生ゴミの捨て方基本編
生ゴミの捨て方の基本とは、毎日捨てることです。
どうしてもたまってしまう三角コーナーの生ゴミは、必ず毎日捨てるようにしましょう。捨てる際には水分をよく切って新聞紙に包みビニールに入れて捨てます。生ゴミを捨てた後は三角コーナーやシンクもきれいに洗うようにしましょう。雑菌がついてぬめりが出てくると、掃除をするのも嫌になります。そうなる前に、毎日掃除するようにしましょう。
ビニールに入れた生ゴミは、ふたのついたゴミ箱に入れることでにおいを防ぎます。ゴミ箱のごみは、ゴミ収集日には必ず出すようにします。そのようにしておけば、部屋の中は清潔に保たれ、匂いもあまり気になることはないでしょう。
生ゴミの臭いのもとは何?
生ゴミの臭いの原因は嫌気性微生物という酸素を嫌う細菌が原因です。嫌気性微生物は生ゴミを腐敗させ、分解します。その際に悪臭や有害物質を作り出します。ですから、生ゴミの腐敗を抑えることができれば、生ゴミの臭いを抑えることもできます。
嫌気性細菌はその名の通り、酸素が苦手です。ですから、酸素の当たらない水の中では活動が活発になります。まさに濡れているキッチンの中は、嫌気性微生物が活発に活動するのに適した場所です。ということは、水分がなければ元気性微生物は活発に活動しません。捨てる際には水気をよく切る、また水をよく吸い取る新聞紙などに包んで捨てることによって生ゴミの悪臭を防ぐことができます。
生ゴミの臭いを防ぐ捨て方
新聞紙のインクには消臭効果がある成分が含まれているようです。生ゴミを新聞紙に包んでからビニールに入れて捨てるだけでも、消臭効果があります。
お掃除の強い味方、重曹を生ゴミに、そのまま振りかけるだけで消臭効果が期待できます。重曹の弱アルカリ性中和作用によって消臭します。重曹を入れる量が少なすぎ消臭効果が出ないという事もありますので、様子を見ながら適度な量入れるようにふりかけていきましょう。
重曹と同じく、お掃除の強い味方として知られるのがお酢です。お酢は雑菌を除菌することで臭いを抑えます。お酢と同じように除菌効果のある市販のスプレーを使えば、嫌気性微生物を除菌し、生ゴミの臭いを抑えることができます。
お酢は生ゴミに対してだけでなく、キッチンやまな板などの除菌消臭にも使うことができますし、重曹はキッチンのお掃除に使えるので便利ですね。
生ゴミに群がるコバエを防ぐ生ゴミの捨て方は?
ひとくちにコバエと言っても、約4種類のハエがいるようです。しかし、発生源はだいたい腐った食べ物や飲み物です。ということは、生ゴミをきちんとこまめに捨てることによって、コバエを防ぐことができます。
生ゴミと言っても三角コーナーに捨てられているものだけが生ゴミとは限りません。飲みかけの缶ジュースやお酒、また開けてしまった缶詰などがそのまま残っていませんか?そうしたところもコバエが発生する原因となります。
また、三角コーナーから流れてしまった生ゴミは排水口に詰まることもあります。排水口の中で腐ってしまうと、これもまたコバエ発生の原因となります。排水溝に溜まってしまった、生ゴミもきちんと回収し捨てるようにしてください。
コバエが発生してしまったら、コバエホイホイが市販されています。かなり強力にコバエを捕まえることができます。
コバエホイホイは自作することもできます。10センチ程度の高さの容器に水を半分くらい入れ、さらにめんつゆを少々、台所洗剤を少々混ぜて出来上がりです。10日ほど放置しておくとコバエが取れています。そのまま捨ててしまいましょう。
ご飯の食べ方、捨て方にも要注意
一人暮らしでは好きな時に好きなものを食べられるのがとても良いことですよね。食生活の偏りが気になるところではありますが、生ゴミの臭い対策の面でも、食べる時期に気をつけたいものがあります。それは魚です。
