『PSYCHO-PASS サイコパス』は、Production I.G制作のアニメオリジナル作品で、現在では漫画や小説など様々なメディアに展開されている人気タイトルです。

アニメ1期は、2012年10月に全22話が放送され、シリーズ第2期となる『PSYCHO-PASS サイコパス 2』は、2014年10月に全11話が放送されました。

その後、第2期の後日譚のにあたるストーリーを映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』にて2015年1月に上映され、さらに2019年1月には、『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス|SS(sinners of the system)』が三部作連続公開、現在でも人気を博しているタイトルです。

『PSYCHO-PASS サイコパス』は、シリーズの第3期となる『PSYCHO-PASS サイコパス 3』が2019年10月より放送が開始されます。

本作は第3期から登場する2人の新人監視官である慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフを中心とした物語であす。第2期や劇場版までのストーリーとは少し違った『PSYCHO-PASS サイコパス』の世界に期待の声も大きくなっています。

人間の心理状態を計測し数値化するシステム「シビュラシステム」が導入された西暦2112年の日本では、犯罪を未然に防ぐために「犯罪係数」が数値化されており、この数値が高い人物を有害と見なし、公安局が犯罪者や犯罪者予備軍を取り締まっていた。

公安局刑事課一係に新任監視官として配属された常守朱は、上司の宜野座伸元や部下であり執行官である狡噛慎也、征陸智己、縢秀星、六合塚弥生とともに次々と起こる事件をドミネーター（犯罪係数が高い者にしか撃てないレーザー銃）により取り締まっていました。

そんな中、朱の前に凶悪な犯罪者でありながら「犯罪係数」が全く上がらず、シビュラシステムによる裁きを下すことができない人物、槙島聖護が現れます。

完璧なシステムに思えたシビュラシステムが機能しない「免罪体質」の槙島に、朱は目の前で親友を殺されてしまいますが、ドミネーターが反応しない槙島に為すすべなく逃走されてしまいます。

槙島の目的はシビュラシステムの正体を探ることにありました。槙島は街中でサイコハザードを引き起こし、そのすきにシビュラシステムの中枢である厚生省ノナタワーを暴こうとしました。

槙島の目的に気づいた朱と狡噛は、槙島を拘束しますが、槙島の身柄を厚生大臣直下の特殊チームに移した際に逃走されてしまいます。

槙島はその後、日本の食糧自給のほとんどを賄っているハイパーオーツにテロを仕掛けますが、朱や狡噛の活躍により阻止され、そして槙島はドミネーターではなく狡噛の持つリボルバーにより射殺されます。

事件を通して、シビュラシステムの正体が免罪体質者200人以上の脳の集合であることを知った朱は、シビュラシステムの必要のない世界を実現させることを誓いました。

槙島を追った事件から約1年半後、監視官の常守朱は、新たな監視官である霜月美佳や執行官の東金朔夜と雛河翔をチームに加え、東京都内で起こっている連続爆破事件を追っていました。

連続爆破事件の犯人として拘束した喜汰沢旭は、通常では考えられないような犯罪係数の変化が見られ、凶悪な犯罪を犯したにも関わらず、拘束中に犯罪係数が急激に下がり、執行対象外にまでなりました。

喜汰沢旭は「カムイ」という事件の黒幕の正体を匂わせると、逃走しようとするが、最終的には殺されてしまう。その後も喜汰沢旭と同じく犯罪係数の低い凶悪犯が増え、監視官のドミネーターが奪われるという事件が起きます。

朱たちは「カムイ」の正体である鹿矛囲桐斗という青年を突き止めます。鹿矛囲は、幼い頃に飛行機事故にあっており、その際に自分以外の体（遺体）から必要な体のパーツを移植手術された経歴がありました。

184名もの人物からパーツを引き継いだ鹿矛囲は、シビュラシステムから普通の人間と判断されず、犯罪係数が正常に測れない異例の存在でした。

朱の提案によりシビュラシステムは鹿矛囲を潜在犯としてサイコパス判定を下すと、鹿矛囲に対してドミネーターが正常に反応するようになりました。

朱はあくまで鹿矛囲を殺さずに拘束しようと試みますが、朔夜の介入により朔夜とドミネーターの打ち合いに発展し、鹿矛囲は射殺されてしまいます。鹿矛囲は死ぬ間際に、朱の正義を信じ、てこれからの未来を託しました。

内戦が過酷さを増す東南アジア連合「SEAUn（シーアン）」は、犯罪の少ない日本を参考にシビュラシステムを導入することを決定します。その結果、紛争の中心地であった首都・シャンバラフロートは平和になったかのように思われました。

そんな中、日本に大勢の武装集団が侵入し、シビュラシステムの穴を掻い潜りながらテロ計画を企てていました。シビュラシステムが導入されてから、かつて無いほどの密入国事件に常守朱は身を投じます。

朱はやがてテロの支持者である人物にたどり着きます。しかしその人物は、かつて朱とともに公安局刑事課一係で活躍し、行方が分からなくなっていた元執行官で元同僚の狡噛慎也でした。

朱は狡噛の真意を探るべく首都・シャンバラフロートへ渡航すると、狡噛と再開します。その後、朱はシビュラシステムが不正改造されており、憲兵により悪用されていることを突き止めます。

真相を知った朱と狡噛を憲兵隊大佐のニコラスが始末しようとしますが、そこに駆けつけた日本の公安局がニコラスと憲兵を拘束します。その後、朱たちは日本に戻り、狡噛は旅に出ることになりました。

慎導灼（しんどうあらた）は、『PSYCHO-PASS サイコパス 3』（第3期）から登場する主要キャラクターです。慎導灼は公安局刑事課一係の新任監視官です。彼はメンタリストとして優秀であり、追跡対象者になりきることすらできます。

テレビアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス 3』で慎導灼の声を務める声優は梶裕貴さんです。

梶裕貴さんの他の出演作品は『進撃の巨人』（エレン・イェーガー）、『七つの大罪』（メリオダス）、『ワールドトリガー』（三雲修）などがあります。

炯（けい）・ミハイル・イグナトフは、『PSYCHO-PASS サイコパス 3』（第3期）から登場する主要キャラクターです。炯・ミハイル・イグナトフは公安局刑事課一係の新任監視官です。彼は元軍事経験者であり、格闘や射撃の腕に優れています。

テレビアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス 3』で炯・ミハイル・イグナトフの声を務める声優は中村悠一さんです。

中村悠一さんの他の出演作品は『CLANNAD-クラナド-』（岡崎朋也）、『氷菓』（折木奉太郎）、『魔法科高校の劣等生』（司波達也）などがあります。

この記事ではアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』における第3期から登場する主要キャラクターたちのプロフィールや声優情報、第1期や第2期のあらすじ・ネタバレをご紹介いたしました。

アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』は、2019年10月より第3期が始まる注目のタイトルです。シリーズ通して人気の高い『PSYCHO-PASS サイコパス』の最新作に期待が高まるばかりです。