そもそもオペラとは?
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オペラというのはいわゆる歌劇といわれる音楽劇のことで、演劇と音楽の融合した芸術ですが、日本の一般的な認識としてはクラシック音楽と混合されることが多く、オペラといえばモーツァルトなどの有名な作曲家を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
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また、音楽の演劇の融合というとミュージカルのことだと思う人もいることでしょう。確かにミュージカルというのはオペラを現代的なエンターテイメントにアレンジしたものと考えても間違えではありません。しかし、根本的にオペラというのは先述したモーツァルトなどの有名な作曲家がオペラのための曲を作曲し、出演者は生歌によってストーリーを展開していきます。物語やお芝居の感情はほぼオーケストラによる演奏と歌手(演者)の歌唱の表現となります。
一方ミュージカルというのはあくまでも演劇であり、そこに音楽やダンスなどの表現が加わった総合的な芸術といえます。これは発祥した時代にも関係していますがオペラでは生歌の歌唱に対し、ミュージカルではまずマイクを使用しての表現となります。オペラ歌手の歌を聴いたことがある人は発声の凄さに圧倒された人もいることでしょう。しかし、ミュージカルでは激しいダンスを踊り、スピーカーの大きな音が流れる中、大きな劇場に生声を客席の奥まで届かせるのは不可能なためマイクの使用が不可欠です。
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これからオペラを趣味にしたい初心者におすすめする有名な定番曲をご紹介!
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中世ヨーロッパで発祥したとされるオペラですが、この時代にはマイクやスピーカーなど現代のミュージカルで使用される設備はもちろんありませんでした。しかし、そのことがミュージカルとは異なるオペラの定義となっているのでしょう。そこで今回は、これからオペラの観劇や、オペラ音楽を趣味としてたしなみたいと考えている人のためのオペラの定番や有名な曲をご紹介しましょう!
【これからオペラを趣味にしたい初心者におすすめする有名な定番曲をご紹介!】①フィガロの結婚
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オペラの定番である「フィガロの結婚」はボーマルシェというフランスの劇作家の戯曲をもとに、有名な作曲家であるウォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲したオペラ作品です。ちなみに戯曲というのは演劇上演用の脚本のことです。では、オペラの定番である「フィガロの結婚を」ご紹介します。
この曲を聴けば、今までに聴いたことがあることを思い出した人も多いのではないでしょうか。この「フィガロの結婚」は全4幕から構成される歌劇で、初演は1786年にウィーンのブルク劇場にて上演されました。趣味としてこれからオペラを聴いてみようという初心者の人にはまず「フィガロの結婚」からおすすめいたします。
【これからオペラを趣味にしたい初心者におすすめする有名な定番曲をご紹介!】②アイーダ
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「アイーダ」もまた「フィガロの結婚」に並んで有名なオペラの定番曲であり作品です。この「アイーダ」はジュゼッペ・ヴェルディ作曲で、初演は1871年12月にエジプトのカイロ歌劇場にて上演されました。ファラオが支配する古代エジプトの首都であるメンフィスで、捕虜となっていたエチオピアの王女アイーダとエジプトの将軍ラダメスの悲恋の物語を歌劇にした作品です。
今も昔も悲恋を描いた作品は根強い人気があり「アイーダ」は現代でも数多く上演されてます。オペラ「アイーダ」の凱旋交響曲も有名なため聴いたことがある人も多いのではないでしょうか。
【これからオペラを趣味にしたい初心者におすすめする有名な定番曲をご紹介!】③魔笛
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「魔笛」もモーツァルトによる定番のオペラ作品です。そしてこの「魔笛」がモーツァルトにとって生涯で最後のオペラ作品にもなりました。初演は1791年、ウィーンのアウフ・デア・ヴィーデンにて上演されました。この「魔笛」も「アイーダ」と同じく古代エジプトが舞台で全2幕から構成されたメルヘンチックなストーリーとなっています。作曲したモーツァルト自身も「魔笛」という作品を大変愛していたといわれ、亡くなるまで「魔笛」をもう一度聞きたいと語っているエピソードも残っています。
オペラの定番である「魔笛」は、現代でも上演され多くの人々の心を捉える名作としても知られています。オペラ初心者の方にもおすすめの作品である「魔笛」をぜひ観劇やご視聴してみてください!
【これからオペラを趣味にしたい初心者におすすめする有名な定番曲をご紹介!】④カルメン
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こちらもオペラの定番として有名な「カルメン」ですが、作曲はジョルジュ・ゼゼーという作曲家。モーツァルトなどの超有名な作曲家と比べると、オペラやクラシック音楽にあまり詳しくない人には少し馴染みのない名前かもしれません。しかし「カルメン」という作品自体は多くの人が耳にした覚えがあるのではないでしょうか。この「カルメン」は初演が1875年、パリのオペラ・コミック座にて上演されました。1820年頃のスペイン、セヴィリャが舞台で、ジプシーの女であるカルメンを主人公とする全3幕で構成された物語です。
あまり詳しくはない初心者の人でも「カルメン」を聴けばすぐに知っている曲だと気付くのではないでしょうか。この「カルメン」自体がメディアなどでもさまざまな場面に用いられることもあり、タイトルが「カルメン」ということは知らなくても曲は知っているという人は多いでしょう。
【これからオペラを趣味にしたい初心者におすすめする有名な定番曲をご紹介!】⑤トゥーランドット
「トゥーランドット」はジャコモ・プッチーニが作曲の作品で、初演が1926年、ミラノのスカラ座にて上演されました。物語の背景は伝説の時代という設定で中国の北京が舞台です。全3幕で構成され、中国皇帝の娘トゥーランドットが主人公の作品です。
この「トゥーランドット」も、じっくり聴いていくうちに聴き覚えのある曲だと感じる人も多いことでしょう。聴いていると引き込まれていく感覚にもなります。
【これからオペラを趣味にしたい初心者におすすめする有名な定番曲をご紹介!】⑥ドン・ジョヴァンニ
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そしてこちらもモーツァルトによる作曲作品である「ドン・ジョヴァンニ」です。初演は1787年、プラハの国民劇場にて上演されました。17世紀のスペインが舞台で全2幕で構成された、無類の女性好きである貴族のドン・ジョバンニが主人公の物語です。
「フィガロの結婚」に続いてこの「ドン・ジョヴァンニ」も大ヒットとなりモーツァルトも安堵したといわれています。注目されるのは劇的なラストシーンで、モーツァルトが残した数々の名作の中でも最も優れたシーンの一つとされています。
【これからオペラを趣味にしたい初心者におすすめする有名な定番曲をご紹介!】⑦蝶々夫人
プッチーニの名作オペラである「蝶々夫人」は、長崎の芸者、蝶々夫人の結婚後の人生を描いた有名なオペラとして、聴き覚えのある人も多いことでしょう。初演はミラノのミラノ・スカラ座にて上演され、全2幕で構成された悲しい結末の物語です。
蝶々夫人の心情を表現したこの作品は、現代においても多くの人々の心を捉え高い人気を誇るオペラとして世界各地で上演されています。
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【これからオペラを趣味にしたい初心者におすすめする有名な定番曲をご紹介!】まとめ
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いかがでしたか?今回はこれからオペラを趣味にしたい初心者の人におすすめする、有名な定番曲をご紹介してきました。まずはご紹介しました有名な曲から聴いてみて、徐々に幅を広げていってはいかがでしょうか。これから奥深いオペラの魅力を存分に味わってみてくださいね!