どうしても魚の頭や尻尾、骨、皮など魚を食べた後には捨てる部分が出てきてしまいます。そして、調理した後でも意外と魚の生臭い匂いというのは残ってしまいますよね。魚の生臭い臭いにはハエなどの嫌な虫を引き寄せてしまいますし、キッチンも臭くなります。
そこで魚をどうしても食べたいという場合には、ゴミ収集日の前の日に食べるようにしましょう。そうすれば、食べた後すぐ片付けて、翌日にはゴミに出せてしまいます。そうすれば、臭いもあまり気にならなくなりますね。
一人暮らしでの生ゴミの捨て方
一人暮らしであっても、そうでなくても、しっかりと水分を切って、ビニール袋等で密封し、フタ付きのゴミ箱へポイっとするのが基本です。臭い対策のために、重曹かけて新聞紙でくるみたいと思っても、一人暮らしで新聞を取っている人も少ないのではないでしょうか。
そんな時にオススメなのがお菓子の袋です。ポテトチップスの袋はポテトチップスの臭いが外まで漏れてきません。ということは、ポテトチップスを食べ終わった後に生ゴミ入れとして使っても生ゴミの臭いが漏れてくることは少ないと考えられます。
また、飲み終わった牛乳パックの中に生ゴミを詰めるという方法もあります。紙パックというエコな素材でありながら、水分は通しませんし、臭いが漏れてくることもありません。
一人暮らしのキッチンでスマートな捨て方、生ゴミグッズ
一人暮らしのキッチンはそんなに広くないかと思います。そんなキッチンシンクに三角コーナー置いておくと、ただの邪魔者です。おすすめなのが、百均などで売っている水きりゴミ袋です。自立してくれる作りなのでそのままシンクの中に置いておくこともできます。野菜や果物の皮や食べ残しをサッと捨てて、そのまま水を切ってゴミ箱へ捨てることができます。水切りゴミ袋のデザインもオシャレなので使いやすい一品です。
こんな生ゴミの捨て方もあります
実は、生ゴミをゴミ収集日まで冷凍庫の中で保存しておくという人もいます。きちんと水を切ってビニール袋に入れ、密封し、冷凍庫に入れるだけです。確かに凍らせてしまえば細菌は活動することができず、生ゴミが腐敗することもないので、嫌な臭いも発生することはありません。コバエが発生することもありません。
理論的には完璧な生ゴミの捨て方ですが、冷凍庫の中で食べ物と生ゴミが一緒になっているのは気持ち悪いと感じることも方も多いでしょう。気持ち悪さに耐えられるのであれば、是非チャレンジしてみてください。
一人暮らしで生ゴミ処理機はあったほうがいい?
生ゴミ処理機には二つの種類があります、バイオ式と乾燥式の二つです。
バイオ式は電気代がそれほどかからず、エコで、しかも野菜や花を育てるときのたい肥まで作れてしまう優れものです。しかし、微生物を使って発酵させるので、臭いは気になります。広い庭で野菜や花を育てているのでなければ、あまりメリットはないでしょう。
乾燥式の生ゴミ処理機は臭いも気にすることなく、コンパクトで、室内置きにも対応しているものがあることが大きなメリットです。しかし、電気で生ゴミを乾燥させていくので、電気代がかかります。一人暮らしだと毎日出る生ゴミの量が、乾燥式生ゴミ処理機の1日で処理できる量よりも少ないことがあります。そうすると、とてももったいないことになります。よって、どちらのなごみ処理機の場合にも1人暮らしには向かないものかもしれません。
生ゴミの捨て方まとめ
生ごみのスマートな捨て方は参考になりましたか?
・水分を極力少なくして、ビニール等で密封し捨てる。
・臭いはお酢や重曹、除菌スプレーで対策ができる。
コバエ防止のためには、空き缶に気を付け、排水溝まで掃除する。
お魚はごみ収集日前日に食べる。
できれば生ゴミは冷凍庫で凍らせる。
以上の事に気を付けて、手料理も後片付けも得意になってくださいね。
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