【歴史や技の種類・やり方も、曲や有名人とは?】クランプダンスとは
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クランプダンスとは
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犯罪の発生率がとても高く、治安が悪く不安定なロサンゼルスはサウスセントラルで暮らす若者たちが、ギャングやドラッグから遠ざかり、犯罪に染まることなく生き抜くための手段として誕生したダンスがクランプダンスです。
足を踏みつけるストンプ、胸を突き出すチェストポンプ、腕を振り下ろすアームスイングの3つの動きが基本となっており、仲間と高めあうためのセッションやバトルがメインとなっています。
英語でKRUMPと書きますが、その語源は以下のようになっています。
KRUMPの語源
引用: https://www.asakumamasaru.com/wp-content/uploads/2018/08/dance-01-13.jpg
K・・・Kingdom、神の国
R・・・Radically、すばらしい
U・・・Uplifting、精神的高揚
M・・・Mighty、偉大
P・・・Praise、神への賞賛
以上の頭文字を取り、それぞれのメッセージを込めています。
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【歴史や技の種類・やり方も、曲や有名人とは?】クランプダンスにおける有名人
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JUN aka Twiggz the KiLLiK aka Young Style Ripper
名前をJUN(佐藤 順一郎)、ダンサーネームとして、Twiggz(ツイッグス)、KiLLiK(キリーク)、Young Style Ripper(ヤングスタイルリッパー)があります。
銃ではなくクランプを武器にロサンゼルスを生き抜く若者と、社会問題を描いたRIZEという映画がもたらしたクランプブームのあと、日本におけるクランプダンスシーンを一手に担い更に昇華させた日本のクランパーとして有名な彼は、ロサンゼルス在住後に日本と海外との架け橋的存在として活躍し、日本のクランプダンス先駆者となりました。
【歴史や技の種類・やり方も、曲や有名人とは?】クランプダンス~基本スタンスとフットワーク~
この動画で非常に詳しく基本スタンスとフットワークについて説明しています。これを観ながらまずは基本をマスターするために練習しましょう。
基本スタンス
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基本のスタンスです。足をスムーズに動かすには、ひざを軽く曲げる必要があります。クランプの基本動作の後は、必ずこの基本スタンスに戻るため、基本は必ずマスターしましょう。
スタンスをマスターするにはフットワークも重要になります。次はフットワークについてご紹介します。
フットワーク
引用: http://ghetto.up.n.seesaa.net/ghetto/image/RV19NOV-MUISC.jpg?d=a2
ストンプ、スイッチ、キックバック、ヒールフリック、キックミーアウトなどなど、フットワークはたくさんあります。応用はもちろん、基本としての動作になってくるものもあるので、きちんとマスターしましょう。一つのスタンスのまま動きを続けないように注意が必要です。
【歴史や技の種類・やり方も、曲や有名人とは?】クランプダンス~ボディコントロール&グルーヴ~
基本の次はボディコントロールとグルーヴの練習へ。チェストポップ、ショルダー、ヒップスと、様々なポップを練習しましょう。初心者の練習では、動きは小さめで問題ありません。慣れてきたら、エネルギー全開で大振りなダンスをしましょう。
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クランピングはチェストポップが非常に重要です。爆発するような動作で、体の中にある溢れんばかりのパワーを外に放出するイメージです。
チェストポップには、3つのレベルがあります。 レベル1のチェストポップは、1・2・3で徐々に胸を前に出して、1・2・3で徐々に胸を戻していきます。 レベル2のチェストポップは、ヘビーヒットです。力強く胸をヒットさせていきます。 レベル3のチェストポップは、ドラッグです。 爆発するような大きなチェストポップをやったあとに、身体全体でサイドやフロントに移動していきます。チェストポップでは、呼吸が大事になってきます。
