シナモンがシミ・シワに効果あり？気になる効能とおすすめレシピ8選

シナモンとは

シナモンは独特な甘い香りとかすかな辛味で日本人にもポピュラーな香辛料です。シナモンはクスノキ科ニッケイ属の木の皮をはがして乾燥させたものです。シナモンはかつて古代エジプトで王様に献上されていた高級なスパイスでした。王家のミイラ作りにもシナモンが用いられたという資料もあります。中国では古くから桂皮いう名前で漢方薬として使われてきました。日本では平城京に遷都され東大寺が建立された8世紀ごろには伝わっていたようです。

シナモンコーヒーがおすすめ！その効果とおいしい飲み方って？

コーヒーショップのカウンター、最近ではコンビニにもコーヒーミルクと砂糖と一緒に置いてあることのあるシナモンパウダーですが、シナモンはカプチーノだけでなくコーヒーに入れて香りをつけるにもいいんです！そんなシナモンコーヒーについてまとめてみました。

シミにもダイエットにも！？シナモンの効果①毛細血管の修復効果がシミ・シワにいい

シナモンに含まれるシンナムアルデヒドは毛細血管を修復する効果があります。肌に栄養を運ぶ血液の通り道である毛細血管がボロボロになると、シミやシワたるみが生じます。シナモンで毛細血管を修復することにより、お肌の老化の予防や改善効果が期待できます。また血行が良くなることで新陳代謝が活発になり、お肌の健康の維持に役立ちます。

シミにもダイエットにも！？シナモンの効果②血糖値を抑える効果あり？

まだ研究の途上で確固とした結論は出ていませんが、シナモンは血糖値の急激な上昇を抑える効果があるのではないかと言われています。血糖値の上昇を抑えることができると、ドカ食いの防止効果があります。急上昇した血糖値は急降下しやすく、急降下した時空腹を感じたり甘いものが欲しくなったりします。血糖値を一定に保っておくことはダイエットに有利です。

シミにもダイエットにも！？シナモンの効果③体の塩分濃度を調整してむくみを改善

シナモンは豊富なカリウムが含まれた香辛料です。カリウムは体内の過剰なナトリウムを外に出すことを促してくれるんです。塩分を摂りすぎて、むくんだ体をリセットする助けになりますよ。塩分過多な現代の食生活にピッタリですね！

シミにもダイエットにも！？シナモンの効果④高い抗酸化作用

シナモンはオイゲノールという抗酸化作用の強いポリフェノールを含んでいます。体の酸化は老化につながります。それを防ぐ作用があるということで、シナモンは総合的に体を若く保つ力があると考えられています。

シミにもダイエットにも！？シナモンの効果⑤リラックス効果

シナモンの甘い香りにつつまれると、心が穏やかになりリラックスをすることができます。気持ちが張りつめているとき、忙しかったとき、ひと休みのお供にシナモン入りのお菓子やホットドリンクを選んでみては？シナモンの香りの中で一度大きく深呼吸するとストレスが逃げていきますよ♪

シミにも効果あり！シナモンについての注意点

素晴らしい美容・健康効果があるシナモンですが、シナモンを積極的に摂る場合、どんなシナモンを選ぶのかが大事です。シナモンの選び方と摂取量について理解を深め、効果的な使い方をしたいですね♪

シミにも効果あり！シナモンの選び方:シナモンは3種類①セイロンシナモン

セイロンシナモンはニッケイ属セイロンシナモンという種の木の皮をはいで乾かしたものです。香りは穏やかながらかぐわしく、薄くバニラのような香りも感じることができます。のちに出てくるカシアとセイロンシナモンではセイロンシナモンのほうが高価です。現在の主な原産国はスリランカです。

シミにも効果あり！シナモンの選び方:シナモンは3種類②カシア

カシアはニッケイ属シナニッケイという種の木からできたスパイスです。一般的に出回っている「シナモン」はこのカシアが主流。「シナモン」という表記で売られていることが多いため、ほぼ混同されているのが実情です。

３種類の中では香りが強くカレーなどによく合います。見た目にはシナモンが薄いベージュでカシアは赤褐色をしているのですが、見分けるなら原産国を見るのが一番確実です。カシアは現在は中国、ベトナム、インドネシア、中央アメリカ、ミャンマーが主な原産国です。

シミにも効果あり！シナモンの選び方:シナモンは3種類③ニッキ

ニッキは日本産のニッケイ属肉桂（ニッケイ）という木から作られた香辛料です。木の皮ではなく根っこを乾燥させて作っています。ニッキ飴や、八つ橋の香りはこのニッキからきています。セイロンシナモン、カシア、ニッキは原料となる木が親戚同士みたいなもので、風味は似ているのでこちらもシナモンと混同されがちですが厳密には違います。ニッキとシナモンではニッキのほうが香りも辛みも強く感じます。

シミにも効果あり！シナモンの選び方:選ぶならセイロンシナモン！

シナモンという表記で売られているセイロンシナモンとカシアですが、カシアには注意が必要です。シナモンにはクマリンという香味成分が含まれています。摂取量が多すぎると肝機能や腎機能に有害です。セイロンシナモンとカシアの大きな違いはこのクマリンの含有量。カシアは3257.5ppmのクマリンが含まれているのに対し、セイロンシナモンは13.7ppmと微量でした。計算するとカシアは230倍以上のクマリンが含まれているのです。同じシナモンでも大きな違いがありますね。

引用: http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/anzen_info/image/coumarin_img_03.gif

お菓子や食べ物に入っているカシアを食べるくらいなら摂取量の問題はありませんが、シナモンパウダーを意識的に食に取り入れたい場合はセイロンシナモンを選びましょう。また、シナモンの効能をうたったサプリメントも要注意。摂取量によっては健康を害することもありますので気をつけたいですね。シナモンは大量に摂ってもそんなに効果はありません。こまめに適量を摂取することが大切です。

シナモンを含むサプリメントの過剰摂取にご注意｜「食品衛生の窓」東京都福祉保健局

参考資料

シミにも効果あり！シナモンの選び方:過剰摂取はダメ！正しい摂取量は？

セイロンシナモンを選んで食事に取り入れる場合、一日の摂取量の上限は約364gです。どんなにたくさん食べてもそんなにシナモンを食べることはできませんので、ほぼ制限なしと考えていいでしょう。反面、カシアは一日1.5ｇまで。これはスパイスチャイティーなどにどっさり入れると超えてしまう可能性がありますので要注意。正しい摂取量を心掛けましょう。できればセイロンシナモンを選ぶ習慣をつけておけば、量を気にする必要はありませんので、これから購入する場合はセイロンシナモンを購入してください。