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平成狸合戦ぽんぽこ

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「平成狸合戦ぽんぽこ」都市伝説!実は裏設定てんこ盛り?!

2019.10.24

不朽の名作『平成狸合戦ぽんぽこ』。美しい風景描写と、軽快でありながらどこか考えさせられる作品ですね。様々な裏設定や都市伝説が噂される本作ですが、では一体どんなことが話題となっているのか、『平成狸合戦ぽんぽこ』について、その裏設定や都市伝説を紹介していきます。

  1. 『平成狸合戦ぽんぽこ』とは
  2. 【平成狸合戦ぽんぽこ】作品のモチーフとなったものは?【裏設定・都市伝説】
  3. 【平成狸合戦ぽんぽこ】耳をすませばと同じ舞台【裏設定・都市伝説】
  4. 【平成狸合戦ぽんぽこ】他のジブリキャラが登場【裏設定・都市伝説】
  5. 【平成狸合戦ぽんぽこ】戦争中の日本とアメリカを表現?【裏設定・都市伝説】
  6. 【平成狸合戦ぽんぽこ】環境破壊も示唆している?【裏設定・都市伝説】
  7. 【平成狸合戦ぽんぽこ】政治的要素も絡んでいる?【裏設定・都市伝説】
  8. 【平成狸合戦ぽんぽこ】化け学について【裏設定・都市伝説】
  9. 【平成狸合戦ぽんぽこ】人間と狸たちは共存できたのか【裏設定・都市伝説】
  10. 『平成狸合戦ぽんぽこ』の裏設定・都市伝説についてまとめ
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『平成狸合戦ぽんぽこ』とは、スタジオジブリが制作し、高畑勲が監督を務めた映画です。タイトルに「平成」とつく通り、平成初期の1994年に作成されました。しかし、作中のモデルとなっている時代は昭和後半あたりなので、作中時間軸が平成かどうかは少々疑問ですね。

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舞台は都市開発の進む多摩ニュータウン。古くからその地に住む狸たちは、人間たちがどんどん山を切り崩し自分たちの住処が失われていくことに、憤りと悲しみを感じていました。どうにか自分たちの現状や存在を人間に知ってもらおうと立ち上がった狸たちですが、人間相手にそううまくいきません。

コミカルで、しかしどこか侘しい気持ちにもさせる狸vs人間の姿は、視聴者に様々な想像をさせ、多くの都市伝説を生み出してきました。ここでは、『平成狸合戦ぽんぽこ』にまつわる都市伝説や裏設定を紹介していきます。

ジブリのアニメは、基本的に原作となるものがあり、それをジブリアニメとして脚本化していくことが多いです。では、『平成狸合戦ぽんぽこ』は一体どんな物語をモチーフにしたのでしょうか。タイトルに「狸合戦」とあることから、『阿波狸合戦』の名前が出ることが非常に多いですね。

実際、『阿波狸合戦』に登場する狸の子孫が、『平成狸合戦ぽんぽこ』にも登場しているのが理由でしょう。ただ、有名どころの狸はだいたい登場しているので、狸に関する伝説の多くが、本作のモチーフとなったのではないかと考えられます。また他にも、気の抜けたような狸の絵柄は杉浦茂の漫画『八百八狸』から来ていたり、多くの作品を混ぜ合わせて作られています。

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本作の舞台は多摩ニュータウンですが、ジブリではもうひとつ、多摩ニュータウンが舞台だと明確にしてしている作品がありますよね。それが『耳をすませば』です。『耳をすませば』は、多摩ニュータウンが完成したあとの話なので、『平成狸合戦ぽんぽこ』より未来の話となりますが、そう考えて観てみると、『耳をすませば』の作中に意外と緑が多く登場するのに目が行くでしょう。

『平成狸合戦ぽんぽこ』では、最終的にわずかばかり緑を残すという結論を人間側が出しました。ただ、山の多くはなくなり、ほとんどが人間の住む土地、コンクリートばかりの土地となり、人間にとっては「緑がある」と認識できても、狸にとっては「自然がない」と感じられるかもしれませんね。

狸たちが自然豊かな風景に土地を戻す化け学を見ても、彼らの望む自然は少し残った木々ではなく、動物たちが駆け巡る緑豊かな土地であることがわかります。『耳をすませば』で登場する「コンクリート・ロード」という曲は、そんなわずかばかりの自然しかない多摩ニュータウンを皮肉った歌で、その歌詞にキャラたちは笑ってみせますが、『平成狸合戦ぽんぽこ』のことを考えると、笑えない歌詞ですよね。

実際登場しているので、都市伝説と言えるかどうかは微妙なラインですが、『平成狸合戦ぽんぽこ』には他のジブリ作品のキャラクターが多く登場します。まず目につくのは、独楽に乗った『となりのトトロ』の「トトロ」ですね。次に、鳥のそばで空を泳いでいるのが、『おもひでぽろぽろ』のタエ子です。