グルーブは、曲や音楽、歌のリズムに合わせて踊ることです。足でリズムを取ることが基本のグルーヴとなります。足の動きを意識して、音楽に合わせたグルーヴを行いましょう。
【歴史や技の種類・やり方も、曲や有名人とは?】クランプダンス~アームス&フォーカスポイント~
頭や首を使ってフォーカスポイントを変えます。視点を変える際は、身体のほかの部分も使用して表現します。この動画では、アームスやジャブ、スティッキングなどのクランプには欠かせない技が多数レクチャーされています。
引用: https://dews365.com/wp-content/uploads/2015/06/th_Twiggz_1.jpg
全身を使用するクランプダンスに欠かせない基本テクニックなので、入念に練習してマスターするようにしましょう。これらの技をマスターすることでダンスの表現の幅が広がります。
【歴史や技の種類・やり方も、曲や有名人とは?】クランプダンス~アームスイング~
クランプのアームスイングは非常にパワフルで、一曲踊りきるだけで身体への疲労が相当なものとなります。特にアームスイングはどのテクニックの中でも一番体力を削られるといわれています。ですが、それだけ力強い表現が必要であり、クランプにおける動きの表現としてはとても重要だということが伝わるはずです。
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クランプは力強ければ力強いほど、そのダンスに圧倒的な魅力が生まれます。いかにパワフルに内側のエネルギーを放出できるかがクランプの質を左右すると言っても過言ではないでしょう。
【歴史や技の種類・やり方も、曲や有名人とは?】クランプダンス~チェストポップ~
クランプダンスにおけるチェストポップは、文字通り胸をアウトにポップさせることを指します。しっかりとビートを入れて、力強く行うことが重要です。呼吸するときは横隔膜を使用し、空気をだくさん吸い込んで胸を膨らませることがコツです。後ろへバックダウンさせる際は、背中を後ろにヒットを入れるように出します。
どれだけビートを打てるかで、チェストポップの印象が変わってきます。かっこいいチェストポップはかっこいいクランプダンスに直結しますので、パワフルに行うことを忘れないように練習段階から意識しましょう。
【歴史や技の種類・やり方も、曲や有名人とは?】クランプダンス~かっこいいクランプの動き~
かっこいいクランプダンスの動きには、リトラクションが欠かせません。リトラクションとは、身体に衣服を身に付けるようなイメージの動作と、何かと一緒に急に出て行くような動きが合わさったものです。リトラクションがかっこよくきまれば、そのクランプダンスも格段にかっこいいダンスとなります。
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リトラクションのコツはしっかりと曲に合わせてビートを打つこと。ビートにさせ乗れれば、かっこいいムーブメントになり、ダンス全体のクオリティが一気に上がります。
【歴史や技の種類・やり方も、曲や有名人とは?】クランプダンス~フリースタイル~
クランプにもフリースタイルが存在します。しかし、フリースタイルといえど基本動作は忠実に行い、基本の動作から発展させることを忘れないように気をつけましょう。
引用: http://dancetter.com/gallery/wp-content/uploads/2015/07/konkreteruin1.jpg
基本的にフリースタイルは何をやってもいいとされています。そのため、自分のキャラクターをより個性的に表現できるため、自分のできる範囲のテクニックを存分に取り入れて、自分らしさを最大限に表現することができます。
フリースタイルのコツ 自分に自信をもってやってみてください。 フリースタイルで快適に感じるようにするためには、ベストを尽くすことです。 学んできたことを活かしてやることです。 練習をしてないなら、しっかり練習して、そこで得たものをフリースタイルで踊ってみてください。 とにかく、ひたすら練習してください。
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まとめ
引用: http://file.umiyorke.blog.shinobi.jp/rize3.jpg
いかがでしたか?クランプダンスは、過酷な状況下で生き抜く若者たちが、何事にも負けないという力強さを反映させたダンスであり、その歴史からもかっこよさがうかがえるダンスです。内側に秘めた力強いエネルギーを放出させて、かっこいいクランプダンスを表現してみてください!あなたの力強さがきっと相手に伝わることでしょう。