仕事がなく飲んだくれて博打を打っている人足の1人です。人足とは重たい荷物の運搬など力仕事で生計を立てている人たちのことです。
多々良純さんが演じた人足はその中でも特に口数が多く、百姓たちの無謀とも言える提案を鼻で笑い嫌味をずっと言っている人物です。しかしいざ侍が百姓たちの頼みを断り立ち去ろうとすると、百姓たち頼みを聞き入れてもらうきっかけ作りに尽力します。さらに他の人足を引き連れて協力するなど義理人情に厚い姿を見せます。
“バケモノの子”の多々良はまさにこの多々良純さんの演じた人足にそっくりなのです。それ以前に多々良という名前から考えても、七人の侍・人足役の多々良純さんがモデルになっているという情報は間違いないでしょう。

熊徹

“バケモノの子”の主人公の1人である熊徹は、多々良にとっての悪友です。
赤毛の熊のような容姿の獣人で、大柄な体格で身丈と変わらない長さの大きな太刀を持つバケモノ界で1・2位を争う強者です。バケモノの世界の時期長老候補としての条件を満たすために、身寄りのない九太を弟子に取ることに決めました。
粗暴な性格で品もなく自分勝手ですが本当は繊細で優しく、師の教えを受けることなく独学で強くなった努力家でもあります。

百秋坊

“バケモノの子”の百秋坊は、多々良と同じく熊徹・九太コンビを見守る熊徹の旧友です。
豚の顔を持つバケモノの僧侶で、とても温厚な性格をしています。多々良とは違い人間の子で熊徹の弟子となった九太を最初から気にかけ、弟子として必要なことを教えます。聡明で誰にでも優しく接しますが、怒るべき時には怒り熊徹たちを導きます。
“バケモノの子”の多々良は自身だけでなく、主人公の1人である熊徹とその旧友である百秋坊との関係においてもある映画がモデルとなっています。
1987年に公開されたコメディ映画、“スリーメン&ベイビー”です。細田監督はこの作品について、制作過程では意識していなかったものの、影響は受けていたかもしれないと公言しています。
“スリーメン&ベイビー”は子育て映画です。ニューヨークで悠々自適に暮らしていた3人の男性が、捨てられた赤ちゃんを発見し悪戦苦闘するというストーリーです。確かに“バケモノの子”では熊徹・多々良・百秋坊の3人が一緒に過ごしながら九太の成長を見守っています。細田監督が意図的ではなくだんだん似てきたとコメントしているように、九太にとってこの3人は“スリーメン&ベイビー”の3人の男性のように同じ時間を過ごしていくうちに保護者のような存在になっていくのです。

里に帰んな

多々良が九太の初めての修行の様子を見てかけたセリフの1ワードです。この後多々良は九太に修行の厳しさを説き、生半可な気持ちでは勤まらないと現実をつきつけます。しかしこれは先に説明したように多々良の思いやりなのです。いつもはふざけているように見えるのに筋が通っており相手のためを思ってあえて厳しいことを言えるところが多々良の魅力なのです。

だから行ってこい

大人になり周囲の反対を押し切っても自分で考え覚悟を持って選択するようになった九太を目の当たりにした多々良は、その覚悟に感銘を受け行ってこいと背中を押します。本当は止めたいという気持ちがありながらも、1人の男として自分で出した決断を貫こうとする九太の意志を尊重した多々良も恰好良いですよね。
“バケモノの子”は声優が豪華だということでも注目を集めましたが、多々良の声を演じたのも人気俳優さんです。しかも選ばれた理由は「サル似だったから」なのです。
その多々良の声を演じたその人気俳優とは・・・大泉洋さんです。
大泉洋さんは1973年4月3日生まれ北海道出身の男性声優さんです。教員の両親を持つ子として生まれ2浪しても志望大学には受からず別の大学に入学。腐ったままではいけないと奮起し演劇研究会に入ります。そこで森崎博之さんなどの個性的な4人の人物と出会い森崎さんの勧めで劇団イナダ組に入団します。そこでの舞台が評判となり、大学在学中に現在の事務所に所属することになりました。
大学在学中に芸能活動を開始し、深夜番組「水曜どうでしょう」の出演が始まりタレントとしての活動が活発化しました。その後どんどん知名度を上げ全国ネットの番組にも出演するようになり俳優として映画やドラマに出演すると同時に歌手や声優としても活躍するようになりました。
声優としては、“千と千尋の神隠し”や“猫の恩返し”、“ハウルの動く城”、“思い出のマーニー”などジブリ作品に多く出演しています。
“バケモノの子”の収録では豪華な共演者とのアフレコは楽しく、細田監督の丁寧な演出と適格な指示のおかげで、多々良の多面性を理解することができたとコメントしています。
多々良は熊徹のためにも九太のためにも九太が弟子になることを反対していました。皮肉屋のため言い方も結構きつめでしたが、徐々に九太の力も認め仲間として受け入れ保護者目線で心配するようになる様子に、微笑ましくそして嬉しく感じた視聴者も多いことでしょう。
多々良と百秋坊が九太を止めるシーンは多くの視聴者が心を打たれた“バケモノの子”の名シーンの1つとなっています。先に紹介した2つ目の名言もこのシーンのものです。皮肉屋の多々良の愛情深さが伝わってくるシーンで大泉洋さんだからこそ表現できたと言っても過言ではないでしょう。
“バケモノの子”の多々良は相手をはやし立てるようなセリフも多いキャラクターですが、熊徹と九太の成長を見守る温かい心の持ち主です。義理堅く仲間思いだからこそ大人に成長していく九太の気持ちを受け止めてあげることもできます。そのギャップに多くのファンは心を打たれています。また大泉洋さんが演じる声も皮肉屋でお調子者でありながら聡明で義理堅い魅力をさらに際立てているため、多々良は多くのファンから愛される存在となっているのでしょう。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://pbs.twimg.com/media/Cn8PS10UMAAfreU.jpg