龍のあとに続くのは、『魔女の宅急便』の「キキ」。人ならざるものばかりの中で、人間姿のタエ子とキキはやはり目立ちますよね。一体どの狸が化けているのかも気になるところです。

また、はっきりとキャラクター自身の姿は見えませんが、『紅の豚』主人公「ポルコ・ロッソ」の相棒でもある真っ赤な「サボイアS.21」も登場しています。よくよく見ると、操縦席にゴーグルをかけたポルコがいますね。

住む場所を追われる狸たちが、自分たちを追い込む人間たちになんとか抗おうとしていく『平成狸合戦ぽんぽこ』ですが、そんな本作の裏には、戦争中の日本とアメリカの様子が反映されているのではないかと言われています。

現在は、大国と肩を並べるほどの成長を遂げた日本ですが、当時は、資源も豊富にあり、最先端の技術を保有していたアメリカとは天と地ほどの差がありました。日本はそんなアメリカに対し、負け戦だと感じつつも戦いを挑み、多くの犠牲のもと敗北。その様子を狸(日本)vs人間(アメリカ)という構図で描いたのではないかと考えられています。

そもそも人間が山を切り拓くという自然破壊が描かれていますが、自然を壊していく、ということ以外にも、人工物が増えることによる環境破壊についても表現しているのではないかと考えられます。

作中、ハンバーガーを食べた狸たちがゴミとゴミ袋と一緒に映るシーンがありますが、あれは今後訪れるであろう「ゴミ問題」を表現したのではないでしょうか。

『平成狸合戦ぽんぽこ』は非常に、風景描写に力を入れた作品です。ジブリはどれも美しい風景が魅力的ですが、キャラクターの映らない風景がたくさん描かれているのは、やはり『平成狸合戦ぽんぽこ』らしさではないでしょうか。

人工物を増やすということは、地球が自分で再生できる自然を壊すだけでなく、再生すらできなくさせるということです。プラスチックなど大量消費されるものの多くは、自然に還すことのできないものですし、そういったものが土地を痩せさせる原因にもなりますよね。

人間に一矢報いるため、化け学を教えにやってきた3匹の狸たち。左から、「隠神刑部」「太三朗禿狸」「六代目金長」です。この3匹は、多摩ニュータウンの計画が進み始めた昭和40年代前後に内閣総理大臣だった人々がモデルだと言われています。

当時は自由民主党一強時代で、鳩山一郎が自由民主党総裁として、第3次鳩山一郎内閣を牽引してから、約40年に渡り、自民党が内閣総理大臣を務めてきました。『平成狸合戦ぽんぽこ』では、隠神刑部は妖怪大作戦ののち命を落とし、太三朗禿狸は自殺、六代目金長は地元に戻るなど、それぞれ前線から退いていきました。長らく続いた自民党時代の終わりを告げているようですよね。

「化け学」というのは、狸たちが人間を騙し、驚かし、真実とは別のものを見せる能力のことです。狸本人が化ける以外の化かし行為も「化け学」です。この化け学は、狸全員ができるものではなく、一部の狸や狐、猫など、限られた者たちにしかできない行為となっています。

最終的に、化け学を身に付けている狸は人間として働き、そうでない狸はわずかな自然のなかで生きることになりましたが、これは競争社会の現れなのではないかと考えられます。能力のある者は安全な生活が保障され、そうでない者は常にギリギリの切り詰められた生活を送ることになるという、格差社会を表しているのではないでしょうか。

最後、人間に化けて働いていた正吉が、狸姿で宴会をする友人たちを見つけ、変化を解いて駆け寄っていく姿がありますが、あれを見る限り、「共存」自体はしていないのではないかと考えられます。もし仮に共存しているなら、隠れるように宴会はしませんし、人間の姿から狸に戻るという描写も入れないでしょう。

多少なりとも緑は残したものの、すべては人間主体の土地づくりとなっており、動物たちのことを考えたからといって、それが本当に動物にとって住みやすい土地なのかは甚だ疑問です。そもそも、共存できるような土地であれば、人間に化けて働きに出ることもないでしょう。

狸が愉快に踊っている姿に勘違いしそうになりますが、彼らが人間によって住む場所を奪われた事実、現状は何も変わってはいないのです。

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考えれば考えるほど、ワンカットワンカットに意味が見出せる『平成狸合戦ぽんぽこ』。裏設定や都市伝説に関して、監督本人が明言していないことも多くありますが、そうやって「考えさせる」ことも、高畑監督の思惑かもしれませんね。

サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://twitter.com/eigacom/status/1113644862107074560